野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

J.スーパン、ミルウォーキーへ(24日)

2006-12-31 19:21:38 | Milwaukee Brewers
 セントルイス・カーディナルスのワールドシリーズ制覇に大いに貢献したスターター(先発)右腕ジェフ・スーパン(31)が、大家友和(FA)の抜けたミルウォーキー・ブリュワーズへ。ミルウォーキーは大きな戦力を手に入れた。今シーズンもナショナル・リーグ・セントラル(中地区)の4位に躍進(?)。来シーズンこそは優勝争いに参画するつもりだろう。

 気になるのは、その大家と、スーパンを失ったセントルイス。大家は未だに所属チームが決まらず、セントルイスもスターターの5人のうち(何と!)4人が抜けて、来シーズンを戦える見通しがまるで立っていない。脂の乗り切ったスターターが揃っていたからこそ、世界一になれたのだが、そのスターターが揃っていなくってしまって、「名将」トニー・ラルーサ監督は苦りきっていることだろう。来シーズンの開幕までに、ウォルト・ジョケッティGMの“マジック”は炸裂するか!? 

「MVP右腕」スーパン、4年50億円でブルワーズへ (MAJOR.jp)

B.ジト、サンフランシスコへ(28日)

2006-12-30 00:54:10 | Oakland Atheletics
 FA(フリーエージェント)最後の大物、左腕バリー・ジト(オークランド・アスレティックス)は、サンフランシスコ・ジャイアンツへ。しかし、ジャイアンツもFAで「エース」右腕ジェイソン・シュミット(ロサンジェルス・ドジャース)を失っているから、これで相殺か。戦力面のプラ(ス)マイ(ナス)は「0」に等しいだろう。

 それにしても、シアトル・マリナーズは、ジトにもフラれてしまった。シュミットも狙っていたのに、ドジャースに攫われ、万事休す! 投手陣の補強はこれで打ち止めになるだろう。来シーズンもシアトルには厳しい1年になるだろう。日本のメジャーリーグ放送も、来シーズンは松井秀喜、井川慶のニューヨーク・ヤンキース、あるいは松坂大輔(先発予定試合)のボストン・レッドソックスが中心になるだろうから、益々来年はイチローや城島健司の活躍が見られなくなるかもしれない。

サイ・ヤング賞左腕、150億円でジャイアンツへ! (MAJOR.jp)

東京の2球団にX'masプレゼント、ガイエルとホリンズ(24日/25日)

2006-12-28 20:16:23 | Tampa-Bay Rays
 グレッグ・ラロッカが流出し、岩村明憲(タンパベイ・デヴィルレイズ)にも去られた東京ヤクルトスワローズが、ニューヨーク・ヤンキースから解雇されたアーロン・ガイエル(34)外野手を獲得。最近は日本の球団もスカウトを海外に派遣する労を惜しんで、衛星放送のメジャーリーグ中継で済ませているようだ。
 松井秀喜をシーズン途中に失ったヤンキースが、緊急で補強した外野手だが、ファースト(一塁手)も守れるし、いい選手だと思う。日本野球に合うかどうかは(極めて)専門的な鑑識眼が必要になるので、定かではないが。
ヤクルトがギエルと契約へ ヤンキースの左打者 (MAJOR.jp)

 一方、読売ジャイアンツもタンタンパベイの外野手、デーモン・ホリンズ(31)を獲得。今シーズンは121試合に出場して(打率.228)15本塁打、33打点。これぞバリバリのメジャーリーガーだ。解雇された理由が判らない。今シーズンのジョー・ディロンとは雲泥の差だろう。彼(ディロン)もマイナーリーグではスーパースターだったが、こちら(ホリンズ)は≪本物≫。ジャイアンツは今度こそ、いい“買物”をした!?
巨人、ホリンズ獲得を発表 デビルレイズの外野手 (MAJOR.jp)

Wソックス、まさかのマッカーシー放出!(23日)

2006-12-26 23:27:32 | Chicago White-Sox
 シカゴ・ホワイトソックスは何を考えているのか? スターター(先発)の右腕フレディ・ガルシア(17勝9敗)を(フィラデルフィア・フィリーズに)放出して、当然その穴埋めには、ブルペン(中継ぎ)で待機していた23歳の右腕ブランドン・マッカーシー(4勝7敗)を充てるものとばかり思っていたが、そのマッカーシーを(あろうことか)テキサス・レンジャーズに放出! 

 代わりに2003年のドラフト1巡目(左腕ダンクス)を獲得。ガルシアとの交換で、テキサスの2001年の1巡目(ガビン・フロイド)も獲得しているから、シカゴはスターターの5人目を将来有望な若手で競わせる方針のようだ。2005年にワールドチャンピオンになれたから、もう当分は優勝しなくてもいい、ということだろうか。≪常勝≫を(必ずしも)宿命付けられないチームの余裕のようなものを感じる。

Wソックスとレンジャーズ、若手有望株を交換トレード (MAJOR.jp)

マリナーズ、ジトと「真剣」交渉!(20日)

2006-12-22 19:06:49 | Seattle Mairners
 シーズンオフの補強策で後手を踏んでいるシアトル・マリナーズが、遂に≪念願の≫左腕バリー・ジト(オークランド・アスレティックスFA)と直接交渉! ポスティング・システム(入札制度)で松坂大輔(ボストン・レッドソックス)の入札に参加せず、FAの“目玉”右腕ジェイソン・シュミット(ロサンジェルス・ドジャース)にも脇目も振らず、このジト一点に絞っていたのだとしたら、シアトルの肝は据わっている。獲得に成功すれば快挙、だろう。

 しかし代理人(エージェント)は「あの」スコット・ボラス氏。大金を毟り取られる危険性が高い。それでも獲得を諦めないか? 不退転の決意か? ジトの獲得はチームの浮上=イチローの残留、という流れに直結するだけに、シアトルの必死さが伝わってくる? 松坂とボストン・レッドソックスとの交渉で疲れ果てて、ボラス氏の頭が飽和状態であることを祈りたい。

 これまで、ジトの移籍先は「本命」は、資金力が豊富なニューヨーク・メッツ、対抗が(同じ西海岸の)テキサス・レンジャーズ、と目されていた。師匠のピッチングコーチ、リック・ピーターソンがいるといえども、ニューヨークにはベテラン左腕トム・グラヴィンが健在なだけに、自分を最も必要としてくれているチームという観点で選べば、シアトルは有力候補になりえる。

マリナーズ、FAの目玉ジトと「真剣な」直接交渉 (MAJOR.jp)

桑田真澄の選択、ピッツバーグ・パイレーツ!(18日)

2006-12-20 22:41:41 | Pittsburgh Pirates
 桑田真澄(読売ジャイアンツ自由契約)は「頭がいい」。38歳の選択は、ピッツバーグ・パイレーツ! 全盛期なら憧れのロサンジェルス・ドジャースや(仲の良い)ジャイアンツの後輩・岡島秀樹や(背番号「18」の後継者)松坂大輔の行くボストン・レッドソックスを選ぶのだろうが、自分の現在の実力を勘案して、行く先を決めた。賢明だと思う。優勝を争う「強豪」LAやボストンなら出番はないだろうが、ピッツバーグ(弱小)なら! 

 ピッツバーグには、元大洋ホエールズの外野手(1983~1984年)で、野茂英雄(元ホワイトソックス3A)が在籍したロサンジェルス・ドジャースで5年間(2001~2005年)監督を務めたジム・トレーシーが監督で、ピッチングコーチは、日本のオリックスブルーウェーヴと(トレーシー政権下の)ドジャースでピッチングコーチを務めた、ジム・コルボーン。
 (フランク・ジョーブ博士ほどではないが)日本人に理解のある二人がいるから、桑田には心強いだろう。果たして、メジャーリーグのマウンドに上がる桑田の雄姿が見られるか? 松坂にとって、それは「目標」に過ぎなかったが、桑田にとっては≪夢≫そのものだったろうから……

桑田、パイレーツ入り表明 マイナーからの挑戦か (MAJOR.jp)

R.ジョンソン、ニューヨークを去る日(17日)

2006-12-18 20:15:07 | New-York Yankees
 ランディー・ジョンソン(ニューヨーク・ヤンキース)の大きな背中に背番号「41」は似合わない、と思った。ジョンソンにはやはり「51」が相応しい。しかしヤンキースには「51」人気者のバーニー・ウィリアムスがいた為に、付けられなかったが、バーニーはFA(フリーエージェント)になって(このまま)退団濃厚。来シーズンからは「51」が付けられる見込みがあるだけに、心機一転、もう1年ニューヨークで頑張ってみよう、と思っているのでは?

 しかし今シーズン17勝を挙げたものの、11敗。防御率(ERA)5.00。エースの座を台湾人の王建民に譲り、ジョンソンはスターター(先発)の単なる一人、唯一の左腕投手として名を連ねているに過ぎなかった。しかし来シーズンは左腕アンディー・ペティットも帰ってくる。日本から井川慶(阪神タイガース)も来る。井川に「目途」が立てば、シーズン途中にも放出されるかもしれない。ジョンソンの去就は、井川「次第」か……? 

ジョンソンが移籍志願か? ヤンキース幹部は否定 (MAJOR.jp)

岩村、背番号「1」だけの約束手形(15日)

2006-12-16 23:07:15 | Tampa-Bay Rays
 3年総額770万ドル(約9億1000万円)。タンパベイ・デヴィルレイズへの入団が決まった岩村明憲(東京ヤクルトスワローズ)とその代理人(アラン・ニーロ)は本当は契約年数はもっと縮めたかっただろう。タンパベイでのキャリアをStepにして、より強いチームへの将来の移籍を目論んでいただろうに……3年(4年目オプション契約)でも長すぎるだろう。背番号は「1」。背番号だけは岩村の希望が叶えられた。

岩村、日本人3人目のDレイズ戦士に! (MAJOR.jp)

松坂、あの笑顔で(ボラスの付けた)ダーティーイメージを払拭!(14日) 

2006-12-16 14:42:53 | Boston Red-Sox
 松坂大輔ボストン・レッドソックス)のあの笑顔が、代理人(エージェント)スコット・ボラス氏の付与した“ダーティー”イメージを払拭! 最後は強硬なボラス氏を説き伏せて、6年総額5200万ドル(約60億8400万円)で契約! 記者会見で自ら「長く我慢できない性格」と語っていただけに、この交渉の長さにはキレる寸前だった? 最後は半分キレて、ボラス氏を説得したのだろう。しかし、ここまでの好条件を引き出したのは、ボラス氏の「貢献」。当然過ぎる新人史上≪最高≫契約の勲章を手に入れた。

メジャーリーガー松坂誕生! 「球場の美しさに感動」 (MAJOR.jp)

マリナーズ、バティスタ獲得へ(11日)

2006-12-14 00:28:33 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズが、ミゲル・バティスタ(35)投手(アリゾナ・ダイヤモンドバックスFA)を獲得できる見込み。これに左腕のホラシオ・ラミレス(アトランタ・ブレーヴスFA)を加え、若きエース「候補」フェリックス・ヘルナンデスと左腕ジャロット・ウォッシュバーンと(バランス良く)4人が揃い、5人目は若手の左腕ジェイク・ウッズと韓国人の(右腕)白嗟承を競わせることになるのだろう。

 一方、野手陣の方は一向に補強が進まずに、僅かにホセ・ギーエン(ワシントン・ナショナルズFA)を獲得したのみ。そういえば、公式サイトでチームの番記者が来シーズンの先発メンバーを予想していたが、相変わらず城島健司が7番(の予想)には「閉口」。このまま補強が進まないのなら、城島はシーズン終盤同様「3番」を打つことになるだろう。本当に(真に)城島が「7番」が適格な打線になれば、いいのだが……

 ~来シーズン、予想オーダー~
1番 センター イチロー
2番 ライト ホセ・ギーエン(クリス・スネリング)
3番 キャッチャー 城島健司
4番 レフト ラウル・イバニェス
5番 ファースト リッチー・セクソン
6番 サード エイドリアン・ベルトレ
7番 DH ベン・ブロサード
8番 セカンド ホゼ・ロペス
9番 ショート ユニエスキー・ベタンコート

先発補強目指すマリナーズ、ベテラン右腕獲得か (MAJOR.jp)