2022年12月12日、青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校の塾説(幼児教室、教育関係者向けの学校説明会)に行ってきました。
さまざまご教示いただきましたので、その一端をここで披露しますね。
★受験者数、競争率について
受験者数が324名、合格者153名(実質競争率は2.1倍)
埼玉在住は28.4%、東京在住は67.7%とのこと。
都内在住の方が約7割ですので受験者レベルは東京レベルです。
2年前は49.4%が東京在住でしたから都内在住割合がこの2年で大幅に増えています。
★選抜方法について
第一志望者と併願者について
「第一志望は第一志望受験者枠の中で選抜し」、「併願は併願者枠の中で選抜する」、ということではありません。「同じ入試問題を同じ基準で実施し、ボーダーにかかった場合にのみ第一志望を優先して合格させる。」という扱いです。
つまり、第一志望、併願に関わらず入試総合得点上位者から合格させていくが、例えば、ボーダーライン上に40名いるがあと15名だけ合格させられるというとき、ボーダーライン上の40名の中で第一志望者を優先して第1志望者から15名とるという意味です。この意味でボーダーラインにかかったときだけ第一志望が有利になるということです。だから、「第一志望だから全然出来なくても合格する。」ということは起こりえないです。
以上から推察すると、お子様が統一模試で平均点程度の実力だとすると合格はギリギリだと思います。
★青山学院大学への系属校推薦入学について
ご説明では青山学院大学へ卒業生の8割は入れたいとのことです。本人の希望と進学基準のクリアが条件ですが、詳細は本説明会では発言できないとのことでした。
★青山学院大学と教育連携
浦和ルーテル在校生のために、学部の教授による特別講演を実施し、さらに大学の学問入門講座を年間32講座も実施している。さらに、キャンパスツアーも実施。
青山学院大学との結びつきがさらに深まっています。青山学院大学に推薦で行けるだけが系属校ではありません。浦和ルーテル学院の持つ良さを活かしつつ、生徒達が青山学院大学に進学後もさらに大きく伸びるような小中高一貫教育を志向しているという印象でした。素晴らしい。それでこそ本来の「系属校」だと思います。
★学校内を見学するとき私はいつも授業の様子だけでなく、廊下や教室の掲示物にも注目しています。浦和ルーテル学院の図工(美術)科の指導力高さは刮目に値します。皆様も学校訪問したら、是非掲示してある図工の作品をご覧下さいね。
ウエルストリームの卒塾生がしっかり授業を受けていたのを確認して、学校を後にしました。