前回の精神年齢を高めることの大切さはよくわかったのですが、例えばどういうことでしょうか?<o:p></o:p>
世の中「一事が万事」といいますが、長年塾教師をしていて本当にそう思います。<o:p></o:p>
年長さんなのに箸を正しく使えない子は忘れ物も多いし、人の話を最後まで聞けません。<o:p></o:p>
ひとことで「しつけが悪い。」といいますが、お子様本人は自分が悪いなんて全然思っていません。ましてや、そういうお子様のご両親様も我が子が箸を正しく使えないことは「普通」だと思っていますし、「忘れ物が多いのもまだ幼児だからしかたがない。」と思っています。「子供が最後まで話を聞けないなんて当たり前」と思っていたりします。<o:p></o:p>
入学試験で「豆運び」を実施する私立小学校があります。<o:p></o:p>
しかし、小学校受験を経験したことのない人の中には「箸で大豆を1分間に何個移せるか、なんてくだらない。そんなことで子供の何がわかる?箸など正しく使えなくても生きていける。」と批判する方がいるそうです。
しかし、実施している私立小学校サイドはおそらく「箸の使い方を全く教えない家庭のお子様は一時が万事でしつけが出来ていないことが多い。基本的な生活習慣すら身につけていないお子様はご両親様が放っておいていることが多い。」と思っています。もちろんどんなことにも例外はあるし、どんなに工夫して入学試験を実施しても、すべてのお子様をみきわめることは不可能です。だから、長年の経験で「こういうお子様は入学後こういう問題をおこすことが多い。」というような学校独自の基準(もちろん非公開)で判断しています。
私立小学校に入学したい方にとっては、
どちらの考え方にくみするべきでしょうか?