野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

ヤンキース、痛恨の1敗!(25日・ヤンキースタジアム)

2005-09-25 22:28:16 | New-York Yankees
 自業自得、と言うしかない。ローテーションに右のエース、マイク・ムッシーナが戻ってきて、スターター(先発)が6人になって、誰を落すか、の問題になって、ニューヨーク・ヤンキース首脳陣は中継ぎの経験がある、9連勝中のアーロン・スモールをブルペンに回す決断をした。これが完全な裏目に出た。今日(25日)先発のジャレット・ライトが2回も持たずに降板(7失点)。2番手で登板したスモールがその後を「0」に抑えただけに、悔やまれる。

 スターターで実績のあるライトをブルペンに回す決断ができなかった。そういうオプション契約でも結んでいるのかもしれない。しかし、その決断が「命取り」になる!? この日、ボストン・レッドソックスが、ボルティモア・オリオールズに「4対3」で勝った為に、首位に並ばれた。“最終決戦”を前に一つでもゲーム差を付けておきたかったが……。

 それにしても初回の松井秀喜の落球はショック、だった。あれが直接、失点に結びついてしまった。ライトのピッチングのリズムの悪さが誘発したエラー、だと思いたいが……痛かった!! 
 しかし、その後の松井の第1打席。ブーイングが出ることを恐れながら見ていたのだが、逆に大拍手。「打って取り返せ!」という地元ニューヨークの観客の心意気に感動してしまった。
 その期待に応えたかった松井だが、4打数1安打。明日、レギュラーシーズン、最後のヤンキースタジアムでの「爆発」に期待する。これが今シーズン最後のヤンキースタジアムにならないように、悔いの残らぬように……!!
New York Yankees

ババがサヨナラホームラン!(19日・ヤンキースタジアム)

2005-09-21 14:17:29 | New-York Yankees
 昨日は「ボルティモア・オリオールズvs.ニューヨーク・ヤンキース」戦もBS-1で観ていたが、【9回表】が終わったところで、BSニュースが入ったので、チャンネルを切り替えて、その「オークランド・アスレティックスvs.ミネソタ・ツインズ」戦を観ていたところ、その間にブッバ・クロスビーがウォーク・オフ(サヨナラホームラン)を打って、チキショー!! せっかくLIVEで観ていたのに、最高のシーンを見逃してしまった。

 ヒーロー、クロスビー。ファーストネームは「ババ」。NHKも現地実況も「ババ」。しかし私は関西人(京都府出身)だから、あくまでも「ブッバ」で通したい、と思う。ヤンキースはこれで首位ボストン・レッドソックスとのゲーム差を「0.5」に縮める、大きな勝利。正に値千金の一発だった。今日(20日)は両チームとも勝った為に「0.5」は変わらず。やはり「決戦」は最終節の直接対決(@フェンウェイパーク)になりそうだ。正に雌雄を決する戦い! 
New York Yankees

藪、0/3KO!(19日・マカフィーコロシアム)

2005-09-21 14:00:24 | Oakland Atheletics
 観ていて辛かった。CSスカパー!(ch.180)で生中継された、この試合「オークランド・アスレティックスvs.ミネソタ・ツインズ」戦。藪恵壹は(例によって)「7対1」6点リードの【9回表】から登板したが、先頭のマイケル・カダイヤーに初球、真ん中高めのファストボール(89MPH)をセンターバックスクリーンに運ばれ、いきなり1失点。続くジャステイン・モーノウにも強気にファストボール(92MPH)で攻めたが、止めたバットで打球がレフト前に落ちて、不運なヒット。地元マカフィーコロシアムの観客からはブーイングが起きている……

 ここでピッチングコーチが頷きながら、マウンドへ。ブルペンでは守護神ヒューストン・ストリートがピッチングを始めている。藪は強気。続くホアン・カストロにも速球(90MPH)勝負を挑んで、これをライト線に流し打たれ、1塁ランナー生還「7対3」。ライトのニック・スィッシャーがもたつく間にカストロは3塁へ達する。
 ブーイングが聴こえる……マウンド上で顔をしかめる藪。そして観客から拍手が巻き起こる。3塁側ダッグアウトからケン・モッカ監督が出てきている。「交代」を歓迎する観客。マウンド上、情けない顔の藪。こんな顔は見たくなかった……。

 この後、準備不足のストリートが3連打を浴びて、「7対6」の1点差にまで詰め寄られるが、何とか踏ん張って、試合を終わらせた。大量得点差で温存するはずだった守護神を出させてしまった藪。優勝争いの渦中にいるチームに迷惑をかけてしまった。
 首脳陣の信頼が「0」に近い藪に来シーズンの契約(オファー)は来ないだろう。藪入団の橋渡しをした元阪神タイガースのマット・キーオGM補佐も、この責任を取らされて、辞表を提出することになるかもしれない。藪よ、タイガースに戻ってくるか? 
k-yabu.net

藪、ペタジーニと対決!(18日・フェンウェイパーク)

2005-09-20 13:41:04 | Oakland Atheletics
 藪恵壹(オークランド・アスレティックス)が「中1日」で18日のボストン・レッドソックス戦に登板。「12対3」の大量リードの【9回裏】を1安打無失点に抑えて、試合後のハイタッチの主役になる……そう日記(Blog)には書いておこう。藪の登板は限られている。この日は1アウトから(前・読売ジャイアンツの)ロベルト・ペタジーニと対決。レフトフライに打ち取って、MLB初対決を制した。

 首位ボストンは敗れたが、ニューヨーク・ヤンキースも同日トロント・ブルージェイズに「5対6」痛い敗戦を喫して、ゲーム差「1.5」は変わらず。(故障上がりの)スターター(先発)ジャレット・ライトが2回3/1でKOされ、またしても試合を壊してしまった。
 オークランドはこの日の勝利で西地区の首位ロスアンジェルス・エンジェルス(オブ・アナハイム)に「2」ゲーム差を維持。ワイルドカード争いでも「5」ゲーム差。狙うは“天使”の「首」のみ、か。
MAJOR.jp

イチロー、5打数3安打の後先(17日・アメリクエストフィールド)

2005-09-19 14:03:42 | Seattle Mairners
 前日(16日)右足くるぶしにヒット・バイ・ピッチ(デッドボール)を食らって、17日の出場が危ぶまれたが、1番DH(指名打者)で元気に出場したイチロー(シアトル・マリナーズ)。第1打席でライト前ヒットで出塁し、初回の先制3点を演出した。そして第2打席では、あろうことか、セーフティーバント! 
 右足の負傷で逆に無警戒だったバッテリーをあざ笑うかのような、絶妙な転がし。第3打席でも右中間を突破するトリプル(3塁打)を放ち、3塁までランニング。右足は大丈夫そうだ。「超」全力では走れないのだろうが。

 バッティングでも(下半身に)余計な力が抜けて、スムースにバットが出たのかもしれない。一時期の松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)と同じで、これをきっかけにスランプから抜け出せるかも知れない。そう思っていたら、今日(18日)は「5打数1安打」。チームも「6対8」で敗れ、これでテキサス・レンジャーズに4ゲーム・スウィープを食らった。
 せっかくロスアンジェルス・エンジェルス(オブ・アナハイム)にHOMEで3タテを食らわして、波に乗ってきたと思ったのに、これでまた“お通夜のような”クラブハウス(?)。イチローの精神にも影響を及ぼすだろう。球審の判定に珍しく怒りを顕わにして、ダッグアウトから怒鳴っていたイチロー。こんなイチローを誰が救えるのか? 
Seattle Mariners

藪、押し出しを献上…(16日・フェンウェイパーク)

2005-09-18 22:52:50 | Oakland Atheletics
 そのボストン・レッドソックスに勝ち星を献上したのが、藪恵壹(オークランド・アスレティックス)。延長【10回裏】1アウト満塁の絶体絶命のピンチに出てきて、4番マニー・ラミレスと対決。スライダーを投げたら、ライトへ巧く流し打たれるし、フォークで三振を取るか、得意のシュートでゲッツーを取るしかない。藪の結論は“真骨頂”シュートだったようだが、当たってしまったようだ。デッドボール(ヒット・バイ・ピッチ)で押し出し、サヨナラ(ウォーク・オフ)負け。

 登板間隔が開いて、急に1アウト満塁だから、無理もないのだが、ケン・モッカ監督も藪の経験も勝ったのだろう。期待に応えたかった。東地区のニューヨーク・ヤンキースにアシストできなかったアスレティックス。同率で並んでいた西地区の「ライヴァル」ロサンジェルス・エンジェルス(オブ・アナハイム)に突き放され、ワイルドカードでも1歩後退した。「痛い」1敗。この先、藪はチームに貢献できるか? 
MAJOR.jp

ジャパニーズ・ナイトの乱(16日・ロジャースセンター)

2005-09-18 22:34:46 | New-York Yankees
 先発のランディー・ジョンソンが【2回裏】球審に暴言を吐いて退場。ど真ん中の真っ直ぐ(ファストボール)を「ボール」に判定されれば、そりゃ誰だってキレる。球審ガルブレス。ランディーと過去に遺恨でもあるのかもしれない。信じられない判定だった。【2回裏】でスターターを失ったニューヨーク・ヤンキースはそれでも打線は好調で、【3回表】に6番に抜擢されたロビンソン・カノの逆転3ランと、ランディーの「無念」を受け継いだ“女房役”(キャッチャー)8番ジョン・フラハティのソロで「6対3」。

【4回表】にも2番A-RODの2ランとカノの2打席連続ホームラン等で5点を挙げ、「11対3」の大量リード。楽勝ムードが漂ったが、2番手の若手スコット・プロクターが捕まり、4失点、後続のフェリックス・ロドリゲス、左腕アラン・エンブリーも打たれて、連投のセットアッパー、トム・“フラッシュ”・ゴードンが使えない、この試合「11対10」に迫られた。
 (何故か)“ジャパニーズ・ナイト”のこの日、ヤンキースの勝利は風前の灯になったが、守護神マリアーノ・リヴェラが締めて、辛うじて勝利をモノにした。

 それにしても、3番手のフェリックス。サンフランシスコ・ジャイアンツ時代の幻影だけで起用されているセットアッパーだが、球速は落ちているし、球は悉く高め真ん中に集まるし、見ていて「打てれない気がしない」。この分なら、高津臣吾(ニューヨーク・メッツ)を獲れば良かったのに、と思ったが、今日(17日)のアトランタ・ブレーヴス戦で1イニング持たず、3安打1ホームランを浴びたようだ。
 それでも、フェリックスを使うよりはマシ、だと思う。ブルペン陣の乱調で大事な試合を落しかけたヤンキース。この「不安」はいつになったら解消されるのか? 首位ボストン・レッドソックスとのゲーム差は「1.5」のまま、だ。
New York Yankees

ヤンキース、天敵Dレイズに3連勝!(16日・トロピカーナ・フィールド)

2005-09-16 13:15:42 | New-York Yankees
 松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)には(やはり)「5番」が合っている。14日のタンパベイ・デヴィルレイズ戦で「4打数4安打」4打点の活躍。15日にも「5打数2安打」で自己新の「109」打点に到達。今日も「3打数2安打」でチームの4連勝に貢献。今シーズンの負け越しが決まっている「天敵」タンパベイに敵地でスウィープ。この日、ボストン・レッドソックスがオークランド・アスレティックスに敗れたために、ゲーム差は一気に「1.5」に縮まった。

 松井を5番に戻して、A-RODを2番に据える「超攻撃的」新オーダーが機能しているヤンキース。来シーズンは(恐らく)4番(DH)のゲーリー・シェフィールドが抜けるであろうから、A-RODが4番に戻り、2番にロビンソン・カノを戻すか、それとも1番にFAで強力なリードオフを掴まえて、2番にデレック・ジーターを据えるか? それにしても8番カノ、9番ブッバ・クロスビーの若手コンビも活躍している。これでは獲ってきたマット・ロートンやトニー・ウォーマック等ベテラン勢の出番が無い。
New York Yankees

フランクリン、遠い7勝目…(13日・セーフコ・フィールド)

2005-09-15 22:10:08 | Seattle Mairners
 先発(スターター)のライアン・フランクリンが【7回表】2アウトまでロスアンジェルス・エンジェルス(オブ・アナハイム)を「0」に抑えていながら、4番ヴラディミール・ゲレーロ、5番ダリン・アースタッドに連打を浴び、1,3塁。ここで踏ん張れるか? 踏ん張れないだろうな、と思っていたら、打たれ出したら止まらないフランクリン。6番ベンジー・モリーナに詰まりながらもライト前に持っていかれ、「1対1」の同点に追いつかれた。

 6勝14敗のフランクリン。前半戦は序盤で試合を壊すパターンが続いたが、ここ最近は何故か安定して、クオリティー・スタートを続けているが、打線の援護が無く、勝ち星も増えなければ、負け星も増えない。そんな状態、連鎖が続いてたが、この日もそこから抜け出せなかった。【9回表】のマウンドにも上がったが、連打を浴び、ノーアウト満塁のピンチを残したまま「無念…」の降板。せめてもの慰めは、地元セーフコ・フィールドの観客から貰った盛大なスタンディング・オヴェーションだったか……

 その絶体絶命のピンチを2番手の左腕ジョージ・シェリル、3番手の速球派J.J.プッツが奇跡的に凌ぎ、そして迎えた【9回裏】。2アウトながら、2,3塁のチャンスを掴み、6番DH(指名打者)で起用され続けている若手のグレッグ・ドッブスが期待に応え、センター前にクリーンヒットを放ち、「2対1」サヨナラ(ウォーク・オフ)勝ち。歓喜のシアトル・ナイン。こういう若手が育ってくれて、来シーズンに戦える戦力になればいいのだが……。

 シアトルは今日(14日)もエンジェルスに「10対9」で競り勝ち、これでスウィープ(3連勝)。アメリカン・リーグ西地区、あるいはワイルドカード争いの「混線」に大きく関与する連勝を挙げた。残念なのは、イチローが目立たないことだが……セーフティー・バントでしかヒットを打てないのか? この3連戦は「1日1本」に終始した。
Seattle Mariners

さらば、ダン・ウイルソン(12日・シアトル)

2005-09-14 13:47:31 | Seattle Mairners
 今シーズンは5月に右膝靭帯断裂の手術をしたため、プレーを見られることはないと覚悟していたが、まさか現役引退してしまうとは……ダン・ウイルソン36歳。まだまだ若い。来シーズンは城島健司(現・福岡ソフトバンクホークス)の教育係として(勝手に)期待していたのだが……ダンがいなくなったら、城島の教育係(MLB版・若菜嘉晴)は誰が務めるんだ? (まだ言ってる)

 2000年の佐々木主浩のシアトル・マリナーズ入団から始まった日本のMLBファンのシアトルへの注目は、2001年のイチローの加入でさらに拍車が掛かり、当時から正捕手のウイルソンは日本のファンにもお馴染みのキャッチャーだった。主に8,9番を打って、1番イチローに繋げる大事な役目を果していた。ウイルソンが欠場しだしてから、シアトルの転落は早まった。イチローが言うように重要なチームリーダー、だったのだろう。
 クラブハウス・リーダーだったマーク・マクレモア(引退)、マイク・キャメロン(ニューヨーク・メッツ)が抜け、「若きエース」フレディ・ガルシア(シカゴ・ホワイトソックス)も抜け、エドガー・マルティネス(引退)、ブレッド・ブーン(ミネソタ・ツインズ)も去り、チームはガタガタ、だ。これを建て直すには……相当な時間がかかりそうだ。クリーヴランド・インディアンスのような、何か年計画が必要になる。
Seattle Mariners