野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

チェンジアップとカーブとスプリッターと(スラッガー・12月号)

2009-10-31 10:02:42 | Slugger
Slugger (スラッガー) 2009年 11月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2009年 11月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-09-24
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トーリの挑戦」。2007年オフ、3年連続(アメリカン・リーグ)地区シリーズ「敗退」の責任を執らされ、ニューヨーク・ヤンキースから(事実上の)「解任」通告を受けたジョー・トーリ監督。しかし、ブランクを置くことなく、2008年から「西の名門」ロサンゼルス・ドジャースの指揮を任され、2年連続チームを(ナショナル・リーグ)優勝決定戦シリーズに導いた。
 その2年目の今年、古巣ヤンキースとワールドシリーズで対戦するチャンスがあったのだが(2年連続)フィラデルフィア・フィリーズに敗退。≪因縁≫の対決を見たかったのだが……「名将」の意地を見たかった。

さらばヤンキース―我が監督時代さらばヤンキース―我が監督時代
著者:ジョー トーリ
販売元:青志社
発売日:2009-03
おすすめ度:5.0
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 そのドジャースにシーズン途中(7月31日のトレード・デッドライン)加わったのが、ジム・トーミー(前シカゴ・ホワイトソックス)。メジャーリーグ歴代12位の通算564本塁打を誇る強打の内野手だが、ポジションはファースト(一塁手)。そこには若い(24歳)ジェームス・ローニーがいるし、ナショナル・リーグにはDH(指名打者)は無い。どういう補強か? と思っていたら、詳しい記事があった。
 ホワイトソックスのケン・ウィリアムスGM(ゼネラル・マネージャー)が「在籍中はチャンピオンになるためできる限りのことをする」と約束していたらしい。しかし在籍中の4年間に“約束”を果たせなかったので、優勝目前のドジャースに移籍させたらしい。……メジャーでは、こういうことが普通に行なわれる。

Major LEAGUE (メジャー・リーグ) 2008年 04月号 [雑誌]Major LEAGUE (メジャー・リーグ) 2008年 04月号 [雑誌]
販売元:ベースボール・マガジン社
発売日:2008-03-10
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 岡島秀樹(ボストン・レッドソックス)の「メジャーでの成功は何が要因なのか?」(侍メジャーリーガー研究ラボ)。誰もが知りたくて、しかしそれは専門家(専門誌)でしか解からない。『SLUGGER』編集部が分析している。
 1年目(2007年)は≪チェンジアップ≫を多投。全投球の約4分の1に相当する「24%」。その成果が、防御率2.22の驚異的な数字を叩き出した。しかし2年目(2008年)からは激減。僅か10%に留まっている。その代わりにカーヴ(24%)を多投し、≪2年目のジンクス≫を消してみせた。(防御率2.61)
 3年目の今シーズンは、意外にも≪スプリッター≫(12%)を多投し、カーヴ(19%)とチェンジアップ(11%)とをミックスさせ、日々研究してくる打者への対抗策とした。それでも防御率は「3.56」と悪化。……“曲がり角”にきている岡島なのかもしれない。

BBH1追加 SP川上憲伸(中日)BBH1追加 SP川上憲伸(中日)
販売元:コナミ
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ローテーション投手が多すぎる」アトランタ・ブレーヴス。9月1日に長らくDL(故障者リスト)入りしていた「エース」(通算146勝)テイム・ハドソンが戻ってきて、その代わりに開幕からローテーションを守ってきた川上憲伸が中継ぎ(ブルペン)待機になった。
 ハドソンの契約は今シーズンで切れ、来シーズンはオプション契約だったが、チームはこれを行使。川上の立場は現状のまま、となった。これは厳しい……先発投手は6人も要らないから、川上はトレードに出されるだろう(?)。出されなければ、再び中継ぎに甘んじることになる。……かつての中日ドラゴンズのエースが、メジャーで≪壁≫に直面している。

川上憲伸の奮闘とチームメートの存在 (スポーツナビ)

Slugger (スラッガー) 2009年 12月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2009年 12月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-10-24
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こうなったら、ワールドシリーズでMVP獲ったれっ(@松井秀喜)

2009-10-30 19:26:18 | Post Season
松井秀喜 2006年度 カレンダー松井秀喜 2006年度 カレンダー
販売元:エトワール(ハゴロモ)
発売日:2005-10-14
おすすめ度:5.0
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 日本人ファンとしては信じ難いことに、未だに松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)の来シーズンの契約が決まっていない。打率.27428本塁打、90打点。“A-ROD”の後を打つ5番として、渋い(勝負強い)働きを見せた、レギュラーシーズンだったのに。
 ニューヨークの地元紙記者は「ワールドシリーズで活躍したら、契約延長するかもしれない」。そのワールドシリーズ(第2戦)で打った! 【6回裏】にフィラデルフィア・フィリーズのスターター(先発)ペドロ・マルティネスから(カーヴを狙い打って)ライトスタンドへ決勝ソロホームラン! 

 こうなったら“A-ROD”が眠っている間に、ワールドシリーズの『MVP』を獲ってしまうべきだ。“A-ROD”が打てないときには、松井が打つ。では来シーズン、松井がいなくなったら、誰が打つ? 
 それにしても、“A-ROD”。彼女(女優ケイト・ハドソン)が見ているから、力んで不調なのか? しかし彼の不調のせいで松井の存在感が浮き彫りになる。こういう大舞台で≪勝負弱い≫男の後には、大舞台で≪勝負強い≫男を配すべきだ。

松井秀、値千金の決勝弾!ヤンキースがタイに (SANSPO.COM)

監督:ロブ・ライナー
出演者:ケイト・ハドソン、 ルーク・ウィルソン、 ソフィー・マルソー
収録時間:95分
レンタル開始日:2004-11-05

Story
ケイト・ハドソンとルーク・ウィルソン共演によるロマンティックコメディ。借金まみれの遅筆小説家・アレックスは、借金返済期限である30日間で一冊の小説を完成させることになった。そこで、彼は速記タイピストのエマを雇い、執筆作業を開始するが…。 (詳細はこちら

ヤンキース、6年ぶりワールドシリーズへ!(25日・ヤンキースタジアム)

2009-10-26 21:48:55 | New-York Yankees
SLUGGER (スラッガー) 2009年 05月号 [雑誌]SLUGGER (スラッガー) 2009年 05月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-03-24
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 やはり本拠地νヤンキースタジアムでは≪絶対的≫な強さを誇る、ニューヨーク・ヤンキース。敵地エンジェルスタジアム・オブ・アナハイムでは1勝3敗と負け越して、ニューヨークに戻ってきたが、あっさり「5対2」で勝って、6年ぶりのアメリカン・リーグ≪優勝≫を決めた。

 それにしても、【4回裏】0-OUT一二塁で、9番メルキー・カブレラが犠牲(サクリファイス)バントを決めて、一塁側ダッグアウトで選手にハイタッチで迎えられていたが、独り背を向けていて、カブレラにギロリと睨まれていた選手がいた。あれは誰なのだろう? 印象的だったなっ。今日のベスト・ショット(@MLBハイライト)。

 28日(日本時間29日)からのワールドシリーズでは、第1戦で先発する両左腕エース(共にクリーヴランド・インディアンス出身)C.C.サバシア(チャンピオンシップ・シリーズMVP)と(2008年度≪サイ・ヤング賞≫)クリフ・リー(フィラデルフィア・フィリーズ)の対決。二人共このポストシーズンを勝ち抜く為に(チームが)FA(フリーエージェント)、そして(デッドライン=7月31日)トレードで獲得してきた投手だ。
 共に「中3日」で第1戦、第4戦、第7戦に先発予定。……この二人の勝負だ。どちらが良いピッチングをするか? どちらが『MVP』を獲れるか? そういう戦い。

 そういえば、ワールドシリーズということは、ナショナル・リーグとの戦い。フィラデルフィアの本拠地(シチズンズバンク・パーク)ではDH(指名打者)が使えない。(第3戦~第5戦までは)松井秀喜は“スタメン”では出られない、ということだ。その分、ヤンキースタジアムで暴れてほしいものだ。……来シーズン以降の契約の為にも。

ヤンキース、6年ぶりリーグV!松井秀は無安打 (SANSPO.COM)

Slugger (スラッガー) 2009年 12月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2009年 12月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-10-24
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見事だったなっ松井秀の同点タイムリー!(22日・エンゼルスタジアム・オブ・アナハイム)

2009-10-23 20:30:43 | New-York Yankees
MLB 松井秀喜 ~ニューヨーク・ヤンキース~ [DVD]MLB 松井秀喜 ~ニューヨーク・ヤンキース~ [DVD]
出演:松井秀喜
販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2008-03-21
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 初回に先発(スターター)A.J.バーネット(ニューヨーク・ヤンキース)が4失点を喰らって、【6回裏】まで「4対0」でロサンゼルス・エンジェルスがリード。このまま勝って、2勝3敗にして、敵地ヤンキースタジアムに戻って「GAME-6」で決戦? そう思っていたら、【7回表】好投の先発の「エース」ジョン・ラッキーが突如乱れ、2-OUT満塁。
 ここで、このポストシーズン≪不調≫の3番マーク・テシェイラが左中間を深々と破って、走者一掃のダブル(二塁打)!! 「4対3」! 続く4番“A-ROD”は当然のことながら歩かされて、打席には5番・松井秀喜

 マウンド上には“左殺し”の左腕ダレン・オリヴァー(5勝1敗、防御率2.71)。テレビ画面(tbs)には「0 FOR 6」。松井との対戦成績だ。つまり「6打数ノーヒット」(松井は)この左腕を(全く)打てていない。……「不安」が過ぎるが、(松井は)そんなこと(DATE)はモノともせずに、3球目をセンター前に弾き返して、「4対4」同点タイムリーヒット! 「勝負強い」松井、真骨頂の打席。

 せっかく苦労して同点に追いつき、続くロビンソン・カノの右中間フェンスに達するトリプル(三塁打)で「6対4」勝ち越して、【7回裏】を迎えたが、ヤンキース自慢のブルペン陣が崩壊して、再逆転を許し「7対6」そのまま終了……徒労感だけが残ったヤンキース。このムード、本拠地に持ち込まなければいいが。

松井秀ガッツポーズ、敗戦も勝負強さ示す (SANSPO.COM)

2002年ワールド・シリーズ サンフランシスコ・ジャイアンツ VS アナハイム・エンゼルズ [DVD]2002年ワールド・シリーズ サンフランシスコ・ジャイアンツ VS アナハイム・エンゼルズ [DVD]
著者:スポーツ
販売元:イーストウエスト・ジャパン
発売日:2002-12-26
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MVPにはハワードではなく、ルイズを!(21日・シチズンズバンク・パーク)

2009-10-22 20:24:18 | Los-Angeles Dodgers
Major LEAGUE (メジャー・リーグ) 2007年 10月号 [雑誌]Major LEAGUE (メジャー・リーグ) 2007年 10月号 [雑誌]
販売元:ベースボール・マガジン社
発売日:2007-09-10
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 CS【J SPORTS】のアナウンサーがGAME-3の試合前、「シチズンズバンク・ホテル!」と言っていたが、ホテルで野球をしてどうする? 「シチズンズバンク・パーク」で今年のナショナル・リーグのCS(チャンピオンシップ・シリーズ)は終結した。ロサンゼルス・ドジャースは「本拠地」ドジャースタジアムに戻ることなく(昨年と同じく)1勝4敗で敗退した。「強かった」フィラデルフィア・フィリーズ……
(『MVP』は個人的には「主砲」ライアン・ハワードではなく、捕手のカルロス・ルイズだと思うが……)

≪世界一≫(ワールドシリーズ制覇)になった昨年から殆どメンバーが変わっていない。それどころか、スターター(先発)に左右の≪サイ・ヤング賞≫投手、クリフ・リー(左腕)とペドロ・マルティネス(右腕)を補完し、完璧に。打線では、シアトル・マリナーズの「主砲」(3年連続100打点以上)ラウル・イバニェスを補強し、6番に据えた。……この強力打線。昨年より寧ろ戦力はUPしている。

 翻って、ドジャースは(4月の)開幕戦で昨シーズン9勝(10敗)の黒田博樹を起用せざるを得ず、このCSでもDL(故障者リスト)明けの黒田を重要なGAME-3に起用。しかし、その期待に応えられず、1回(3/1)6失点で≪炎上≫。シリーズの流れを決してしまった。
 ドジャースは「エース」不在。本来、その任を担うべきだったチャド・ビリングズリーがシーズン後半戦から不調に陥り、このポストシーズンはブルペン待機だった。「エース」不在では、この短期決戦は勝ち抜けない。……そういえば、ジョン・ガーランドは何故(ポストシーズンの)ロースターに入っていなかったのだろう? 

 それにしても、このポストシーズンで絶対的「安定感」を誇っていた(ドジャースの)「疑似」エース、ヴィセンテ・パデイーヤをも打ち崩したフィラデルフィア打線。来るワールドシリーズでも、アメリカン・リーグの勝ち抜けチームの≪脅威≫になるだろう。
 恐らくニューヨーク・ヤンキースが上がってくるだろうが、ヤンキースの投手陣が抑えられるか? 「エース」C.C.サバシア(19勝)の≪獅子奮迅≫(中3日で回転!)の活躍に懸かっている。

ドジャース、強力打線に屈す…黒田に出番なく (SANSPO.COM)

メジャーリーグがすぐわかる (別冊宝島)メジャーリーグがすぐわかる (別冊宝島)
著者:佐野 之彦
販売元:宝島社
発売日:2005-08-29
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さらば、城島!(19日・シアトル)

2009-10-21 19:25:51 | Seattle Mairners
マリナーズ・イチロー 2010年 カレンダーマリナーズ・イチロー 2010年 カレンダー
販売元:エトワール (株式会社 ハゴロモ )
発売日:2009-11-25
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 来シーズンから寂しくなる。セーフコ・フィールド一塁側ダッグアウト、イチローの隣には「いつも」城島健司がいた。今シーズンはイチローがDL(故障者リスト)入りして、一人で「寂しそう」な城島を見てきたが、来シーズンからはイチローが一人「寂しく」になる。

 2008年から(総額2400万ドル=約21億円)4年契約を結んだのに、レギュラーの座を剥奪された城島。その間、シアトルのフロントは混乱(政争)状態にあり、GM(ゼネラル・マネージャー)と監督(“スキッパー”)が交代し、城島の「立ち位置」が変更された。
 特に監督=ドン・ワカマツ氏はキャッチャー出身だけに、城島への評価が辛かった。(一部の)スターター(先発投手陣)から城島への(リード面の)苦情が寄せられると、その意見を採用してしまった。

 城島は日本人「捕手」でもメジャーリーグで通用することを示して見せたが、同時に言語(コミュニケーション)を介するリード(インサイドワーク)面で“文化摩擦”に直面した。この現実は乗り越えられないと判断して、城島は日本に帰る決断を下した。
 しかし≪パイオニア≫。キャッチャーとして(メジャーリーガーとして)可能性を示して見せた。後に続くのは誰か? この“文化摩擦”に(果敢に)挑む兵(つわもの)の登場を待つ。

「城島は誤解されている」マリナーズ投手が語る退団劇 (スポーツナビ)

新・イチロー伝説 (ベースボール・マガジン社新書)新・イチロー伝説 (ベースボール・マガジン社新書)
著者:ロバート ホワイティング
販売元:ベースボールマガジン社
発売日:2009-09
おすすめ度:3.0
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“眉唾”だったと思っていたが…(@スポニチ)

2009-10-18 19:45:30 | Seattle Mairners
マスクごしに見たメジャー―城島健司大リーグ挑戦日記マスクごしに見たメジャー―城島健司大リーグ挑戦日記
著者:会津 泰成
販売元:集英社
発売日:2006-12
おすすめ度:3.5
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眉唾”だと思っていた、スポーツニッポンの一面(15日)記事、城島健司(シアトル・マリナーズ)の日本球界復帰、しかも阪神タイガース入り(獲得方針)。実は「そうでも」ないらしい。スポニチ「だけ」が報じているのが気になるが、しかし事実としたら、大スクープ。最初は「売らんかな」の飛ばし記事だと思っていたが……

 実際、今シーズンはレギュラーを剥奪された城島。二度のDL(故障者リスト)入りがあったとはいえ、スターター(先発投手)陣の一部から「城島と組みたくない」と言われ、控え捕手だったロブ・ジョンソンと併用(シェア)で起用されることになった。
 レギュラーの筈なのに、2試合に1試合、あるいは3連戦に1試合しかマスクを被れなかった城島。出場機会を求めて、トレードを志願してもおかしくはないが、しかしシアトルとは3年契約(2009~2011年)を結んだばかり。それはない、と思っていたが、しかし日本復帰の可能性(特約条項)は残されていた、らしい。

 日本のタイガースが獲得するとなると、城島を「四番」に据えるのか? 41歳の金本知憲に(もはや)「四番」は無理(そういう情勢)。しかし、せっかく≪叩き上げ≫の狩野恵輔がキャッチャーとして育ってきただけに、タイガースファンとしては“痛し痒し”……それにベテラン(40歳)矢野輝弘の処遇はどうなる? 城島が来ると、余剰戦力になると思うが? 

阪神 城島獲得へ!特約条項あった!(Sponichi Annex)

金本知憲―心が折れても、あきらめるな! (スポーツ・ノンフィクション)金本知憲―心が折れても、あきらめるな! (スポーツ・ノンフィクション)
著者:金本 知憲
販売元:学習研究社
発売日:2009-07
おすすめ度:5.0
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これが球団批判への制裁だ、松坂大輔(11日・フェンウェイパーク)

2009-10-13 19:55:48 | Boston Red-Sox
松坂大輔―世界のエースが歩んだ道松坂大輔―世界のエースが歩んだ道
著者:江尻 良文
販売元:日本文芸社
発売日:2007-03
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WBC』(ワールド・ベースボール・クラシック)連覇(2大会連続MVP)に始まった、今シーズン(2009年)が、まさか、こんな形で終わるとは……松坂大輔(ボストン・レッドソックス)。シーズン(リハビリ)中にチーム批判をした、これ(プレイオフに登板なし)がその報い、制裁なのかもしれない。

 東北楽天ゴールデン・イーグルスのトッド・リンデン外野手(29)にしてもそうだが、プロ野球選手の球団(あるいは)監督への批判は≪御法度≫。したら、厳罰に処せられる。松坂への厳罰がこれ(だけ)で済めばいいが……

 それにしても、ボストンは昨日(現地11日)の第3戦、【9回表】2-OUT(ランナーなし)まで「6対4」2点リードしながら、守護神(クローザー)のジョナサン・パペルボンが突然≪炎上≫して、「6対7」で逆転負け! こんなに滅多打ちを喰らうパペルボンを初めて見た。
 こんなパペルボンを見ていると、来シーズン再びスターター(先発)転向の話が≪再燃≫するのでは? と思ってしまう。新しいクローザー候補には、【6回表】0-OUT満塁のピンチを1点で凌いで見せた(常時99MPHを投げる)速球派の背番号「60ダニエル・バードがいる。……パペルボンも(クローザーとしては)そろそろ限界かもしれない。

 パペルボンが先発に回るとなると、先発に右腕が4人。バランスを考えて、右腕投手に一人「トレード」が通告されるかもしれない。その筆頭候補が、松坂になるかもしれない。元々先発に転向する予定だったパペルボンが“クローザー”に戻ったのも(2007年の)松坂の加入が切っ掛け(要因)。
 パペルボンと松坂。両者は「」の関係。一方の運命(環境)が変われば、一方の運命(環境)も変わる。そういう関係。来シーズン、二人の運命(環境)はどうなるか? 両者が≪デュオ≫を奏すのが理想だが、それはもう「落日」の運命にある、のかもしれない。

 そういえば「5対2」でリードした【8回表】のマウンドには、シーズン途中に(ニューヨーク・メッツから)移籍した左腕ビリー・ワグナーが上がったが、2失点して昨日の敗戦の立役者(“戦犯”)になってしまった。
 本来(昨シーズンまで)なら、あそこは左腕・岡島秀樹の「持ち場」だったのだが、シーズン後半に右脇腹を痛めて、防御率も3.39。そのためにワグナーを補強したが、これが≪徒≫になった。岡島が万全なら……例え不調でもワグナーよりは「マシ」だったかもしれない。

 いずれにしても、このポストシーズン、初戦(ディヴィビジョン・シリーズ)で敗退(しかもスウィープ=3連敗)したボストン・レッドソックス。来シーズン以降のチーム改造は必至だ。FA(フリーエージェント)やトレード戦線でセオ・エプスタインGM(ゼネラル・マネージャー)の名が踊るだろう。……その渦の中に「マツザカ」の名も挙がるかもしれない。

松坂、登板なき終戦…レ軍まさかの3連敗 (SANSPO.COM)

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発売日:2009-06-10
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MLBプレーオフ開幕!(8日)

2009-10-10 21:15:15 | Post Season
Slugger (スラッガー) 2009年 11月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2009年 11月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-09-24
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 8日(現地7日)から【MLB】のプレイオフ(ディヴィビジョン・シリーズ)が始まったが、日本は「台風18号」接近で大雨……せっかくCS【J SPORTS】が全試合を生中継してくれたのに、所々で(画面に)≪穴≫が開いて、(一部)視聴が困難に……
 コメンテーター(解説者)もフル動員されたが、しかし、元プロ野球選手が多く、【MLB】の専門家(アナリスト)ではないから、“クローザー”を「ストッパー」と言い張ったり。

 0-OUT一塁で(打者が)センターオーヴァー! フェンス直撃の打球を放って、一塁ランナーが一挙にホームに還ってきて、打者走者も三塁を狙ったが、“カットマン”に入ったファースト(一塁手)が三塁に送球して「OUT」。
 このプレーを「暴走」と決め付ける解説者(元プロ野球選手)。その瞬間、ダッグアウトで激高する監督(実はトニー・ラルーサ)の表情が映し出されたが、それを見て、「今の走塁に関してですね」とアナウンサーと口裏を合わせていたが、「違う」と思う。監督は(三塁)塁審の微妙な判定に激高した、のだろう。

 テレビカメラに映し出された「Sunday Koufax」の文字(@ドジャースタジアム)に無反応だったり。(DEEPな)【MLB】ファンとしては苛々させられる中継のオンパレード。
 昨年までは【スカパー!】の『MLBライブ』で上田龍氏や豊浦彰太郎氏、武方浩紀氏や神尾義弘氏、菊田安彦氏、椎葉努氏、太田真一氏、大冨真一郎氏、藤澤文洋氏、松林善一氏がDEEPな解説を聴かせてくれたのに……≪寒い時代≫になったものだ。

ヤンキース、テシェイラ劇的サヨナラ弾で王手! (SANSPO.COM)

PL学園OBはなぜプロ野球で成功するのか?PL学園OBはなぜプロ野球で成功するのか?
著者:橋本 清
販売元:ぴあ
発売日:2009-03-20
おすすめ度:4.5
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まさかの松坂、リリーフ待機(5日・ボストン)

2009-10-07 21:23:09 | Boston Red-Sox
1億ドルの男 松坂大輔の1年1億ドルの男 松坂大輔の1年
著者:イアン ブラウン
販売元:ランダムハウス講談社
発売日:2007-12-20
おすすめ度:1.0
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 それにしても、何を考えているのか? テリー・フランコーナ監督(ボストン・レッドソックス)。松坂大輔をプレイオフ(地区シリーズ)のスターター(先発)から外す暴挙。リリーフ(ブルペン)で待機させるらしいが、松坂がリリーフに向いているとも思えないが……(首を傾げる)

 シーズン(リハビリ)中にチーム批判をしたことが、“シコリ”となって残っているのだろうか? 松坂の復帰戦は(態々)当初予定されていたボルティモア・オリオールズ戦をSkipして、このポストシーズンを想定して、ロサンジェルス・エンジェルス戦(9月15日)に変更したのに。そして松坂は「額面通り」結果(6回3安打無失点)を残したのに……

松坂、地区シリーズ1、2戦はリリーフ待機 (SANSPO.COM)

MajesticレッドソックスAC COOL BASE BATTING PRACTICE JERSEY(レッド)MajesticレッドソックスAC COOL BASE BATTING PRACTICE JERSEY(レッド)
販売元:MAJESTIC
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