御父母様の思っている以上に立派に親子面接(生徒面接)を乗り切ったお子さまもいれば、逆に緊張のあまりうまくお話ができなかったお子さまもいると思います。
うまく出来たご家庭では次のペーパー試験や運動、行動観察、造形でも実力を発揮するようにこの1週間あまりを有意義に過ごしましょう。
逆に悔いの残ったご家庭では、今回の経験を教訓として次の私立小の面接試験では同じ失敗を繰り返さないようお子さまとよく話をしておきましょう。
いずれにしろ終わってしまったことは変えられません。どんなに悔いても過去は誰にも変えられないのです。しかし、未来は誰にでも開けています。道元禅師も著書『正法眼蔵』の中で語っていますが、「今日、今、一瞬一瞬を大切に過ごす。」洋式に言えば Carpe diem.(Seize the day.)の精神です。それが明るい未来を創るからです。
ちなみに、昨年もこのブログに書きましたが、面接試験で失敗したからといって、諦めムードは×です。というのはお子さまは御父母様の諦めムードに敏感に反応し、まだ受けてもいないペーパー試験や運動・行動観察でも簡単に諦めてしまうからです。ここは踏みとどまって挽回するか、内心諦めてしまうかで親の人間力が試されているのです。
今までずっと親子で精一杯努力してきたのですから、まず親のほうが心を強く持って、乗り切りましょう。そういうご家庭が結局合格していますから。