さとえ学園小学校では今年4月に全校生徒にi-padを配り、授業で使用するとのことです。
但し、i-padに関する費用はご家庭に負担してもらうとのこと。
素晴らしいですね。さすがさとえ学園小学校ですね。i-padを全生徒が持っていればそれに一斉配信で算数の問題を送れるし、授業でi-pad上で解答すれば、その結果は瞬時に担当教師のパソコンに送られ、その生徒の出来具合に応じて次のやるべきを問題を変えて自動的に配信するとのこと。例えば、植木算が出来なかったお子さまには授業で説明した植木算の類題をたくさん配信して宿題とする。逆に植木算の基本問題が全部出来た生徒には植木算を少しひねった問題(応用問題)を宿題として配信するのです。今まではクラスの中くらい(平均点付近)に合わせて同じ宿題を全員に出していたが、今後は授業中の一人一人の出来具合に合わせて別々の問題を宿題として配信出来るとのこと。すご~いです。画期的です。(*^_^*)
私はさとえ学園小学校のICT革命に大賛成です。
今は国立大学医学部でも解剖実習や画像診断の際にi-padを全学生に貸与するところがあるとのことです。ですから、小学生のときから毎日授業で使い、自然に(自分の手足のように)i-padを駆使できるようにしておくことは重要だからです。
これに対して、学習につかうはずのi-padで通信ゲームをやったり、ラインでグループをつくって特定の生徒だけを外すとか、SNSで悪口を書き込んだり、You Tubeを1日中みているといった子が出てきそうなのであまり賛成できないという意見もありそうです。
しかし、道具というものは得てしてそういうものです。たとえば、包丁を使って人を傷つける人が出そうだから包丁そのものを禁止しますか。禁止するわけがないですよね。結局のところ、その道具が悪いわけではありません。それをどう使うかという使う人の側の問題だからです。
だから、お子さまをしっかりとしつけ、「学校で配られるi-padは学習用であり、学用品と同じだから学習以外の遊びには絶対に使わない。」―という当たり前なことをご家庭で当たり前に徹底すれば良いのです。
この意味でさとえ学園小学校でのi-pad全員配布はご家庭のお子さまに対する指導力、躾指導が試されているのかもしれません。きちんとした躾指導しているご家庭ではお子さまに約束(ルール)を守らせることが出来るからです。