野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

ボンズ、シアトルに凱旋!(16日・セーフコ・フィールド)

2006-06-30 22:12:19 | Seattle Mairners
 来シーズン、シアトル・マリナーズ入りが噂されるバリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)。各スタジアムでブーイングを浴びる中、このシアトルの観客だけは妙に優しい。果たして、ボンズのシアトル入団はあるのか? 膝が慢性的に悪いだけに、DH(指名打者)のあるアメリカン・リーグへの移籍が確実視されるボンズ。イチローとの「夢の」競演は実現するのか? 

 そのイチロー。初回に先頭打者で(いきなり!!)ライトスタンドへ(第4号)先制ホームラン! さらに6番DHマイク・モースの犠牲(サクリファイス)フライで、シアトルが2点を先制。
【2回表】先頭は4番ボンズ。シアトルのスターター(先発)フェリックス・ヘルナンデスは真っ向勝負を挑むが、97MPHの速球を捉えられ、ライトスタンドへ(通算)718号(今シーズン10号)ホームラン! ライトのイチローは一歩も動けず……このスーパースター二人の競演。

 同点に追いつかれ、勝ち越しを許したシアトルは【3回裏】7番(に甘んじている)城島健司のダブル(2塁打)で逆転! 左腕エディ・グアダードを挟んで、ラファエル・ソリアーノ、J.J.プッツのリレー、シアトル版<勝利の方程式>で「5対4」逃げ切り。
 オークランド・アスレティックスにスウィープを喫して、3連敗中だったシアトルはこれで連敗脱出! 明日(17日)もボンズとイチローの競演を見られる幸福……!!

イチロー先頭弾で16戦連続安打、ボンズ718号 (MAJOR.jp)

イチロー100安打に到達!(10日・エンジェル・スタジアム・オブ・アナハイム)

2006-06-28 01:05:59 | Seattle Mairners
【2回裏】に2点を先制して、大喜びする地元エンジェル・スタジアム・オブ・アナハイムの観客。前日(9日)最下位に転落しただけに、スタジアムが一体になって、このGAME-2(第2戦)に懸ける意気込みが伝わってくる。しかし、それも束の間、糠喜びになるのだが……【3回表】にシアトル・マリナーズが3点を取って逆転! 7番・城島健司のセンター前ヒットから始まった。そして……

【5回表】今度は先頭のイチローがセンター前ヒットで出塁し、2番エイドリアン・ベルトレがレフトへ大飛球! しかし失速して、1-OUTになるが、3番ホゼ・ロペスがライト線にダブル(2塁打)を放って、2,3塁。ここで4番ラウル・イバニェスを敬遠(インテンショナル・ウォーク)して、「元4番」5番リッチー・セクソンと勝負。しかし、これが裏目に出た。セクソン、怒りの一撃はセンターバックスクリーンへ第10号グランドスラム(満塁弾)! 

 さらに【5回表】の第3打席で今シーズン「100本安打」に到達したイチローが【7回表】の第4打席でライトスタンドに第3号3ランホームラン! さらに2番ベルトレも続いて、ライトスタンドに第5号ソロホームラン! 止まらないシアトル打線。アナハイムの観衆(44,129人)からは遂にブーイングが出た。

 イチローがホームランを打ったから、ベルトレも打った。イチローがよくヒットを打つから、吊られてベルトレにもヒットが出る。(5番時代は)目の前でセクソンが空振り三振すれば、ベルトレも空振り三振する。多分に影響されやすいバッターなのだろう(?)「12対6」快勝! 

イチロー3号弾含む3安打 100安打達成 (MAJOR.jp)

マリナーズ待望の最下位脱出!(9日・エンジェル・スタジアム・オブ・アナハイム)

2006-06-27 12:32:49 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズが遂に(この試合で)最下位を脱出! 勝利を呼び込んだのは、この日もイチローだった。【3回表】1-OUT1塁でセンターフェンス直撃のダブル(2塁打)! その瞬間、敵地エンジェル・スタジアムの観客も「おおっ!!」と驚愕。“スーパースター”イチローへの恐れ(畏敬)の念が感じられる。1塁ランナーのユニスキー・ベタンコートはホームでOUTになったが、3番ホゼ・ロペスが左中間を破って、シアトルが先制! 

【4回表】にも2点を追加して、【5回裏】に1点は返されたものの、【8回表】2-OUTから4番ラウル・イバニェスがセンター・バックスクリーン(岩石?)にソロホームラン(第11号)を叩き込んで、「4対1」。イバニェスがホームインする最中、無神経なバットボーイがバットを下げて、「HERO」イバニェスが躓きそうになるアクシデントがあったが(!)これで勝負あった。

 先発(スターター)のジャロッド・ウォッシュバーンが古巣(ロサンジェルス・エンジェルス)相手に6イニングスを1失点の“クオリティースタート”で乗り切り、後はシアトルの「勝利の方程式」左腕ジョージ・シェリル(防御率2.70)速球派ラファエル・ソリアーノ(防御率2.48)クローザーのJ.J.プッツ(防御率2.73)と繋いで、完勝! 左腕ウォッシュバーンはこれで、ようやく4勝目(7敗)。

イチロー5戦連続マルチ、マリナーズ最下位脱出 (MAJOR.jp)

イチロー日米通算2500安打!(7日・セーフコ・フィールド)

2006-06-26 21:13:42 | Seattle Mairners
 前回(2日)2安打完封勝利のスターター(先発)ジェイミー・モイヤーが、初回に2点を先制されて迎えた【1回裏】前日(6日)5打数4安打の1番イチローが初球を打って、ライトスタンドへ(第2号)リードオフホームラン! さらに2-OUT2塁で、5番リッチー・セクソンのバットにボールが当って、レフトスタンドへ(第9号)2ランホームラン! バットに当たれば、ホームランになる男。

【2回裏】にも8番ジェレミー・リードが四球で歩き、9番ユニエスキー・ベタンコートが4球目を打ち上げて、ファーストへのファウルフライ。しかし、これをファースト(1塁手)のマイケル・カダイヤーが捕れずに、この後(7球目)ベタンコートがレフトスタンドへ第3号2ランホームランを放って、「5対2」。シアトルのホームラン攻勢が続くが、相対するミネソタ・ツインズも2点を返して「5対4」。

【6回裏】2-OUTから1番イチローがセンター前にクリーンヒット! 余りにも美しく芸術的なヒットに、センターのトリー・ハンターも笑顔でボールをキャッチ。これが日米通算「2500本安打」。しかし特にセレモニーはなし。試合前にイチローが要望を出していたのかもしれない。メジャーリーグで戦っているのに、日本時代のヒット数を混ぜ合わせるのはナンセンス、だ、と思っているのかもしれない。いずれにしても、あくまでも通過点だろう。

 イチローが打てば、2番エイドリアン・ベルトレも打つ。右中間を突破して、俊足イチローが一気に還って、「6対4」。3番ホゼ・ロペスがヒット・バイ・ピッチ(死球)の後、4番ラウル・イバニェスが代わった(3番手)左腕デニス・レイエスからライトスタンドに(第10号)3ランホームラン! これぞまさに「4番の仕事」。シアトルが「9対4」にリードを拡げて、勝負あったかに思われたが……

【8回表】1-OUT満塁のピンチを迎え、3番手の左腕ジョージ・シェリルが、イチローとリーディングヒッター(首位打者)を争う3番ジョー・マウアーに押し出しの四球(ウォーク)を与え、「9対5」。ここで4番手に右腕ラファエル・ソリアーノを投入して、4番ハンターをインフィールドフライに打ち取って、2-OUT。ここで迎えるバッターは(件の)5番カダイヤー。
 
 1994年の右肘の手術以来、かつての快速球は戻っていないが、それでも早々に「2-0」に追い込んで、5球目。アウトサイド低目、キャッチャー城島健司の構えるミットに(そのまま)ボールが吸い込まれたが、判定は「ボール」。シアトルの観客からはブーイング。際どい球だった。そして運命の6球目。バッテリーは同じ球を投げ込んできたが、この球を待っていたカダイヤー。レフトスタンドへ吸い込まれるように打球は消えていった。第8号グランドスラム(満塁ホームラン)!!

 打球の方向を呆然と眺めるソリアーノ。「9対9」同点! 思わぬ試合展開になった。シアトルの楽勝ペースだったのだが……野球は怖い。審判は怖い。球審の1球のジャッジで試合はガラリと変わる。この後、試合は延長戦へ。日米を問わず試合を長くするのは、試合をコントロールする権限を持っている審判、だ。
 延長【11回裏】2-OUTから、6番DHカール・エヴェレットにサヨナラ(ウォークオフ)ホームランが出て、「10対9」シアトルは何とか勝利を収める。試合時間3時間56分の激闘(!?)だった。

イチロー先頭弾含む「猛打賞」 2500安打達成 (MAJOR.jp)

マリナーズ3連勝!(3日・セーフコ・フィールド)

2006-06-24 21:22:23 | Seattle Mairners
 初回にイチローがライト線を破るダブル(2塁打)を放って、これなら2番エイドリアン・ベルトレが併殺打を打つ心配がない。ベルトレが予定通り(?)倒れた後、3番ホゼ・ロペスが歩いて、パスボールで2,3塁になって、4番ラウル・イバニェスがライトへ浅いフライ。普通なら絶対に還って来れない距離だったが、イチローが俊足を飛ばして、ホームへ悠々セーフ! (今さらながら)恐るべし、イチロー! 
 この直後、4番リッチー・セクソンのバットにボールが当たって、レフトスタンドに高々と打球が舞い上がって(第7号)2ランホームラン! この時期に4番(主砲)が「7号」というのは寂しすぎるが……兎も角シアトルが初回に3点を先制。

【3回裏】先頭のイチローが見逃し三振に倒れた後、2番ベルトレがセンターバックスクリーンに第3号のソロホームラン! この時期に「3号」というのは(やはり)寂しすぎるが……塁上にランナーが居ない、ノープレッシャーの状況では強いベルトレ。「4対0」。
 さらにセクソンの犠牲(サクリファイス)フライで1点を追加し、2-OUT1,2塁で、7番・城島健司がレフト線を破るダブル(2塁打)を放って、2者還って「7対0」大量リードのシアトル。

【4回裏】にも2点を追加して、尚2-OUT1塁で、4番セクソンが“バック・トウ・バック”2打席連続のホームランを(今度は)ライトスタンドに打ち込んで、第8号2ラン! シアトルはこれで「11対1」にして、先発(スターター)ジェエル・ピニェイロに更なる援護点を送る。

【7回裏】には2-OUT2塁で、イチローが三遊間をきれいな流し打ちで破って、「12対1」。本当にキレイ、としか表現できないような見事なバッティング。イチローが復活している。「あの」2001年のように、イチローが(打線の)導火線になっているから、シアトルは「強い」。(2001年の)116勝は無理でも、80勝は超えるチームにはなっている。これで3連勝! 

イチローの好走塁が大勝の起点 (MAJOR.jp)

モイヤー初完封!(2日・セーフコ・フィールド)

2006-06-22 23:54:26 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズの43歳のベテラン左腕ジェイミー・モイヤーと、カンザスシティー・ロイヤルズの23歳のルーキー右腕ボビー・ケッペルの投げ合いで【7回表】まで「0対0」。【6回裏】には1-OUTからイチローがレフト前ヒットで出塁するが、2番エイドリアン・ベルトレが敢え無くピッチャーゴロ併殺(ダブルプレー)に倒れて、ベルトレはこれがあるから怖い。これがあるから彼が2番に座るのは嫌、だ。

 しかし【7回裏】(ベルトレのおかげで)2番から3番に「昇格」した先頭のホセ・ロペスが初球を打って、レフトスタンドに(第9号)ソロホームラン! 今シーズン見事にブレイクしたロペス。オールスターゲームには必ずシアトルを代表して出場してもらいたい。その為にはイチローがファン投票で選出されて、シアトルの監督推薦枠を一つ確保しなければならないが。
 続く4番ラウル・イバニェスにも“バック・トウ・バック”(連続で)これも初球を打って、ライトスタンド最前列へ(第9号)ソロホームラン! NHK(衛星)のアナウンサーは、夜の「巨人vs.西武」(総合)の告知(番組宣伝)をしている場合ではなかった。「2対0」シアトルが待望の先制点!

【8回裏】にも1-OUT後、イチローがセンター前ヒットで出塁し、2番ベルトレが(今度は)三遊間を抜いて繋ぎ、3番が板に就いてきたか? ロペスがレフト線にダブル(2塁打)を放って、イチローと意外に俊足(!?)ベルトレが還って来て、「4対0」これで磐石。

 先発(スターター)モイヤーが9回を投げ切って、今シーズン初完封! しかも4年ぶり、らしい。これで今シーズン3勝目(5敗)。エース(開幕投手)のモイヤーがようやく3勝目。シアトルの苦闘ぶりが窺える数字だ。
 開幕当初は、キャッチャーのルーキー城島健司との呼吸が合わず、城島がメディアから難癖を付けられていたが、この完封でその不安も解消か? 日本人ファンとしても一安心のモイヤーの完封劇だった。

43歳のエースと年俸3800万円の3番打者 (MAJOR.jp)

マリナーズ、反攻の記念日(31日・アメリクエストフィールド)

2006-06-18 21:34:53 | Seattle Mairners
 6連敗中のシアトル・マリナーズ。前日(30日)から打線を組み替え、2番に「絶不調」エイドリアン・ベルトレを据える奇策に出たが、それが奏功しつつある。この日も初回に1番イチローがセンター前ヒットで出塁し、ベルトレがレフトフェンス直撃のシングルヒット! その後、4番に入ったラウル・イバニェスがレフト前にヒットを落として、2試合連続の先制点!

 一昨日までは前の打者のリッチ・セクソンが大振りして、空振り三振が多いので、それを見て打席に入るベルトレは影響されてしまったのかもしれない。昨日からネクストバッターズ(オン・デック)サークルでイチローの打席を見ていて、軽くバットを合わせてヒットを打つイチローを間近で見て、いい影響が出ているのかもしれない。……大胆な仮説、だ。

【3回表】もイチローが三遊間の真ん中にヒットを放って、ベルトレが詰まりながらも、センター前に落として、1,3塁。3番に抜擢されたホゼ・ロペスが三遊間を抜いて、1点。4番イバニェスが初球を叩いて、ライトスタンド(最前列)に飛び込む3ランホームラン(8号)で「5対0」。この後、さらに2点を追加して「7対0」。

【5回裏】に先発(スターター)フェリックス・ヘルナンデスが、テキサス・レンジャーズの1番ゲーリー・マシューズJRにグランドスラム(満塁弾)を浴びて、「7対5」にされるが、【6回表】先頭のイチローがレフト前にヒットを落として、盗塁。2-OUT2塁になって、4番イバニェスが歩かされ(敬遠)、5番セクソンと勝負。どこかで見たことがある光景だが、セクソンはショートゴロ。しかし、この当たりがイレギュラーして、左中間に転がって、2者生還「9対5」。

【7回表】にも1-OUT満塁で「復調」ベルトレがピッチャーの足元、センター前に抜けるタイムリーヒットを放って、見違えるような活躍ぶり! さらに3番ロペスが難なくレフトに犠牲(サクリファイス)フライを打ち上げて、「12対5」。
【8回表】は1-OUT1,2塁で、8番マイク・モースがしぶとくセンター前に落として、1点を追加。モースは昨シーズン、ショートストップのレギュラーを獲りかけたが、キューバ人ユニスキー・ベタンコートの出現で外野手に転向。しかし、バッティングはいいだけに、これから先が楽しみだ。

「12対5」テキサスに圧勝! これで6連敗で脱出し、シアトルはここから反攻が始まる。ここから、ひとまず3連勝が始まる。ようやくチームとしての<カタチ>が出来て来た。ベルトレの「2番」奇策が成功した形だが、ベルトレが本来の打順に戻った時こそ、シアトルは「本物」になれる。それがシーズン途中のどの時期に訪れるか? それとも終わりまでこのままか? 試金石、だ。

マリナーズのイバネスが4打点 前日の汚名返上 (MAJOR.JP)

対決!大塚vs.イチロー(30日・アメリクエストフィールド)

2006-06-16 21:29:03 | Seattle Mairners
 この日から「絶不調」エイドリアン・ベルトレを「2番」に据える「奇策」新オーダーがスタートしたシアトル・マリナーズ。反攻のシンボルとなるか? 初回に先頭のイチローが詰まりながらもセンター前に落として、2番ベルトレも三遊間を抜いて、早速、新オーダーが奏功する。この後、パスボールの間に1点が入って、5番カール・エヴェレットが1,2塁間を抜いて、「2対0」。

【3回表】にも1点を追加したシアトル。試合を優位に進めるが、【3回裏】先発(スターター)ギル・メッシュが「猛打」テキサス・レンジャーズのホームラン攻勢の前に沈む。2番マイケル・ヤングに2ラン(3号)を喫し、「3対2」1点差に迫られ、6番ブラッド・ウィルカーソンに満塁弾(グランドスラム)を浴びる! 一気に「3対6」逆転される。

 シアトルは【6回表】に1点を返すものの、【9回表】のマウンドには、テキサスの守護神(クローザー)大塚晶則、登場。最初に対するはイチロー。注目の日本人対決から始まる。「1-2」からのスライダーを見送って、「2-2」になって、大塚、渾身の速球(ファストボール)は高めに浮いて、それを逃さず打ったイチロー。センター前に弾き返して、0-OUTで出塁。

 2番ベルトレには3塁線に際どいファウルを打たれるが、スライダーでボテボテに詰まらせて、ピッチャーゴロ。ファースト(1塁)のタイミングも微妙だったが、辛うじて「OUT」。このとき、大塚のこの試合最初の「ヨッシャー!」が出る。3番に「昇格」したホゼ・ロペスをスライダーで空振り三振! バットに掠らせもしない。

 しかし、ウィリー・ブルームクイストは歩かせて、2-OUT1,2塁。一発(出れば)逆転の場面で、5番(一発のある)エヴェレット。「1-2」でキャッチャーのサインに首を振って、スライダーを投げて、「2-2」。最後も懲りずにスライダーを投げて、これをエヴェレットが呆然と見送って、三振! 大塚、ここで会心の咆哮「ヨッシャー!」。

 シアトルはこれで5連敗……新オーダーで臨んだ作戦は実らなかったが、しかし翌31日から3連勝!! 1敗を挟んで、3連勝が二度続き、遂にシアトルが波に乗ったか、と思われたが、「天敵」オークランド・アスレティックスにまさかの3連敗(スウィープ)!! この「苦手」オークランドを克服しない限り、シアトルの浮上はない。

イチロー、大塚から1安打 城島はマルチ (MAJOR.jp)

大塚、サヨナラを呼ぶ快投!(25日・アメリクエストフィールド)

2006-06-14 21:25:40 | Texas Rangers
 5連勝の後、5連敗中のオークランド・アスレティックス。この日(25日)は、テキサス・レンジャーズのスターター(先発)ケヴィン・ミルウッドを攻略して、【6回表】を終わって「7対0」のリード。連敗脱出は確実に思えたが、ここはテキサスの地元アーリントン(アメリクエスト・フィールド)。【6回裏】からホームラン攻勢が始まって、忽ち「7対7」同点になる!

「7対7」同点の【9回表】のマウンドにはテキサスの「新」守護神=大塚晶則、登場! 先頭のダン・ジョンソンを縦スライダーで空振り三振に取り、1番マーク・エリスも縦スラで翻弄して、ボテボテのピッチャーゴロ。【5回表】にライトスタンド3階席にソロホームラン(4号)を放っている、2番マーク・コッツエイも縦スラを打ち上げさせて、ショートフライ。キッチリ3人で締めて、味方の【9回裏】の攻撃に繋げた。

 そして【9回裏】2-OUT後、5番フィル・ネヴィンがセンターバックスクリーン(芝生席)に飛び込む、第8号ウォークオフ(サヨナラ)ホームラン! これでこの日のテキサスの全8得点は全てホームランだった。恐るべし、テキサス! アメリカン・リーグ西地区首位を快勝中だ。
 しかし、このネヴィン。後日(31日)シカゴ・カブスにトレードに出された。骨折でDL(故障者リスト)入りしているデレック・リーの穴埋めだが、これが、メジャーリーグ。ネヴィンにとって、テキサスでの最後で最高の思い出になった。

大塚、サヨナラ呼び込み初白星 ネビンが劇的弾 (MAJOR.jp)

斎藤、ドジャース6連勝の締め!(23日・ドジャースタジアム)

2006-06-10 20:52:45 | Los-Angeles Dodgers
 松井稼頭央が遂にニューヨーク・メッツを去ることになった。移籍先は、コロラド・ロッキーズ。5月23日(ドジャースタジアム)ロッキーズvs.ドジャース戦。クローザー斎藤隆の登板が見込まれる、この試合で、ここは一つ、松井のライヴァルとなるセカンド、あるいはショートストップの選手をチェックしておこう、と思う。

【2回表】コロラドの攻撃。先頭の6番セカンドのルイス・ゴンザレスが右中間を抜いて(ダブル)出塁。手強いのか? 7番はショートストップ、クリント・バームス。打率(AVG).208だから、この選手なら抜けそうか? しかし今さら(松井は)ショートストップに戻れるか? ドジャース先発(スターター)ブラッド・ペニーのカーヴを打って、セカンドゴロ。

【4回表】0-OUT1塁で打席には、6番ゴンザレス。現地放送局では、ゴンザレスが昨シーズン、ファースト、セカンド、サード、ショート、レフト、ライトを守ったことが伝えられている。典型的なユーティリティープレイヤーのようだ。昨シーズン末にようやくセカンドのポジションを掴んだ選手。離したくはないだろう? ショートゴロを打って、ダブルプレー!! バームスも空振り三振!

【7回表】は先頭でゴンザレス。ドジャースのセットアッパー、ダニス・バエスから空振り三振! 7番バームスもセンターフライに倒れた。これなら、松井にもチャンスがありそうだ。チャンスがありそう、だからこそ、コロラドは補強したのだろうから。このチャンスを生かせるか? しかし、3Aコロラド・スプリングスからのスタート、というところに松井の現状の厳しさがある。

 そして【9回表】のマウンドには先日(6月6日)その松井とも対戦した斎藤隆。「8対1」の点差で調整登板の色合いが濃いが、先頭の4番マット・ホリデーに2球目のスライダーを狙われ、右中間を抜かれる。やはり、7点差では気合が抜けてしまうか?
 しかし5番ブラッド・ホープはシュート(89MPH)で空振り三振に仕留め、(例の)6番ゴンザレスはセカンドフライ。そして最後のバッターは7番バームス。スライダーで平凡なライトフライに討ち取って、ゲームセット! エリック・ガニエが戻ってきても、クローザーはタカシ・サイトウ、だ。

斎藤、ピンチ招くも1回零封 ドジャース6連勝 (MAJOR.jp)