野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

藪、2勝目が転がり込む(23日・ペトコパーク)

2008-04-25 12:27:35 | San-Francisco Giants
 一度はマイナーに落とされながら、3日でメジャーに戻って来て、2試合を無失点の好投! 藪恵壹(サンフランシスコ・ジャイアンツ)のことだ。3度目は昨日(23日)の対サンディエゴ・パドレス戦「1対1」延長【12回裏】1-OUT一、二塁の(一打サヨナラの)ピンチの場面。

 ここまで8試合に登板して、1勝1敗、防御率(ERA)2.84。特筆すべきは被打率(Opp Avg).229。これが他の日本人の中継ぎ投手とは一線を画している、ところだ。藪への監督(ブルース・ボウチー)の信頼感の根拠となる数字だ。

 先頭打者(ジャステイン・ヒューバー)に初球、2球目と「ボール」から入って、3球目のカットボールを打たせて、センターフライ! 2-OUTに漕ぎ着けるが、ここで1番「難関」ブライアン・ジャイルズ(左打者)。「あの」黒田博樹(ロサンジェルス・ドジャース)のデビュー戦(4月4日)で、メジャーの“洗礼”(同点ソロHR)を浴びせた強打者だ。
 こういうピンチの場面では迎えたくない打者だが、ジャイルズにも(同じく)2球「ボール」から入って、3球目のスローカーヴで「2-1」にして、4球目=同じ球をライトへ大飛球を飛ばされるが、(ポール際に)ファウル! 5球目のスプリット(フォーク)は見送られるが、同じ球を続けて、セカンドゴロに打ち取って、唇を噛み締めながらマウンドを降りる藪。……窮地を救った。

 その次【13回表】連打でサンフランシスコが勝ち越して、藪に勝利投手の権利が発生。1-OUT二塁から打席(3年ぶり)も回って来て、2球目を空振りして、「1-2」と追い込まれながら、4球目の外の球に喰らいついて(“タイガース魂”!)進塁打(セカンドゴロ)。5番アーロン・ローワンドのタイムリーでもう1点を追加して「3対1」! 
 その裏【13回裏】のマウンドに上がったクローザー(ブライアン・ウィルソン)が1点を失って、「3対2」1点差にされて、なお2-OUT満塁のピンチが続いたが、ここで8番・井口資仁が引っ掛けて、ボテボテのショートゴロでゲームセット! 藪に2勝目が付いた。……それにしても、井口の不調は≪深刻≫(打率.209)。同級生の今岡誠(阪神タイガース)と同じくらい≪深刻≫だ。

藪、こぼれたマダックス「350勝目」拾い2勝目 井口5の1 (MAJOR.jp)

確信


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