野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

大塚、セットアッパーに戻った日(13日・セーフコ・フィールド)

2007-04-28 22:39:40 | Texas Rangers
 DL(故障者リスト)から守護神(クローザー)エリック・ガニエ(テキサス・レンジャーズ)が復帰! この日(13日)から大塚晶則は中継ぎ(セットアッパー)に配置転換になった。大塚にとっては≪無念≫だろうが、「不測の事態」に備えて、「その時」を待つ。しかし「その時」は意外に早く訪れるのだが……

【8回裏】「4対2」の2点リードでマウンドに上がった大塚。先頭のリッチー・セクソン(シアトル・マリナーズ)に「3-2」にして、苦し紛れに投げ込んだストレート(91MPH)を叩かれるが、ショートゴロ。コントロールに苦しむ大塚。心なしか、クローザーで投げる時のような≪オーラ≫を感じないのは気のせいか? 
 6番ホゼ・ギーエンを(縦スラで)あっさり空振り三振に仕留め、迎えるは7番「この日2安打で一人気を吐く」城島健司。4球目のスライダーを叩いて、レフト線にダブル(2塁打)!! しかし8番ユニエスキー・ベタンコートを同じ球でショートゴロに打ち取り、日本人以外は完璧に抑えて見せた、大塚。「ヨッシャー!」の叫び声が再び轟くのは、もう少しだけ先、だ。

大塚、セットアッパーに逆戻り ガニエが戦列復帰 (MAJOR.jp)

テキサス・レンジャーズ【2007】戦力分析

2007-02-02 21:05:57 | Texas Rangers
【スターター】ケヴィン・ミルウッド 
ヴィセンテ・パデーヤ ブランドン・マッカーシー
(ジョン・コロンカ キャメロン・ロウ ロビンソン・テヘダ)
【セットアップ】リック・バウアー ジャクイン・ベノイト
ロン・マーヘイ C.J.ウィルソン ジョン・レイネッカー
【クローザー】大塚晶則 エリック・ガニエ

 相変わらず投手陣、特にスターター(先発)が心許ない。昨シーズン、シカゴ・ホワイトソックスでスポット(谷間)スターター扱いだったマッカーシーを3番手で起用せざるを得ない。これでは今シーズンも優勝争いは無理だろう。かつての守護神ガニエは≪復活≫するか? 復活したら、大塚の立場はどうなる? 

1番センター ケニー・ロフトン
2番セカンド イアン・キンスラー
3番ショート マイケル・ヤング
4番ファースト マーク・ティシェラ
5番サード ハンク・ブレイロック
6番DH(指名打者)サミー・ソーサ
7番レフト ブラッド・ウィルカーソン
8番ライト ネルソン・クルーズ
9番キャッチャー ジェラルド・レイアード

 ソーサの加入は大きい。1番ゲーリー・マシューズと「主砲」カルロス・リーが抜け、戦力低下が著しかったが、ソーサの加入でどこまで留められるか? ソーサがどこまでやれるか? 注目株は2番キンスラーと8番クルーズ。この二人がどこまで新時代のテキサス・レンジャーズを担えるか? 

レンジャーズ主砲、ソーサを歓迎も特別扱いはなし (MAJOR.jp)

大塚、サヨナラを呼ぶ快投!(25日・アメリクエストフィールド)

2006-06-14 21:25:40 | Texas Rangers
 5連勝の後、5連敗中のオークランド・アスレティックス。この日(25日)は、テキサス・レンジャーズのスターター(先発)ケヴィン・ミルウッドを攻略して、【6回表】を終わって「7対0」のリード。連敗脱出は確実に思えたが、ここはテキサスの地元アーリントン(アメリクエスト・フィールド)。【6回裏】からホームラン攻勢が始まって、忽ち「7対7」同点になる!

「7対7」同点の【9回表】のマウンドにはテキサスの「新」守護神=大塚晶則、登場! 先頭のダン・ジョンソンを縦スライダーで空振り三振に取り、1番マーク・エリスも縦スラで翻弄して、ボテボテのピッチャーゴロ。【5回表】にライトスタンド3階席にソロホームラン(4号)を放っている、2番マーク・コッツエイも縦スラを打ち上げさせて、ショートフライ。キッチリ3人で締めて、味方の【9回裏】の攻撃に繋げた。

 そして【9回裏】2-OUT後、5番フィル・ネヴィンがセンターバックスクリーン(芝生席)に飛び込む、第8号ウォークオフ(サヨナラ)ホームラン! これでこの日のテキサスの全8得点は全てホームランだった。恐るべし、テキサス! アメリカン・リーグ西地区首位を快勝中だ。
 しかし、このネヴィン。後日(31日)シカゴ・カブスにトレードに出された。骨折でDL(故障者リスト)入りしているデレック・リーの穴埋めだが、これが、メジャーリーグ。ネヴィンにとって、テキサスでの最後で最高の思い出になった。

大塚、サヨナラ呼び込み初白星 ネビンが劇的弾 (MAJOR.jp)

大塚、3試合連続無失点!(22日・アメリクエストフィールド)

2006-05-12 20:21:49 | Texas Rangers
 テキサス・レンジャーズが「5対2」でリードした【8回表】マウンドには、セットアッパー大塚晶則が上がった。ここまで8試合に登板して、防御率3.86。しかしここ2試合、無失点に抑えて、調子を上げてきているようだ。現地の放送局では、ブルペンでのピッチングの前にキャッチャーに帽子を取って、お辞儀をする大塚の姿が映し出されていた。

 先頭のデーモン・ホリンズに「2-2」からのスライダー(85MPH)を捉えられ、レフト前ヒット。6番トラヴィス・リーにも「1-0」からのスライダー(83MPH)を捉えられ、打球はライトスタンドへ!? いい角度で上がったが、失速して、フェンス手前で落下。7番トビー・ホールにも「1-0」からのファストボール(89MPH)をライトに噛まされるが、これは平凡なライトフライ。8番ジョイ・ガスライトは「1-2」に追い込んで、得意のスライダー(82MPH)で空振り三振に斬って取り、今宵も出た「ヨッシャー!」

 大塚がいつも通りに、いつも通りの仕事をしたのだが、【9回表】守護神のフランシスコ・コルデロが、2-OUT1,2塁で4番タイ・ウィギントンに同点3ランをライトスタンドに打ち込まれ、「5対5」。右腕を振って、悔しがるコルデロ。まるでシアトル・マリナーズの同じくクローザーのエディ・グアダードを見ているようだ。守護神、受難の今シーズン。

 それにしても、タイ・ウィギントンか、懐かしい……ニューヨーク・メッツで松井稼頭央の同僚だった。若手のデヴィット・ライトの台頭でピッツバーグ・パイレーツにトレードされ、そこでは監督とソリが合わず、マイナーリーグに降格されるハメになり、今シーズンからタンパベイ・デヴィルレイズに移籍してきて、4番を張る。これが今シーズン20打点目だ。

 しかし【9回裏】テキサスも1-OUT1,2塁のチャンスを作って、バッターはこの日は4打数ノーヒットの2番マイケル・ヤングだったが、初球を打って、センター前ヒット! 2塁ランナーが還って、テキサスのサヨナラ(ウォーク・オフ)勝ち! タンパベイもクローザー不在が深刻のようだ。森慎二がいれば……

大塚、3戦連続の無失点 チームは今季初の3連勝 (MAJOR.jp)

大塚、初登板!(4日・アメリクエストフィールド)

2006-04-08 21:25:11 | Texas Rangers
 ボストン・レッドソックスを地元に迎えた開幕シリーズ第2戦を「10対1」でリードしたテキサス・レンジャーズ。【8回表】のマウンドには≪世界一≫のクローザー大塚晶則が上がった。グラブには日の丸(の刺繍)がそのまま、だ。
 先頭のココ・クリスプに2球目(90MPH)を狙われ、1塁線を破るダブル(2塁打)。2番・昨シーズン、サンディエゴ・パドレスで同僚だったマーク・ロレッタにも初球(90MPH)を狙われ、センター前ヒット! いきなり窮地に陥る≪世界一≫。

『WBC』で猛威を振るった“縦スラ”(縦回転のスライダー)が来る前に打とう、という魂胆だろう。迎えるバッターは、3番デヴィット・オルティースだったが、早々に「1-2」に追い込む。オルティースのような強打者ともなれば、早いカウントから「打とう」などという姑息(?)な真似はしない。堂々、縦スラを狙い打って、ショートフライ。
 4番マニー・ラミレスにも初球のスライダーで空振りさせ、速球(91MPH)で外して、速球(87MPH)で空振り。スライダー2球を見送られた後、速球(92MPH)でファウル2球打たせ、最後は速球で空振り三振! 直後に大塚の肩が上下に揺れた。恐らく「ヨッシャー!」と叫んだのだろう。

 強打者二人との対決を制して、安堵したのか、5番トロント・ニクソンに「0-2」に追い込みながら、アウトサイドに外そうとした速球(92MPH)をセンター前に弾き返され、1失点。6番マイク・ローウェルはスライダーでサードゴロに打ち取って、3アウト。

≪世界一≫のクローザー大塚の初登板は不本意なピッチングに終わった。悉く狙われたファストボール(速球)。ナショナル・リーグからアメリカン・リーグに代わって、大塚の情報はそれほど入ってきていないはずだが、これも(一種の)『WBC』効果か? アメリカン・リーグの打者にも拘らず、大塚のピッチングを知悉していた。こういう強敵達との対決が待っている。前途多難、か? それとも、それを乗り越え、「ヨッシャー!」の叫び声は炸裂するか? 

大塚、新天地の公式戦初マウンドは1回1失点(MAJOR.jp)

ロサンジェルス・エンジェルス【2006】戦力分析

2006-02-18 11:58:47 | Texas Rangers
【スターター】バートロ・コロン ジョン・ラッキー
ジェフ・ウィーヴァー エルヴィン・サンタナ ケヴィン・エスコバー
【セットアッパー】ブレンダン・ドネリー ケヴィン・グレッグ
スコット・シールズ J.C.ロメロ エステバン・ヤン
【クローザー】フランシスコ・ロドリゲス

 強力投手陣に新たに【スターター】に昨シーズン14勝(11敗)のウィーヴァー(ロサンジェルス・ドジャース)、【セットアッパー】に左腕J.C.ロメロ(ミネソタ・ツインズ)を獲得。これぞ弱点を補う磐石の補強、だ。【セットアッパー】右腕トリオのドネリー、グレッグ、シールズも健在。【クローザー】“K-ROD”に繋ぐ。

1番センター(セカンド) ショーン・フィギンス
2番ショート オーランド・カブレラ (マーサー・イズタリス)
3番ライト(DH) ヴラディミール・ゲレーロ
4番レフト ギャレット・アンダーソン
5番DH(ライト) ホアン・リヴェラ
6番ファースト ダリン・アースタッド (ダラス・マクファーソン)
7番サード エドガルド・アルフォンゾ (ロブ・クインラン)
8番キャッチャー ホセ・モリーナ
9番セカンド アダム・ケネディ

 一方、打線の補強は、サードのアルフォンゾ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)のみ。相変わらずのゲレーロ、アンダーソン頼みの打線になりそうだ。若いリヴェラが「5番」に定着できるかどうかが鍵。伸び悩んでいるマクファーソンとクインランの成長にも期待したいところだが……シーズン途中に野手の補強がありそうだ。

ウィーバーはエ軍へ 1年契約で合意(MAJOR.jp)

テキサス・レンジャーズ【2006】戦力分析

2006-02-12 13:58:00 | Texas Rangers
【スターター】ケヴィン・ミルウッド アダム・イートン 
キャメロン・ロウ ヴィセント・パデーヤ ホアン・ドミンゲス
【セットアッパー】大塚晶則 フランク・フランシスコ 
ブライアン・シャウス ヨアキン・ベノワ ジョン・ワズディン
【クローザー】フランシスコ・コルデロ

 昨シーズン14勝(8敗)のエース、左腕ケニー・ロジャースもFAで去り、12勝(7敗)の右腕クリス・ヤングまで失ったテキサス。代わりにミルウッドとイートンを補強したが、どうか? 弱体投手陣は変わらず、か。
 しかし【クローザー】コルデロは安定している。イチロー(シアトル・マリナーズ)の“天敵”の一人。『WBC』出場【セットアッパー】の大塚は、コルデロに繋ぐ重要な役目を任されるが、昨シーズンのような優勝争いには絡めないか!?

1番レフト デヴィット・デルーチ (ゲーリー・マシューズ)
2番ショート マイケル・ヤング
3番サード ハンク・ブレイロック
4番ファースト マーク・ティシエラ
5番ライト ケヴィン・ミンチ
6番センター ブラッド・ウイルカーソン (ランス・ニックス)
7番DH(指名打者) フィル・ネヴィン
8番キャッチャー ロッド・バラハス
9番セカンド マーク・デローサ

 若手ニックスの伸び悩みに業を煮やしたフロントが、新たにウイルカーソンを獲得。機能すれば強力打線に拍車が掛かる。アルフォンソ・ソリアーノ(現ワシントン・ナショナルズ)を喪失しても見劣りしない打線。シアトル・マリナーズやニューヨーク・ヤンキースは今シーズンも痛い目に遭いそうだ。

レンジャーズ、昨季25本塁打のメンチと再契約(MAJOR.jp)

トロント・ブルージェイズ【2006】戦力分析

2006-02-10 20:26:21 | Texas Rangers
【スターター】ロイ・ハラデイ グスタヴォ・チャシーン
A.J.バーネット テッド・リリー ジョシュ・タワーズ
【セットアッパー】ピート・ウォーカー ヴィニー・チャーク
スコット・ショーエンワイス スコット・ダウンズ 
【クローザー】ジェイソン・フレイザー B.J.ライアン

【スターター】に「快速」右腕バーネット、【クローザー】にこれも「快速」ライアンを加え、万全の補強。この2枚の補強だけでも、十分ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックスを追撃できる態勢は整ったが、このシーズンオフのトロント・ブルージェイズの補強は投手陣だけに留まらなかった。

1番ライト リード・ジョンソン
2番レフト アレックス・リオス (フランク・カタラノット)
3番センター ヴァーノン・ウェルズ
4番サード(DH) トロイ・グラウス
5番DH(サード) シェイ・ヒレンブランド
6番ファースト ライル・オーヴァーベイ (エリック・ヒンスキー)
7番キャッチャー ベンジー・モリーナ
8番セカンド ラス・アダムス
9番ショート アーロン・ヒル

 右の大砲グラウス、左の大砲オーヴァーベイを補強。さらに強打のモリーナが脇(7番)を固め、強力打線の完成。しかし、真のリードオフマン不在は相変わらず。シャノン・スチュアート(現ミネソタ・ツインズ)が去った後、トロントの弱点になっている。(大砲を揃えただけで)真の弱点補強になっていない分、ここが弱みになるかもしれない。

ブルージェイズ移籍のモリーナが喜びの入団会見(MAJOR.jp)

松井秀喜、イチローW独占インタヴュー!!(8日・報道ステーション)

2005-11-10 21:03:26 | Texas Rangers
 8日の「報道STATION」(テレビ朝日)のSPORTSコーナーの目玉は、松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)とイチロー(シアトル・マリナーズ)のW単独インタヴュー!! ワールドシリーズに進めず、「達成感が全然無い」とぼやく松井と、消化試合で3打席連続敬遠され、「無性に腹が立った」とイチロー。
 その二人の間隙を縫って、ルーキーイヤーにワールドシリーズを制覇して、世界一になった井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)に、イチローはしきりに「ふざけるなっ」と仲のいい後輩に言う。バシフィック・リーグ時代に井口に“隠し球”を食らったことがあるらしい。その言葉の激しさは額面通り受けとってもいいのかもしれない。

 それにしても、この二人のインタヴューアーを務める義田貴士って、いったい……テレビ朝日の記者からフリーになって、改名までして、この大物二人に食い込んでいる。当初はテレビ朝日のコメンテーターである栗山英樹氏が、どうしてもイチローを取材できない≪諸事情≫があって、苦肉の策でこの記者をイチローに当てたのだろうが、これが成功してしまっているテレ朝。心配事は、栗山氏が会社の「ナニ」に手を出さないか否か、だろう(?)。

 ニューヨークのピリピリした環境の中でプレーしたいと望む松井。自分は怠け者だから、のんびりした所では、怠けてしまうから、ニューヨークが「いい」らしい。残留を熱望しているが、果たして? イチローはメジャー5年目で「最低」の数字に終わった。果たして、来シーズンの巻き返しはあるのか? 
 そのためには、イチローのモチヴェーションが下がらないように、チームが強くならなければならないが。果たして、城島健司(福岡ソフトバンクホークスFA)の獲得はあるのか? イチローもそろそろピリピリした環境でプレーした方がいいのかもしれないが……

報道STATION