野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

ジラルディ新監督、誕生!(30日・ニューヨーク)

2007-10-31 22:23:01 | New-York Yankees
 やはり、ニューヨーク・ヤンキースは超「本命」をチョイス(選択)した。まだ年齢的に若い(43歳)ジョー・ジラルディ氏の前に「繋ぎ」で、4年間ベンチコーチを務めたドン・マッティングリー氏を据えるプランもあっただろうが、しかし、それをすると、人気のジラルディー氏は他球団(ロサンジェルス・ドジャース)に攫われていただろう。実は選択肢は限られていた。迷う必要はなかった、と思われる。

 若手を登用することにかけては、フロリダ・マーリンズ(2006年)で実績を証明積みのジラルディ監督。その方針の中で、ベテラン(33歳)松井秀喜はどういう扱いになるか? レフトのポジションには、センターの若手(23歳)メルキー・カブレラから押し出されたジョニー・デーモンが移る予定だし、松井には(実は)ポジションが無い。
 当面はDH(指名打者)しか働き場所が無いから、松井には移籍の噂が囁かれる。DHには≪大物≫ジェイソン・ジアンビーがいるし、そういう配置をどうするか? ジラルディ新監督の手腕が問われる。

MLB=ヤンキース、ジラルディ氏が新監督に就任 (MAJOR.jp)

ジャイルズ兄弟、1年で解体!(26日・サンディエゴ)

2007-10-28 20:29:10 | Sandiego Padores
 アトランタ・ブレーブスから今シーズン、サンディエゴ・パドレスに移籍したマーカス・ジャイルズ(内野手)が「たった1年」で「クビ」。兄のブライアン(外野手)との“ジャイルズ・ブラザーズ”が実現したのに「たった1年」。サンディエゴはこの兄弟コンビを実現させる為に、態々(わざわざ)マーカスとポジション(2塁手)が重なるジョシュ・バーフィールドをクリーヴランド・インディアンスに放出して、“至れり尽せり”だったのに、この現実……

 その無理やり出されたバーフィールドは、ルーキーイヤーだった昨シーズン、150試合に出場して、打率(AVG).280、13本塁打、58打点の活躍で≪新人王≫(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)の有力候補に挙がったにも拘らず、この仕打ち……
 そして今シーズン、慣れないアメリカン・リーグに戸惑い、成績が低迷し、遂には(約束されていた)レギュラーの座も奪われ、ベンチ・ウォーマーに成り下がってしまった。「あの」元読売ジャイアンツのジェシー・バーフィールドのご子息だが……

兄弟共演1年で終わり パドレスがジャイルズ弟放出へ (MAJOR.jp)

凄いゾ、岡島! パーフェクト・リリーフ!(25日・フェンウェイパーク)

2007-10-26 22:32:32 | Post Season
 初戦(GAME-1)を「13対1」で圧勝して、これはボストン・レッドソックスが圧倒的に強い、クリーヴランド・インディアンスとの<アメリカン・リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ>が≪事実上≫の<ワールドシリーズ>だったかもしれない、と錯覚しかけたが、第2戦(GAME-2)は初回にコロラド・ロッキーズが先制して、ボストンが追いついて、勝ち越して「2対1」の僅少差。

【6回表】先発(スターター)の「ベテラン」(40歳)カート・シリングが、1-OUT_1,2塁のピンチを迎えたところで、2番手に「エース」セットアッパーの左腕・岡島秀樹を早くも投入! 
 5番ギャレット・アトキンズと対したが、得意のチェンジUpでタイミングを外して、ボテボテのファーストゴロ(2-OUT_2,3塁)。「左」対「左」の6番ブラッド・ホープには初球カーヴで入り、2球目に速球(141km)で懐を突き、最後は2球目の残像を活かしながら、スプリッター(フォーク)で見逃し(3球)三振! 見事なリリーフ!! 

 続投した【7回表】には先頭のトロイ・トゥロウィッキーをライトフライ、8番ヨーヴィット・トレアルバをショートゴロ、9番ライアン・スピルボークスには「2-0」からチェンジUpとカーヴでカウントを整え、最後はイン・ローに速球(141km)をズバッと決め、見逃し三振! ボストン・フェンウェイパークの観衆の熱狂を呼び込む。

 更に続投した【8回表】には、先頭のウィリー・タヴェラスを「意表を突く」3球ストレート勝負で見逃し三振! そして……(記念すべき)2番・松井稼頭央との「日本人」ワールドシリーズ「初対決」を迎えるが、「3-2」フルカウントからスプリットを落として、空振り三振! “アンタッチャブル”な(触れさせない)岡島。
 ここで交代指令が来て、守護神(クローザー)ジョナサン・パペルボンにバトンタッチ。異例の2イニングス3/1を投げて(4奪三振)パーフェクトに抑えた岡島。レギュラーシーズン同様、キッチリと役割を果たして、「2対1」チームに辛勝を齎(もたら)した。ボストンの影の≪MVP≫は、岡島だ。岡島に≪MVP≫を! 

岡島、松井稼との日本人初対決を制す Rソックス連勝 (MAJOR.jp)

田口の師匠、契約延長で合意!(22日)

2007-10-24 13:43:52 | St. Luis Cardinals
 契約切れで退団が既定路線と見られていた「名将」トニー・ラルーサ監督(セントルイス・カーディナルス)が(新たに)2年間の契約延長に合意! これで“ラルーサ野球の申し子”田口壮の残留(再契約)もほぼ確定だろう。ただGMが交代しただけに、その不確定要素はあるが……
 田口といえば、明日(現地24日)からのワールドシリーズ(@フェンウェイ・パーク)にゲスト解説(NHK衛星)で登場! 

初戦先発ベケット、ナ・リーグ最強打線にリベンジへ(MAJOR.jp)



田口 壮
タグバナ。

消えた永久欠番「6」(20日・ニューヨーク)

2007-10-22 11:04:34 | New-York Yankees
 ジョー・トーリ監督の背番号「6」は、永久欠番「確実」と見られていたのに、今回の退任劇で、ニューヨーク・ヤンキースと喧嘩別れになって、「6」=永久欠番は、見送られることになるかもしれない。一桁で、空いている番号は、この「6」と、「主将」デレック・ジーターの「2」だけで、この二人の永久欠番が確実視されていたから、ヤンキースから一桁の背番号が無くなる、と想定されていたが、事態は一気に急変した。

 果たして、トーリ監督に代わり、新たに背番号「6」を付けるのは、誰になるのか? 勿論、関係が修復して、ファンからの要望もあって、トーリ監督の「6」が、永久欠番「化」することはありえるが……監督として、その背番号が永久欠番「化」が検討されるほど、トーリ監督がヤンキースで果たして実績は絶大だった。それだけに、この辞め方は(傍から見ていても)残念……
 しかし、ヤンキースは新旧交代、再スタートを切る必要に迫られていた。3年連続ディヴィビジョン(地区)シリーズ敗退は、ヤンキースにとっては異常事態……マネージャー(監督)を代えて、出直す、いい潮時かもしれない。

 本命は、ドン・マッティングリー・ベンチコーチ。対抗は、ジョー・ジラルディー氏(ヤンキース専門放送局【YES】解説者)。真の本命は、2006年、監督就任1年目(フロリダ・マーリンズ)で、ナショナル・リーグ最優秀監督に選出された、凄腕=ジラルディー氏だろう。マッティングリーコーチは、ジラルディー氏への「繋ぎ」(中継ぎ)役か? 

ヤンキース、トーリ監督後任の有力候補は3人か(MAJOR.jp)



ジョー トーリ, 広岡 勲, Joe Torre
ジョーからの贈りもの―若きサムライとの日々

やっぱり、トーリ監督「退任」(18日・ニューヨーク)

2007-10-19 20:49:28 | New-York Yankees
 やっぱり、ジョー・トーリ監督(ニューヨーク・ヤンキース)「退任」らしい。ポストシーズン(プレイオフ)ディヴィビジョン(地区)シリーズで3年連続「敗退」すれば、解任の大方針が決まっていたのに、選手からの信頼が厚いトーリ監督を解任すれば、雪崩れを打って、選手たちがチームを去り、帝国は崩壊してしまう為、止む無く、トーリ監督に1年契約のオファーを出したが、見事に断られたようだ。(男の本懐)

 こうなってくると、トーリ派の“守護神”(クローザー)マリアーノ・リヴェラ、レギュラー・キャッチャー(正捕手)のホルヘ・ポサーダ、この二人のFA者の離脱は確実(?)。さらにトーリ監督が擁護してきた、松井秀喜の≪運命≫も微妙になってきた。トレードされるかもしれない(?)。トレード拒否条項があるが、果たして、どうなるか……そして「主砲」アレックス・ロドリゲスの行方は? 

トーリ監督、ヤンキースからの契約提示を拒絶(MAJOR.JP)

史上最大の屈辱、松坂大輔(15日・ジェイコブスフィールド)

2007-10-18 21:02:00 | Post Season
 昨日(現地15日)松坂大輔で落とし、今日(16日)ベテラン(41歳)“ナックルボーラー”ティム・ウェイクフィールドでも落として、いよいよ窮地に追いつめられた、ボストン・レッドソックス。結果的には、第2戦(GAME-2)のカート・シリングと、第3戦(GAME-3)の松坂の先発(スターター)を入れ替えたのが、≪裏目≫に出た。

 明後日(18日)は「エース」(20勝7敗)ジョシュ・ベケット(が先発)だから、勝てる(?)として、問題は地元ボストン(フェンウェイ・パーク)に帰る、第6戦(GAME-6)以降か……ベテラン(40歳)シリングの最後の≪御奉公≫はあるのか? 第7戦(GAME-7)松坂に≪Revenge≫の機会は訪れるのか? とにかく、明後日、ベケットで何が何でも勝たなければ……このままクリーヴランド・インディアンスの≪勢い≫に呑み込まれてしまう可能性は高いが……≪王手≫を掛けられて、3連勝しかなくなった、ボストンと松坂と岡島秀樹

 そういえば、昨日の【NHK】(衛星)の解説者は、かつての快速球投手、与田剛氏。クリーヴランドの地元ジェイコブス・フィールドの観客(44,402人)の「殆ど拍手と声だけで、これだけ盛り上がるんですからね……」「ホント投げてみたかったですね、こんな所で……」と、しみじみ。

 私等、野球ファンも、与田投手がMLB(メジャーリーグ)で投げる姿を観てみたかった。たった1回だけの野球人生……メジャーで投げられるだけの≪実力≫もあったのに、時代状況がそれを許さなかった、そんな≪不運≫……こういう人の為(分)にも、現役投手=松坂にはもっと頑張ってもらわなければ……(同じく女子アナを娶った者として!?)

Black & White~ロッカー前で動かない松坂大輔(MAJOR.jp)


与田 剛
消えた剛速球―157キロで駆け抜けた直球人生



与田 剛, 成美堂出版編集部
トッププロに学ぶ野球上達テクニックピッチング (Seibido mook)

ロッキーズ4連勝でワールドシリーズへ!(14日・クアーズフィールド)

2007-10-16 23:13:47 | Post Season
 敵地(チェース・フィールド)で連勝して、地元(クアーズ・フィールド)に帰ってきた、コロラド・ロッキーズ。第3戦(GAME-3)も初回、『MVP』候補=3番マット・ホリデーのソロホームランで先制! しかしアリゾナ・ダイヤモンドバックスも【4回表】(2-OUTから)5番マーク・レイノルズのソロホームランで同点! ≪意地≫を見せるかと思われたが……

【6回裏】先頭のトッド・ヘルトンが四球(ウォーク)で出塁して(1-OUT後)6番ブラッド・ホープがライト前ヒット! (2-OUT後)8番(キャッチャー)ヨーヴィット・トレアルバが(3-2から粘って)レフトスタンドへ決勝の3ランホームラン! 右手を高々と挙げて、地味な男が最高のパファーマンス! 

 トレアルバといえば、元シアトル・マリナーズ(2005年)。その前は長年、サンフランシスコ・ジャイアンツで「控え捕手」だった。コロラドに来てから、レギュラーに定着して、この大舞台で値千金の一発! 
 そういえば、打ったピッチャー、Dバックスのスターター(先発)リヴァン・ヘルナンデスも元サンフランシスコで、トレアルバとはバッテリーを組んでいた。キューバ人、リヴァンの配球を知り尽くしていた、トレアルバだからこそ、打てた一発! 

 このGAME-3をモノにしたコロラドは≪王手≫を掛け、翌15日の第4戦(GAME-4)も「6対4」であっさりモノにして、スウィープ(4連勝)で≪優勝≫! ナショナル・リーグ・チャンピオンシップ・シリーズを制した。これで≪夢の≫ワールドシリーズ「初」進出! アメリカン・リーグの覇者を待つ。それは、クリーヴランド・インディアンスになるか、それとも逆転でボストン・レッドソックスになるか? 
 松井稼頭央もワールドシリーズ初出場で、これで日本人選手(何と!)6年連続出場。ワールドシリーズに日本人選手は欠かせない<アイテム>(ツール)になった。

松井稼タイムリー、ロッキーズは初のリーグ制覇 (MAJOR.jp)


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またしても、ガニエ!(13日・フェンウェイパーク)

2007-10-14 21:25:08 | Post Season
 またしても、ガニエ! ボストン・レッドソックスは初回に先発(スターター)のベテラン右腕(40歳)カート・シリングが1点を先制されたものの、【3回裏】に一挙3点を奪って、「3対1」! 【4回表】にシリングが、クリーヴランド・インディアンスの8番フランクリン・グティエレスに3ランを喰らって、逆転されるが、【5回裏】「主砲」マニー・ラミレスの2ランと5番マイク・ローウェルのソロで「6対5」再逆転! 地元フェンウェイパークでムードは最高潮に盛り上がったが……

【6回表】に2番手の右腕マニー・デルカーメンが「6対6」同点に追いつかれ、そして延長【11回表】6番手の「問題の人」エリック・ガニエが≪炎上≫して、一挙7失点を喫して、「6対13」で(結果的には)大敗! 3番手の左腕・岡島秀樹から4番手のベテラン右腕(41歳)マイク・ティムリン、5番手の≪守護神≫ジョナサン・パペルボンが踏ん張って、襷を繋いできたが、(またしても)ガニエで途切れた。

 一方、クリーヴランドは【6回裏】以降「強打」のボストン打線に得点を与えずに、ブルペン陣が踏ん張って、延長戦を制した。ブルペンの「差」が出た。クリーヴランドのブルペン陣はボストンよりも「上」。アメリカン・リーグ・チャンピオンシップ・シリーズで対戦するボストンに唯一勝っているのが、この点。ブルペン勝負に持ち込んだら、クリーヴランドは≪手強い≫。

 そのブルペン陣で、今日も4番手に投げて好投したのが、元横浜ベイスターズ(2000年)の右腕ラファエル・ベタンコート。クリーヴランドが誇る強力ブルペン陣の象徴的存在、「エース」セットアッパーだ。ベイスターズは何故、彼を手放したのだろう? 彼を使いこなせていれば、マーク・クルーンのセーヴ・ポイントも増加しただろう。

 これで「1勝1敗」のタイ。明後日(15日)から舞台をクリーヴランドのジェイコブズ・フィールドに移して、GAME-3(第3戦)。ボストンの先発は、松坂大輔。非常に重要なマウンドになった。シリーズの行方を左右する一戦。松坂が大舞台に強い、という≪神話≫は本物か? 少なくとも、西武ライオンズ時代に日本シリーズで活躍した記憶はないのだが……

岡島が好救援も、Rソックスは延長戦で競り負け (MAJOR.jp)


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さらば、ジョー・トーリ監督!(8日・ヤンキースタジアム)

2007-10-10 12:52:07 | New-York Yankees
 現ヤンキースタジアムは、来年2008年が最後。2009年から「新」スタジアムになる。だから、来年まではジョー・トーリ監督は続投で、2009年から新監督の登場か、と予想していたのだが、時期は早まったようだ。プレイオフ(ディヴィビジョン・シリーズ)3年連続で敗退……この結果で全ての事態が≪暗転≫に向かった。 

 これで我等が日本人=松井秀喜の放出は確実になった、そういう見方が一般的。松井は、トーリ監督から(相当)信頼されていた。最初の3年契約が切れる2005年オフには、フロント=つまり、オーナーのジョージ・スタインブレナー氏は、松井をカットする方針だったが、トーリ監督の強硬な反対で残留=再契約(~2009年)が決まった経緯がある。

 来シーズン、松井は(恐らく)ピンストライプを着ていないだろう。ニューヨークを離れている、だろう。しかし、ヤンキースから「要らない」と言われれば、いっそ日本に帰って来るかも知れない。受入先の読売ジャイアンツはしかし、現実的には(差し迫って)松井の存在は必要としていないだろうから、メジャーリーグで移籍先を探すことになるか? いずれにしても、屈辱的な松井の立場…… 

 ヤンキースの来シーズンの監督は、内部昇格なら、ドン・マッティングリー(ベンチ)コーチか、【YES】の解説者、ジョー・ジラーディー氏。外部からなら、セントルイス・カーディナルスと契約が切れる、「名将」トニー・ラルーサ監督か、あるいは、日本のトレイ・ヒルマン監督(北海道日本ハムファイターズ)、ボビー・ヴァレンタイン監督(千葉ロッテマリーズ)か…… 

 ラルーサ監督なら、漏れなく日本人=田口壮が付いてくるだろう。ラルーサ監督の信頼が厚い田口。“ラルーサ・ベースボール”の申し子のような存在。田口もラルーサの退任が決まった時点で、今シーズン限りでセントルイスを去る「決意」を固めているフシがある。来シーズン、ヤンキースタジアムで、ピンストライプに背番号「99」を付けた、田口が見られるか? 

 トーリ監督は、1997年に「あの」伊良部秀輝(前・阪神タイガース)がヤンキースに移籍してから、日本のファンにもお馴染みの存在だった。2003年から松井秀喜が加わり、彼を温かく見守る良き理解者として、そして今シーズンからは、新たに井川慶(前・阪神タイガース)が加わり、不安定な井川のピッチングに苛立ちを隠せない、そんなトーリ監督を見てきた。しかし、それももう「終わり」……さらば、トーリ監督!  

ヤンキース、トーリ監督後任に名将ラルーサ招へい?(MAJOR.jp)


ジョー トーリ, 広岡 勲, Joe Torre
ジョーからの贈りもの―若きサムライとの日々