野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

さらば、トルネード!(17日)

2008-07-18 23:58:17 | Kansascity Royals
 よく≪松坂世代≫って言われる。どうして松坂大輔(ボストン・レッドソックス)の世代に集中して、優秀な野球選手が、特にピッチャーが、輩出したのか不思議がる人たちがいるが、答えは「簡単」。彼等が野球選手を志す中学生のときに、野茂英雄(前カンザスシティー・ロイヤルズ)がメジャーリーグに挑戦し、ロサンジェルス・ドジャースで≪旋風≫を巻き起こしたからだ。 

 同じ≪松坂世代≫の一人、久保田智之(阪神タイガース)も、高校(大学)時代は本気で≪トルネード≫で投げていた。(世界を相手に)あれだけの活躍をすれば、野球少年なら誰でも憧れる。(今度の『北京五輪』とか言う大会で、そういう≪世代≫は生まれるのだろうか?)

 だから本当(正解)は≪松坂世代≫ではなく、≪NOMO世代≫なのだ。そろそろ認識を改めるべき。偉大なパイオニアに敬意を表して……(真の)≪怪物≫は松坂ではなく、「野茂さん」そのもの。 

引退決意の野茂、パイオニアとしての歴史を振り返る(MAJOR.jp)

MLB 日本人メジャーリーガー 熱闘譜1995~2003

城島の危機(13日)

2008-07-14 20:12:42 | Seattle Mairners
 今日(13日)前半戦の最後の試合だったのに、城島健司(シアトル・マリナーズ)に出番は無く……シーズン途中に新たに3年契約を結んだのに、その後のGM(ビル・バヴェシ)交代、監督(ジョン・マクラーレン)の解任で事態は一変! 若手育成の名目でルーキー(2年目)のジェフ・クレメントがスタメン起用され、城島はベンチ(ダッグアウト)あるいは(まさかの)指名打者(DH)での出場。

 スタメンで起用されるのは、比較的「相性」が良い左腕のジャロッド・ウォッシュバーンが先発(スターター)する日だけ。移籍のカルロス・シルヴァ、左腕エリック・ベダードの日はマスクを被らせてもらえないし、ナックルボーラーのR.A.デッキーの球は、城島が捕球に苦戦している。DL(故障者リスト)入りしていた“KING”フェリックス・ヘルナンデスには(一昨年から)露骨にサインに首を振られまくり、相性の悪さを露呈。

 結局、今シーズンは自慢の(アテネ五輪の4番!!)バッティングが不振(打率.213)で、スタメン落ちの口実を首脳陣に与えてしまっているが、それよりも何よりもスターター(先発投手陣)との相性、呼吸が合わない難点が、城島を「正捕手」の領域から遠ざけている、のだろう。
 スターターではないが、≪守護神≫(クローザー)J.J.プッツとの相性は抜群。プッツを一本立ちさせたのは、城島の功績だが、このプッツがDLから戻ってくれば、プッツ専用のキャッチャーとして、終盤に必ず起用されることなるかもしれない。復帰したプッツにそれだけの影響力、発言力があるかどうか、不明だが……

 いずれにしても、シアトルの方針は「正捕手」クレメント。今日(13日)も【7回表】に5号2ランホームランを放っている。バッティングが持ち味。後はキャッチングとリード面を試合に出場させることで「経験」を学ばせたいと考えているシアトル首脳陣。城島にとって不利な状況は(延々と)続く。
 恐らくシーズンオフにはトレードに出されることになるだろう(?)。早くて今月31日が<デッドライン>の“フラッグ・ディール・トレード”で放出か? そうなると、イチローの(唯一の!?)話し相手がいなくなるが……この際、イチロー派を一掃して、イチロー自身もトレードに出すかもしれない。トレードがメジャーリーグ「一」下手なシアトルのことだ。(血迷って)何をするか判らない。

城島も選択肢に マリナーズで次に放出されるのは? (MAJOR.jp)

マスクごしに見たメジャー―城島健司大リーグ挑戦日記

イチロー、8年連続の貫禄!(6日・アメリカン・リーグ)

2008-07-10 22:55:55 | All-Star Game
 イチロー(シアトル・マリナーズ)が8年連続8回目の出場。ファン投票3位で辛くも選出された。今シーズンの成績というよりも、昨年のオールスターゲームの「あの」ランニング(インサイドパーク)ホームランの印象が未だにメジャーリーグファンの間に強烈に、鮮烈に残っているのだろう。
 それにしても、今年は福留、イチローに加えて、松坂大輔(ボストン・レッドソックス)、松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)の4人の≪サムライ≫の勇姿が見られると期待していたのだが……当日(15日)のアメリカン・リーグのスタメンを予想してみると、

1番センター イチロー
2番ショート デレック・ジーター(ニューヨーク・ヤンキース)
3番サード アレックス・ロドリゲス(ニューヨーク・ヤンキース)
4番レフト マニー・ラミレス(ボストン・レッドソックス)
5番ライト ジュシュ・ハミルトン(テキサス・レンジャーズ)
6番キャッチャー ジョー・マウアー(ミネソタ・ツインズ)
7番DH※ ミルトン・ブラッドリー(オークランド・アスレティックス)
8番ファースト ケヴィン・ユーキリス(ボストン・レッドソックス)
9番セカンド ダスティン・ペドロイア(ボストン・レッドソックス)
※ピッチャー ジョー・ソーンダース(ロサンジェルス・エンジェルス)

イチローが8年連続8度目の球宴決定、松坂は選ばれず (MAJOR.jp)

SLUGGER (スラッガー) 2008年 07月号 [雑誌]

福留、ファン投票選出の快挙!(6日・ナショナル・リーグ)

2008-07-09 21:48:03 | All-Star Game
 福留孝介(シカゴ・カブス)がファン投票(外野手)3位で選出! これは凄いことだ。野球を知らない会社の同僚が「これって組織票?」と言っていたが、【NPB】じゃあるまいし……シカゴの地元リグレーフィールドで圧倒的(印象的)活躍を見せた福留。地元ファンに後押しされ、そして人気が全国区なカブスファンの支持にも支えられ、ルーキーでファン投票選出の快挙を成し遂げた。
 当日(15日)のナショナル・リーグのスタメンでは「1番・福留」が期待されている(@日本人メディア)が、この豪華メンバーの中では恐らく……

1番ショート ハンリー・ラミレス(フロリダ・マーリンズ)
2番セカンド チェース・アットリー(フィラデルフィア・フィリーズ)
3番ファースト ランス・バークマン(ヒューストン・アストロズ)
4番DH※ アルバート・プホルス(セントルイス・カーディナルス)
5番サード チッパー・ジョーンズ(アトランタ・ブレーヴス)
6番ライト※ マット・ホリデー(コロラド・ロッキーズ)
7番レフト ライアン・ブラウン(ミルウォーキー・ブリュワーズ)
8番センター 福留孝介
9番キャッチャー ジオヴァンニ・ソト(シカゴ・カブス)
※ピッチャー ブランドン・ウェブ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)

福留がオールスター選出! ナ・リーグ日本人野手として初 (MAJOR.jp)

SLUGGER (スラッガー) 2008年 03月号 [雑誌]

藪、カブスのリーを3球三振!(3日・AT&Tパーク)

2008-07-07 21:38:45 | San-Francisco Giants
 サンフランシスコ・ジャイアンツの「エース」ティム・リンスカムの好投で「4対3」1点リードの【7回表】2番手の左腕ジャック・タシュナーが、シカゴ・カブスの2番・福留孝介のバットを折って、セカンドゴロに打ち取って、2-OUT三塁になって、3番「主砲」デレック・リーを迎えたところで、3番手にマウンドに上がったのは、藪恵壹

 最近5試合で防御率21.00と最悪だったが、ここ2試合は無失点に抑えて、徐々に信頼を取り戻しつつある藪。リーに対して、初球カーヴで空振り! 2球目も意表を突くスローカーヴ(79MPH)で呆然と見送るリー。3球目はチェンジアップ(84MPH)で空振り三振! 天下のリーを「3球三振」に仕留めた藪。拳を握り締めて(いつものように)3塁線をジャンプ! 

福留がオールスター選出! ナ・リーグ日本人野手として初 (MAJOR.jp)

確信

対決!藪vs.福留(30日・AT&Tパーク)

2008-07-04 21:39:16 | San-Francisco Giants
 先発(スターター)の左腕エース、バリー・ジト(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が5回5失点で降板して、【6回表】のマウンドには背番号「22」の大きな背中、藪恵壹。打席には(何と!)シカゴ・カブスの1番(リードオフ)福留孝介。日本のプロ野球時代(セントラル・リーグ)阪神タイガースと中日ドラゴンズで何度も戦った二人、だ。

 初球フォークから入って、2~3球目も外れて、「3-0」。ここ3試合、1-OUTも取れずに、リリーフの仕事が果たせていない藪。1点台をキープしていた防御率(ERA)も遂に「3.43」。連日のブルペン待機、緊迫した場面での登板が続いて、そろそろ(精神的にも肉体的にも)疲れが出始めているのだろう。
 4球目のシュートで一息ついて、5球目(90MPH)同じ球でショートゴロに打ち取って、久しぶりの1-OUT確保。
 2番ライアン・テリオットにライト前ヒットを浴びるが、3番「主砲」デレック・リー(レオン・リーの息子)をショートゴロ(二塁封殺)。4番「新人王最有力候補」ジオヴァンニ・ソトをサードゴロに打ち取って、3塁側ラインをジャンプ! 

【7回表】先頭のマーク・デローサ(5回表に先発ジトから2ラン!!)には高めに浮いた速球(94MPH)をライト前に運ばれ、6番ジム・エドモンズ(元セントルイス・カーディナルス)にはシュートを引っ掛けさせて、セカンドゴロに打ち取るが、ショートが(一塁に)悪送球して、併殺ならず。
 7番マット・マートンには“ヒット・バイ・ピッチ”(死球)を与えて、8番(若い)ロニー・セデーニョにはカーヴから入って、最後もカーヴを見送らせて、三振! ベテランが若手を翻弄した図。9番(ピッチャー)テッド・リリーも3球三振に仕留めて、2イニング無失点の藪。 

 この後【8回表】に3番手のピッチャーが4失点しているから、如何にこの試合のカブス打線が「当たっていた」か。そのカブス上位(から始まる)打線を「0」に封じて見せた藪。……自信を取り戻せたか。

自信回復の2回無失点 ジャイアンツの藪 (MAJOR.jp)

確信