14頁に「最強左腕サンタナの行方」。この号が発売された1月23日の時点でも決まっていなかったが、ようやく決着した。≪最強左腕≫ヨハン・サンタナ(ミネソタ・ツインズ)はニューヨーク・メッツへ! ボストン・レッドソックスでもニューヨーク・ヤンキースでもなければ、第三の選択肢は(自ずと)メッツになる。『SLUGGER』は「サンタナを獲得した球団が、すなわち真の勝者ではない」と予言するが……
ボストンファンとしては、チームの<プロスペクト>(有望株)ジャコビー・エルスバリー外野手の「残留」を心から喜びたい。本人もホッと胸を撫で下ろしているそうだが、このエルスバリーと(ガンを克服した)若手左腕ジョン・レスター、あるいは昨シーズン、ルーキーで<ノーヒッター>を達成した本格派(右腕)クレイ・バックホルツ投手が放出される可能性があった。
これも全て、松坂大輔獲得≪余波≫(効果)だろう。日本から大枚を叩いて獲得したお蔭で、先発(スターター)陣が充実して、無理をして≪最強左腕≫を獲得する必要が無くなった。
だから、松坂の獲得に成功していなければ、このシーズンオフ、遮二無二サンタナ獲得に≪血道≫を上げていただろう。エルスバリーもレスターも(あるいは)バックホルツも失っていたかもしれない。こんなところにも松坂効果(余波)。有形無形に発生しているようだ。
一方、ヤンキースも<プロスペクト>の右腕フィリップ・ヒューズ投手「放出」の決断を迫られたが、断腸の思いで≪最強左腕≫を諦め、若者の可能性(将来性)に懸けた。これも一大決断だった。ヤンキースの場合、松坂を獲得できていない。
(ポスティングで)松坂獲得に失敗した以上、サンタナ獲得に≪血道≫を上げるのが筋だったが、その筋を曲げてまでも、若者(可能性)を採った。この決断は≪吉≫と出るか≪凶≫と出るか……全ては若者の右腕に懸かってきた。
MLB=サンタナ投手、メッツへのトレードで合意(MAJOR.JP)
SLUGGER (スラッガー) 2008年 03月号 [雑誌]
ボストンファンとしては、チームの<プロスペクト>(有望株)ジャコビー・エルスバリー外野手の「残留」を心から喜びたい。本人もホッと胸を撫で下ろしているそうだが、このエルスバリーと(ガンを克服した)若手左腕ジョン・レスター、あるいは昨シーズン、ルーキーで<ノーヒッター>を達成した本格派(右腕)クレイ・バックホルツ投手が放出される可能性があった。
これも全て、松坂大輔獲得≪余波≫(効果)だろう。日本から大枚を叩いて獲得したお蔭で、先発(スターター)陣が充実して、無理をして≪最強左腕≫を獲得する必要が無くなった。
だから、松坂の獲得に成功していなければ、このシーズンオフ、遮二無二サンタナ獲得に≪血道≫を上げていただろう。エルスバリーもレスターも(あるいは)バックホルツも失っていたかもしれない。こんなところにも松坂効果(余波)。有形無形に発生しているようだ。
一方、ヤンキースも<プロスペクト>の右腕フィリップ・ヒューズ投手「放出」の決断を迫られたが、断腸の思いで≪最強左腕≫を諦め、若者の可能性(将来性)に懸けた。これも一大決断だった。ヤンキースの場合、松坂を獲得できていない。
(ポスティングで)松坂獲得に失敗した以上、サンタナ獲得に≪血道≫を上げるのが筋だったが、その筋を曲げてまでも、若者(可能性)を採った。この決断は≪吉≫と出るか≪凶≫と出るか……全ては若者の右腕に懸かってきた。
MLB=サンタナ投手、メッツへのトレードで合意(MAJOR.JP)
SLUGGER (スラッガー) 2008年 03月号 [雑誌]