減農薬、有機栽培の米・野菜にこだわったり、血圧や血糖値を気にして身体全体の健康にはけっこう気をつかっているのに口内環境には無関心という方がけっこういらっしゃいます。
なにを隠そうこの私がそうでした。「毎食後歯磨きをしているから大丈夫。」って思っていました。しかし、歯磨きだけでは歯間の歯垢をとりきれないし、歯石までついてしまいます。その状態が続くと歯周病となり、歯茎から出血したりします。さすがに歯槽膿漏になるまで放ってはおきませんでしたが、具合が悪くなってはじめて歯科医院に行く。そこで糸ようじや歯間ブラシの必要性についてせっかくアドバイスをいただいたの甘くみていてあまり実行しませんでした。歯周病が命に関わるなんて思ってもいませんでしたから。
内科で言えばちょうどこんな感じです。
「胃腸の調子が悪い。」といって内科にかかり、薬を処方して頂いた先生から暴飲暴食をやめ、寝る直前の飲食を控えるように言われたのにその習慣を改めない。それどころかチョッと良くなると服薬しなくなる。結果また調子が悪くなり再び通院。
こんな患者はだめでしょう!なおるわけがない。
私は内科系ではこんな愚かなことはしませんが、歯でこの話に近いことをしていたかもしれません。「胃腸の調子が悪い。」といって内科にかかり、薬を処方して頂いた先生から暴飲暴食をやめ、寝る直前の飲食を控えるように言われたのにその習慣を改めない。それどころかチョッと良くなると服薬しなくなる。結果また調子が悪くなり再び通院。
こんな患者はだめでしょう!なおるわけがない。
口内環境を甘くみてはいけません。あと10年もすると歯周病が身体全体の病気たとえば高血圧症や心臓病の原因の一つであるということが常識になると思います。
「健康寿命を延ばしたい人は歯周病をなおしましょう!」という感じです。