
著者:岩隈 久志
ワニブックス(2013-04-20)
販売元:Amazon.co.jp
先発の岩隈久志(シアトル・マリナーズ)が3回5失点で降板した後、【4回裏】のマウンドには両投げ(スイッチ・ピッチャー)のパット・ベンディットが上がった。

先頭の右(9番)打者(テキサス・レンジャーズ)を(右投げで)空振り三振に仕留め、1番打者が左打席に入ると、マウンド上で左投手(の構え)になっている。(左右兼用の)MIZUNO製の特製グローヴらしい。“わび助”木下次郎(赤城山高校)か! 1番打者も見逃し三振に仕留め、今度はさっとグラヴを持ち替え、2番打者(右打者)をショートゴロに仕留め、3-OUTチェンジ!

【5回裏】先頭打者はスイッチ・ヒッター(カルロス・ベルトラン)。こういう場合どうなるのか? こういう場合、投手がどっちで投げるか、先に宣言しなければならないらしい(ベンディット・ルール)。ベンディットは右投手を選択して、左打席に入ったベルトランも空振り三振に斬って取って、素晴らしい投球!

続く4番エイドリアン・ベルトレは打席に入る前、ヘルメットを逆さに被って、左打席に入ろうかと冗談。3球目を捉えて、三塁線を破るダブル(二塁打)!! さすが!

5番打者(ルーグネッド・オドル)が左打者だから、左投手にスイッチしたが、3球目がパスボール(捕逸)になって、ベルトレに三進を許して、オドルに6球目をセンターに打ち上げられて、犠牲フライで失点したベンディット。

6番打者が右打者だから、右投手になったが、四球を与えて、7番打者が左打者だから、左投手に戻って、セカンドライナーで3-OUTチェンジ!

【6回裏】3イニング目のスイッチ投手。先頭打者は右打者だから、右投手になって、空振り三振! 続く9番打者も右打者だから、そのまま継続して、内野フライを打ち上げさせて、フライを見上げている間にグラヴを持ち替えている(!)。

その1番打者を空振り三振に仕留めて、合計5つも三振を奪ったベンディット。もっと見たい! また見たい。

ダルビッシュ、岩隈に投げ勝つ 肉体改造で球速増す(MLB:日刊スポーツ)

著者:ダルビッシュ有
ベースボール・マガジン社(2013-05-22)
販売元:Amazon.co.jp