絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

ルノワール展をやっと見に行けました。(No.533)

2016年07月22日 14時48分21秒 | アート・文化

  ルノアール展やオルセー美術館展は何度か鑑賞しましたが、今回のルノワール展がここ20年間で最高だと思います。出展作品のすべてが良かったのですが、特に初来日の《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》良かったです。一人ひとりが生き生きと描かれており、登場人物同士の会話が聞こえてくるかのようです。本当に良い芸術作品は「作者の魂?」がその作品に込められているのでそういうものです。

 

 

  ほとんどがオルセー美術館蔵ですが、オランジュリー美術館からも出品されており、《ピアノを弾く少女たち》(オルセー蔵)と《ピアノを弾くイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル》(オランジュリー蔵)を並べて鑑賞できたのも良かったです。

 

 ルノワールと言えば、裸婦、しかも豊満な肉体美を強調したものが多いのですが、そういう先入観にとらわれるとルノワールを本当に理解したことにはなりません。

 言うまでもありませんが、ルノワールの作品には当時の「お金持ち達の注文により描いた絵」と「自分が描きたいから描いた絵」の両方があります。ルノワール自身が描きたくて描いた絵は、その絵に出てくる登場人物や自然のことを本当にルノワールは好きなんだなぁと感じました。絵に描いた人、物、自然に対するルノワールの深い愛情(好意)を感じる作品になっています。自分が大好きな人、物、景色、自然だからこそ、絵(芸術作品)に描いたのです。それがルノワールの芸術であり、印象派の「印象」だと思います。

 まだご覧になっていない皆様、この機会に是非ご鑑賞下さい。

      http://renoir.exhn.jp/


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