世間またはネットで言われていることって、本当のことを言っていないと思います
例えば、ネットにこんな匿名発言があるそうです。「開智小学校(開智学園総合部)に入学するにはそれほど勉強しなくても良い。第1回入学試験で×だったら、第2回入学試験で合格すればいい。それで×なら転入学試験で新2年生から入ればいい。」
この発言、開智小学校を甘く見ていますね。これって何年前の情報ですか?今から4~5年以上前の話ではないですか?
現在の開智小学校は数年前よりはるかに受験者数が増え、難易度が上がっています。実質競争率が第1志望で1.7倍、併願志望で2.7倍となっており、合わせると実質競争率は2.0倍です。つまり二人に一人しか合格できないのです。だから、普通のお子様がそれほど勉強しないで受験すると、・・・おそらく不合格になります。
「そして、第1回で不合格になってしまったら、第1回試験問題をすぐに研究して、勉強すれば、第2回は第1回の問題にそっくりなので次は正解できて、合格する。だから、第1回は×でもいい。」こんなとんでもないことを言ったお受験教室の先生もいるそうです。
これ(下線部分)は、明らかに間違っています。(キッパリ)ここ1~2年の過去問を見て下さい。第1回と第2回の入試問題はほとんど違います。別物です。無論試したい能力や欲しい生徒像は変わっていませんが、問題の見た目はもちろんやり方も完全に異なっています。と言いますか、今年の問題は、明らかに第2回のほうが難しかったと思います。
つまり、開智小学校にとっての第2回入学試験は第1回で不合格になったお子様を救ってあげるための問題ではありません。都内受験生で都内の名門志望校には落ちたけれど実は優秀なお子様をこの時期(11/5)にとるがための試験が第2回なのです。そこまでは開智の有田先生はおっしゃっていませんが、出題内容と変更になった試験日程をみるとそういう意図を感じます。
次に「入学試験が2回とも×だったら、転入学試験で新2年生から入ればイイ。」ですが、たしかにそういう道もあります。しかし、それをあてにして、幼児のときにそれほど勉強させないで開智を受けて、2回とも×にさせて、1年遅れて2年生から開智に転入学で入る?これってお子様にとってイイ影響があるのでしょうか?はなはだ疑問です。
結果的にそうなってしまったご家庭を批判しているのではありません。そうなるくらいならもっと早くから(年少4月から)しっかりとした学習を積ませて普通に合格させてあげたいものです。
結論
これから開智を目指す方へ
早めに準備をして、あのペーパーB問題も解けるような実力をつけた上で受験しましょう。そうすれば、確実に合格でき、入学後も上位の成績がとれ、充実した開智ライフが送れると思います。