野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

ジャクソンの損失(SLUGGER 6月号)

2010-05-29 22:03:47 | Slugger
Slugger (スラッガー) 2010年 06月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2010年 06月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2010-04-24
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Best Player Ranking 2010」。日本人では、イチロー(シアトル・マリナーズ)が外野手ランキング2位に入っていて「さすが」と思わせるが、昨シーズン(試合中の大怪我で)約3ヶ月も欠場した岩村明憲(ピッツバーグ・パイレーツ)が二塁手ランキングで13位に入っているのは意外に高い評価。
 今シーズンは開幕から1番セカンドを任されているが、打率.159と低迷(5月15日現在)寸評には「トレードの駒になる可能性が高い」とある。打撃不振にも拘らず「1番」で起用され続けているのも、そういう理由からか? 他球団へのプレゼンテーションの為の「1番」起用か。

BBH2009 WBC 岩村 明憲(日本)BBH2009 WBC 岩村 明憲(日本)
販売元:コナミ
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開幕ロースター入りしたメジャー初昇格20選手完全名鑑」。デトロイト・タイガースのオースティン・ジャクソン外野手(23歳)。昨シーズンまでニューヨーク・ヤンキースの≪トップ・プロスペクト≫(有望株)だったが、カーティス・グランダーソン外野手とのトレードで今シーズンからデトロイトへ。そのデトロイトで1番センターに定着して、打率.364で『月間最優秀新人』(アメリカン・リーグ)に選ばれた。

 そのグランダーソンは打率.225(5月17日現在)。現在、右太腿を痛めてDL(故障者リスト)入り。割に合わないトレードだと思う。しかしヤンキースには1番ショートにデレック・ジーター内野手が「いる」。同じ「右打ち」ということもあり、持ち味が重なるので、放出ということになったのだろうが、それにしても……ヤンキースのトレード“下手”は相変わらず。

ジーター忘れられない、松井「初打席初安打」 (SANSPO.COM)

Slugger (スラッガー) 2010年 07月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2010年 07月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2010-05-24
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逃がした魚は、リンスカム。(スラッガー・5月号)

2010-04-29 19:41:05 | Slugger
Slugger (スラッガー) 2010年 05月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2010年 05月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2010-03-24
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 表紙は「2010MLBの顔ティム・リンスカム投手(サンフランシスコ・ジャイアンツ)。ここまで開幕してから3試合に登板して、3勝(防御率0.90)。史上初の3年連続『サイ・ヤング賞』(最優秀投手賞)受賞なるか? 『最多奪三振』も3年連続が懸かっているが、意外にも『最多勝』と『最優秀防御率』で1位になったことがない。史上初の「三冠+1」がなるかのシーズンだ。

 リンスカムといえば、ワシントン州の出身。シアトルが地元で、マリナーズにも彼を獲得するチャンスがあったが、身長の低さ(180cm)を理由にドラフト指名を回避(2006年)。1巡目(全体5位)でカリフォルニア大学(バークレー校)のブランドン・モロー投手(現トロント・ブルージェイズ)を指名したが、伸び悩んで2009年のオフに放出。……サンフランシスコの指名は(1巡目)「全体10位」だった。

怪物と赤い靴下怪物と赤い靴下
著者:李 啓充
販売元:扶桑社
発売日:2007-11-15
おすすめ度:5.0
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 そのトロント・ブルージェイズ。「再建計画」が進んでいると、巻末の李啓充氏のCollumn(Last Inning)。≪強豪≫犇く(ひしめく)アメリカン・リーグ東地区で2年連続4位に低迷しているチームだが、今シーズンはここまで(4月22日現在)9勝7敗で3位と健闘している。その効果が現れているのか? 

 今シーズンからGM(ゼネラル・マネージャー)が代わって、アレックス・アンソロポス氏(32歳)。その新GMが最初に着手したのが、シアトルの「ブレイン」トム・タンゴ氏の引き抜きだったらしい。シアトルは彼の「頭脳」を用いて、昨シーズンから補強(選手獲得)に成功してきたらしいが、彼の損失は痛手か? 

メッツ・高橋、7奪三振!7戦目で初勝利 (SANSPO.COM)

Slugger (スラッガー) 2010年 06月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2010年 06月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2010-04-24
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「21」の代わりは「29」を(SLUGGER 4月号)

2010-03-27 11:32:11 | Slugger
Slugger ( スラッガー ) 2010年 04月号 [雑誌]Slugger ( スラッガー ) 2010年 04月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2010-02-24
おすすめ度:4.0
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 ロサンゼルス・ドジャースの左腕エリック・スタルツ(30歳)。昨シーズンは10試合に登板して、4勝3敗(防御率4.86)か。アトランタ・ブレーヴスの左腕ジョジョ・レイエス(25歳)は6試合に登板して、0勝2敗(防御率7.00)。ピッツバーグ・パイレーツの左腕ジャック・タシュナー(31歳)は24試合に登板して、1勝1敗(防御率4.91)。
 左腕・岩田稔を左肘痛で欠いた阪神タイガースがリストアップしている新外国人候補だ。メジャーリーグの開幕ロースターから洩れた選手から選出することになるが、それなら昨シーズン、マイナーリーグ(AAA)で10勝8敗(防御率4.15)の左腕を呼び戻すべきだろう(?)。球団のためにも、そして本人のためにも……

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 ここでも「未契約FA選手名鑑」に注目。昨シーズン=14勝7敗(防御率5.22)のブレイデン・ルーパー投手(ミルウォーキー・ブリュワーズ)や9勝9敗(防御率3.78)の左腕ジャロッド・ウォッシュバーン投手(デトロイト・タイガース)までもが未契約。未だに所属先が決まらないらしい。……信じ難い。(日本のタイガースに獲る“勇気”はないだろうが)
 それでも、この号の発売後に、所属先が決まった選手もいる。ジョニー・デーモン外野手(デトロイト・タイガース)であり、チャンホ・パク投手(ニューヨーク・ヤンキース)やラッセル・ブラニアン内野手(クリーヴランド・インディアンス)である。……そして引退を決意した、ノマー・ガルシアパーラ内野手(オークランド・アスレティックス)。

首位打者2度のガルシアパーラが引退(nikkansports.com)

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帰ってくる男、帰らない男、(MLB選手名鑑 2010年 3/25号)

2010-03-20 18:04:55 | Slugger
週刊ベースボール増刊 MLB選手名鑑 2010年 3/25号 [雑誌]週刊ベースボール増刊 MLB選手名鑑 2010年 3/25号 [雑誌]
販売元:ベ-スボ-ル・マガジ
発売日:2010-02-18
おすすめ度:2.0
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 休刊になった月刊誌(Major LEAGUE)だが、こうして別冊春季号(増刊号)という形で延長戦は続けられている。恒例の左開きで、この社(ベースボールマガジン社)の「色」を出しているが、カラー名鑑号の各選手の数字。これが何故か(毎年)通算成績になっている。これが解かり辛い。他社(下記)のように昨シーズンの成績と併記してくれればいいのだが……

Slugger ( スラッガー ) 2010年 04月号 [雑誌]Slugger ( スラッガー ) 2010年 04月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2010-02-24
おすすめ度:4.0
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 カラー名鑑の文字は大きくて、見易いのだが、何故かボストン・レッドソックスの次にシカゴ・ホワイトソックスが来る。他社(上記)のように、リーグの地区(ディヴィビジョン)別に分かれていなくて、玉石混交。これはチョッと見辛い。フツー、ボストンの次は、ニューヨーク・ヤンキースだろ? 

 巻末のUn-Signed Free Agents(未契約FA選手一覧)。その中に大家友和投手(33歳=クリーヴランド・インディアンスFA)の名前もあった。この後、メキシコに渡り、メキシカン・リーグのキンタナロー・タイガースに移籍が決定。此処でプレーして、【MLB】(メジャーリーグ)からのオファーを待つことになるが、どうだろう? そろそろ日本に帰ってくるタイミングかもしれない。……それとも、日本(NPB)は嫌か? 

 そういえば、もう一人、左腕ジョン・ベイル投手(35歳=カンザスシティー・ロイヤルズFA)。2004年から3年間プレーした広島東洋カープに戻ることになった。……こういう例もある。何でもジェネビーブ夫人の助言(売り込み)があったらしい。そうか……大家は独り身だからなあ~。

大家、メキシコ・リーグで自由契約に (SANSPO.COM)

メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010
著者:友成 那智
販売元:廣済堂出版
発売日:2010-02-13
おすすめ度:4.0
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似合わないなあ~赤いユニフォーム(Slugger・3月号)

2010-02-24 10:54:39 | Slugger
Slugger ( スラッガー ) 2010年 03月号 [雑誌]Slugger ( スラッガー ) 2010年 03月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2010-01-23
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 似合わないなあ~赤いユニフォーム、松井秀喜“外野手”(ロサンゼルス・エンジェルス)。しかし[巻頭特集]でエンジェルス完全読本。これは有り難い。今までイチローのシアトル・マリナーズから見た敵(ライヴァル)としてのエンジェルスだったが、今シーズンから「味方」に替わる。その歴史やチーム事情を学ぶのに、打ってつけの企画。
 その中で「先発(スターター)5番手が未定」と書かれてあったが、この号が発売される直前にジョエル・ピネイロ投手(31歳=セントルイス・カーディナルスFA)が加入。2010年の戦力は整った。

松井秀喜(ロサンゼルス・エンゼルス)MLB Tシャツ松井秀喜(ロサンゼルス・エンゼルス)MLB Tシャツ
販売元:MLB
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 ジェイソン・ベイ外野手(31歳)。2008年シーズンの途中から≪弱小≫ピッツバーグ・パイレーツから≪常勝≫ボストン・レッドソックスに移籍し、チームの2年連続プレイオフ進出に貢献。「あの」マニー・ラミレス外野手(ロサンゼルス・ドジャース)の後釜としてレフトを守ったが、昨シーズンオフにFA(フリーエージェント)の権利を行使。
 当然「残留」すると思われていた。ボストンが「手放さない」と思っていた。それは本人もエージェント(代理人)も思っていたらしい。そこで強気な交渉を展開したが、暗に反してボストンはあっさり交渉を打ち切り。慌てた本人と代理人はニューヨーク・メッツとの交渉を纏めたが、彼等の「本意」ではなかったらしい。(4年総額6500万ドル=約59億8000万円)

 ≪常勝≫ボストン。旧くて狭い、本拠地フェンウェイパークは守備に「不安」のあるベイには打ってつけのスタジアム。何故「残留」の選択をしなかったのだろう? と疑問に思っていたのだが、謎が解けた。ボストンも4年総額6000万ドルのオファーを出したのに。
 メッツの本拠地シティ・フィールドは(2009年オープン)外野が広い。ベイの守備の不安が顕在化するだろうし、昨シーズン「38」の本塁打数も激減が予想される。……後悔の代わりに何を得る? 

キャンプ地テンピ上陸!早くもゴジラ狂騒曲 (SANSPO.COM)

メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010
著者:友成 那智
販売元:廣済堂出版
発売日:2010-02-13
おすすめ度:3.5
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表紙は赤い松井(スラッガー3月号)

2010-01-24 19:06:21 | Slugger
Slugger ( スラッガー ) 2010年 03月号 [雑誌]Slugger ( スラッガー ) 2010年 03月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2010-01-23
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 先月(2月号)は表紙がイマイチだったので、購入しなかった『SLUGGER』。今月は表紙が「これ」だから、迷うことなく購入。
 そういえば、年末年始、CSの【ESPN】で、ニューヨーク・ヤンキース戦の再放送があったが、“ピンストライプ”の松井秀喜(ロサンゼルス・エンジェルス)に(もはや)違和感があった。えっ赤いユニフォームじゃないの? と(一瞬)思ってしまった。

 それにしても、ヤンキースは“A-ROD”(アレックス・ロドリゲス)の後を打つ5番、“A-ROD”が欠場する日は4番を打った松井を放出して、今シーズン(2010年)は大丈夫なのか? と思う。
 それよりも何よりも、今シーズンからヤンキースの試合が(かなり)見られなくなると思うと、チョッと寂しい……勿論、≪あの男≫がメジャーリーグに上がってくれば、話は別だが。(誰?)

松井秀40歳現役宣言!ミズノと契約4年延長 (SANSPO.COM)

2009 New York Yankees: Official World Series Film [DVD] [Import]2009 New York Yankees: Official World Series Film [DVD] [Import]
販売元:Shout Factory Theatr
発売日:2009-11-24
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101敗からの快挙!(スラッガー・12月号)

2009-11-27 18:02:05 | Slugger
Slugger (スラッガー) 2009年 12月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2009年 12月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-10-24
おすすめ度:5.0
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 メジャーリーガー500人の通信簿。その中で(両リーグの)『MVP』『サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)』『新人王』の予想がされているが、ナショナル・リーグの『サイ・ヤング賞』だけ外した。2年連続で、テイム・リンスカム(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が受賞。これは意外だった。……10月にマリファナ所持で逮捕されたリンスカムだが、それは選考後の事だった。

マリナーズ・イチロー 2010年 カレンダーマリナーズ・イチロー 2010年 カレンダー
販売元:エトワール (株式会社 ハゴロモ )
発売日:2009-11-25
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 30球団の通信簿。シアトル・マリナーズには「70点」が付けられている。昨シーズン(2008年)からプラス「24勝」の上積み(85勝)。100敗以上を喫した(101敗)翌年に勝率5割を超えたのは(1901年以降)13球団目の“快挙”らしい。
 新任のGMジャック・ズレンシックと監督ドン・ワカマツの功績だ。このオフにGMはどんな戦略で補強を完成して見せるか? 監督に関しては日系人で(昨シーズンは孤立していた)イチロー外野手のサポートには成功したが、城島健司捕手(現・阪神タイガース)の“ケア”には失敗した。

 2009 気になった選手として、フランクリン・グティエレス外野手が挙げられている。今シーズンから加入して、センターの定位置を確保し、前半戦は打撃が振るわなかったが、後半戦はイチローの後を打つ2番に定着し、打率.283、18本塁打、70打点の自己ベストを記録。≪新生≫マリナーズを象徴する、俊足、強肩、強打の外野手だ。
 ただ唯一の「大砲」31本塁打のラッセル・ブラニアン内野手がこのオフ、FA(フリーエージェント)を申請した。引き留められるか、あるいは新たな大砲を見つけられるか? マリナーズの2010年が懸かっている。……ズレンシックGMの手腕に期待しよう。

イチロー惜別、城島は「生涯のチームメート」 (SANSPO.COM)

Slugger (スラッガー) 2010年 01月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2010年 01月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-11-24
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チェンジアップとカーブとスプリッターと(スラッガー・12月号)

2009-10-31 10:02:42 | Slugger
Slugger (スラッガー) 2009年 11月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2009年 11月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-09-24
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トーリの挑戦」。2007年オフ、3年連続(アメリカン・リーグ)地区シリーズ「敗退」の責任を執らされ、ニューヨーク・ヤンキースから(事実上の)「解任」通告を受けたジョー・トーリ監督。しかし、ブランクを置くことなく、2008年から「西の名門」ロサンゼルス・ドジャースの指揮を任され、2年連続チームを(ナショナル・リーグ)優勝決定戦シリーズに導いた。
 その2年目の今年、古巣ヤンキースとワールドシリーズで対戦するチャンスがあったのだが(2年連続)フィラデルフィア・フィリーズに敗退。≪因縁≫の対決を見たかったのだが……「名将」の意地を見たかった。

さらばヤンキース―我が監督時代さらばヤンキース―我が監督時代
著者:ジョー トーリ
販売元:青志社
発売日:2009-03
おすすめ度:5.0
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 そのドジャースにシーズン途中(7月31日のトレード・デッドライン)加わったのが、ジム・トーミー(前シカゴ・ホワイトソックス)。メジャーリーグ歴代12位の通算564本塁打を誇る強打の内野手だが、ポジションはファースト(一塁手)。そこには若い(24歳)ジェームス・ローニーがいるし、ナショナル・リーグにはDH(指名打者)は無い。どういう補強か? と思っていたら、詳しい記事があった。
 ホワイトソックスのケン・ウィリアムスGM(ゼネラル・マネージャー)が「在籍中はチャンピオンになるためできる限りのことをする」と約束していたらしい。しかし在籍中の4年間に“約束”を果たせなかったので、優勝目前のドジャースに移籍させたらしい。……メジャーでは、こういうことが普通に行なわれる。

Major LEAGUE (メジャー・リーグ) 2008年 04月号 [雑誌]Major LEAGUE (メジャー・リーグ) 2008年 04月号 [雑誌]
販売元:ベースボール・マガジン社
発売日:2008-03-10
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 岡島秀樹(ボストン・レッドソックス)の「メジャーでの成功は何が要因なのか?」(侍メジャーリーガー研究ラボ)。誰もが知りたくて、しかしそれは専門家(専門誌)でしか解からない。『SLUGGER』編集部が分析している。
 1年目(2007年)は≪チェンジアップ≫を多投。全投球の約4分の1に相当する「24%」。その成果が、防御率2.22の驚異的な数字を叩き出した。しかし2年目(2008年)からは激減。僅か10%に留まっている。その代わりにカーヴ(24%)を多投し、≪2年目のジンクス≫を消してみせた。(防御率2.61)
 3年目の今シーズンは、意外にも≪スプリッター≫(12%)を多投し、カーヴ(19%)とチェンジアップ(11%)とをミックスさせ、日々研究してくる打者への対抗策とした。それでも防御率は「3.56」と悪化。……“曲がり角”にきている岡島なのかもしれない。

BBH1追加 SP川上憲伸(中日)BBH1追加 SP川上憲伸(中日)
販売元:コナミ
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ローテーション投手が多すぎる」アトランタ・ブレーヴス。9月1日に長らくDL(故障者リスト)入りしていた「エース」(通算146勝)テイム・ハドソンが戻ってきて、その代わりに開幕からローテーションを守ってきた川上憲伸が中継ぎ(ブルペン)待機になった。
 ハドソンの契約は今シーズンで切れ、来シーズンはオプション契約だったが、チームはこれを行使。川上の立場は現状のまま、となった。これは厳しい……先発投手は6人も要らないから、川上はトレードに出されるだろう(?)。出されなければ、再び中継ぎに甘んじることになる。……かつての中日ドラゴンズのエースが、メジャーで≪壁≫に直面している。

川上憲伸の奮闘とチームメートの存在 (スポーツナビ)

Slugger (スラッガー) 2009年 12月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2009年 12月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-10-24
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“フレンチ”より“ロブロス”を…(スラッガー・10月号)

2009-09-23 11:19:04 | Slugger
Slugger_10 見た通り、イチロー(シアトル・マリナーズ)特集。イチローの(メジャーリーグの)同期生たちも紹介されているが、イチバンの≪不幸者≫は、現ニューヨーク・ヤンキースの左腕エース、C.C.サバシア(当時クリーヴランド・インディアンス)。
 ルーキーイヤーの2001年に17勝5敗の成績を残して、当然≪新人王≫(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)に選ばれるハズだったのに、日本から来たプロ野球選手に「その栄誉」を攫われ、僅か1票。しかし、その後の活躍は衆目が一致する「怪腕」。2007年には19勝(209奪三振)を挙げて、≪サイ・ヤング賞≫に輝いた。

 そういえば、20日(19日・シアトル)両者は対戦したが、3打数1安打(三振1つ)。サバシアには期するするものがあったかもしれない。……両者は余り注目されないが、密かにライヴァル関係なのだろう。

SLUGGER (スラッガー) 2009年 07月号 [雑誌]SLUGGER (スラッガー) 2009年 07月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-05-23
おすすめ度:5.0
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 そのマリナーズ。今夏のトレードで若手の<トップ・プロスペクト>(有望株)と目されていた、捕手のジェフ・クレメントを放出(ピッツバーグ・パイレーツへ)。城島健司のライヴァルと目されていたが、パワーのある打撃に較べ、守備面に課題があり、放出に踏み切った。
 代わりに獲得したイアン・スネル投手は、スターター(先発ローテーション)に定着し、内野手のジャック・ウィルソンもDL(故障者リスト)入りする前はレギュラーで活躍した。成功したトレードだったと言えるだろう。失敗続きだった前GM(ゼネラル・マネージャー)に代わった新任のGMジャック・ズレンシックが敏腕を発揮している。

 そのズレンシックが≪隠し玉≫で獲得したのが、左腕のマウリシオ・ロブロス投手。同じく獲得した左腕のルーカス・フレンチの方が逸早くスターターに定着し(そこそこ)活躍しているが、新GMの「本命」は「その」ロブロスらしい。来シーズン、彼の活躍が見られるか? マリナーズのささやかな≪復活≫の要因は、この新GMの手腕によるもの。

力強いストレートに見る松坂の完全復活 (スポーツナビ)

Slugger (スラッガー) 2009年 11月号 [雑誌]Slugger (スラッガー) 2009年 11月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-09-24
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外れた大予言の数々(スラッガー・9月号)

2009-08-23 21:01:26 | Slugger
SLUGGER (スラッガー) 2009年 09月号 [雑誌]SLUGGER (スラッガー) 2009年 09月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2009-07-24
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 大予言を連発した『SLUGGER』(9月号)。まず「アスレチックスはホリデイを放出しない」と大見得を切ったが、見事に外れた。マット・ホリデイ外野手は、オークランド・アスレティックスからセントルイス・カーディナルスへ。
 ジェイク・ピーヴィー投手(サンディエゴ・パドレス)は「可能性はドジャースのみ」と断言していたが、一度は拒否していたシカゴ・ホワイトソックスに渋々ながらトレード移籍。……これも外れた。専門誌の沽券に関わるなっ。

SLUGGER (スラッガー) 2008年 10月号 [雑誌]SLUGGER (スラッガー) 2008年 10月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2008-08-23
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 昨シーズン22勝(3敗)の≪サイ・ヤング賞≫左腕クリフ・リー(クリーヴランド・インディアンス)に関しては「キープした方が得策」と提言していたが、程なくフィラデルフィア・フィリーズが獲得。……連覇を目指すフィラデルフィアの強力な≪驀進≫力になる。

 日本人では唯一、実績のあるクローザーであるにも拘らず、ボストン・レッドソックスでは“モップ・アップ”(敗戦処理要員)に甘んじている斎藤隆がトレード候補に挙げられていたが、成立せず。ルーキー 田澤純一の面倒を見る“兄貴分”として、彼の活躍の領分は拡がったのかもしれない。

レッドソックスが仕掛けた幻の大型トレード。(Number Web)

自己再生―36歳オールドルーキー、ゼロからの挑戦自己再生―36歳オールドルーキー、ゼロからの挑戦
著者:斎藤 隆; 生島 淳
販売元:ぴあ
発売日:2007-03-22
おすすめ度:4.0
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