野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

東京の2球団にX'masプレゼント、ガイエルとホリンズ(24日/25日)

2006-12-28 20:16:23 | Tampa-Bay Rays
 グレッグ・ラロッカが流出し、岩村明憲(タンパベイ・デヴィルレイズ)にも去られた東京ヤクルトスワローズが、ニューヨーク・ヤンキースから解雇されたアーロン・ガイエル(34)外野手を獲得。最近は日本の球団もスカウトを海外に派遣する労を惜しんで、衛星放送のメジャーリーグ中継で済ませているようだ。
 松井秀喜をシーズン途中に失ったヤンキースが、緊急で補強した外野手だが、ファースト(一塁手)も守れるし、いい選手だと思う。日本野球に合うかどうかは(極めて)専門的な鑑識眼が必要になるので、定かではないが。
ヤクルトがギエルと契約へ ヤンキースの左打者 (MAJOR.jp)

 一方、読売ジャイアンツもタンタンパベイの外野手、デーモン・ホリンズ(31)を獲得。今シーズンは121試合に出場して(打率.228)15本塁打、33打点。これぞバリバリのメジャーリーガーだ。解雇された理由が判らない。今シーズンのジョー・ディロンとは雲泥の差だろう。彼(ディロン)もマイナーリーグではスーパースターだったが、こちら(ホリンズ)は≪本物≫。ジャイアンツは今度こそ、いい“買物”をした!?
巨人、ホリンズ獲得を発表 デビルレイズの外野手 (MAJOR.jp)

岩村、背番号「1」だけの約束手形(15日)

2006-12-16 23:07:15 | Tampa-Bay Rays
 3年総額770万ドル(約9億1000万円)。タンパベイ・デヴィルレイズへの入団が決まった岩村明憲(東京ヤクルトスワローズ)とその代理人(アラン・ニーロ)は本当は契約年数はもっと縮めたかっただろう。タンパベイでのキャリアをStepにして、より強いチームへの将来の移籍を目論んでいただろうに……3年(4年目オプション契約)でも長すぎるだろう。背番号は「1」。背番号だけは岩村の希望が叶えられた。

岩村、日本人3人目のDレイズ戦士に! (MAJOR.jp)

D-レイズが岩村を落札!(15日)

2006-11-16 18:54:46 | Tampa-Bay Rays
 松坂大輔(西武ライオンズ)の場合、“相思相愛”でボストン・レッドソックスに約60億円(5111万111ドル)の巨額で落札されたが、岩村明憲(東京ヤクルトスワローズ)はよりによって、≪最悪≫のチームに落札された。タンパベイ・デヴィルレイズ。スワローズと長年、提携してきたクリーヴランド・インディアンスでも、岩村をマークし続けてきたサンディエゴ・パドレスでもなく、伏兵のタンパベイ。この結果には、岩村本人も(送り出す)古田敦也監督もガックリしていることだろう。

 クリーヴランドはレギュラーのサード(3塁手)アーロン・ブーンを放出し、ポジションを空けて待っていたのだが……スワローズと提携していても、何の果実も得られることなく、前回(2001年)の石井一久(当時ロスアンジェルス・ドジャース)に続いて、今回もスワローズから選手を供給してもらうことが出来なかった。

 対してタンパベイには、サードに今シーズン24本塁打、79打点の「右の強打者」タイ・ウィギントンがいる。ウィギントンか岩村がセカンドにコンヴァートとされるかもしれないが、セカンド(2塁手)には『WBC』メキシコ代表で活躍したホルヘ・カントゥがいる。このチームにはファースト(1塁手)が不足しているから、ひょっとしたら、ファーストにコンヴァートされるかもしれない。

 いずれにしてもサードには困っていないチームだし、そして投手陣の弱さから、≪絶対≫優勝争いはできそうもないチーム。だから≪最悪≫。クリーヴランドやサンディエゴなら優勝争いができるチームだったのだが……本拠地トロピカーナフィールドには毎試合“閑古鳥”が鳴く……そんなチーム。アメリカン・リーグ東地区だから、ボストンやニューヨーク・ヤンキースと同じ地区。(松坂や松井秀喜との)日本人対決は楽しめるが……

岩村との交渉権はデビルレイズが獲得! (MAJOR.jp)

タンパベイ・デヴィルレイズ【2006】戦力分析

2006-02-16 19:53:36 | Tampa-Bay Rays
【スターター】スコット・カズミアー マーク・ヘンドリクソン
ケーシー・フォッサム ダグ・ウェクター セス・マックラング
エドウィン・ジャクソン 
【セットアッパー】トラヴィス・ハーパー ヘスス・コロメイ
チャド・ハーヴィル 森慎二 ダン・ミセリ 

【クローザー】不在。ダニス・バエスをロサンジェルス・ドジャースに放出して、その後任を決めていない。恐るべき、胆力、と言うべきか。日本人・森にも【クローザー】奪取のチャンスはあるが、年齢的に全盛期を過ぎているだけに、厳しいだろう。
 その代わりに【スターター】陣は安定。左腕の両輪、カズミアーとヘンドリクソンがチームを牽引する。伸び悩んでいる右腕ウェクターの成長にも期待したい。

1番センター カール・クロフォード (ジョーイ・ガスライト)
2番ショート フリオ・ルーゴ
3番DH(指名打者) オーブリー・ハフ
4番レフト ジョニー・ゴメス
5番サード ホルヘ・カントゥ (ショーン・バローズ)
6番ライト デーモン・ホリンズ (ロッコ・バルデリ)
7番ファースト トラヴェス・リー
8番キャッチャー トビー・ホール (ケヴィン・キャッシュ)
9番セカンド ニック・グリーン (タイ・ウィギントン)

 昨シーズン1年間、棒に振ったバルデリの復活なるか? 休んでいる間にレギュラーポジションは奪われた。取り返すことが出来るか? 出来なければシーズン途中にも放出されるか? 
 相変わらず打線は≪強力≫。個人的には「快足」ガスライトと、元ニューヨーク・メッツ(前ピッツバーグ・パイレーツ)のウィギントンに期待したいが、其々クロフォードとカントゥの牙城は磐石で崩せないだろう。

デビルレイズ森が初ブルペン、「調子まあまあ」(MAJOR.jp)

森慎二のDレイズ入団決定!(11日)

2006-01-12 13:38:24 | Tampa-Bay Rays
 森慎二、と言われても、一般世間の人達は分からない。西武ライオンズの森慎二、でようやく野球ファンからは認知される。しかし、今度はメジャーリーガー。これで一気に知名度は上がるだろう。一昔前は「読売巨人軍」が野球界の唯一にして無二の≪ブランド≫だったが、今はメジャーリーグ。ジャイアンツが衰退する訳、だ。

 しかし1年だけメジャーへ行って、1年で帰ってくる日本人選手もいる。そういう選手が帰ってきてから、テレビのバラエティー番組に出て、お笑い芸人から「元メジャーリーガー」と紹介され、嬉々としている姿を見て、唾棄したくなったことがある。そんな選手にはなってくれるな、と言いたい。
 だが、森ならば、大丈夫だろう。<パイオニア>野茂英雄(元タンパベイ・デヴィルレイズ)に憧れていて、背番号「11」も付けていた森のこと。彼には野茂の魂<イズム>が移植されているだろうから、心配ないだろう。
 日本帰りのダン・ミセリ(前コロラド・ロッキーズ)と共に、タンパベイのブルペンの屋台骨を背負う!!

森のデビルレイズ入団決定 球団が2年契約を発表
(MAJOR.jp)

森の落札球団はデビルレイズ!(12日)

2005-12-13 13:06:10 | Tampa-Bay Rays
 クリーヴランド・インディアンスやボストン・レッドソックス等と言われていた森慎二(西武ライオンズ)の落札球団が、タンパベイ・デヴィルレイズであることが判明した。
 なるほど、納得、という気がする。タンパベイは極端にブルペンの弱いチーム。打線は「強力」だが、打っても打ってもピッチャーが点を取られる悲惨なチームだった。それに嫌気が差して、“名将”ルー・ピネラ監督は3年でチームを去ってしまった。

 森には絶好の球団だ。登板のチャンスは毎日でもあるだろう。ヤクルト・スワローズと契約して、日本に帰ってきた木田優夫のように「死ぬ気で投げれば」活路は開ける、だろう。
 恐らく入札がなかった入来祐作(北海道日本ハムファイターズ)にも4球団が獲得に興味を示しているようだが、その中に必ず「タンパベイ」の名があるだろう。咽喉から手が出るほどピッチャーが欲しい球団。入来にもまだチャンスはある、と思う。

森の落札球団はデビルレイズ 来月11日まで交渉可能(MAJR.JP)

さらば、デヴィルレイズ!(16日)

2005-07-18 13:26:36 | Tampa-Bay Rays
 ある程度、予期されていたことではあったが……野茂英雄がタンパベイベイ・デヴィルレイズから解雇、戦力外通告を受けた。前日(15日)のトロント・ブルージェイズ(ロジャースセンター)戦で2回(3/2)7失点KO。これが決定打になったか? これが最終テストだったか? 地元トロピカーナ・フィールドでは強かった(4勝1敗、防御率3.91)野茂だが、敵地では1勝7敗、防御率10.32。ローテーションを崩して、ホーム専用に投げるわけにも行かず、また最終テストの地になったカナダ・トロントは以前から相性の悪いスタジアムだった。

 これでデヴィルレイズにサヨナラ。このチームは2004年に来日して、日本のファンにも御馴染みになっていて、今シーズンから野茂の所属チームになり、尚一層日本のファンへの浸透が深まったのだが、これで終わり。野茂の切れ目が、縁の切れ目、だ。ルー・ピネラ監督ともお別れ、だ。シアトル・マリナーズ時代から佐々木主浩(現・横浜ベイスターズ)、イチロー、長谷川滋利の良き「理解者」だったが。この「決断」もピネラ監督の意思ではないと思うが、別れのときはやってきた。

 野茂の次の行き先はどこか? 日本に帰ってくることはありえない。東北楽天ゴールデンイーグルスやオリックスバファローズに戻れば、話題になり、先発ローテーションも任されるだろうが、そんな道は選ばないだろう。そんな野茂の「こだわり」。それが(もはや)球威の落ちた右腕とデュオを奏することができるか? 野茂は(もはや)自分のことだけを考えてはいないだろう。後に続く人たちのために「精一杯、頑張る」。そんな野茂の「想い」は必ず報われるだろう。あの「NOMOベースボールクラブ」のように……。

野茂、降板でBSは中継終了…されど!(21日・ニューヨーク)

2005-06-22 22:59:39 | Tampa-Bay Rays
「タンパベイ・デヴィルレイズ対ニューヨーク・ヤンキース【5回裏】ヤンキースの攻撃途中、「10対6」デヴィルレイズがリードしている状況です」のNHKのアナウンサー(内山俊哉)のコメントを最後にBSの中継は打ち切られた。ハイヴィジョンでは中継を続行していたらしいが……そんなものは知らない。その後、ヤンキースが猛反撃して、【8回裏】に一挙「13点」を挙げて、「20対11」記録的な大逆転劇。こんな試合、最後まで見たかった。松井秀喜も(2試合連続の)9号ソロ・ホームランを放ったらしいし。

 続いて、ハイヴィジョンで放送していた「オークランド・アスレティックス対シアトル・マリナーズ」でも、藪恵壹からイチローがヒットを放ったらしいし。中継したりしなかったり、そういう中途半端なことは止めてもらいたいものだ。今日は10時からNBAのバスケットボール(ファイナル)を中継したから、そんなクダラナいことになったのだろうが、1時間50分でMLB(野球の試合)が終わるわけがない。

 スカパー!は相変わらず、唯我独尊でこの日も同時間帯に「レッズ対カーディナルス」の「赤・赤」対決、誰が見るのか「ジャイアンツ対Dバックス」(シブすぎる!!)。「ヤンキース対Dレイズ」を中継して欲しかった。野茂英雄の「200勝」は終わったけれども、日本人投手の先発試合には臨機応変で対応してほしいものだ。ましてや相手はヤンキースで、松井秀喜で、スターター(先発が)ランディー・ジョンソン。最後まで見たかったな……それにしても、今日のジョンソンの≪乱調≫ぶりは……これは見たくなかった。

野茂「200勝」の勲章(15日・トロピカーナフィールド)

2005-06-17 23:02:14 | Tampa-Bay Rays
 ミルウォーキー・ブリュワーズの1番ブラディー・クラークにリードオフ(先頭打者)ホームランを食らって、野茂英雄(タンパベイ・デヴィルレイズ)。日米通算「200勝」達成に早くも暗雲が垂れ込める。此処は「HOME」トロピカーナ・フィールド。「HOME」との相性は「いい」。メジャーリーグ「1000本安打」を前日に達成した、イチロー(シアトル・マリナーズ)も「HOME」セーフコ・フィールドに帰ってきた第1打席で、ライトフェンス直撃のシングルヒット! イチローに続けるか、野茂?

【2回表】も先頭の5番ビル・ホールをショートゴロに打ち取ったものの、ショート・ストップ、名手フリオ・ルーゴが後逸(記録は内野安打)。6番「元阪神タイガースの主砲」セシル・フィルダー氏の息子、プリンス・フィルダーと初対決。高めに浮いたスプリッター(78MPH)を叩かれ、ライト線を切り裂くダブル(2塁打)! これが実はフィルダー息子のメジャーリーグ初ヒット。野茂はまたしても、大物にメジャー初ヒットを献上した。しかも日本野球と縁の深い選手に……。

 この後、内野ゴロの間に1点を追加され、「0対2」。【2回裏】8番初めてコンビを組む(若い)キャッチャー、ケヴィン・キャッシュのソロ・ホームランで「1対2」に迫り、【3回表】は1番クラークをセンターフライ。2番リッキー・ウィークスをスプリッター(81MPH)で空振り三振に取り、3番ライル・オーヴァーベイをピッチャーゴロに打ち取り、3アウト。【4回表】も4番カルロス・リーを(ボテボテの)サードゴロ。5番のホールを(今度も)ショートゴロ。ショートストップ、ルーゴが今度は強いゴロを捌いて、2アウト。6番フィルダーの息子も、84MPHの速球(?)で詰まらせて、ファースト・ファウル・フライに打ち取る。

【4回裏】9番アレックス・ゴンザレスのライト線を破る、タイムリー・ダブル(2塁打)で「2対2」同点に追いつき、1塁側ダッグアウトで右肩にグラウンドコートをかけた野茂も、思わず立ち上がって……そのまま座った。【5回裏】にも2アウト2塁で、5番トラヴィス・リーのセカンドゴロを、相手セカンドのウィークスがエラーして、「3対2」1点勝ち越し。この時点で野茂に「勝利投手」の権利が発生した。

 そして試練の【6回表】のマウンド。先頭の1番クラークが(小癪な)ドラッグバントを決めて、ノーアウト1塁。2番【5回表】にエラーした「張本人」ウィークスに、ストレートの四球で歩かせて、ノーアウト1,2塁。3番のオーヴァーベイにも「0-1」にした2球目。渾身のファストボール(87MPH)を叩かれ、強烈なライナー! しかしセカンド正面に飛び、1塁ランナーが戻れず、ダブルプレー! しかし4番リーもストレートの四球で歩かせて、ここでルー・ピネラ監督、登場。観衆(8,801人)からはブーイング。しかし一言だけ告げて、ダッグアウトに消えた老将。野茂はその信頼に応え、5番ホールをセンターフライに打ち取り、危機を脱出。

【7回表】は先頭のフィルダーの息子を「87MPH」で詰まらせて、サード・ファウルフライ。7番ダミアン・ミラーもファースト・ファウルフライ。8番クリス・マグルーダーもレフトフライに打ち取って、難なく、7イニングスを投げ終えた。まだ球数「83」。完投ペースだったが、この回で降板。ブルペンに信頼が出来ないだけに、「不安」だったが……【7回裏】に味方が2点を追加して、「5対2」。【9回表】を守護神ダニス・バイエスが案の定、1点を失ったものの、そのまま逃げ切って、「5対3」。野茂に「200勝」の勲章が授けられた。

 試合後、地元タンパの熱烈な観客の声援に迎えられ、頭を掻きながら、ダッグアウトから出てきた「HERO」。日本のNHK主催のインタヴューに応えていた野茂。インタヴューアーは興奮して「秘訣は?」等と訊いてきたが、野茂は至ってクール(冷静)。最後に右手を挙げて、最後まで残ってくれた観客の声援に応えていた野茂。今日はこの人たちの為に戦った。そして、チームメイトと共に戦った。それが、野茂英雄。それが「200勝」達成の秘訣、だ。

Dレイズ、フェルプスに戦力外通告(7日)

2005-06-10 13:48:20 | Tampa-Bay Rays
 MLBでは、時々不可解な解雇劇が起きる。タンパベイ・デヴィルレイズの「4番」ジョシュ・フェルプスに突然の戦力外通告。理由(わけ)が判らない。今シーズンここまで47試合に出場して、打率.266、5本塁打、26打点。悪い数字ではない。打撃(だけは)好調のタンパベイにあって、右のクラッチヒッターとして、5~6番、4番を打つこともあった。地元タンパに豪邸も建てて(牛込惟浩さん情報)、このままタンパに居付くつもりだったのに……しかし、あのバッティング、他球団が放ってはおかないだろう。

 もうひとつ、シンシナティ・レッズを解雇された守護神ダニー・グレーヴス。この解雇には明確な理由(ファンに悪態)があるようだが、「メッツ辺りが獲るんじゃないだろうな?」とスカパー!のコメンテーター(神尾義弘)氏も予測しておられたが、見事に的中。クローザーに「不安」を抱えるニューヨーク・メッツが獲得に乗り出したようだ。大型補強で優勝を狙うメッツの唯一のアキレス腱=クローザー。ここさえ補えれば、現在首位(ワシントン・ナショナルズ)に2.0ゲーム差。射程距離に捉えている。
 しかし、今シーズン20試合に登板して「1勝1敗、防御率7.36」のグレーヴスに、かつての力(通算189セーヴ)は残っているのか? 甚だ疑問だ。