私立小学校の小3男子です。計算問題をやらせるとミスが多くて、80点ぐらいしかとれません。
計算ミスをするのに計算練習をやりたがりません。どうすれば良いでしょうか?
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以前このブログで話しましたが、「計算ミスのほとんどの原因は計算練習の不足にあります。だから計算練習をたくさんやらせると自然に計算ミスが減ります。「量は質に転化する。」ものです。
しかし、大人は計算練習の大切さをわかっているのですが、子どもはいざ計算問題で間違えても、「知ってたよ。」とか「わかってるよ。」とか「たまたま間違えただけ。」とか言い訳をして、計算練習をやりたがらない子もいます。やらないので余計できない。できないので計算が嫌になってやりたがらない。まさに悪循環です。
小3ぐらいになると勉強を素直にやらないお子さんも出てきます。計算練習をさせること自体一苦労のようですね。
そこで、提案ですが、計算練習を毎朝30分間やることを生活習慣の一つにしましょう。楽しいことはもちろん大変なこと、気が進まないことも生活習慣にしてしまうと、人はやるようになります。はじめは嫌がると思いますが、毎朝30分間の計算練習をやり続け、2~3週間も継続させると、それが普通になりそう苦労せずにできるようになるものです。
具体的には、
お子さまが自力で計算できる易しめの計算問題(市販の問題集で良い)を準備し、10~15分間でできる量をやらせます。終わったらすぐに採点をしてあげて、間違えた問題を間違い直しノートに書かせ、途中式や筆算もノートに書きながらやり直しをさせます。やり直しを入れて合計30分間とります。これを毎朝1年365日やるのです。
やる時間帯ですが、起きてすぐでは頭が働きません。ですので起きて、洗顔、身支度、朝食をすべて済ませ、あとは学校に行くだけという状態にしてから30分間計算練習をしましょう。いつも通りの起床では30分間も勉強時間をとれない場合は起床時間を30分早めましょう。
やる内容ですが、まずは今学校でやっている単元です。十分実力がついてミスがなくなったら、今度は既習単元でミスの多い単元をやります。余裕があれば今学校でやっている単元と既習単元を並行してやっても良いです。ここでのポイントは習慣として確立するまでは予習単元をやらないことです。
さあ、是非やってみて下さい。効果ありますよ。