絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

最近お問い合わせの御母様から質問されて、気づいたことがあります。(No.330)

2014年09月22日 09時45分00秒 | 受験・学校

   

お母様:下の乳児の子を通塾のときに一緒に連れてきてもいいですか。

 私:もちろんOKです。

お母様:まだ生後6ヶ月なので泣きますが、本当によろしいのですか。

 

私:(笑顔で)なぜいけないのですか?上のお子さんの受験のために毎週毎週下の子を預けるのですか?それでは下のお子さんがかわいそう過ぎじゃないですか。

 

お母様:他のお教室は「下の子を預けてから来て下さい。」と言われるので・・・・・。

 

私:そのお受験教室ってお母様も一緒に教室の中に入るのですか?そういうお受験教室って、本当の実力がつかないかもしれませんね。

 

お母様:エッ?

 

私:入試本番の日はお子さまは控室のお母様と離れ、子ども達と小学校の先生しかいないところで実力を発揮しなければなりません。お母様といっしょに教室に入るお受験教室で毎週毎週勉強していると、「お母様が後ろにいないと不安で不安で仕方がない。」とか「お母様が見ている前ではイイ子に振る舞い、お母様がいらっしゃらないところではとんでもない行動をしてしまう」という子になってしまうリスクがあります。もし、そうなったら残念ですが、私立小学校受験は失敗ですね。御父母様が見ていても、見ていなくても6歳なりにしっかりとした行動がとれ、力を発揮できるのが本当の実力です。

 

だから、父母同伴で授業を受けたり、お隣の部屋で父母が待っているというお受験教室では限界があるのです。

 

お母様:それはそうですね。

 

私:それに幼稚園でも小学校でも毎日父母同伴で通う人はいません。つまり父母同室で授業を受けるほうが教育として例外なのです。まして私立小学校入試の集団行動(行動観察)では、子ども達しかいないところでどう発言し、そう振る舞うかが問われているのですから。

 

お母様:ちゃんとやれるか心配で・・・・。

 

私:原則としてお子さまをお預けいただき、指定のお迎え時間にお迎えをお願いしておりますが、御心配であれば、お子様に見学することを伝えずに授業が始まってからまたそ~っと見に来て下さい。お子さまが思いの外しっかり勉強していて、安心できますよ。

 

お母様:幼児にどう教えてよいのか、私自身も我が子の受験指導は初めてで・・・・自信がありません。家庭での教え方とお教室の先生の教え方とが違っていたら子どもが混乱するかもしれませんし・・・。

 

私:そうですね。だから、ウエルストリームでは毎月定期的に父母講座を開催しています。そこで、お子さまの習熟度に合わせた教え方の提案をしています。年長のさとえ・星野コース、開智コースでは月2回、年少・年中クラスでは月1回実施しています。

 

お母様:それは有り難いです。

 

私:このように合格するしくみがあるからこそ、『全員合格』するのです。

 

 

 

「上の子がお教室に通うためにまだ乳児の下の子を毎週預けてきて下さい。」こんな酷いことを要求するお受験教室があるなんて・・・・驚きました。

 

1年未満の乳児はできるだけお母様にだっこされたり、背負われたりしてお母様といっしょにいろいろな所に行き、体験し、参加したほうが賢い子に育つのです。上の子の受験勉強のために下の子が保育園やシッターに預けられてしまうなんて・・・・本末転倒です。上の子の受験成功も大切ですが、お母様のぬくもりを感じ、心臓の鼓動を感じていたい乳児の下の子も大切です。下の子の子育てと上の子の受験、これは本来両立すべきものです。そして、それはウエルストリームなら可能です。

 

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