日本には、子供をどう育てれば親として最高なのか?という「親学」を教える大学や「最高の親学部」がありません。しかし、よく考えてみれば、実はこのほうが既存の学部よりも重要なのかもしれません。
「親学」は人類すべての「親」が対象ですので必要です。これこそ専門的に研究し、体系化し、一般の御父母様に「親として、こうもっていったほうがお子様がまっすぐ立派に育ちますよ。」とわかりやすく教えてさしあげたら人類全体に貢献できると思います。人種・国籍を問わず親であれば誰だって最愛の我が子には幸せになって欲しいし、「そのために良いと言われていることで出来ることは何でもする。」と親として思っているものですから。
現在は「親学」を教える大学も「最高の親学部」はありませんが、「ないものねだり」をしてもはじまりません。親として最高になり最愛の我が子の幸せの礎を築くためには、自ら情報収集し、謙虚に学ぶしかありません。かくいう塾教師歴約30年の私も親としては、かつて「幼稚園児の父親」だったし、その後「中学受験生の父親」となり、さらにその後「中高一貫女子校生の父親」となりました。現在は「大学生」の父親です。
そのとき、そのときに親としてどうすれば一番よいかを学び、考え、実行し、小刻みに修正しつつ親としてやってきました。その中で得られた一つの結論は「我が子の成長、発展段階に合わせて親としても学び、親として大きくならないといけない。」ということです。
子供だけが成長するのではなく親としても成長している、というよりも、必要に迫られて成長させられているのです。したがって、「親学」といっても子供の年齢・状況によって「最高の親」は変わってくるものです。だから難しいのですが、だからこそ人生はおもしろいのです。<o:p></o:p>
今後も私自身の「親学」の学びは続きます。我が子が何歳になっても親は親ですから、そのときどきに「子供に良い影響を与えられる最高の親」でありたいと思います。
皆様もいっしょに「最高の親」を目指しませんか?<o:p></o:p>