左腕ニースの3勝目が消えた日…（5日・マーリンズパーク）

BBH2009 WBC カーティス　グランダーソン(アメリカ)
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　初回に2番ダニエル・マーフィー（第1号）と4番カーティス・グランダーソン（第3号）のソロホームランで2点を先制した、ニューヨーク・メッツ。【4回表】にも5番“あの”ボビー・アブレイユ（ニューヨーク・ヤンキース＝2006年～2008年）の犠牲（サクリファイス）フライで1点を追加して「3対0」。

　投げては先発（スターター）の左腕ジョナサン・ニースが【7回裏】まで5安打（6奪三振）無失点の力投！　その【7回裏】には0-OUT一二塁のピンチを迎えたが、後続をセンターフライと併殺打に抑えて、ピンチを凌いだ左腕エース。役目を終えて（108球）、【8回裏】からはセットアッパーに託したが、そのセットアッパーの名は……

松坂、０／３回で３失点…メッツはサヨナラ負け（SANSPO.COM）

BBH2009 WBC ボビー　アブレイユ(ベネズエラ)
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延長11回から4者連続三振！（20日・シティフィールド）

松坂大輔 Daisuke Matsuzaka - 2009 Bowman #69
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　オープン戦（スプリング・トレーニング）で結果を残しながら、開幕をマイナーリーグで迎えることになった松坂大輔（ニューヨーク・メッツ）。腐らずにマイナー（AAA）でも結果を残し続け、4月16日にメジャーリーグに昇格。当然スターター（先発）かと思ったら、中継ぎ（ブルペン）待機。19日のアトランタ・ブレーヴス戦に今シーズン初登板を果たし、1回2安打（1三振1四球）1失点。実に3年ぶりのリリーフ登板だった。

　そして翌20日のブレーヴス戦、「3対3」の同点で迎えた延長【11回表】から6番手で登板。先頭打者に四球を許したが、続く7番打者をカーヴ（80MPH）で空振り三振！　8番打者も早々に（0-2）追い込んで、3球勝負で速球（90MPH）を振らせて空振り三振！　
　9番打者（途中出場）エバン・ガティスは打席に入ってから、ヘルメットの庇（ひさし）に手をやって、松坂に挨拶（敬意を表す）。そんな彼にもカウント「2-2」に追い込んで、最後はスライダーで空振り三振！　3者連続三振の松坂。

【12回表】先頭（左）打者にはカウント「3-1」ボールが先行するが、5球目の外角低めのボールくさい球を球審に「ストライク」に採ってもらって（審判も早く試合を終わらせたい？）、6球目の速球（88MPH）で空振り三振！　4者連続三振！　
　2番打者には「2-0」ボールが先行するが、3球目（90MPH）を打ってくれて、ショートゴロ。3番「主砲」フレディ・フリーマンには「2-2」追い込み、力強い速球（90MPH）で空振り三振！　（5個目）

【13回表】先頭打者を「2-2」に追い込み、5球目のスライダーを打ち上げさせて、平凡なセンターフライ。続く5番打者の初球（90MPH）で空振りを取り、2球目のこの日の《最速》＝91MPHの速球で詰まらせて、ライトフライ。6番打者も「2-2」に追い込んで、最後は速球（90MPH）で詰まらせて、ショートフライ。
　試合は延長【14回裏】「4対3」でメッツの（ウォーク・オフ）サヨナラ勝ち！　延長の3イニングを「0」で抑えた松坂の（チームの）勝利への貢献は計り知れない。

松坂、リリーフで3回無安打5K零封｜無料動画 GyaO!｜

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松坂、初勝利の夜…（14日・シティフィールド）

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　前日（9月13日）33歳になった松坂大輔（ニューヨーク・メッツ）。クラブハウスでチームメイトから祝福されたそうだが、来シーズンも彼らと“戦友”になれるか？　14日の（ナショナル・リーグ東地区の最下位＝）マイアミ・マーリンズ戦、先頭打者をシュートとカーヴで忽ち2ストライクに追い込んで、4球目のスライダーでセカンドフライ。
　2番打者にはシュートの連投で2球ファウルを打たせ、スライダーの連投で空振り三振！　続く3番打者は打席に入って（ヘルメットの庇に手をやって）一礼。松坂に対する敬意の念が感じられる。そんな彼には初球＝カーヴから入って、2球目のシュートで忽ち2ストライクに追い込んで、そのシュートを5球目に配して、セカンドゴロを打たせて、3-OUTチェンジ！　完全に変化球投手＝軟投派にモデルチェンジした松坂。

【2回表】先頭打者が初球（88MPH）を打ち上げて、一塁手がキャッチしたファウルフライ。5番のベテラン、プラシド・ポランコ（前フィラデルフィア・フィリーズ）には2球目のシュートが曲がり過ぎて“ヒット・バイ・ピッチ”（死球）！　
　動揺したのか、6番打者には「2-0」ボールが先行したが、3球目（87MPH）を打ち上げてくれて、ライトフライ。7番打者には粘られたが、7球目を打ち上げさせて、一塁手へのファウルフライ。

【3回表】は下位打線から。先頭（左）打者が初球（86MPH）を打ち上げて、平凡なレフトフライ。9番打者（ピッチャー）にはカーヴで見逃し三振！　1番打者にはスライダーでセカンドライナー！　ここまでノーヒット・ピッチング！　
　味方が初回に1点を先制して、【3回裏】にも3番＆4番の“バック・トゥ・バック”連続ホームランで「3対0」のリードをもらった松坂。

【4回表】先頭打者にはシュートを“見せ球”に使って、スライダーを打ち上げさせて、ライトフライ。続く3番打者には初球＝速球（88MPH）でストライクを取りに行ったが、これを狙い打たれて、レフトフェンスを越える（第17号）ソロホームラン！　初回に一礼した男、ジャスティン・ルジアーノ（前タンパベイ・レイズ）。
　しかし、このレフトフェンス。今シーズンから4m前に出されたらしい。昨シーズンまでなら平凡なレフトフライだったろう。続く4番打者は（またしても！）初球を打って、平凡なライトフライ。5番ポランコには粘られたが、7球目（88MPH）を打たせて、セカンドゴロ。

【5回表】先頭打者をスライダーでセカンドゴロ。続く6番打者には粘られて、「3-2」フルカウントからキャッチャーのサインに首を振って選択した“カッター”が外れて、ウォーク（四球）。
　唯一の左打者、7番打者には2球目（87MPH）を捉えられ、左中間に大飛球を飛ばされたが、左翼手がフェンスに激突しながらも好捕！　9番打者（ピッチャー）が初球を打って、サードゴロで3-OUTチェンジ。

【6回表】先頭打者が初球のカーヴを打ち上げてくれて、レフトフライ。2番打者には「3-2」フルカウントになったが、ライトフライで2-OUT。【4回表】にソロHRを浴びたルジアーノは3球目（87MPH）を打たせて、サードゴロ。……ここまで（球数）73球。完投ペースだったが……

【7回表】先頭打者にはスライダーの連投でセカンドフライ。5番ポランコも「2-2」追い込んだが、5球目の“スプリッター”が抜けて、ポランコに2度目の“ヒット・バイ・ピッチ”！　その瞬間、思わず帽子を取って、謝った松坂＝日本流。メジャーリーグの文化には反する行為だが、あまりの申し訳なさに思わず……
　やはり動揺したのか、6番打者に「2-0」ボールが先行して、3球目（85MPH）を狙い打たれたが、セカンドライナー！　7番打者には2球目（86MPH）を捉えられて、ライト線にダブル（二塁打）！　この試合初めてのピンチを迎えたが、8番の左打者を「1-2」追い込んで、外スラ＝外からスライダーを曲げてきて、見逃し三振！　思わずヘルメットを取って、脱帽の仕種、8番打者（キャッチャー）。

【8回表】松坂はマウンドに上がったが、9番打者（ピッチャー）に左の代打が送られたところで、降板……2番手の左腕と交代。ダブルヘッダーの第2試合だったから、極端に少ない観客、まばらな観客席だったが、好投した松坂を讃える（ささやかな）スタンディング・オヴェーション……今シーズン、初勝利の夜。

松坂７回１失点で今季初勝利！昨年８月以来のメジャー５１勝目（スポニチアネックス）

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松坂、本領発揮の5回まで無失点！（8日・プログレッシヴフィールド）

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　ここまで3試合に登板して（0勝3敗）防御率10.95の松坂大輔（ニューヨーク・メッツ）。4試合目の先発は≪古巣≫クリーヴランド・インディアンス戦。これが最後の“花道”になるかもしれないマウンドだったが、初回、先頭打者からカーヴで見逃し三振！　
　松坂に対して一礼した2番打者にも「2-2」追い込んで、カーヴで空振り（チェック・スウィング）三振！　3番打者も初球（90MPH）を打って、平凡なレフトフライ。上々の立ち上がり、松坂！　

【2回裏】先頭の4番打者にも2球目にカーヴ（71MPH）を配して、4球目（89MPH）を打たせて、セカンドゴロ。続く5番打者にも「2-2」追い込んで、最後はカーヴで空振り三振！　6番打者も3球目（89MPH）を打たせて、ファーストゴロ。
　ゆったりしたフォームで、上体がブレない。“ギッコンバッタン”しない。元の投球フォームに戻したらしい。（ユニフォームの）ソックスも見せているし……この試合に「懸ける」松坂の姿。

【3回裏】先頭打者には「3-2」フルカウントまで粘られ、8球目（91MPH）を見極められて、四球。「選球眼」の良いベテラン“あの”ジェーソン・ジアンビ（元ニューヨーク・ヤンキース）だ。続く8番打者にも「2-0」ボールが先行したが、3球目（90MPH）で詰まらせて、ショートフライ。……ここまで全て左打者。
　9番の右打者を「1-2」追い込んで、速球（91MPH）で空振り三振！　初回の見逃し三振の復讐に燃える（？）1番打者も（平凡な）センターフライに打ち取って、3-OUT！　

【4回表】に味方が1点を先制してくれて、迎えた【4回裏】先頭の2番打者を「1-2」追い込んだが、3球目（91MPH）をセンター前に弾き返された。初回に一礼をした男、ニック・スウィッシャー（前ニューヨーク・ヤンキース）。松坂とは（ボストン・レッドソックス時代に）何度も対戦した間柄だ。
　続く3番ジェーソン・キプニスには粘られて四球を与えて、0-OUT一塁二塁のピンチ！　ここで迎えた4番打者には速球（90MPH）勝負を挑んで、セカンドフライ！　5番打者には「2-1」からカーヴで平衡カウントにして、最後は≪最速≫92MPH（＝148km）の速球で空振り三振（5個目）！　6番打者にはカーヴを打ち上げさせて、平凡なレフトフライでピンチ脱出！　

【5回裏】はジアンビとの再対決。（例によって）フルカウントまで粘られ、6球目（89MPH）を叩かれ、普通なら一二塁間を抜ける打球だったが、＜ジアンビ・シフト＞の網に掛かって、セカンドゴロ！　
　8番打者をセンターフライに打ち取って、【3回裏】に空振り三振を喫した9番打者は初球（カーヴ）にセーフティーバントを試みるが、1-ストライク。その後、カーヴとスライダーで「2-2」に追い込んで、最後はスライダーで見逃し三振（6個目）！　今度は1球も速球を投げさせなかった、キャッチャーの好リード。［勝利投手］の権利を得た松坂だったが……

【6回裏】1番打者と2番打者を共にセンターフライに打ち取り、2-OUTの松坂。しかし3番キプニスに3球目（92MPH）をレフトに流し打たれ、4番カルロス・サンタナに四球。ここで松坂に（ミネソタ・ツインズ時代）13打数7安打の≪天敵≫ジェーソン・クベルを迎え、ボールが先行「2-0」。そして、この試合の103球目を捉えられ、ピッチャー強襲！　
　この打球が松坂の右胸を（高速で）直撃して（内野安打）2-OUT満塁のピンチを残して、松坂≪無念≫の降板……この後、2番手の“ヘナチョコ”右腕が6番打者に“ヒット・バイ・ピッチ”（死球）を与え、松坂の［勝利投手］の権利は消え失せた。

松坂の次回登板は１５日　マーリンズ戦（MSN産経ニュース）

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アトランタの惨劇…（2日・ターナーフィールド）

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　次の対戦相手がアトランタ・ブレーヴスと聞いて、メジャーリーグ最高勝率チーム（.610）。嫌な予感がするなあ～と思ったら、初回にいきなり先頭打者がセーフティーバントを仕掛けて来て、これが内野安打になって、0-OUT一塁にされた、松坂大輔（ニューヨーク・メッツ）。
　第一球を投げ込む前に深く深呼吸をして、精神統一を図っていた松坂。そんな“禅”の境地をアトランタの1番ジョーダン・シェーファーに掻き乱されて、その26歳の若者に盗塁も決められて、忽ち0-OUT二塁のピンチ招来！　2番ジャスティン・アップトンに6球粘られて、7球目をライト前に落とされて、0-OUT一塁三塁。
　そして［得点圏打率］4割を超える23歳の若者、3番フレディ・フリーマンにライト・オーヴァーを打たれ、2者が還ってきて、初回に2失点の松坂。

　しかし【2回表】2-OUT一二塁のチャンスで打席が回って来た、9番・松坂。アトランタの先発（スターター）左腕のスライダーを追っ付けてセンター前に弾き返して、「1対2」自らのバットで1点差にした。これで今シーズン早くも2本目のヒット（打率.500）。「打者転向」した方がいいのではないか？　という世論が巻き起こるかもしれない。さすがのバッティング・センス！　

【2回裏】は1-OUTを取ったが、8番打者に速球（89MPH）で詰まらせながらも、ライト線にポトリと落ちるヒットで出塁を許し、9番打者に犠牲（サクリファイス）バントを決められて、2-OUT二塁にされて、1番シェーファーにチェンジアップをライト前に運ばれ、3点目を許した松坂。
　そして、またしても（！）26歳の若者に盗塁を決められ、動揺した松坂は2番アップトンを歩かせて、2-OUT一二塁。ここで初回に≪痛打≫を浴びた3番フリーマンを迎え、初回に打たれたのは、チェンジアップだから、と32歳のベテランは速球（89MPH）勝負を挑んだが、これをものの見事にライトスタンドに運ばれ（3ランホームランで）6失点の松坂。23歳の若者に5打点を献上した。

【3回裏】は3者凡退に打ち取って、【4回表】は打席が回ってくるから、松坂の打席が見たいなあ～と思ったが、その願いは叶わず……3回6失点で降板した松坂。次回の先発は≪古巣≫クリーヴランド・インディアンス戦（8日）に決まったが、これが最後の登板になるかもしれない（？）。メッツは（1日）シアトル・マリナーズを解雇されたベテラン先発右腕（通算110勝）アーロン・ハラング（35歳）を獲得。その意味するところは……

松坂　今季最短３回６失点ＫＯ　次戦がラストチャンス（スポニチアネックス）

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マイケル・ヤングの“置き土産”（28日・シティフィールド）

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　そのフィラデルフィア・フィリーズ戦、松坂大輔（ニューヨーク・メッツ）。前回（23日）とは逆に【3回表】までは無失点。【4回表】先頭の8番打者にライト線にシングルヒットを打たれ、9番打者にサクリファイス（犠牲）バントを決められ、1-OUT二塁。1番打者に速球（89MPH）を打ち上げさせて、セカンドフライで2-OUTまで漕ぎ着けたが……
　2番（2007年ナショナル・リーグMVP）ジミー・ロリンズに速球（90MPH）を流し打たれ、打球は左中間に……（一瞬）捕れるかと思ったが、レフト（左翼手）が捕球できずに、左中間を割るダブル（二塁打）!! 巧い外野手なら捕れていた（？）打球だろう。

【5回表】1-OUT後、4番打者を「1-2」と追い込んだが、4球目のスライダーにチョコンと合わされ、一二塁間を破るヒット！　しかし、これも巧い一塁手なら捕れていた（？）打球だと思う。ここでボストン・レッドソックス時代に14打数8安打＝打率.571と打ち込まれている≪天敵≫マイケル・ヤング（前テキサス・レンジャーズ）にライト・オーヴァーの（グラウンド・ルール）ダブルを浴びて、1-OUT二塁三塁とされる。
　さらに6番打者を歩かせて、1-OUT満塁。7番打者に“ヒット・バイ・ピッチ”（死球）を与えて、押し出しで2点目を奪われて、ここで松坂≪無念≫の降板……この後、2番手の左腕が2-OUT後、9番打者（ピッチャー！）に2点タイムリーヒットを浴びて、4点目。一塁側ダッグアウト内で思わず天を仰ぐ松坂……（2敗目）。

　そういえば、マイケル・ヤング（36歳）内野手。今日（現地31日）ロサンジェルス・ドジャースへのトレードが発表された。もう少し早く動いてくれれば、ドジャースさん！　松坂の失点は拡大せずに済んだかもしれない。

ドジャース、ヤングを獲得＝米大リーグ（スポーツナビ）

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3回からは完璧、松坂。（23日・シティフィールド）

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　急遽決まった松坂大輔（ニューヨーク・メッツ）のメジャーリーグ復帰（インターリーグ）デトロイト・タイガース戦。その日（24日）CSスカパー！【J SPORTS】では別の試合が組まれていて、EPG（電子番組表）で、その別の試合を予約していたから、慌てて予約を入れ直そうとしたら、自動的に松坂の先発試合が予約されていた。……機動性に優れているなっ【J SPORTS】。

【2回表】までの事（5失点）は無かった事にしよう（！）。【3回表】先頭打者に初球＝カーヴから入って、2球目もカーヴで2ストライク。3球目の速球（89MPH）を打ち上げさせて、ファーストへのファウルフライ！　
　続く6番打者にはファウルで粘られながら「3-2」フルカウントから速球（91MPH）を打たせて、セカンドゴロ。7番打者にはスライダーの連投で2ストライクを先取して、5球目（88MPH）を打たせて、平凡なセンターフライ。

【4回表】先頭打者にもスライダーとカーヴで2ストライクを先取して、4球目の速球（87MPH）で空振り三振！　9番打者（ピッチャー）は「1-2」追い込んで、速球（90MPH）で空振り三振！　1番打者には「2-0」ボールが先行したが、3球目を打たせて、センターフライ。

【5回裏】初回にソロホームラン、【2回裏】にダブル（二塁打）を浴びた2番トリー・ハンターには2球目のスライダーを打ち上げさせて、平凡なセンターフライ。初回に（詰まりながらも）センター前ヒット、【2回表】に3ラン（第41号）ホームランを浴びた［三冠王］3番ミゲル・カブレラには「3-2」フルカウントからスライダーを曲げてきて（逆球）見逃し三振！　
　初回にセンター前ヒットを浴びた4番プリンス・フィルダーには初球のチェンジアップで空振りを取り、4球目の同じくチェンジアップで（平凡な）セカンドゴロに打ち取り、【3回表】以降一人もランナーを許さなかった、松坂！　昔（2007年～）よく見た松坂のピッチングだ。

　次回の登板が28日のフィラデルフィア・フィリーズ戦に決まり、次回はこのような変化球主体の（落ち着いた）ピッチングを見せてくれると思ったのに……

メッツ・松坂、２敗目　制球難…５回途中４失点６四死球（夕刊フジ）

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アーズマは此処に居た。（5日・ミラーパーク）

【SEGA CARD GEN MLB】セガ カードジェンMLB 2013 白カード J13-293 青木宣親
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　先発（スターター）のルーキー、ザック・ウィーラー（ニューヨーク・メッツ）が5回3失点で降板して、【6回裏】のマウンドには背番号「30」デーヴィッド・アーズマ。ここまで13試合に登板して、1勝（0敗）防御率2.84。
　5月中旬にマイアミ・マーリンズを解雇された後、メッツとマイナー契約を交わしたらしい。5月中旬と言えば、日本の阪神タイガースが獲得を狙っていると（一部で）報道されたが、寸前でメッツに攫（さら）われたようだ。（個人的には）日本で見たかった、元シアトル・マリナーズのクローザー。

　先頭のリッキー・ウィークス（ミルウォーキー・ブリュワーズ）を「2-2」追い込んで、アウトサイド低めにファストボール（92MPH）が決まって、見逃し三振！　シアトル時代に何度も見たファストボールだ。
　8番打者は初球を打って、ファーストゴロ。素早くベースカヴァーに入って、2-OUT！　9番打者（ピッチャー）をファストボール（92MPH）で空振り三振に斬って取って、三塁側ダッグアウトへ駆け足！　そのうち「エース」セットアッパーに昇格するかもしれない。

阪神ボイヤー９回締めた「いい感じ」（nikkansports.com）

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尚成、初先発でヤンキースを6回0封！（21日・シティフィールド）

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　メジャーリーグ初先発が「1年に一度」のニューヨーク・ヤンキース戦（インターリーグ）、高橋尚成（ニューヨーク・メッツ）。そういえば、あの桑田真澄（当時ピッツバーグ・パイレーツ）のメジャー初登板も（インターリーグの）ヤンキース戦だった。≪宿縁≫で結ばれた（？）読売ジャイアンツとヤンキース。

　そのジャイアンツで実績を残しながら、マイナー契約しか勝ち取れなかった尚成。そこから這い上がって、開幕メジャーを勝ち取り、ブルペン（中継ぎ）で結果を残して、スターター（先発）の座を勝ち取って、“サブウエー（地下鉄）シリーズ”の晴れ舞台。その試合で6回無失点の好投（快投）！　勝負強さを見せた。

　彼の快投を見ながら、どうしても同じ左腕、≪あの男≫のことが思い出される。≪あの男≫は何故、メジャーで成功できないのか？　尚成のピッチングを見ると、果敢に真っ直ぐ（91MPH前後）を投げ込み、それから多彩な変化球（チェンジアップ、シンカー、カーヴ）をコーナーに投げ分けていた。

　≪あの男≫に足りなかったのは、この部分か。真っ直ぐとチェンジアップだけでは通用しない。尚成にはシンカーが「あった」。そして、それら（全球種を）を低めに集められる精密なコントロールがあった。それらが決定的に足りなかったか……≪あの男≫＝井川慶（ヤンキース傘下AAAスクラントン）には。

メッツ・尚成、初先発でローテ入り決めた！ （SANSPO.COM）

BBH1追加 黒カード 井川慶(阪神)
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対決！ 憲伸vs.尚成（23日・シティフィールド）

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　何だかよく判らなかった。先発（スターター）していた右腕ジョン・メイン（ニューヨーク・メッツ）が【4回表】突然降板……腕を押さえるでもなく、足や腰を押さえるでもなく……どこが悪いのか皆目判らない。そんな中、ブルペンから出てきたのは、左腕・高橋尚成。ブルペンでは1球しか投げていなかったらしい。急遽の登板。そして、その先頭打者は、9番・川上憲伸（アトランタ・ブレーヴス）。

　ここまで6試合に登板して、0勝1敗（防御率4.50）。前回（21日）は2回（2安打）3四球の乱調で3失点。降板する際、地元シティ・フィールドの観客からブーイングを浴びせられたらしい尚成。今回は≪雪辱≫のマウンド。
　その川上を予定通り三球三振に打ち取ると、【5回表】は2者連続三振！　【6回表】には3者連続三振を奪い、【7回表】に1点を奪われたところで降板……ここで前回のブーイングの代わりに拍手（スタンディング・オヴェーション）で迎えられた尚成。地元ファンの信頼をようやく勝ち得た瞬間だ。

　その尚成。【5回裏】には川上からレフト前ヒットも放って、これが（記念すべき）メジャー初ヒット！　チームも「5対2」で勝って、尚成にメジャー初勝利が届けられた。……記念のウイニング・ボールは届かなかったらしいが……

　それにしても、憲伸。【6回裏】3失点で降板して、ダッグアウトで呆然とする憲伸（放心状態）。またしても勝てなかった（敗戦投手＝0勝3敗）。打線の援護にも恵まれていないが、【4回裏】まで「0」に抑えながら、【5回裏】【6回裏】に失点……スターターとしてのスタミナが足りないのか？　
　国際舞台の北京五輪（2008年）ではセットアッパー（中継ぎ）だった憲伸。世界最高峰のメジャーリーグでもスターター（先発）は厳しいのか、と感じさせる。……だから放心状態。

緊急登板なんの！尚成、７戦目で初勝利 （SANSPO.COM）

BBH1追加 SP川上憲伸(中日)
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