「0対0」で迎えた【4回裏】ヒューストン・アストロズの攻撃。アメリカン・リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第2戦、ニューヨーク・ヤンキース戦。4番カルロス・コレア(打率.238)の放った打球はライトへ! フェンスを越えてホームランかと思われたが、最前列のアストロズのオールド・ユニフォームを着た少年がグラヴを伸ばして、キャッチはできなかったが、フェンスの内に呼び込んだ。VTR判定。もし二塁打になったら、少年の人生が「終わっていた」可能性があったが、判定は審判が右手の人差し指を宙に差し出してクルクル回した。VTRの角度によってはフェンスの外側にグラヴを出していたようにも見えたが、少年を救いたい大人たちの忖度が判定を導き出した。
実況の(元NHK)島村俊治アナウンサーは「これはやっぱりお父さんお母さんが注意しなければいけない、野球を見る上での躾(しつけ)の問題だと思うんですよね」と言ったが、解説の(MLBアナリスト)出村義和さんは「そうですね…ただね子供ですから、どうしたって来れば行っちゃいますよねってところが難しいところですよね」と微温的な庇い方をしていたが、さらに続けて島村アナウンサーが「まっ野球観戦にもルールがあるんだよという、少年野球の選手たちにもそういった躾(しつけ)をすることは私は非常に大事なことではないかと思います」と発言。
立派なアナウンサーだ。子供の頃から見ている(聴いている)のに、すごくお元気だ。現在のNHKにこういう立派な人材が育っているのか? 甚だ疑問だ。だから、NHK(BS)とスカパー!(J SPORTS)がかち合っても、迷いなく(私は)スカパー!を選ぶ。いつまでも、島村アナウンサーの名調子を聴いていたい。
ヤンキース2連敗 チャプマン打たれサヨナラ負け(MLB:日刊スポーツ)
アストロズ vs. ヤンキース [ 2017年10月15日 ]