野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

藪、グリフィーJR.と対決!(26日・AT&Tパーク)

2008-04-29 21:20:10 | San-Francisco Giants
 サンフランシスコ・ジャイアンツの接戦のマウンドには、いつも、この男がいる、藪恵壹。一昨日(現地26日)もシンシナティ・レッズに「3対4」1点リードされた【4回表】のマウンドに登場、1-OUT二塁。
 コリー・パターソンにはファウル2球を打たせた後、3球勝負のフォークが暴投になるが、最後はスライダーを打たせて、ファーストゴロ。続くジェフ・ケッピンジャーには初球をレフトに大飛球を飛ばされるが、ウォーニング・トラックで捕球して、まずは救援に成功! 

【5回表】は「あの」(イチローが憧れた)ケン・グリフィーJR.との対決だったが、内角の速球(88MPH)で詰まらせて、キャッチャーフライ! 4番ブランドン・フィリップスにはフォークを振らせて、空振り三振! 2-OUTを獲るが、5番「(左の)大砲」アダム・ダンを警戒して歩かせ、6番エドウィン・エンカーナシオンに左中間フェンスに達するダブル(二塁打)を浴び、1点を献上する。

【6回表】先頭の(キャッチャー)ポール・バコに初球をライトスタンドに運ばれ、膝に手を置き、ガックリする藪。ショックが尾を引いていたのか、続くライアン・フリールを歩かせ、1番「快足」パターソンに内野安打を許し、2番ケッピンジャーが送って、3番グリフィーを敬遠(満塁)策で歩かせた後、4番フィリップスを≪注文通り≫ショートゴロに打ち取るが、併殺崩れで3点目を献上。……その瞬間、思わず天を仰ぐ藪。ここで無念の降板。いいピッチングはしていたのだが…… 

藪が5試合ぶり失点 ジャイアンツ4連勝ならず (MAJOR.jp)

確信

小林雅、メジャー初勝利!(26日・プログレッシヴフィールド)

2008-04-28 00:00:17 | Cleveland Indians
 スカパー!のコメンテーター氏から「コバ・マサ」と呼ばれ、現地の放送局(FOX)では「マサ・コバヤシ」と表記される男、小林雅英(クリーヴランド・インディアンス)。【2回裏】に3点を先行しながら、【6回表】ニューヨーク・ヤンキースに同点に追いつかれ、「3対3」の【8回表】のマウンドに上がった。こんな重要な場面で起用されるのは(今シーズン)初めてだろう。

 ここまで9試合に登板して、防御率(ERA)2.16。数字としては悪くないが、起用のされ方は“モップアップ”(敗戦処理)が多かった。しかし正規のクローザー(ジョー・ボロウスキー)がDL(故障者リスト)入りして、セットアッパーの(元・横浜ベイスターズ)ラファエル・ベタンコートがクローザーに回り、セットアップの椅子が一つ空いた。小林にとっては実績を示すマウンドになる。

 先頭打者は(いきなり)この試合は休養でスタメンを外れていた(普段は)3番打者のボビー・アブレイユだったが、「1-2」と首尾よく追い込んで、最後はスライダーで空振り三振! 見とこともない変化をしたので、放送席(FOX)では「“ジャイロ”ボールか?」と色めき立っている。
(同じく)途中出場のロビンソン・カノは初球を打って(平凡な)セカンドゴロ。(同じく)途中出場のホルヘ・ポサダも「0-2」に追い込んで、3球勝負で≪タテ・スラ≫を振らせて、空振り三振! 最高のピッチングでマウンドを駆け下りた。

 イニングを跨いだ【9回表】先頭のアルバート・ゴンザレスをショートゴロ、1番ジョニー・デーモンも「2-2」に追い込んで、バットを圧し折るが、フラフラと上がった打球がセンター前にポトリと落ちる。【FOX】では小林のユニークなピッチング・フォームに興味津々のようだ。あの左足を最初から開くスタイルは異様に映るらしい。
 2番メルキー・カブレラには「3-1」とカウントを悪くして、シュートを流し打たれて、三塁手のグラヴを弾かれ、1-OUT一、二塁。ここで迎えるは「あの」デレック・ジーター(この試合3安打)だったが、初球のシュートでファウルを打たせ、2球目を打たせて、セカンドゴロ併殺! ピンチを切り抜けて、拳を握り締めながら、マウンドを降りた小林。

【9回裏】「勝つ気の無い(?)」ヤンキースの4番手(ロス・オーヘンドルフ)を攻めて、ウォークオフ(サヨナラ勝ち)して、小林にメジャーリーグ初勝利! 【8回表】【9回表】2イニングスを無失点に抑える堂々のピッチングだった。クリーヴランドに移籍して初めて、チームに貢献できた試合だろう。これからはポジションを一つ上げて、セットアッパーとして重用されることになるだろう。

小林、好救援でメジャー初勝利 松井秀は出場せず (MAJOR.jp)

ウェルカム・メジャーリーグ2008 (白夜ムック Vol. 315) (白夜ムック Vol. 315)

城島3年契約締結(26日・シアトル)

2008-04-27 20:58:43 | Seattle Mairners
 今シーズンが契約最終年の城島健司(シアトル・マリナーズ)。てっきり再契約は見送られ、FA(フリーエージェント)になるものとばかり思っていたが、新たに3年契約を結び直して、2011年までシアトルでプレーすることになった。
 城島が入団する前年(2005年)のドラフトで、シアトルは大学生のキャッチャー、ジェフ・クレメントを1巡目で指名して、城島はそのクレメントが育ってくるまでの(3年間の)「繋ぎ」。地元マスコミではそう見られていたようだが、その予想を覆しての再契約。

「打てるキャッチャー」としての資質、さらに盗塁阻止率の高さが評価されたのだろう。それに加えて、もう一つの要素……イチローの話し相手(!)。監督の人事すら「イチロー人事」と言われる(?)シアトルだけに、ありえない要因ではない、と思う。
 そうなると<プロスペクト>(有望株)クレメントはどうなるのか? 大物選手を獲得する際の交換相手(トレード)にされるか、外野手にコンヴァートされるか? どちらかになると思うが……シアトルはそういう重大な決断を下した、ということだろう。

城島、マリナーズと2011年までの契約延長に合意(MAJOR.JP)

マスクごしに見たメジャー―城島健司大リーグ挑戦日記

藪、2勝目が転がり込む(23日・ペトコパーク)

2008-04-25 12:27:35 | San-Francisco Giants
 一度はマイナーに落とされながら、3日でメジャーに戻って来て、2試合を無失点の好投! 藪恵壹(サンフランシスコ・ジャイアンツ)のことだ。3度目は昨日(23日)の対サンディエゴ・パドレス戦「1対1」延長【12回裏】1-OUT一、二塁の(一打サヨナラの)ピンチの場面。

 ここまで8試合に登板して、1勝1敗、防御率(ERA)2.84。特筆すべきは被打率(Opp Avg).229。これが他の日本人の中継ぎ投手とは一線を画している、ところだ。藪への監督(ブルース・ボウチー)の信頼感の根拠となる数字だ。

 先頭打者(ジャステイン・ヒューバー)に初球、2球目と「ボール」から入って、3球目のカットボールを打たせて、センターフライ! 2-OUTに漕ぎ着けるが、ここで1番「難関」ブライアン・ジャイルズ(左打者)。「あの」黒田博樹(ロサンジェルス・ドジャース)のデビュー戦(4月4日)で、メジャーの“洗礼”(同点ソロHR)を浴びせた強打者だ。
 こういうピンチの場面では迎えたくない打者だが、ジャイルズにも(同じく)2球「ボール」から入って、3球目のスローカーヴで「2-1」にして、4球目=同じ球をライトへ大飛球を飛ばされるが、(ポール際に)ファウル! 5球目のスプリット(フォーク)は見送られるが、同じ球を続けて、セカンドゴロに打ち取って、唇を噛み締めながらマウンドを降りる藪。……窮地を救った。

 その次【13回表】連打でサンフランシスコが勝ち越して、藪に勝利投手の権利が発生。1-OUT二塁から打席(3年ぶり)も回って来て、2球目を空振りして、「1-2」と追い込まれながら、4球目の外の球に喰らいついて(“タイガース魂”!)進塁打(セカンドゴロ)。5番アーロン・ローワンドのタイムリーでもう1点を追加して「3対1」! 
 その裏【13回裏】のマウンドに上がったクローザー(ブライアン・ウィルソン)が1点を失って、「3対2」1点差にされて、なお2-OUT満塁のピンチが続いたが、ここで8番・井口資仁が引っ掛けて、ボテボテのショートゴロでゲームセット! 藪に2勝目が付いた。……それにしても、井口の不調は≪深刻≫(打率.209)。同級生の今岡誠(阪神タイガース)と同じくらい≪深刻≫だ。

藪、こぼれたマダックス「350勝目」拾い2勝目 井口5の1 (MAJOR.jp)

確信

薮田、限りなく防御率10点台に近づく…(22日・カウフマンスタジアム)

2008-04-23 23:57:49 | Kansascity Royals
 開幕して10日間で「6勝2敗」の好スタートを切ったカンザスシティー・ロイヤルズ。“日本帰り”のトレイ・ヒルマン監督の手腕が成功しているように見えたが、ここ最近は4連敗を喫して、元の≪最弱≫チームに逆戻り気味。昨日(22日)の試合もクリーヴランド・インディアンスに「0対10」とリードされて【7回表】のマウンドに(3番手)薮田安彦が上がった。

 ここまで6試合に登板して、防御率(ERA)8.63。野茂英雄(戦力外通告)の次は、この薮田か? マウンド上で独り言を呟いて、自分に言い聞かせているのだろう。10点差ながら、これは薮田にとって死活のマウンド。しかし先頭のジョニー・ペラルタの2球目。(キャッチャーのサインに)首を振って投げたファストボール(89MPH)がド真ん中に入って、これをセンターバックスクリーンに叩き込まれた! 
 
 1-OUT後、8番フランクリン・グティエレスに甘く入った変化球を捉えられ、レフト線にダブル(二塁打)!! そして【4回表】にグランドスラム(満塁HR)を放っている9番ケーシー・ブレイクにシンカーを捉えられ、レフトフェンスに達する(連続)二塁打!! 
 その後、1番と2番は抑えたが、2失点で防御率は(限りなく10点台に近い)「9.82」に跳ね上がった。……薮田は大丈夫か? 日本を代表するセットアッパーが、メジャーリーグで通用していない。これが「実力」か? それとも未だ「力」を発揮できていないだけ、だろうか? 

薮田、下位に痛打 3安打で2失点 (MAJOR.jp)

SLUGGER (スラッガー) 2008年 06月号 [雑誌]

小林雅、10点差のマウンドに上がる、(16日・プログレッシヴフィールド)

2008-04-19 11:52:32 | Cleveland Indians
「2対12」クリーヴランド・インディアンスが「10点」リードされた【9回表】のマウンドに(5番手で)小林雅英が上がった。ここまで5試合に投げて(0勝0敗)防御率2.08。目標のクローザーどころか、セットアッパーでも起用されず、こういった“モップアップ”(敗戦処理)での登板が続いているようだ。本人が悪いのか、それとも起用する監督に問題があるのか? どちらだろう? それを見究めたい。

 先頭の3番“ビジーバット”(バットを忙しく動かす男)ゲーリー・シェフィールドに初球(87MPH)を叩かれ、レフト横に痛打! 4番(昨シーズンの首位打者)マグリオ・オルドニェスの2球目にスライダーが落ちすぎて、ワンバウンド(捕逸)! オルドニェスはシュートでサードゴロに打ち取るが、5番ミゲル・カブレラもシュート2球で追い込むが、3球勝負に行ったシュート(94MPH)が真ん中に入って、三遊間を痛烈に割られる! 
 1-OUT一、三塁になって、6番(途中出場)ライアン・レイバンはシュートで詰まらせ(計算通り)ショートゴロに打ち取るが、レイバンの脚が速くて、併殺崩れで1失点。
 7番(途中出場)ラモン・サンティアゴにも弾き返され、内野安打。最後のバッターはセンターフライに打ち取って、帽子を脱いで、マウンドを降りる小林(俯く…)。ここまで(通算)5イニングスを投げて、ヒット9本も打たれている。リリーフ投手としては、この「被打率」の高さは致命的……これが重要な場面で起用されない原因か。

小林3戦ぶり失点、サバシアは2試合連続9失点 (MAJOR.jp)

Major LEAGUE (メジャー・リーグ) 2008年 01月号 [雑誌]

野茂、イチローと3年ぶりに対決したが…(15日・セーフコ・フィールド)

2008-04-17 13:26:23 | Kansascity Royals
 前回の初登板はテレビ中継が無くて見逃したが、昨日(15日)は久しぶりに野茂英雄(カンザスシティー・ロイヤルズ)が投げるところをジックリ見た。しかし【4回裏】1-OUT一塁からの登板。リリーフ(中継ぎ)経験の少ない野茂だけに(どうせなら)イニングの最初から投げさせてあげてほしかったが、日本「通」のトレイ・ヒルマン監督もそこまでの気配りはしなかった。

 最初の打者(ウィリー・ブルームクィスト)に高めに浮いたフォークを(詰まりながらも)ライト前に持っていかれ、9番(キューバ人)ユニエスキー・ベタンコートにもセンター前に運ばれる。
 対イチローには気合が違ったのか、フォークで空振り三振に仕留めるが、2番ホゼ・ロペスにライトに打ち上げられ、ライトの「強肩」ホゼ・ギーエン(前シアトル・マリナーズ)から好返球が還ってくるが、「俊足」ブルームクィストが滑り込んで(間一髪)「セーフ」! その瞬間、バックアップに回っていた野茂は膝を屈伸させて、ジャンプ! (懐かしい、仕種)

【5回裏】先頭の「(密かに)日本人キラー」エイドリアン・ベルトレ(今日だけ背番号「42」)に初球のストレート(138km)を狙われ、レフトフェンス直撃のダブル(二塁打)!! 5番(スイッチヒッター)ホゼ・ヴィドロ、6番「巨砲(虚砲)」リッチー・セクソンに連続四球を与えてしまったところで、無念の降板……この後、7番・城島健司がレフトオーヴァーを放って(日米通算)1500本安打! 野茂の失点を倍加させた。(4失点)

【6回裏】から(同じく日本人)薮田安彦が4番手で登板し、最初のイニングは3人であっさり片付けたが、【7回裏】先頭の「好調」城島に3塁線を割られ、8番(ブルームクィスト)に四球。9番(ベタンコート)を内野フライに打ち取って、いよいよ1番イチローとの初対決「寸前」だったが、ここで非情の交代指令(by:ヒルマン監督)。せっかくの見せ場だったのに……
 この後、5番手の左腕が結局、イチローを歩かせて、2番(ロペス)に犠牲(サクリファイス)フライを打たれて、薮田に失点「1」が付いた。1イニングなら充分「通用」することを証明して見せた、薮田。一方、抑えられなかった野茂は……

野茂、イチローと3年ぶり対決で三振奪取! (MAJOR.jp)

MLB 日本人メジャーリーガー 熱闘譜1995~2003

指先が寒さで悴んで、ヨレヨレの3勝目、松坂(13日・フェンウェイパ-ク)

2008-04-15 12:31:20 | Boston Red-Sox
 昨日はせっかく[総合](地上波)で生中継だったのに、【NHK】は実況に若いアナウンサーを起用。何だか段取り(?)が悪くて、苛々した。本来は(現地)日曜日のデーゲームのハズだったのに、向こうのテレビ局の都合(全米中継)でナイトゲームになった(?)ために、どうせ録画中継のつもりだった(?)【NHK】は、こうせざるを得なかったのだろう。(憶測)

【NHK】は兎も角、その余波をモロに受けたのが、先発(スターター)の松坂大輔(ボストン・レッドソックス)。日本での開幕戦(3月26日)はヨレヨレだったが、アメリカに戻ってから2戦(4月1日、8日)は≪最高≫のピッチングだった。今シーズンの松坂は違うな、と思わせたが、昨日は「昨シーズンの」松坂(ヨレヨレ)が顔を出した。ナイトゲームで寒くて、指先が悴(かじか)んだらしい。それが直接の原因だったらしい。それが本当に真の原因だったら、安心なのだが……

 それにしても、その前日(12日)は、松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)が休養のため欠場。開幕から20連戦が続いているし、そろそろ主力を休まさなければならない理由は分かるが、しかし相手は「宿敵」ボストン=フェンウェイパーク。このフェンウェイパークで無類の≪強さ≫を誇る松井をスタメンから外すなんて、ジョー・ジラルディー監督ってどうヨ? って思った。(結局、試合は「3対4」で惜敗)
 開幕から体調不良が続いているらしいし、ヤンキースの監督交代は今のところ全く上手く行っていない。(6勝6敗)

無傷の3連勝も、露呈した苦しい日の松坂(MAJOR.JP)

MLB 松井秀喜 ~ニューヨーク・ヤンキース~

野茂、3年ぶりのメジャー登板!(10日・カウフマンスタジアム)

2008-04-12 13:04:41 | Kansascity Royals
 昨日(10日)はせっかく野茂英雄(カンザスシティー・ロイヤルズ)が、3年ぶり(1000日ぶり)にメジャーリーグで投げたのに、BSもスカパー!も中継は無し。BS(NHK)は先週、何の意味も無い(?)トロント・ブルージェイズ@ヤンキース戦を放送していたのに、野茂と薮田安彦松井秀喜の3人の日本人が揃った、このカンザスシティー3連戦は全く放送せず。

 何か権利関係で事情があるのかもしれない。そういえば、ロジャース・センター(@トロント)のホーム後方には(いつも)【三浦ボイラー】の広告が……日本人選手が一人もいないのに、ヤンキースが来たら、必ず中継されるのは、そういう≪秘密≫があるのだろう。(憶測) 

 それにしても背番号「91」。異様な数字だ。本人も3年ぶりにメジャーのマウンドに戻ってこれて、手放しで喜びたいところだろうが、【9回表】にホームランニ発を喰らって、「1対4」のビハインドを「1対6」に拡げてしまった。その責任を感じていたのだろう。喜びの言葉を呑み込んで「いつも通りです」と言って見せた。これが、野茂の「PRIDE」。ブランクはあっても、プロフェッショナルに徹しているのだな、と思った。

野茂、復帰戦で2発被弾も「戻って来れてうれしい」(MAJOR.jp)

MLB 日本人メジャーリーガー 熱闘譜1995~2003

薮田、松井秀と対決!(9日・カウフマンスタジアム)

2008-04-11 14:08:35 | Kansascity Royals
 開幕から「好調」(5勝2敗)カンザスシティー・ロイヤルズ。前日(8日)の「5対2」に続いて、昨日(9日)も「4対0」でニューヨーク・ヤンキース(4勝4敗)をリードして、【9回表】のマウンドには、2番手に(日本人)薮田安彦を上げた。
 先頭のボビー・アブレイユには「3-2」と苦しみながら、セカンドゴロ。『WBC』(2006年)で対戦した(三振に取った)4番・アレックス・ロドリゲスにも「0-2」になり、キャッチャーがアウトサイドに構えたのに、ボールはシュート回転して、逆球になり、これをA-RODに捉えられ、ショート強襲! (記録は内野安打)

 そして5番・松井秀喜との対決(初対決?)。今度はチェンジUpで「1-2」に追い込むが、以降の落ちる球を松井が振ってくれず、無念の四球。1-OUT一、二塁になって、ここで未だ信用のない薮田は交代を命じられる。トレイ・ヒルマン監督が登場して、自らの左腕を指差す。……これが2試合目の登板だったが、薮田はメジャーリーグで生き残れるのか? そしてブルペンに座したままだった野茂英雄の「出番」は……今日(現地10日)だった。

野茂が3年ぶりメジャー復帰! 松井秀と対戦も (MAJOR.jp)

Sportiva (スポルティーバ) 2007年 04月号 [雑誌]