野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

MLBオールスターゲーム【2007】私の投票行動~ナショナル・リーグ篇~

2007-05-31 22:56:33 | All-Star Game
【ファースト・ベース】(一塁手)プリンス・フィルダー(ミルウォーキー・ブリュワーズ)
 昨年、日米野球で実際に生(東京ドーム)で見たライアン・ハワード(フィラデルフィア・フィリーズ)に1票を入れたいところだし、斎藤隆の盟友ノーマ・ガルシアパーラ(ロサンジェルス・ドジャース)も好きな選手なので、1票を入れたいが、ここは元阪神タイガース、セシル・フィルダーの息子プリンスに1票! 

【セカンド・ベース】(二塁手)松井稼頭央(コロラド・ロッキーズ)
 当然、稼頭央、迷いなし。選出される可能性は「0」だが、腰痛によるDL(故障者リスト)入りがなければ、ひょっとしたら、と思わせる活躍ぶり。今年は無理でも来年、目指して欲しい、と思う。稼頭央「意外」で選出するとしたら、リッキー・ウィークス(ミルウォーキー・ブリュワーズ)だが、DLに虜の身。

【ショート・ストップ】(遊撃手)J.J.ハーディ(ミルウォーキー・ブリュワーズ)
 好守のベテラン、オマー・ヴィスケル(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が好きなので、1票を投じたいところだが、今シーズン頑張ってるJ.Jに1票。昨シーズンまで大家友和(現トロント・ブルージェイズ)が在籍していたおかげで、すっかりミルウォーキーに詳しくなっている。

【サード・ベース】(三塁手)ライアン・ジマーマン(ワシントン・ナショナルズ)
 ニューヨークの若大将、デヴィット・ライト(ニューヨーク・メッツ)に1票入れたいところだが、ここは≪新星≫(2年目)ジマーマンに1票。CSスカパー!の『MLB LIVE』で何度も劇的なホームランを見た。その勝負強さに感服。

【捕手】デヴィット・ロス(シンシナティ・レッズ)
 同僚(カルロス・ザンブラーノ)と殴り合いの喧嘩をしたマイケル・バレット(シカゴ・カブス)に1票入れたいところだが、ここは理性的に振舞って、ポール・ロデューカ(ニューヨーク・メッツ)でも、斎藤隆の球を受けるラッセル・マーティン(ロサンジェルス・ドジャース)でもなく、ロスに1票。長年(下積み)控え捕手だったロスが遂にレギュラーを獲得した。その快挙に拍手(1票)! 

【外野手】クリス・ダンカン(セントルイス・カーディナルス)
エリック・バーンズ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)
マイク・キャメロン(サンディエゴ・パドレス)
 基本的に記入投票は潔しとしないので、涙を呑んで、田口壮への投票は見送り……代わりに田口の同僚、ダンカンに1票。2人目にオークランド・アスレティックス時代は単なる“ハッスル”プレイヤーだったのに、アリゾナに来てから、4番に座っているバーンズに1票。3人目はシアトル時代、イチロー(シアトル・マリナーズ)の同僚だったキャメロンに敬意を表して1票。

好調メッツ勢が上位占める オールスターの中間発表 (MAJOR.jp)

松井稼頭央の復帰戦!(21日・チェースフィールド)

2007-05-29 22:37:14 | Colorado Rockies
 持病の腰痛(再発)でDL(故障者リスト)入りしていた松井稼頭央(コロラド・ロッキーズ)の復帰戦! 21日、敵地でのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に「2番セカンド」でスタメン出場。第1打席こそ、アリゾナのエース、昨シーズンの(ナショナル・リーグ)『サイ・ヤング賞』右腕ブランドン・ウェブのシンカーに空を切って、三振に倒れたが、本領発揮は第2打席……

「1対1」同点で迎えた【3回表】1-OUT後、1番「俊足」ウィリー・タヴェラスが内野安打で出塁して、2番・松井が、第1打席で空振りした初球のシンカーを流し打って(狙い打って)レフトオーヴァー! 俊足のタヴェラスが還って、「2対1」勝ち越し! やはり松井稼には背番号「7」がよく似合う。

【4回裏】カルロス・クエンティンに3ランを喰らって、「2対4」逆転されたコロラドだったが、【7回表】2-OUT_1,2塁のチャンスを作って、1番タヴェラスがセンター前に弾き返して、1点差!! そして2番・松井が(またしても)ウェブ得意のシンカーを流し打って、今度は左中間は深々と破って、2者を返して「5対4」逆転! 

 しかし、この後アリゾナに【7回裏】に同点【8回裏】に勝ち越され、万事休す!! 松井が大活躍した復帰戦だったが、「5対6」惜しくも敗れた。現在ナショナル・リーグWEST(西地区)最下位に低迷しているが、松井が≪起爆剤≫となって、上位に浮上できるか? 松井自身も今シーズン活躍できれば、その真の実力を証明できることになり、来シーズン以降、再び“ビッグクラブ”からのオファーも届くかもしれない。この時点での打率「驚異の」(AVG).371……

復帰の松井稼、サイ・ヤング賞右腕から2二塁打で3打点 (MAJOR.jp)

クリッパード、メジャー初勝利!(20日・シェイスタジアム)

2007-05-23 11:10:22 | New-York Yankees
 ニューヨーク・メッツのスターター(先発)が5勝1敗のジョン・メイン。ニューヨーク・ヤンキースのスターター(先発)が、メジャーリーグ(初登板)初先発のルーキー、タイラー・クリッパード。どちらが有利か、試合が始まる前から明らか、だった。この<インターリーグ>“サブウェイ・シリーズ”3連戦、2連勝しているメッツ。ヤンキースは<スウィープ>される危機に瀕していた。

【2回裏】5番デヴィット・ライトの(2試合連続)ソロホームランでメッツが早くも先制! 主導権を握りかけるが、【4回裏】意地を見せるヤンキース。先頭のボビー・アブレイユと8番ダグ・ミントケイビッチが歩いて、9番のクリッパードが犠牲(サクリファイス)バントを決めて、2-OUT_2,3塁。ここで1番ジョニー・デーモンが勝負強く、ライト前にポテンヒットを落として、2者生還! さらに2番デレック・ジーターが左中間スタンドに畳み掛けて、「4対1」逆転!!
 
【5回表】には4番A-ROD(アレックス・ロドリゲス)【7回表】には5番ホルヘ・ポサーダがソロホームランを放って、「6対1」! 【9回裏】に不安定な“守護神”(クローザー)マリアーノ・リヴェラが、伏兵ダミアン・イーズリーにソロホームランを浴びるが、「6対2」で快勝! <スウィープ>を逃れた。

 クリッパードは6イニングスを投げ切って、3安打1失点に抑える好投でメジャー初勝利! 一気に先発ローテーションに入ってきそうだ。こうなると益々、現在マイナーリーグで調整中(一進一退)の井川慶の出番がなくなってくる。もうじき“ロケット”も発射される。≪超新星≫フィリップ・ヒューズも戻ってくる、だろう。ジェフ・カーステンズの骨折も治るだろう。
 “悪夢”のようなピンストライプ……

松井秀、長打2本含む「猛打賞」 ヤンキース一矢 (MAJOR.jp)

松坂、6勝目をブレーヴスから(19日・フェンウェイパーク)

2007-05-21 21:44:16 | Boston Red-Sox
 18日からインターリーグ(交流戦)の開始。ボストン・レッドソックスは「HOME」フェンウェイパークにナショナルリーグ(東地区)の「強豪」アトランタ・ブレーヴスを迎えて、3連戦。初戦(18日)を雨で流し、19日にダブルヘッダー2試合が組まれ、その第1試合で松坂大輔の先発。初戦が雨で流れなければ、アトランタの「198勝」エース、ジョン・スモルツとの注目すべき対決が見られたのだが……

 初回の松坂。先頭のケリー・ジョンソンを見逃し三振に斬って取ったが、2番「かつてのNOMOキラー」エドガー・レンテリアに高めに浮いたスライダーをレフト前に運ばれる。
 そして、1995年、野茂英雄(当時ロサンジェルス・ドジャース)と≪新人王≫を争った3番チッパー・ジョーンズとの対決……個人的には感慨深かったが、サードへのファウルフライ! しかし勝負球はフォークだった。4番「主砲」アンドリュー・ジョーンズは初球を打って、サードゴロ。

【4回表】先頭のレンテリアをサードゴロに打ち取ったが、(サード)マイク・ローウェルの(1塁への)送球が高く、記録は内野安打。しかし、ここで3番チッパー、4番アンドリューを連続(空振り)三振! チッパーには真っ直ぐ、アンドリューにはスライダーを振らせ、この試合のハイライトだった。

 しかし【7回表】に先頭のチッパーにレフトフェンス手前に落ちるダブル(2塁打)!! しかし、巧いレフトなら捕球できていただろう。レフトはこの回から代わったウィリー・モー・ペーニャ。ここから松坂の(小さな)破綻が始まる。
 4番アンドリューはピッチャーゴロに打ち取ったものの、6番(途中出場)「メジャーリーグの歴史の中で一番長い名前」の男ジャロッド・サルタラマッキアにレフトオーヴァーを浴び、1失点!! これもレフトのペーニャが目測を誤った感が否めない。
 そして7番ジェフ・フランコーアに初球の高めに浮いたスライダーを狙い打たれて、レフトスタンド“グリーン・モンスター”越えの2ランホームランを叩き込まれて、計3失点! レフトがマニー・ラミレスなら「0」で終わったかもしれない。

 しかし、そのペーニャ。【7回裏】に第1打席が回ってきて、その姿を認めた途端、【NHK】のアナウンサー(黒氏康博)が苦笑(嘲笑)していたが、初球を打って、レフトスタンド場外に消えるソロホームラン! このパワー、一発長打の魅力があるから、守備が下手クソでも起用される。逆に守備がもう少しマシなら、レギュラーを獲れていた選手なのだが……

 そういえば【4回表】に記録は内野安打のサードゴロ、送球が高かったローウェルも【5回裏】の第3打席、0-OUT満塁でレフトスタンド場外に消えるグランドスラム(満塁ホームラン)を叩き込んで、松坂に大量の援護点をプレゼントした。ボストンの野手にとって、松坂の投げる試合は≪特別≫なのかもしれない。「13対3」ボストンの圧勝! 

 逆にダブルヘッダーの第2試合は「0対14」大敗! アトランタのエース、スモルツに完璧に抑えられ、通算199勝目を献上した。果たして、松坂とスモルツが投げ合ったら、どんな試合になっていただろう? 1ヵ月後、今度は敵地ターナーフィールドで両チームの再戦がある。そこで実現するか? 当然スモルツは200勝を突破しているだろうが。

松坂がブレーブス相手に8回3失点、6勝目挙げ5連勝 (MAJOR.jp)

斎藤隆、仁王のガッツポーズで13セーヴ!(16日・ドジャースタジアム)

2007-05-19 21:04:00 | Los-Angeles Dodgers
 セントルイス・カーディナルスの「3対2」1点リードで迎えた【5回裏】2-OUT_1,3塁で、代打ウィルソン・ベテミットがセンターバックスクリーンに3ランホームランを叩き込んで、「5対3」ロサンジェルス・ドジャースが逆転に成功! 【7回表】セントルイスも1点を返して「5対4」1点差で迎えた【9回表】ドジャースのマウンドには守護神(クローザー)斎藤隆が上がった。

 先頭のホアン・エンカルナシオンをスライダーを引っ掛けさせて、ショートゴロに打ち取ったが、ショートストップのラファエル・ファカールの送球が高く浮いて(内野安打)0-OUT_1塁。
 そして迎えるは3番「主砲」アルバート・プホルス。一発が出れば逆転の痺れる場面だが、斎藤は強気にストレート勝負で忽ち「0-2」に追い込み、3球目もストレートを投げ込むが、直前に長い間合を嫌ったプホルスが「タイム」を要請して、ノーカウント。球審が無視していれば、3球三振だった。仕切り直し後は意表を突く(?)スライダーの連投で見逃し三振! 翻弄されたプホルス……1-OUT。

 5番「一発のある」スコット・ローレンにも速球の連投で忽ち「0-2」に追い込んで、3球目のスライダーを引っ掛けさせて、ボテボテのショートゴロ! 2塁は封殺、1塁は「セーフ」になって、2-OUT_1塁。
 最後のバッター、“赤髭”スコット・スピージオには「2-0」「3-1」とボール先行するが、いずれもど真ん中に速球を投げ込んで、「3-2」にして、最後も速球(94MPH)を詰まらせて、サードへのファウルフライ! 
 その瞬間、斎藤、両手を掲げて、渾身のガッツポーズ! いかに厳しい場面だったか、その動作に表れている。初めて見せる“仁王”のようなガッツポーズ! 正(まさ)に“守護神”。試合後、本人は照れて「恰好が悪かった」と述懐しているが、地元LAの観客(ファン)はそうは思っていないだろう。これで(23試合連続)13セーヴ!! 

 相手=セントルイスの監督トニー・ラルーサは、今年のオールスターゲーム、ナショナル・リーグの監督。そのセントルイス相手に2試合連続セーヴを挙げて、これ以上ないアピールになっただろう。ここまで18試合に登板して、1勝0敗13S防御率(ERA)1.42。申し分のない数字(成績)だ! 

斎藤、走者許すも無失点で13セーブ目 田口はノーヒット (MAJOR.jp)

松坂、初完投への道筋(14日・フェンウェイパーク)

2007-05-17 12:35:15 | Boston Red-Sox
 先制された松坂大輔(ボストン・レッドソックス)。【3回表】デトロイト・タイガースのリードオフ、カーティス・グランダーソンにライトスタンドに打ち込まれた。しかし直ぐに反撃するボストン。まるでその一撃が“呼び水”になったかのように……【3回裏】2-OUTから、2番ケヴィン・ユーキリスがレフト線にダブル(2塁打)を放って、ブーイングならぬ<ユーイング>。3番「主砲」デヴィット・オルティーズが初球を打って、センター前ヒットを放って、「1対1」すかさず同点!! 

【NHK】のアナウンサーは「松坂が投げると打つ」と紹介していたが、「気のせい」だと思う。オルティーズは、松坂が投げない試合でもよく打っている。日頃ニューヨーク・ヤンキースの試合ばかり放送していて、松坂の先発試合だけ、ボストンの試合を放送するから、そういう錯覚をする。『不偏不党』を謳う公共放送の原則に反した行為は改めるべき、だ。

【4回裏】にも2-OUTから「女房役」ジェイソン・ヴァリテックが(今度は)ライト線を破って、ダブル(2塁打)!! スイッチヒッターが続いて、デトロイトのスターター(先発)左腕ネイト・ロバートソンから、8番ココ・クリスプがセンター前に落ちるタイムリーヒットを放って、ジェイソン生還! 「2対1」勝ち越し!! 

【5回裏】には1-OUTから、3番オルティーズが“グリーンモンスター”(レフトフェンス)直撃のダブル(2塁打)を放って、4番マニー・ラミレスが3塁線を破って、二人で「3対1」! ラミレスの場合「松坂の投げる試合には打つ」法則は成り立つようだ。今シーズンここまで打率.246(6本塁打)。ラミレスらしからぬ≪不調≫を託っているが、松坂の投げる試合では「打つ」は事実らしい。

 ボストンは【8回裏】に一挙4点を奪って、「7対1」! 「3対1」2点差のままなら、【9回表】用意させていたクローザーのジョナサン・パペルボンの登板もあっただろうが、6点差が付いて、<セーヴ・シチュエーション>が消えて、松坂「完投」への道筋が開かれた。後はマウンドに上がるだけ。そのマウンドに上がる松坂の背中に降り注がれたのは、盛大なる<スタンディング・オヴェーション>……

松坂が初の完投勝利! 124球熱投、1失点で5勝目 (MAJOR.jp)

“母の日”にピンクのバットで辛勝!(13日・セーフコ・フィールド)

2007-05-15 21:42:51 | Seattle Mairners
 よくホラシオ・ラミレスで勝てたな、と思う。シアトル・マリナーズが、地元セーフコ・フィールドに≪帝国≫ニューヨーク・ヤンキースを迎えた3連戦(11日~13日)。ここまで1勝1敗。16勝16敗と17勝18敗の両チームらしい拮抗した争いだが、昨シーズンまでなら、3戦目で健闘空しくシアトルが敗れて、地元で1勝2敗の負け越し。悔しい思いをするパターンだった。

 先制したのは、シアトル。【3回裏】1-OUT後、1番イチローがセンター前ヒットで出塁! 2番「この打順が順当だろう」ホゼ・ヴィドロのサードゴロをA-RODが1塁に悪送球して、1-OUT_2,3塁。ここで3番「勝負強い」ラウル・イバニェスが(何故か)ピンクのバット(“母の日”)でセンター前ヒットを放って、イチローが還って「1対0」!

【4回裏】先頭の「もう一人のホゼ」ホゼ・ギーエンがセンターオーヴァー! ダブル(2塁打)を放って出塁! 7番に下がったエイドリアン・ベルトレが歩いて(ウォーク)、8番ユニエスキー・ベタンコートが(同じく)ピンクのバットでサクリファイス(犠牲)バントを決めて、これが内野安打になって、0-OUT満塁……
 ここで1点しか入らなかったのは納得いかないが、8番「3人目のホゼ」ホゼ・ロペスがレフトにサクリファイス(犠牲)フライを打ち上げて、「2対0」。これが決勝点になったのだが……
 9番「城島健司の代役」(ジェイミー・バーク)がピッチャーゴロに倒れ、1番イチローに期待が懸かって、途中から「イチ、ロ~!」コールも沸き起こったが、ヤンキースの先発(スターター)左腕アンディー・ペティットのカーヴを引っ掛けて、敢え無くセカンドゴロ。チャンスに打てないイチロー、だ。打率3割に達することが出来ないイチロー、だ。

【6回表】1-OUT後、1番ジョニー・デーモンがレフト前ヒットで出塁して盗塁後、3番デレック・ジーターが三遊間を抜いて、「2対1」。しかし、これ以上は攻め切れなかったヤンキース打線。シアトルはその後、3人の中継ぎ投手を投入して、【9回表】はクローザーのJ.J.プッツが3三振を奪って、最後を締めて辛勝! 地元でヤンキースに勝ち越したシアトル。

 明日(15日)からは(同じく)地元セーフコ・フィールドに「目の上の敵」ロサンジェルス・エンジェルスを迎えての3連戦(14日~16日)。その初戦に「若きエース」“王様”フェリックス・ヘルナンデスが帰ってくるらしい。楽しみだが、TV中継は無し(ハイビジョンのみ)。【NHK】(BS-1)では明日からヤンキース@シカゴ・ホワイトソックスの3連戦を中継するらしい。相変わらずの松井秀喜≪重視≫。相手のWソックスには井口資仁がいるから、日本人対決が実現するが、誰が見たいのか、この3連戦? 

 MLBでは松井よりもイチローの方が価値は≪上≫なのに、日本では相変わらず≪逆≫。読売ジャイアンツにいた松井の方が、オリックス(ブルーウェーヴ)にいたイチローよりも商品価値は≪上≫らしい。しかし昨年の『WBC』での活躍で、国内における両者の商品価値も逆転しているか知れないのだが……そんなことは無視して、ひたすら毎日(執拗に)ヤンキース戦を中継する【NHK】。これも読売グループに(東京ドームの)ジャイアンツ戦の中継権を譲ってもらった恩義である(?)。

イチローと松井秀がマルチ、マリナーズは3連戦勝ち越し (MAJOR.jp)

大家、松坂との日本人対決に敗れる…(9日・ロジャースセンター)

2007-05-11 21:48:57 | Baltimore Orioles
 久しぶりに実現した日本人投手対決、大家友和(トロント・ブルージェイズ)vs.松坂大輔(ボストン・レッドソックス)。最終的なスコアは「3対9」だから、大家の完敗、打たれたのかな、という印象になるが、しかし仔細に試合を見てみると、そうでもなかった。スポーツ紙には「序盤制球難」とあるので、そうなのかと思ったら、これも違った。

 初回に1失点、【2回表】も自らの機転の利き過ぎたプレー(内野安打)や3番デヴィット・オルティーズにタイムリーを浴び、2失点。立ち上がりが悪い=大家の悪い癖が顔を覗かせたが、しかし【3回表】からは本来の自分のリズムを取り戻し、立ち直っていた。【4回表】には球審の再三の微妙な判定に苦しみながらも、“京都人の意地”で同じ球を投げ続け、3者凡退。すっかり、大家のペースだった。

【5回表】も先頭のオルティーズにライトフェンスに達するシングルを浴びたものの、4番マニー・ラミレスを注文通りのショートゴロ併殺に斬って取り、2-OUT。ここまでは良かったのだが……5番J.D.ドリューを歩かせ、6番マイク・ローウェルにセンター前ヒットを打たれたところで、心配性の監督(ジョン・ギボンズ)がマウンドへ……大家、ここで無念の降板……
 この後、リリーフの3番手、4番手が(其々2発)4発のホームランを浴び、スコア=「3対9」の完敗になった。

松坂、7回8奪三振で4勝目 大家との日本人対決制す (MAJOR.jp)

簡単にマイナーに落とすなら、最初から入札に参加するなっ! (7日・ニューヨーク)

2007-05-09 14:48:09 | New-York Yankees
 こんなに簡単にマイナー(リーグ)に落とすなら、最初から入札に参加するなっ、と言いたい。ニューヨーク・ヤンキースのこと、井川慶のこと、ポスティング・システム(入札制度)のことだ。長年、井川を見続けてきた(阪神)タイガース・ファンから見れば、井川は「こんなもの」。いいピッチングをするときもあれば、悪いピッチングをするときもある。
 その振幅が激しいのは、日本とMLB(メジャーリーグ)の打者の≪差≫。4日のシアトル・マリナーズ戦でもホームランを打たれたのは、7番と2番と9番バッター。こんなことは、日本のプロ野球(NPB)ではありえなかった。日本では≪力≫で抑え込めていた。……因みにシアトルの7番バッターは、城島健司(7日から3番に昇格)だが……

「あの」野茂英雄(当時ロサンジェルス・ドジャース)もMLBでデビューしたときには、日本時代とは違うピッチング・フォームに修正されていた。イチロー(シアトル・マリナーズ)も日本時代の“振り子打法”は棄て去った。松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)も≪本塁打王≫の痕跡は消されている。
 MLBに対応する為には、フォームの≪修正≫が必要なのだろう。そのためにも、今後マイナー(しかも1Aのフロリダ州タンパ)リーグに行って、ピッチング・フォームの再構築に励むのは良いことかもしれない。

 そういえば、イチローのシアトルでは、ERA(防御率)15.35のピッチャー(ジェフ・ウィーヴァー)が未だに先発(スターター)ローテーションに入り続けている。本日(8日)9失点の左腕ホラシオ・ラミレスも防御率6.64。それでも、先発ローテから外されない。
 ERA(防御率)7.63の井川も胸を張れる数字ではないが、入るチームを間違えたな、とは思う。しかし井川に選択権はなかった。頭を垂れるべきなのは、ニューヨークのGM(ブライアン・キャッシュマン)だ。松坂大輔(ボストン・レッドソックス)の入札の為に用意していた金額をそのまま井川の入札に流用した。

 それにしても(日本の)タイガースファンは、井川のマイナー落ちで<Wパンチ>を食らって、KO寸前だ。内と外から挟み撃ちを喰らって、≪絶望の淵≫にいる。我々は今≪諦める≫べきなのか、それとも(ひたすら)≪待つ≫べきなのか? 二者択一、どちらかを選べ、と迫られている。……そういえば、井川より先にMLBに行って、先に悲惨な目に遭った「元エース」は今、何処に? YABU、ハンシン、帰って来い~! (非・建設的意見)

井川、マイナー降格 フロリダで再調整が目的(MAJOR.jp)

井川、8失点の内実…(4日・ヤンキースタジアム)

2007-05-06 21:18:59 | New-York Yankees
 井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)が、昨日(4日)のシアトル・マリナーズ戦で4回(0/3)8失点……そんなに酷いピッチングだったのか? と思い、後でHDDで見てみたが、そんなに悪いピッチングではなかった。ただ要所(要所)で日本人の二人、イチロー城島健司に≪楔≫(くさび)を打ち込まれ、そこを起点に失点していた。

 初回はイチローを打ち取った後、2番エイドリアン・ベルトレにレフト線を破られたものの、難なく終了。【2回表】も2-OUTを取って、迎えたバッターが7番・城島。初球チェンジUpがお辞儀した後、2球目のストレート(88MPH)を狙われた。レフトスタンドへ(第3号)弾丸ライナーで叩き込まれて、1失点。しかし【1回裏】に味方が5点の援護をくれているから、ここまでは余裕のピッチングだった。

【3回表】1-OUT後、イチローを今度もファーストゴロに打ち取ったが、イチローの足が速く、1塁セーフ! 内野安打になって、2番ベルトレに「3-2」になって、苦し紛れに投げ込んだチェンジUpを捉えられ、レフトスタンドに叩き込まれた。(第4号)2ランホームランで「5対3」。一気に2点差に詰め寄られたが、その裏、松井秀喜の援護射撃(第2号)ソロホームラン(1,999安打)で3点差に拡げてもらった井川。

【4回表】は1-OUT後、6番ホゼ・ギーエンをチェンジUpで打ち上げさせたが、そのレフト松井とショート(ストップ)デレック・ジーターの真ん中にポトリと落ちて、これがダブル(2塁打)になって、1-OUT_2塁。≪不運≫な当たり、だった。
 7番・城島は三振に斬って取ったが、8番ユニエスキー・ベタンコートを速球(91~92MPH)で追い込んだ後、何故かチェンジUpを連投して、その球を狙われ、レフト線に巧く運ばれるダブル(2塁打)で再び2点差。キャッチャーのホルヘ・ポサダの不可解なリード(配球)だった。そして、その直後、今度は初球のストレート(89MPH)を狙われ、9番ホゼ・ロペスにレフトスタンドに叩き込まれた……「6対6」同点に追いつかれる。

【4回裏】井川の投げた試合には(にも)必ず「打つ」4番アレックス・ロドリゲスのダブル(2塁打)でヤンキースが「8対6」勝ち越し! 再び井川に勝利投手の権利が発生したが、【5回表】連打を浴びたところで降板……観衆(49,519人)からは(さほど)<ブーイング>が起きなかったので、井川に同情的なのだろう。ストライクも先行していたし、決して≪最悪≫のピッチングではなかった。
≪最悪≫だったのは、この後、2番手で出てきたリリーフ・ピッチャーだ。大柄な体(198cm/115kg)でサイドスローのコルター・ビーンが連続ストレートの四球(ウォーク)! 1球もストライクが入らない!! 押し出しで井川に1失点を付けた後、連続タイムリーを浴び、1-OUTも取れずに降板……観客からの<ブーイング>に価するピッチングだった。

イチローと城島が井川にメジャーの洗礼 (MAJOR.jp)