野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

テシェイラもヤンキースが捕獲!(23日)

2008-12-27 22:01:27 | New-York Yankees
 読んだ(予想した)通りだ。FA(フリーエージェント)の(野手の)≪目玉≫マーク・テシェイラ内野手(ロサンジェルス・エンジェルス)はニューヨーク・ヤンキースが獲得した。一時は諦めた、との報道もあったが、やはり……「相思相愛」だったのだろう。テシェイラはピンストライプを着たがっていた。
 テシェイラの≪憧れの人≫ドン・マッテングリー氏もヤンキースに戻ってくるかもしれない。背番号「23」を永久欠番にしたのは、少し早まった決定だったかもしれないが……テシェイラに着けさせたかった「23」。

 これでヤンキースは待望の「3番」打者を獲得したことになる。ヤンキースは“A-ROD”(アレックス・ロドリゲス)の前を打つ「3番」打者に問題があった。2006年のシーズン途中からボビー・アブレイユが座っているが、打率(AVG).290前後、本塁打も20本前後では、帝国ヤンキースの「3番」打者としては物足りなかった。テシェイラは「3番」に座る、確実に……

 これで後は“A-ROD”の後ろを打つ「5番」打者。これでFA戦線の≪超目玉≫マニー・ラミレス外野手(ロサンジェルス・ドジャース)まで獲得できると、ヤンキースは「完璧」≪最強≫になる。日本のどこかの球団と同じ無茶苦茶なチームになる。
 そうなると煽りを食うのが、日本人の故障持ち(両膝手術)の松井秀喜外野手だ。テシェイラの加入が第一の危機で、ラミレスまで来ると、確実に放出(余剰戦力)トレード要員になるだろう。ジョー・トーレ監督を慕って「LAドジャース」に(最終的には)落ち着くのでは? (予想)

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ハイルマンは守護神に非ず(10日)

2008-12-20 11:50:57 | Seattle Mairners
 守護神(クローザー)J.J.プッツをニューヨーク・メッツに放出したシアトル・マリナーズ。代わりに獲得したのが、中継ぎ(セットアッパー)の(下手投げ=アンダーハンド)アーロン・ハイルマン。(横手投げ=サイドハンド)のショーン・グリーンもメッツに放出しているから、このトレード(一見)意味が解からない。

 ただし「三角トレード」という形で、クリーヴランド・インディアンスからフランクリン・グティエレス外野手を獲得しているから、「本命」は彼だったのだろう。プッツ放出の真の目的は、このグティエレス獲得だった(?)。
 FA(フリーエージェント)でフィラデルフィア・フィリーズに去った「主砲」ラウル・イバニェス(外野手)の「穴」埋めとして(恐らく)レフトで起用されることになるのだろう。同じくメッツから獲得したエンディー・チャヴェス外野手と二人(ツープラトン)併用されることになるのだろう。ライトには若手を競争させるのだろう(?)から、これで来シーズンのシアトルの外野陣の構想が(ほぼ)固まった。

 それにしても、ハイルマン(3勝8敗3S)。メッツ時代はずっと先発(スターター)を希望しながら、ブルペンに置いておかれて、ずっと不満を溜め込んでいたらしい。しかし、シアトルでもグリーンの放出で中継ぎが手薄になったから、同タイプのハイルマンは中継ぎ起用が有力だろう。
 グリーンがそこそこ数字(4勝5敗1S)を残しただけに、ハイルマンも否応無く較べられることになる。グリーンと同じスキルを発揮できるか、それ以上のスキルを発揮できるか、それとも……? 

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さらば、イバネス!(12日)

2008-12-15 20:48:07 | Seattle Mairners
 寂しくなる……シアトル・マリナーズの「主砲」ラウル・イバニェスがFA(フリーエージェント)で(ワールドシリーズを制した)フィラデルフィア・フィリーズに移籍! 1番のイチローが出て(出塁して)4番のイバニェスで還すのが、シアトルの(ささやかながら)黄金(得点)パターンだったが、しかし5年間もシアトルに在籍して、一度もポストシーズンに進出できなかったのだから、強いチーム、優勝争いが出来るチームでプレーしたい、と願うのも無理はない。

 フィラデルフィアはレフトの5番パット・バレルがFAで流出して、その穴埋めに選ばれたのだろうが、しかし3番チェイス・アトリー、4番ライアン・ハワード、5番イバニェスとなると、左バッターが(日本流で言う)クリーンナップに3人も並ぶことになって、いかにもバランスが悪い。その辺りを≪赤鬼≫から「名将」へ……チャーリー・マニエル監督がどうハンドリングしていくか? 
 それにしても、シアトルはクローザー(J.J.プッツ)も「主砲」も放出して、来シーズンは戦えるのだろうか? 今シーズン以上に戦力ダウンになるのでは? 

王者フィリーズ、前マリナーズ主砲イバネスと3年契約 (MAJOR.jp)

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C.C.サバシアもニューヨークへ行く(10日)

2008-12-12 11:36:27 | New-York Yankees
 レギュラーシーズンを制するには……あるいは(短期決戦の)ポストシーズン(プレイオフ)を制するには、絶対的な「エース」が必要。ニューヨーク・ヤンキースは長年、この「絶対エース」不在に悩まされ続けてきた。
「絶対」を期待して、左腕ランディー・ジョンソン(アリゾナ・ダイヤモンドバックスFA)やロジャー・クレメンス(元ヒューストン・アストロズ)を獲得してきたが、もはやベテランの彼等には「絶対」を担える力は無く……待望の(念願の)「絶対エース」の獲得、それが左腕C.C.サバシア(ミルウォーキー・ブリュワーズ)。

 昨年のオフには(同じ)左腕の≪大物≫ヨハン・サンタナ(当時ミネソタ・ツインズ)をトレードで獲得できる可能性があったが、若手のメルキー・カブレラ(外野手)やフィリップ・ヒューズ(投手)の放出に逡巡して、みすみすニューヨーク・メッツに奪われてしまった。
 そのGM(ブライアン・キャッシュマン)の逡巡が招いた今シーズンの「敗退」(3位)。今年はその逡巡を棄て、遮二無二なっているのだろう。その執念が実った「C.C」の獲得。ドジャース入りを希望していた(らしい)「C.C」を見事に説得してみせた。

 しかし投手の補強だけに血眼になっているが、3番打者のボビー・アブレイユが抜けて、その穴を埋める必要がある。これをどうするつもりなのだろう? 打者のFAの≪目玉≫マーク・テシェイラ(ロサンジェルス・エンジェルス)獲得にも本腰を入れるべきだと思うが。
 もしティシエラ級の大物が獲得できなければ、来シーズンのヤンキースは貧弱な打線になる。ジェイソン・ジアンビも(FAで)去って、“A-ROD”の前後を打つ打者の獲得が急務。……松井秀喜の≪復活≫も待たれる。

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“K-ROD”ニューヨークへ行く(9日)

2008-12-11 11:30:13 | New-York Mets
 ニューヨーク・メッツは≪守護神≫(クローザー)の左腕ビリー・ワグナーが故障(左肘痛=手術)で来シーズンは絶望的になって、どうするのだろう? と思っていたら、すかさず今FA市場№1のクローザーをGetしてみせた。その名は(三振=Kを奪うから)“K-ROD”ことフランシスコ・ロドリゲス(ロサンジェルス・エンジェルス)。
 しかし(意外にも)3年3700万ドル(約34億円)で契約。4年目はオプション(約13億円)だそうだが、4年後には同じニューヨークのヤンキース入りを見通しているのかもしれない。

 ヤンキースのクローザーのマリアーノ・リヴェラの後釜は、この“K-ROD”だと以前から観測されていたが、しかし(意外にも)リヴェラ(39歳)の寿命が長かった。ヤンキースは何とか「3年間」リヴェラで保たせて(?)4年後に“K-ROD”獲得を狙っているのかもしれない!? 
 それにしても、大事なクローザーが流出して、エンジェルスの弱体化は明らか。同じアメリカン・リーグ西地区のシアトル・マリナーズにもチャンスが巡ってきそうだ。しかし、このまま手を拱いているエンジェルスではないだろうが……

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マダックスの引退(8日)

2008-12-10 11:19:32 | Los-Angeles Dodgers
 グレッグ・マダックス(ロサンジェルス・ドジャース)の「引退」。2ヶ月前に決めていたそうだが、2ヶ月前といえば、ポストシーズン(プレイオフ)のディヴィジョン(地区)シリーズでミルウォーキー・ブリュワーズを下して、チャンピオンシップ(リーグ優勝決定戦)シリーズへの進出を決めた直後。
 その為に、ジョー・トーレ監督は既に引退を決意しているピッチャーを使うわけには行かず、大事なシリーズ(7回戦)をスターター(先発)を(3人で)「中3日」で使わざるを得なかった。マダックスが決意していなければ、闘争心が衰えていなければ、ドジャースは違った戦い方が出来ていたかもしれない。

 マダックスといえば、アトランタ・ブレーヴス時代。背番号は(何故か)「31」を愛用。しかし移籍先のドジャースやサンディエゴ・パドレスでは「31」を着けることが出来ずに、「36」や「30」等(マダックスに)馴染みのない番号ばかりを着けさせられて、観ているファンには違和感が続いた晩年だった。
 マダックスといえば(形容詞)「精密機械」。そういえば、日本人ピッチャーにも数多く「和製マダックス」の形容詞が付けられたが……その中の一人、大家友和(前シカゴ・ホワイトソックスAAA)。来シーズンから「新天地」クリーヴランド・インディアンスに移籍して(マイナー契約)再起を期す。……マダックスを継ぐ者の闘いは続く。

355勝マダックスが引退会見 「すべての人に感謝」 (MAJOR.jp)

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