「『日本人がそんな酷いことをするはずがない。』何を根拠にそう言い切れるのですか?」―こんなご質問を頂きました。(9月1日付ブログ(No.324)に対して)。
たしかに戦前の日本にも現在の日本と同じように犯罪者はいました。
しかし、現在の日本国民の大多数が酷い犯罪行為をしないように、戦前の大多数の日本国民も酷い犯罪行為とは無縁で、「まとも」であったと思うからです。
では、なぜ大多数の日本国民が戦前も「まとも」だったのでしょうか?
それは継続した歴史の中で育まれた日本古来の良識ある文化があるからです。
そして、その良識ある文化形成に大きく役立ってきたのが古くは聖徳太子の「十七条憲法」であり、江戸時代の「武家諸法度」等だったのです。
そして、時代は明治になり、諸外国から様々な文化が流入するとともに様々な価値観も多数流入し、日本古来の良き教育が失われてしまう虞がありました。日本古来の価値観や教育を守るために明文化されたのが「教育勅語」でした。書いてあることは至極もっともなことばかりで子ども達に教えたほうが良いことばかりです。
ですので人間力を育成する一貫として以下に紹介する本を御一読下さい。尚、イメージで「教育勅語=戦前の軍国主義」と誤解している方も読んで頂ければ疑問が氷解すると思います。
教育勅語の真実 価格:¥ 1,512(税込) 発売日:2011-10-18 |
物事にはいろいろな見方があり、立ち位置によって意見もまったく異なります。
日本は幸いにも多様性が許される社会ですから、それで良いと思います。
しかし、意見の違いが事実とは異なる誤解から生じているのなら、事実は事実として明らかにするべきだと考えます。
「教育勅語」は戦後占領軍によって全否定されましたが、その当時の諸外国からは「素晴らしい。」と高く評価されていたものです。
震災の際に浮き彫りとなった世界から称賛された日本人の美徳の源泉は今も日本人の心に流れる「教育勅語」の精神にあったと思います。
戦後70年、内容が素晴らしいのですから(今は「勅語」という形式はとらずに)、再評価(名誉回復・復権)しても良いのでは?と思います。