野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

井川の「イラブ」超え!(29日)

2006-11-30 19:36:59 | New-York Yankees
 早速、地元ファンのバッシングが開始されたらしい。やはりニューヨーク・ヤンキースには未だに「イラブ後遺症」が色濃く残っているようだ。井川慶(27)投手も(9年前の)伊良部秀輝(元・阪神タイガース)投手と同じではないか? と疑われている。それだけ当時の伊良部投手に対する期待は大きく、落胆も激しかったのだろう。

 同じようにニューヨーク・メッツにも、「松井稼頭央後遺症」が残ってしまって、あそこに再び日本人野手が行くのは当分は止めた方がいいだろう。向こう(アメリカの)MLBファンは高額の契約を結びながら、額面通りに働けない選手に大しては極めてシビアーだ。2600万194ドル(約30億円)の高額で落札された井川にも、そのプレッシャーが突き刺さってくる。契約する前からこれでは、先行きが心配になって来た。

 しかし井川が活躍すれば、ニューヨークのファンも「イラブ」のことは忘れてくれるだろう。「イラブ」後遺症を払拭する為にも、井川は頑張らなければならない。日本人投手は今まで右腕投手は活躍しているが、左腕は石井一久(現・東京ヤクルトスワローズ)が必ずしも活躍できずに、彼もニューヨーク・メッツでブーイングの火の粉を浴びた。左腕の第一人者になれるか? 

 またヤンキースでは同じ左腕のテッド・リリー(トロント・ブルージェイズ)の獲得も目指していたから、来シーズンの井川は、このリリーのstats(成績)と比較されることになる。地元ファンは未だ見ぬ投手よりも、以前ヤンキースに在籍していて、実績を知悉しているリリーの方を断然支持している。これもプレッシャー。「イラブ」と「リリー」この二つに要素に打ち克つことが求められる。だが井川なら「やれる」と信じる。

ヤ軍ファンは批判的「イラブになる」 (livedoorスポーツ)

井川、ヤンキースが29億円で落札!(28日)

2006-11-29 12:40:19 | New-York Yankees
 よりによって、ニューヨーク・ヤンキースか! 一番プレッシャーのきついチームだ。(のんびりした性格の)井川慶(阪神タイガース)には、シアトル(マリナーズ)やアリゾナ(Dバックス)のような田舎の(比較的のんびりした)チームに決まって欲しかったが……落札額は約29億円(2600万ドル)! 背番号「29」も空いているようだし、29日に決まって、益々数字の「29」に縁のある井川だ。

 それにしても約29億円。前日(28日)岡田彰布監督がゴルフ場で「ごっついでえ~」と言っていた言葉は本当だった。松坂大輔(西武ライオンズ)の≪入札≫に惨敗したヤンキースが「今度こそは!」と意地を見せて、予想された以上の大金を投入した。「ライヴァル」ボストン・レッドソックスへの≪意地≫だけ、だろう。松坂の存在が、井川の入札金額を吊り上げた。そして二人は来シーズン、同じアメリカン・リーグ東地区の真のライヴァルとして投げ合うことになる。

井川の交渉権はヤンキースへ! 落札額は30億円 (MAJOR.jp)

井川、ヤンキースかマリナーズか?(25日)

2006-11-26 21:26:35 | New-York Yankees
 いよいよ明後日(28日)に迫った井川慶(阪神タイガース)のポスティング(入札)締め切りだが、ここにきて松坂大輔(西武ライオンズ)の入札に失敗したニューヨーク・ヤンキースや、早々に撤退して「正解」だったシアトル・マリナーズが、入札に参加するらしい。両チームのどちらかに決まっても日本人ファンとしては「大」歓迎。果たして、アメリカに渡ってもタテジマ(ピンストライプ)を着ることになるのか? それとも(センターの)イチローを背にして、城島健司のミット目がけて、投げ込むことになるのか? 

 ヤンキースは、スターターに左腕がランディー・ジョンソン一人だから、是が非でも左腕が欲しい。元ヤンキースのテッド・リリー(トロント・ブルージェイズ)も候補だが、リリーの場合、性格に問題があって、首脳陣が使いづらい選手。その点、日本人選手は礼儀正しくて大人しいから、使いやすい。井川への評価が高まる理由だ。(メジャーの首脳陣が手を焼いたのは、伊良部秀輝とSHINJOか?)

 シアトルはスターターに左腕ジャロット・ウォッシュバーンと若手で今シーズン登用されたジェイク・ウッズがいるから、それほど左腕には困っていないが、それでもFA移籍のウォッシュバーンが期待外れに終わっただけに、左腕は欲しい。ウッズの成長も未知数だ。日本のプロ野球で実績(86勝)のある井川は魅力的だろう。日本からタイガースファンが大挙して詰め掛けることになるかもしれない。正式発表は(日本時間)29日。背番号の日に井川は≪幸福≫を掴めるか? 

ヤンキースが井川への入札考慮 米紙伝える (MAJOR.jp)

ジーターまさかの落選!(21日)

2006-11-24 19:54:37 | New-York Yankees
 我が目を疑った、とはこのことだ。アメリカン・リーグの≪MVP≫は大方の予想を覆して、というよりも下馬評にも上がらなかった(?)ミネソタ・ツインズのジャステイン・モーノー(25)一塁手が選出された。これには驚かされた。当然デレック・ジーター(ニューヨーク・ヤンキース)が獲るものとばかり思っていた。対抗はジャーメイン・ダイ(シカゴ・ホワイトソックス)か、デヴィット・オルティーズ(ボストン・レッドソックス)だと思っていたが……

 打率.343(リーグ2位)得点圏打率.381(リーグ2位)出塁率.417(リーグ4位)2番打者でありながら、97打点。十分≪MVP≫に価する数字だと思うが……一方のモーノーも(何気に)打率.323、34本塁打、130打点の数字をマークしていた。数字の上では、モーノーの方が「上」と判断されたのだろう。しかし、印象度では断然ジーターだと思うのだが……≪MIP≫なら、ジーター受賞なのだろう。……来シーズンもジョー・マウアーとの『MM砲』が猛威を振るいそうだ。

MVPの本命敗れる ジーター落選の理由は? (MAJOR.jp)

R.ハワードMVP!(20日)

2006-11-21 22:43:01 | St. Luis Cardinals
 ナショナル・リーグの≪MVP≫は予想通りに、先日の『イオン日米野球2006』でも大活躍して、MVPを獲ったフィラデルフィア・フィリーズのライアン・ハワード(27)一塁手が、昨シーズンの≪新人王≫(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)に続いて、堂々2年目で≪MVP≫受賞。アルバート・プホルズ一塁手(セントルイス・カーディナルス)の“連覇”はならなかった。
 ナショナル・リーグは予想通りだったが、アメリカン・リーグで史上最大の(?)“アップセット”(番狂わせ)が待っていた。ニューヨークの貴公子が可哀相だ……

2冠ハワードに新たなる勲章 初のMVP選出 (MAJOR.jp)

ナ・リーグの新人王はH.ラミレス(13日・フロリダ)

2006-11-20 20:04:25 | Los-Angeles Dodgers
 ナショナル・リーグの新人王(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)は予想外の結果になった。フロリダ・マーリンズの核弾頭ヘンリー・ラミレス! フロリダのGAME(試合)を観るたびにいい選手だな、と思っていたが、この成績(打率.292/盗塁51)を見れば、納得。大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)も、この核弾頭に手を焼いていた。同じ「ラミレス」の姓を待つが故に(?)ボストン・レッドソックスから放出されてしまった男だが、いずれはボストンが呼び戻すことになるかもしれない。

 2位は最有力候補だったライアン・ジマーマン(ワシントン・ナショナルズ)。20本塁打、110打点でも≪新人王≫になれなかった。個人的に応援していたプリンス・フィルダー(ミルウォーキー・ブリュワーズ)も落選!! 斎藤隆(ロサンジェルス・ドジャース)も7位に終わった。6勝2敗24セーヴ(防御率2.04)のStats(成績)は誰にも予測できなかった。彼に2年目の<ジンクス>が過度に訪れませんように……。果たして、来シーズンはナショナル・リーグに日本人は入るのだろうか? 

「イチロー似」の1番打者、ナ・リーグ新人王に (MAJOR.jp)

ア・リーグ新人王はJ.バーランダー(13日・デトロイト)

2006-11-19 19:48:05 | Seattle Mairners
 アメリカン・リーグの新人王(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)は予想通り、17勝6敗(防御率3.63)のジャスティン・ヴァーランダー(デトロイト・タイガース)。2位がジョン・パペルボン(ボストン・レッドソックス)で、3位がフランシスコ・リリアーノ(ミネソタ・ツインズ)。この並びも予想通りだったが、パベルボンは果たして、来シーズンはスターター(先発)に回るのか? それとも松坂大輔(西武ライオンズ)の加入に伴い、クローザー専任になるのか? 注目される。

 城島健司(シアトル・マリナーズ)は4位に食い込んで、これが精一杯だろう。キャッチャーとして打率.291、本塁打18、打点76は十分すぎる数字だと思うが……今シーズンは投手陣に強力なライヴァルが多すぎた。(その選んだチームも含めて?)不運な男、だと思う。来シーズンは松坂が必ず、日本人で久しぶりの≪新人王≫を獲ってくれるだろう! 獲れなければ逆にヤバい!! 

新人王バーランダー、「ライバル関係が生んだ結果」 (MAJOR.jp)

D-レイズが岩村を落札!(15日)

2006-11-16 18:54:46 | Tampa-Bay Rays
 松坂大輔(西武ライオンズ)の場合、“相思相愛”でボストン・レッドソックスに約60億円(5111万111ドル)の巨額で落札されたが、岩村明憲(東京ヤクルトスワローズ)はよりによって、≪最悪≫のチームに落札された。タンパベイ・デヴィルレイズ。スワローズと長年、提携してきたクリーヴランド・インディアンスでも、岩村をマークし続けてきたサンディエゴ・パドレスでもなく、伏兵のタンパベイ。この結果には、岩村本人も(送り出す)古田敦也監督もガックリしていることだろう。

 クリーヴランドはレギュラーのサード(3塁手)アーロン・ブーンを放出し、ポジションを空けて待っていたのだが……スワローズと提携していても、何の果実も得られることなく、前回(2001年)の石井一久(当時ロスアンジェルス・ドジャース)に続いて、今回もスワローズから選手を供給してもらうことが出来なかった。

 対してタンパベイには、サードに今シーズン24本塁打、79打点の「右の強打者」タイ・ウィギントンがいる。ウィギントンか岩村がセカンドにコンヴァートとされるかもしれないが、セカンド(2塁手)には『WBC』メキシコ代表で活躍したホルヘ・カントゥがいる。このチームにはファースト(1塁手)が不足しているから、ひょっとしたら、ファーストにコンヴァートされるかもしれない。

 いずれにしてもサードには困っていないチームだし、そして投手陣の弱さから、≪絶対≫優勝争いはできそうもないチーム。だから≪最悪≫。クリーヴランドやサンディエゴなら優勝争いができるチームだったのだが……本拠地トロピカーナフィールドには毎試合“閑古鳥”が鳴く……そんなチーム。アメリカン・リーグ東地区だから、ボストンやニューヨーク・ヤンキースと同じ地区。(松坂や松井秀喜との)日本人対決は楽しめるが……

岩村との交渉権はデビルレイズが獲得! (MAJOR.jp)

R-ソックスが60億円で松坂を落札!(14日)

2006-11-15 23:05:23 | Boston Red-Sox
「ニューヨーク・ヤンキースには松井さんもいますけど…」って、随分、先輩の松井秀喜に失礼な言い方だな、と思ったが、それだけ、松坂大輔(西武ライオンズ)にとっては、イチロー(シアトル・マリナーズ)の存在が「特別」なのだろう。5111万111ドル11セント(約60億3000万円)で落札したボストン・レッドソックスとのライヴァル関係も絡めて、一般マスコミは松井との対戦をクローズアップするが、松坂の中では「イチローさんと戦いたい」。イチローと対戦する為にメジャーに行く!

 その意味では、ボストンが落札してくれて、良かったのだろう。絶対にシアトルには行きたくなかったのだろう。シアトルが早々に入札から降りてくれて、一番ホッとしたのは松坂だったのかもしれない。
 落札額2位(3800万ドル=約44億8400万円)のニューヨーク・メッツでなくて良かった。ナショナル・リーグへ行ったら、イチローと対戦できなくなる。イチローと対戦できるなら、3位のヤンキース(3200万ドル=約37億7600万円)でも、4位のテキサス・レンジャーズ(2700万ドル=約31億8600万円)でも良かった。しかし本人はボストンのあの赤いユニフォームが気に入っていたらしい。
 8年前(1998年)のドラフト会議では籤で運命を決められ、希望通りの球団には入れなかったが、今回は札束の量で運命を決められ、それは「本命」だった。

松坂の独占交渉権はレッドソックスに! (MAJOR.jp)

R-ソックスが松坂を落札か?(10日)

2006-11-11 14:11:36 | Boston Red-Sox
 ボストン・レッドソックスが4500万ドル(約53億円)で落札か? と聞いて、ボストンならやりかねない、と思った。前日(10日)の報道、テキサス・レンジャーズが3000万ドル(約34億5000万円)で落札か? にも過去アレックス・ロドリゲス(現ニューヨーク・ヤンキース)に10年2億5200万ドル(約290億円)の契約を結んだ球団だから、有り得ると思ったが、その上手がいた。

 それにしても、ニューヨーク・ヤンキースはどうしたのだろう? 一時は予想を下回る1300万ドル(約15億円)で落札か? という報道が流れたが、恐らくこれはニューヨークが発信元だったのだろう。ヤンキースはどうしたことか、松坂大輔(西武ライオンズ)獲得に(意外に)乗気ではなかった? 恐らくチーム内に既にアジアの英雄=王建民(台湾)がいるから、スターター(先発ローテーション)に二人もアジア人はいらない、という判断が働いたのかもしれない。

 それにしても、ボストン・レッドソックスか? 松坂にボストンのあの赤いユニフォームが似合うのだろうか? 「エース」カート・シリングが衰え、引退するようだし、どうしても「エース」を確保しておきたかったのだろう。また「ライヴァル」ヤンキースを出し抜こうという気概(邪念)もあったのだろう。もしボストン移籍なら、松井秀喜(ヤンキース)との熾烈な対決が待っている。それも観たいかも……

 個人的には、ニューヨーク・メッツに頑張ってもらって、入札して欲しかったのだが。「エース」ペドロ・マルティネスが開幕に間に合わないし、引退の畏れすらある。またナショナル・リーグだから、松坂のバッティングが見られるから、是非メッツに、と思っていたが……メッツでは同じライオンズの先輩・松井稼頭央(コロラド・ロッキーズFA)が多大なる迷惑を掛けて、チームを去ったこともあり、後輩の松坂にその“贖罪”を果たして欲しい気持ちもあった。果たして、何処に決まるか? (発表が)待ちきれない!! (もったいぶるなっ、西武!!)

松坂の移籍先はRソックス? 53億円で落札か (MAJOR.jp)