野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

松坂、グリフィーと対決!(26日・サラソタ)

2007-03-30 21:23:34 | Boston Red-Sox
 松坂大輔(ボストン・レッドソックス)スプリング・トレーニング6試合目の先発は、ナショナル・リーグのシンシナティ・レッズ戦。「あの」ケン・グリフィー.JRがいるシンシナティ、だ。
 初回に先頭のライアン・フリールに「3-1」から四球(ウォーク)。この日は四球(5個)が多かった松坂……2番「40本塁打」アダム・ダンにも「3-0」にするが、4球目(90MPH)を打ってくれて、レフトフライ! 3番ブランドン・フィリップスもセンターフライに討ち取って、いよいよ4番グリフィーとの対決……グリフィーと初回に対決したいが為に、先頭打者に四球を出したのかも!? 結果はセカンドフライ。

【2回裏】先頭のエドウィン・エンカルナシオンをスライダーの4連投で空振り三振! 6番「選球眼の良い」スコット・ハッテバーグには「3-2」から粘って四球(2個目)を選ばれて、7番アレックス・ゴンザレスには外角に速球(93MPH)を投げ込んで、見逃し三振! (2個目)
 8番デヴィット・ロスには93MPH(150km)で詰まらせて、ピッチャーゴロ……と思ったが、インターフェア(打撃妨害)。9番(ピッチャー)ボビー・リヴィングストン(元シアトル・マリナーズ)には苦しみながら、ショートゴロに打ち取って、3-OUT。

【3回裏】先頭のフリールに初球カーヴで入って、3球目を打たせて、ショートゴロ。2番「大砲」ダンには途中≪最速≫95MPHを計測したが、粘られて、四球(3個目)。3番フィリップスには93MPHで詰まらせて、ライトフライ。そして4番「特別な」グリフィーには94MPHで完全に詰まらせ、サードフライ! 

【4回裏】先頭のエンカルナシオンを外角速球で(見逃し)2打席連続三振! (3個目)6番「選球眼男」ハッテバーグには「3-1」からセンターフライ! 7番ゴンザレスには「1-2」と追い込みながら、際どく外れて、四球(4個目)。8番ロスには三振を取りに行って、高目の速球(94MPH)を振らせて、4個目。

【5回裏】先頭の代打「薬物使用男」ジョッシュ・ハミルトンをファーストゴロ。1番フリールを見逃し三振! (5個目)2番ダンには5個目の四球(毎回)を与えて、3番フィリップスは高めの速球で空振り三振に斬って取って、6個目の奪三振! 4番グリフィーとの3度目の対決はならなかった。

松坂、5回をノーヒットで無失点も毎回の5四球 (MAJOR.jp)

岡島にも注目! 1回無失点!(21日・ブラデントン)

2007-03-27 21:44:55 | Boston Red-Sox
 松坂大輔(ボストン・レッドソックス)が先発して、5回(3/2)を1失点に抑えた、その試合(同じ日本人の)左腕・岡島秀樹も【9回裏】4番手でマウンドに上がった。背番号は「37」。
 先頭のブラッド・エルドレッドをスプリッターで空振らせて、「1-2」に追い込んで、最後は得意のカーヴで空振り三振! 続くブライアン・ビクスラーも初球のスプリッターを振らせ、2球目のカーヴを打たせて、サードゴロ。最後のホセ・バティスタには「2-0」とボール先行するが、「エイヤッ」で真っ直ぐを投げ込んで、サードゴロに打ち取って、3者凡退の締め。

 投げる度に評価を高める岡島。読売ジャイアンツ時代は敗戦処理要員に甘んじ、追われるように北海道日本ハムファイターズへ“都落ち”したが、そこで甦って、今度はメジャーリーガーになった岡島。この試合も最後のマウンドを託されて、クローザー不在のボストン、そのテストかと思われたが、その頃ある投手が≪重要な決断≫をしようとしていた。

監督の信頼深まる岡島 2回1安打無失点 (MAJOR.jp)

松坂、7Kで初白星!(21日・ブラデントン)

2007-03-26 04:39:44 | Boston Red-Sox
 松坂大輔(ボストン・レッドソックス)スプリング・トレーニング5試合目の先発は「あの」桑田真澄の(所属する)ピッツバーグ・パイレーツ(ナショナル・リーグ)。
 初回に先頭のクリス・タフイーにいきなり“ヒット・バイ・ピッチ”(デッドボール)を与え、2番に送られて、得点圏に進められるが、3番をショートゴロに抑えて、2-OUTに漕ぎ着けるが、アトランタ・ブレーヴスから移籍「強打者=32本塁打」4番のアダム・ラローチェにライト前ヒットを浴びる! (1失点)

【2回裏】の松坂。先頭のホセ・バティスタを真っ直ぐとスライダーで追い込み、最後はインサイドの速球(93MPH)で詰まらせ、セカンドゴロ。続く7番は初球を打って、セカンドゴロ。8番ホセ・カスティーオも2球目を打って、ショートゴロ。
【3回裏】先頭のピッチャー、トム・ゴーゼラニーを高めの速球(94MPH)で空振り三振に斬って取った後、1番ダフィーにはスプリッターを2球続けて、連続(空振り)三振! 2番ドン・ケリーをレフトフライ。

【4回裏】先頭のロニー・ポリーノに初球カーヴで入って、最後はインサイドに速球(96MPH=MAX)で詰まらせて、サードゴロ。4番ラローチェには「3-2」と苦しむが、インサイドの速球(96MPH)で“復讐”の空振り三振! 5番ジェイソン・ベイにもカーヴとカットファストボールで「0-2」に追い込んで、速球(93MPH)で3球(空振り)三振! この日は真っ直ぐが走っていた、松坂。

【5回裏】先頭のバティスタには初球カーヴで入って、最後はチェンジUpで見逃し三振! これで3者連続三振!! 7番ネイト・マクロースに何故かフォアボール(ウォーク)。8番カスティーオをセンターフライ。9番の代打マイケル・ライアンをファーストゴロ。ファーストのエリック・ヒンスキーの好守に助けられて、ヒンスキーとグラヴ・タッチ!!

【6回裏】先頭のダフィーをセンターフライ。2番のケリーを「3-2」から空振り三振! この試合7個目の奪三振を“置き土産”に何故かここで交代を命じられた松坂。せっかく気分よくピッチングできていたのに、途中で「ハイ、終わり」と告げられた松坂。
 マウンド上で意外そうな顔の後で笑みを零していたが、しかし内心ではムカついていただろう(?)。途中で玩具を取り上げられた子供のように……この男にこそ“KID”の名が相応しい。“恐るべき子供”が全米を震撼させる日は近い……!

松坂が6回途中7奪三振、1安打1失点で初白星! (MAJOR.jp)

井川、5回(3四球)無失点の怪投!(20日・タンパ)

2007-03-22 14:26:58 | New-York Yankees
 スプリング・トレーニング4度目の先発(スターター)井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)。ナショナル・リーグのフィラデルフィア・フィリーズ戦のマウンドに立つ。3塁側ダッグアウトに陣取るのは、日本のプロ野球(ヤクルト・スワローズ&近鉄バファローズ)で“赤鬼”と渾名され、恐れられた「あの」チャーリー・マニュエル監督、だ。

【1回表】先頭のシェーン・ヴィクトリーノに2球目を叩きつけられ、ショートの横を抜かれ、いきなり出塁を許す。またしても「不安」な立ち上がり……
 2番“撫肩”のアーロン・ロワンドにはチェンジUpでタイミングを狂わせ、ボテボテのセカンドゴロ。3番ウェス・ヘルムスも(得意の)チェンジUpで見逃し三振! 4番「本塁打王」昨年の日米野球でも対戦した「あの」ライアン・ハワードには一転ファストボール(速球)勝負を挑み、空振りさせた後、センターフライに打ち取り、事なきを得た井川。上々の立ち上がりに転換。

【2回表】先頭のパット・バレルには速球(90MPH)をセンター前に運ばれるが、6番ジェイソン・ワースにも「3-1」から四球(ウォーク)。マウンドにすかさず、キャッチャーのホルへ・ポサダが駆け寄り、TVカメラは1塁側ダッグアウトのロン・ギドリー投手コーチ(往年の名左腕)を映し、その次にはレフトで心配そうに(!?)見守る松井秀喜の姿が……
 7番ロッド・バラハスにも「2-0」にして、「不安」にさせるが、セカンドライナーで1-OUT。8番エイブラハム・ヌニョスにも「2-0」にするが、チェンジUpを打たせて、センターフライ。飛び出していた1塁ランナーも封殺して、3-OUTチェンジ! 

【3回表】先頭のブレント・アバナシー、1番ヴィクトリーノをサードゴロ、ショートゴロ。いずれもチェンジUpを打たせたもの。2番ローワンドも初球を打たせてショートゴロに打ち取るが、この正面のゴロ(グラウンダー)を「名手」デレック・ジーターが弾いて、エラー!! まさか2度も続けて来るとは「名手」も思わなかったのだろうか? 
 井川は打たせて取るピッチャーだけに、内野の守備にはしっかりしてもらわなくては「困る」。その点ウチ=阪神タイガースの内野の守備は≪鉄壁≫だった。それだけは自慢できる。ヤンキースよりも≪上≫である(?)。井川も(今後)≪実感≫することになるだろう。
 せっかく、いいテンポできたピッチングのリズムが崩れて、3番ヘルムスにストレートの四球(ウォーク)。ここで迎えるは4番「58本塁打」ハワード。こんなときに迎えたくない打者だが、昨年の日米野球で抑えたように、ファーストゴロに打ち取って、2度目のピンチを切り抜けた。

【4回表】先頭のバールが初球を打って、センターフライ。6番ワースには何故か「3-0」にするが、最後はチェンジUpで空振らせて、キャッチャーゴロ。7番バラハスも同じくチェンジUpで空振り三振! 
【5回表】先頭のヌニョスを「3-1」から四球(ウォーク)。9番アバナシーにも「2-1」にして、今度は(3塁側の)ジョー・トーリ監督に頬杖をつかせるが、高めに浮いた甘い速球(88MPH)を打ってくれて、レフトフライ。松井がガッチリキャッチ! 1番ヴィクトリーノはチェンジUpを打たせて、サードゴロ併殺! 

 日本のタイガース時代も、オープン戦では余り調子が上がらなかった。昨年のこの時期も球速が130km台に留まり、これで大丈夫か? これでメジャーリーグに行く気か? と訝ったものだが、レギュラーシーズンに入ったら、キッチリ145㎞前後の球速を爆発させ、期待に応えてくれた井川だ。ただし、そんな井川への予備知識、免疫がある我々はいいが、そんな井川を知らない地元ニューヨークのメディアや首脳陣(監督、コーチ等)は困惑を深めるばかり、だろう。

井川、4度目先発は5回零封で初白星 松井秀は2安打 (MAJOR.jp)

松坂、初被弾で4失点!(11日・フォートマイヤーズ)

2007-03-16 20:41:27 | Boston Red-Sox
 松坂大輔(ボストン・レッドソックス)の対メジャーリーガー第2戦は、同じアメリカン・リーグ東地区のボルティモア・オリオールズ。この試合を生中継するのは、今年もMLB(メジャーリーグ)を1日3試合を生中継するCS【スカパー!】。松坂の先発試合は初めての放送となる。気合入りまくりの中継だが、当の松坂の方は試合前に「ボコボコに打たれる」と宣言。さて、どうなるか……?

 初回先頭のブライアン・ロバーツに初球90MPHでストライクを取り、早くも地元フォートマイヤーズの観客から大歓声! 2球目はカットボールがお辞儀した後、3球目に(左バッターの)内角(92MPH)を突いて、4球目のスローカーヴを打たせて、センターフライ。
 2番メルヴィン・モーラには初球(92MPH)が高めに浮いて、2球目(チェンジUp)でファウル。3球目の(右バッターの)外角(93MPH)で空振り! 最後は同じ球(92MPH)を決めて、見逃し三振! 
 3番ジェイ・ギボンズには意表を突いて、初球カーヴで入って、チェンジUpの連投で3球三振! 本当に打たれるつもりなのか、松坂? 観客の期待に応える見事なピッチング! 

【2回表】4番ミゲル・テハダとの対決ではカーヴ、チェンジUpの連投でレフトフライ。5番ラモン・ヘルナンデスに対しては一転、真っ直ぐ(89~92MPH)の3連投で最後はスライダーを打たせて、ピッチャー正面のゴロ。これを松坂が弾いて、内野安打。
 5番コーリー・パターソンには真っ直ぐ(90~91MPH)で攻め込んで、間にスライダーを挟み込んで、最後(91MPH)はライトフライ。6番ジェイソン・デュボイスにはカーヴの連投でショートゴロ。ここまでは余裕の松坂だったが……

【3回表】先頭のマイナーリーガー(AAAで32本塁打)ジョン・ノットに4球目(90MPH)を叩かれ、右中間フェンスを超える初被弾! 9番(同じくマイナーリーガー)アダム・スタンにもチェンジUpを流し打たれ、レフト前ヒット! 
 しかし、ここからが松坂の真骨頂=「打たれながら抑える」。1番ロバーツをスライダーでセンターフライに打ち取り、2番モーラを内角(93MPH)で見逃し三振! 3番ギボンズを高めの速球(92MPH)で詰まらせ、センターフライに打ち取る。

【4回表】先頭のテハダを内角(93MPH)で詰まらせ、ライトフライに打ち取るが、ライト(J.D.ドリュー)のダッシュ力が弱く(?)その前にポトンと落ちて、ヒット! 5番ヘルナンデスには内角(91MPH)で詰まらせて、バットを真っ二つに折って、ピッチャーゴロに打ち取るが、松坂の2塁への送球が反れて、1,3塁!! 珍しい松坂のエラー。この日初めて装着したカラー(オレンジ)コンタクトの影響か? 
 6番パターソンにはライトに打ち上げられて、サクリファイス(犠牲)フライで2失点目……ここで踏ん張れれば良かったのだが、7番のマイナーリーガー(AAAで22本塁打)デュボイスに3球目の真ん中(低め)に入った90MPHを叩かれ、左中間フェンスを越える2ランホームラン! これで4失点……
 全てマイナーリーガーに打たれた松坂。単なる偶然なのか、それとも計算通りか? 松坂らしい、と言えば「らしい」ピッチング(?)。打たれても送球エラーをしても、無表情なのが、この男の≪凄味≫!!

松坂が“メジャー初黒星”、2本塁打浴びる (MAJOR.jp)

松坂、メジャーリーガーと初対決!(6日・フロリダ)

2007-03-12 20:14:28 | Boston Red-Sox
 松坂大輔(ボストン・レッドソックス)メジャーリーガーと初対決、6日「敵地」フロリダ州ジュピターのマーリンズ戦。【1回裏】迎える先頭打者は、昨シーズンのナショナル・リーグ≪新人王≫ハンリー・ラミレス(元ボストン・レッドソックス)。初球は外角に手堅く速球(148km)で「ストライク」。この1球だけで大きな歓声……そして静かになって、松坂の2球目を待つ。これがメジャーリーグ(醍醐味)。2球目も同じ球(147km)で詰まらせて、ピッチャーゴロ。
 2番ダン・アグラには初球カーヴで入って、驚く観客……その後に速球(148km~150km)を3球続けるが、狙い打たれて、センター前に弾き返される。アグラも2年目ながら昨シーズン「27本塁打」の強打者だ。3番(左の)ジェレミー・ハーミダには2球目のチェンジUpを打たせて、ショートフライ。
 4番(マイナーリーガー)ジェイソン・ストークスに初球(予想通り)カーヴで入って、「2-2」からの6球目に疑惑の“ジャイロボール”を投げて(?)最後がスライダーで空振り三振! 松坂にはこのスライダーが「ある」から、メジャーでも確実に「15勝」は稼げるだろう。問題はそこから、何勝の上積みが出来るか、だ。

【2回裏】先頭の(左)ジョー・ボーチャード(元シカゴ・ホワイトソックス)に初球スローカーヴで入って、観客も打者も唖然とさせる。その後、チェンジUpとスライダーで3球ボールが続いた後、5球目には≪本気≫になって、速球(150km)を投げ込んで、空振り! 6球目のサインに首を3回振って、選んだ球は「生命線」のスライダー。しかし、これがお辞儀して、四球(Walk)。不本意なピッチングだろう。
 6番ミゲル・オリヴォ(元シアトル・マリナーズ)には一転、速球(147km~150km)勝負を挑んで、4球目のスライダーで誘って(手が出なかった?)最後は150kmで空振り三振! 
 7番ジョン・ガル(元セントルイス・カーディナルス)には2球「ボール」が続いて、3球目の速球(148km)を狙い打たれて、右中間! ライトのフェンスをワンバウンドで超えて、グラウンド・ルール・ダブル(2塁打)!! 1-OUT2,3塁のピンチ。
 8番(マイナーリーガー)スコット・シーボルには(得意の)スライダーで入って、速球(147km)で追い込んで、ファウル2球、ボール1球の後、最後はスライダーで仕留めて、見逃し三振! 9番(左)エリック・リードは初球にドラッグバントを試みて、ファーストフライ。

【3回裏】先頭のラミレスにスライダー、カーヴを連投した後、5球目に速球(148km)が来て、ファウル。6球目(150km)を狙い打たれたが、ピッチャーライナー! 反射神経の良さも見せ付ける。
 2番アグラは2球目の150kmを打たせて、ショートフライ。3番ハーミダは3球目のチェンジUpを打たせて、セカンドフライ。予定の3イニングスを無失点に抑えて見せたが、次回(11日)先発で4失点する予兆は(確かに)あった。

松坂、メジャー相手の初登板で3回無失点 (MAJOR.jp)

井川の初登板に松井の援護弾!(5日・タンパ)

2007-03-08 20:23:22 | New-York Yankees
 井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)の初登板は、大学生相手でもフロリダ・マーリンズ(ナショナル・リーグ)でもなく、昨シーズンのアメリカン・リーグの≪覇者≫デトロイト・タイガース(中地区)。
 しかも最初の打者はメジャーリーグを代表する強打のキャッチャー、“パッチ”ことイヴァン・ロドリゲス。その初球、内角(In-Side)高めに速球(86MPH)が浮いて「ボール」。グラヴには『ZETT』の刻印。日本の阪神タイガース時代と同じだが、しかし、その顔にはデーゲームにも拘らず(何故か)サングラスを装着していない。
 2球目は真ん中に87MPHをファウル。3球目(87MPH)は外角(Out-Side)高めに浮き、4球目はIn-Sideに外れて、「3-1」。勝負球の5球目、これが真ん中に入って、これをジャストミートされて、レフト前クリーンヒット! 先頭打者を出した井川。
 
 2番『CHAMPION-SHIP SERIES』の≪MVP≫プラシド・ポランコにも「2-0」。2球目はOut-Side低めに制球されたが際どい判定。3球目も同じ球で今度は「ストライク」にコールされて、「2-1」。4球目はスライダーが高めに浮いて、5球目は速球(88MPH)がお辞儀して、WALK(四球)。昨年の日米野球を見ているようだ……
 3番ゲーリー・シェフィールドの初球もお辞儀して、2球目もチェンジUpが決まらず、「2-0」。エイヤッで投げ込んだ3球目(89MPH)はド真ん中。これを強振されて、レフトへ大飛球=ファウル。4球目は3塁線にもう1球ファウルの後、5球目はチェンジUp。これが右バッターの懐に決まったが、判定は「ボール」。微妙な判定だ。シェフィールドも手が出なかったのだろう。球審も咄嗟に手を挙げることを忘れてしまったのだろう。結局6球目はスライダーを地面に叩きつけて、またしてもWALK(四球)。0-OUT満塁!! 

 開き直って投げた(であろう)4番カルロス・ギーエンへの初球(90MPH)は空振り! 2球目はチェンジUpで空振り! やはり開き直れているのだろう。3球目もチェンジUpを配して、見事に空振り三振! ピンチを脱することが出来るか? 
 5番のマイナーリーガー(ライアン・ラバン)にも「3-1」にして、苦しいピッチング。5球目をレフトに大飛球(ファウル)を飛ばされて、勝負球の6球目はIn-SIdeに低く外れて、押し出し!! 6番のマイナーリーガー(ブレント・クリーヴレン)にも「3-2」にするが、高目のボール球(89MPH)を振ってくれて、空振り三振! 2-OUT。
 7番「27本塁打」ブランドン・インジには「2-2」からチェンジUpが高めに浮いたが、これを球審が採ってくれて、見逃し三振! 長い攻撃になって、球審も早く終わらせたかったのだろう。

【2回表】の井川。まさか、この回途中で降板になるとは思いもしなかったが、しかし球数は予定の40球を既に超えていた。先頭のショーン・ケーシーに2球目(87MPH)を叩かれ、センター前にヒット! 井川はここで降板……この後、後続の2番手が打たれて、2失点目が記録された。
 日本のタイガース時代も、井川は「こんなもの」。飛び抜けて速いストレートがあるわけでもないし、2種類の変化球(チェンジUpとスライダー)を駆使して、打者を打ち取っていくピッチャー。見ていて(決して)爽快感を感じさせてくれるピッチャーではない。その辺りがニューヨークのファン(観客)に受け入れられるか否か……難しいところだと思う。

【2回裏】ヤンキースの攻撃。先頭のアレックス・ロドリゲスがライト前ヒットでお膳立てして、5番・松井秀喜がライトスタンドへ弾丸ライナーを突き刺して、「2対2」同点!! 先発(スターター)井川の「負け」を一瞬で消して見せた。
 考えてみれば今まで、メジャーリーグで投手と野手に日本人が同時に存在するケースは稀だった。唯一2004年に高津臣吾(現・東京ヤクルトスワローズ)と井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)が同時存在しているが、その高津も前半戦の途中で解雇された。
 昨シーズン、大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)が投げ、日本(阪神タイガース)で活躍したセシル・フィルダーの息子プリンスが打つ、間接的(?)な競演は実現したが、この井川と松井が殆ど最初のケース。井川が投げた試合には「必ず」松井が「打つ」。そんなジンクスが今シーズン、ニューヨークに生まれそうだ。

井川ほろ苦デビュー 押し出し含む3四球で2失点 (MAJOR.jp)

松坂、大学生相手に初登板!(2日・フォートマイヤーズ)

2007-03-06 20:12:35 | Boston Red-Sox
 松坂大輔(ボストン・レッドソックス)のオープン戦(Spring-Training)初登板は、大学生(ボストン・カレッジ)相手。試合開始は日本時間の8時5分なのに、7時30分から放送を開始した【NHK衛星】。まるで(プロ・ボクシングの)亀田興毅の【TBS】の試合のようだ(?)。30分も待たされた。
 先頭のジョニー・エイヤーズに初球(Fast-Ball)を打たれた(レフト線に2塁打)松坂。2番ハッチンソンには外角(Out-Side)で1球ストライクを確保し、2球目のシュートで詰まらせて、キャッチャーゴロ。(キャッチャーはレギュラーのジェイソン・ヴァリテック)
 3番マグワイアにはスライダーを連投した後、落ちないフォークでファウル。本当はこれで空振りを取りたかったのだろう。最後はOut-Side(高め)に速球(92MPH)をズバッと決めて、見逃し三振! 
 4番フレイテスには初球チェンジUpで入って、速球(91MPH)でファウル、(今度は)落ちすぎたフォーク(Splitter)でファウルを打たせた後、最後はズバッと左バッターの懐に速球(91MPH)を投げ込んで、見逃し三振! 

【2回表】の松坂。先頭のジョー・エイヤーズに初球カーヴで空振りさせて、地元の観客の感嘆を誘い、スライダーを連投して、「1-2」。4球目と5球目に決めに行ったが、Out-Sideに速球が外れて、「3-2」。これが決まったら、松坂も公式戦モードになる。6球目はこの日=最速93MPH(150km)を打たせて、セカンドゴロ。
 6番ショーメイカーにはIn-Sideで詰まらせて、ファウルの後、Out-Sideに92MPHを配し、3球目にIn-Sideを突いて、「1-2」。ラストボールはOut-Side(92MPH)に配して、見逃し三振! ヴァリテックの「理」に適ったリード(配球)だ? 少し高めに浮いているのが気になるが……。
 7番ルイズには初球カーヴで空振りを取り、このカーヴは公式戦(レギュラーシーズン)でも≪有効≫だろう。2球目(91MPH)のファウルの後、スライダーの連投でセカンドフライに打ち取って、この回は3者凡退に切り抜けた松坂。

松坂、「初登板」で二塁打許すも2回3奪三振(MAJOR.jp)