絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

さとえ学園小学校では入学予定者に対して、読み聞かせやお子さまの自主的読書を推奨しています。(No.373)

2015年01月16日 10時57分44秒 | 本と雑誌

 さとえ学園小学校では入学手続き者に対して、入学までに御家庭でやるべき課題が出されます。その課題の一つとして保護者の読み聞かせやお子さまの自主的な読書を推奨しており、読書・読み聞かせの推薦図書35冊があります。35冊全部読む必要はありませんが、入学までの日々に読めれば読んだほうが良いと私も思います。

  なぜなら読み聞かせや自主的な読書はお子さまの読解力が育成されるのはもちろんお子さまの心の成長にも役立つからです。言うまでもありませんが、他人の気持ちのわかる感受性豊かな人として育てることが子育ての要ですから。

 その35冊の推薦図書はどれもおすすめですが、その中から20年前から読み継がれてきている「あらしのよるに(完全版)」を年中~小1のお子さま用として私もおすすめ致します。あまり深読みせずに素直な心でお子さまに読み聞かせしてあげて下さい。

  

       

完全版 あらしのよるに (あらしのよるにシリーズ)
きむら ゆういち,あべ 弘士
講談社

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「懸命な努力の末その道で成功した方はみなさん人生について確固たる信念を持っている。」(No.372)

2015年01月12日 10時23分39秒 | 本と雑誌

  いろいろな分野で成功された方の話を聞いたり、その著書を読むことがあり、そのとき毎回思うのは「懸命な努力の末その道で成功した方はみなさん人生について確固たる信念を持っている。」ということです。それは普遍的なものにまで高められ、住む世界がまったく違う者にも当てはまるものです。だから、私は各界で活躍された方の講演会にできるだけ行ったり、その著書を読むようにしています。「一生が学び」「人生我以外皆師」の心です。

 

  相撲の解説者としてだけでなく、いろいろな番組でよく見かける舞の海秀平氏の著書を読みました。書いてあることは舞の海氏が相撲の世界で体験したことが中心ですが、そこでどう考え、どう行動したか?ということが相撲界を越えて一般の方にも当てはまるよう「勝負脳」として書かれています。

 本書は「そうだったのか?」という相撲界の内幕を知るというよりも自身の生き方の参考にすると良いと思います。

 受験も一種の勝負ですから塾教師の私にとってどのページも参考になりましたが、

私自身が塾生の御父母様にいつも話していることに一脈通じているのが、第2章 困難に立ち向かうための「メンタルコントロール術」です。

 相撲ファンでなくても是非ご一読下さい。日本人が古来から受け継いでいる「力強さ」を再認識できるかと思います。

   

小よく大を制す! 勝負脳の磨き方
舞の海秀平
扶桑社

 

  


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「李登輝より日本へ 贈る言葉」-おすすめです。(No.371)

2015年01月09日 11時08分12秒 | 本と雑誌
李登輝より日本へ 贈る言葉
李登輝
ウェッジ

  安倍首相がお正月は都心のホテルでゆっくり過ごし、そのときに読みたい本として「李登輝より日本へ 贈る言葉」を挙げられたので私も読んでみました。

  李登輝氏は京都(帝国)大学出身で、蒋経国の死後、その後継者として中華民国の歴史上初めて直接選挙を経た中華民国総統となり、中国国民党主席に就任しました。今年92歳と高齢ながら、「中華民国台湾」を主張されている方です。

「21歳までは日本人であった。」とご本人もおっしゃっていて、日本について心から心配され、また、期待されている方です。

その李登輝氏の書籍で、「日本の復活を心から期待する李登輝から日本人へ送るメッセージ」です。

多くの日本人が忘れかけている日本人の素晴らしさも再認識できます。

是非ご一読願います。

 


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久々に「おすすめ図書シリーズ」です。(No.337)

2014年10月10日 10時26分08秒 | 本と雑誌

  大学生の娘から薦められて遅ればせながら読んだのですが、一押しで~す。

 

  一般人の持つイメージとして、「医学部の大学院教授の先生方は霊魂とかあの世とかを信じていない。」でしたが、実はそうでもないようです。

書籍版は

人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索- 人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-
価格:¥ 1,404(税込)
発売日:2011-08-25

Kindle版はこちらです。

 

 

人は死なない ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索

人は死なない ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索
価格:(税込)
発売日:2014-08-28

 

 

 

神(サムシング・グレート)と見えない世界(祥伝社新書308) 神(サムシング・グレート)と見えない世界(祥伝社新書308)
価格:¥ 842(税込)
発売日:2013-02-02

  2冊ともベストセラーになっているので既にお読みの方も多いとは思いますが、 

医学部にお子さまを進学させたい御父母様、医学部を目指す小中高生、現役の医学部生にも是非読んで欲しい本です。

 


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井澤先生おすすめの本をまた紹介してください。(No.324)

2014年09月01日 10時00分00秒 | 本と雑誌

  そうですね、現在一般に広く読まれている本は私が紹介しなくてもベストセラーになっているし、新聞の書評にも掲載されていますので・・・・

今回は「名著発掘シリーズ?その1」

 

明治時代に東京芸術大学の前身である東京美術学校を創設した美術評論家、思想家としても有名な岡倉天心先生の本「茶の本」がおすすめです。これは1906年にニューヨークで英文で出版された本で、既に100年以上たっていますが、未だに色あせることがなく「日本文化の素晴らしさ」を世界に紹介している名著です。100年後の現代に生きる私達日本人が日本文化の素晴らしさを再認識できます。

 

 また対訳本が出版されているので「英語の勉強をしている人」「日本語の勉強をしている英語圏外国人」にもおすすめです。

 

茶の本(対訳ニッポン双書) 茶の本(対訳ニッポン双書)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2008-04-02

  

 この本のように日本人と日本文化の素晴らしさを海外に向け格調高い英文で出版・発信することを国として予算をとって推進してもらいたいものです。

  

周辺国のネガティブキャンペーンにはネガティブキャンペーンで返すのではなく、(卑怯な相手と同じ低いレベルになるのではなく)日本人と日本固有の文化の素晴らしさを世界中の人々に知らしめ、「そんな酷いことを日本人がするはずがない。嘘に決まっている。」と世界中の人々から思ってもらえるようにするべきです。

 

 私は自分自身の体験からそう思います。

 


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「人間力」や「親としての力」をつけるのに参考になる本をご紹介願います。(No.306)

2014年06月30日 10時09分00秒 | 本と雑誌

 

以前も頂いた質問ですが、

「人間力」や「親としての力」をつけるのに参考になる本は無数にあるのでまた紹介しま~す。(*^_^*)

 

生涯現役の知的生活術 生涯現役の知的生活術
価格:¥ 1,620(税込)
発売日:2012-10-11

 

 

 この本の前書きを読むと、「50~60代以上の人が後半生をどう生きるか?」という高齢者とその予備軍をターゲットにした本と思うかもしれませんが、さにあらず。

 どの原稿も人生の智恵に溢れており、まさに人間力と親としての力の育成につながります。なぜなら、人間力と親としての力の育成は「人生をどう生きるべきか」という問題意識からスタートするからです。

 

 執筆陣も尊敬する渡部昇一先生をはじめとして曾野綾子氏、三浦朱門氏、千玄室氏、岡崎久彦氏、屋山太郎氏・・・・とそうそうたる顔ぶれです。ひとことで言えば中身が濃い本です。

 

 ところで、上の本とは関係がないのですが、いつも思うことがあります。

 それは巷にあふれている「高齢化社会をどう生きるか。」とか「60代からこう生きる。」とか「○○になったらどうするか。」という本は「実際にそうなってから読んでも遅い。」と思います。

 というのは、人間は急には自分を変えられないし、何かを変えるためにはそれなりの準備が必要ですから。こういう本はそうなる前に読んでおくのがベストです。そして、それらの本のアドバイスにしたがって着々と準備をしておき、そうなったときには冷静に対応する。幸せな人生には長期計画が必要です。

 

 

 

 

 

 


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待望の「人間学入門」が発売されます。

2011年12月02日 11時24分40秒 | 本と雑誌

私は子供達も親も教師もその年齢なりに「人間力」を磨くことが「成功(=幸せ)の秘訣」と思います。「人間力」は修行僧のように山にこもっても磨けますが、仕事や家族を持つ一般人としては山ごもりは現実的ではありません。「人間力」は「人間力」を持った人々とのふれあいやその話を聞いたり、その本を読むことによっていくらでも実社会で学べるものです。人生の一つのテーマとして「人間力磨き」があると言っても良いと思います。歴史小説家の吉川英治氏が「人生我以外皆師」と語ったのもそういう文脈であると思います。

 

一人の人間として、娘を持つ親として、生徒達を日々指導している教師として、その「人間力」を磨く道しるべとなる本「人間学入門」が致知出版社より12/8に発売されます。

 

親学としてはもちろんのこと、人格を磨くことにより組織内での昇進や就活中の学生の面接対策にも役立つお薦めの本です。

 

これは月刊「致知」という雑誌に連載された記事をまとめた本です。

 

月刊「致知」は私の愛読月刊誌の一つです。書店では販売していないのですが、人間力を磨くことを主なテーマとしているお薦め雑誌です。 

 

http://www.chichi.co.jp/monthly/201201_index.html

以下は致知出版社の「人間力メルマガ」から転載した「人間学入門」内容の紹介文です。

 

このくだりを読んだだけでもこの本の内容の素晴らしさがうかがい知れます。

 

 =================================

 

本日12月8日(木)に発売される『人間学入門』より、
  次々と襲いかかる難病と闘いながら
  生きることの喜びと感謝をうたい上げ、
  『塩狩峠』『氷点』『道ありき』など、数々のベストセラーを
  世に送り出してきた三浦綾子氏のお話をご紹介します。

──────────────────────────────────


       「人間の悲しい性」
       
       
          三浦綾子(作家)


             『人間学入門』より
             http://www.chichi.co.jp/book/ningengaku_guide.html
─────────────────────────────────

 これは時折、講演で話すんですが、

  「泥棒と悪口を言うのと、どちらが悪いか」。

 私の教会の牧師は「悪口のほうが罪が深い」と言われました。

 大事にしていたものや、高価なものを取られても、
 生活を根底から覆(くつがえ)されるような被害でない限り、
 いつかは忘れます。
 少しは傷つくかもしれませんが、泥棒に入られたために
 自殺した話はあまり聞かない。

 だけど、人に悪口を言われて死んだ老人の話や
 少年少女の話は、時折、聞きます。

 「うちのおばあさんたら、食いしんぼうで、あんな年をしてても
  三杯も食べるのよ」と陰で言った嫁の悪口に憤慨(ふんがい)し、
 その後一切、食べ物を拒否して死んだ、という話があります。


 それと、精神薄弱児の三割は妊婦が三か月以内に
 強烈なショックを受けた時に生まれる確率が高いと聞いたことがありますが、
 ある妻は小姑(こじゅうと)に夫の独身時代の素行を聞き、
 さらに現在愛人のいることを知らされた。

 それは幸せいっぱいの兄嫁への嫉妬から、そういうことを言ったのです。
 この小姑の話にちょうど妊娠したばかりの妻は大きなショックを受け、
 生まれたのは精神薄弱児だったそうです。


 恐ろしい話です。私たちの何気なく言う悪口は人を死に追いやり、
 生まれてくる子を精神薄弱児にする力がある。
 泥棒のような単純な罪とは違うんです。
 
 それなのに、私たちはいとも楽しげに人の悪口を言い、
 また、聞いています。そしてああきょうは楽しかった、と帰っていく。
 人の悪口が楽しい。これが人間の悲しい性(さが)です。
 
 もし自分が悪口を言われたら夜も眠れないくらい、
 怒ったり、くやしがったり、泣いたりする。
 自分の陰口をきいた人を憎み、顔を合わせても口を
 きかなくなるのではないでしょうか。 


 自分がそれほど腹が立つことなら、他の人も同様に腹が立つはずです。
 そのはずなのに、それほど人を傷つける噂話をいとも楽しげに語る。


 私たちは自分を罪人だとは思っていない。
 罪深いなどと考えたりしない。

 「私は、人さまに指一本さされることもしていません」。

 私たちはたいていそう思っています。
 それは私たちは常に、二つの尺度を持っているからです。
 「人のすることは大変悪い」「自分のすることはそう悪くない」。
 自分の過失を咎(とが)める尺度と、
 自分以外の人の過失を咎める尺度とはまったく違うのです。
  
 
 一つの例を言いますとね、ある人の隣家の妻が生命保険の
 セールスマンと浮気をした。彼女は、「いやらしい。さかりのついた猫みたい」
 と眉をひそめ、その隣家の夫に同情した。

  何年か後に彼女もまた他の男と通じてしまった。だが彼女は言った。

 「私、生まれて初めて、素晴らしい恋愛をしたの。恋愛って美しいものねぇ」

 私たちはこの人を笑うことはできません。
 私たちは自分の罪が分からないということでは、この人とまったく同じだと思います。

……………………………………………………………………
『人間学入門』より、三浦綾子氏の名言
……………………………………………………………………

  九つまで満ち足りていて、
  
  十のうち一つだけしか不満がない時でさえ、
  
  人間はまずその不満を真っ先に口から出し、
  
  文句をいいつづけるものなのだ。
  
  自分を顧みてつくづくそう思う。

  なぜわたしたちは不満を後まわしにし、
 
  感謝すべきことを先に言わないのだろう。

                             三浦綾子

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私井澤はクリスチャンではありませんが、三浦綾子氏とほぼ同じ意見です。

 

さらに、「情けは人のためならず」ということわざがありますが、その反対として「天につばをする」=「人をおとしめる悪口は自らにかえってくる。」ということわざがあります。

 

卑しい目的を持って、他人の悪口をさかんに語っている人々に悲しい出来事が訪れないことを心より祈っています。


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