なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

センダン(センダン科・センダン属)落葉高木

2013-06-18 12:59:49 | 樹木
 荒神山、唐崎神社の参道登り口に大きなセンダンの木が生えています。見上げると、10mあまりもありそうです。
今年もいっぱいの花をつけていました。
センダンの花は淡紫色の5弁花で、風車のように花弁を広げています。雄しべは、雌しべの周りに筒状に集まったような
形をしています。葉は奇数2-3回羽状複葉で互生しています。1枚の葉の大きさは50cmにもなります。
果実は1.2~2cmほどの楕円形核果で、10月~12月に黄褐色に熟し、落葉後も暫く梢に残ります。
ヒヨドリなどが食べに来ますが、人、イヌなどが食べると、有毒なので、注意が必要です。





























チガヤ(イネ科・チガヤ属)多年草

2013-06-15 13:41:00 | 草花
 チガヤの白い綿毛の穂があちこちで風に揺れているのが、見られる頃になりました。
チガヤは日当たりのよい空き地の生え、細い葉を一面に立てて群落を作り、白い穂を出す雑草です。
小穂の基部に白い綿毛が密生しています。初夏の頃、種が熟すと、綿毛にぶら下がって飛んでいきます。
 チガヤは昭和初期頃までは、家畜の飼料や田畑の肥料として、用いられたため、大切に管理されてきました。
 子供の頃、春先、地面近くで葉鞘に包まれたツバナをはがして噛んだ覚えがかすかにあります。
















アカバナユウゲショウ(アカバナ科・マツヨイグサ属)多年草

2013-06-14 13:40:08 | 草花
 道路のコンクリートと縁石の隙間に、今年もアカバナユウゲショウが、数を増やして咲いています。
ユウゲショウといいますが、午前中から咲いている、マツヨイグサ属の花です。
高さは20~30cm、葉はやや広い披針形で互生しています。茎上部の葉の脇から薄紅色で1~1.5cmの花をつけ
花弁は4枚で紅色の脈があります。雄しべは8個で、長細いピンクの葯がT字状についていて、白い花粉を出しています。
花粉同士が糸を引いたように、繋がっているのもあります。雌しべは1個で、開花後少しの間だけ閉じていますが、
だんだん4つにはっきりと裂けてきます。果実は、さく果で、赤紫に染まった高い4稜と緑色の低い4稜が交互にあり
合わせて8稜があります。明治時代に、南米から移入された帰化植物です。




















コリアンダー(セリ科)一年草 別名バクチー

2013-06-13 14:22:12 | 草花
 もと田んぼだった空き地の草原に見慣れない白い花が咲いていました。
小さな白い花が集まって咲いていて、葉は針形です。調べてみると、タイ料理に使われるハーブ、バクチーの花と
わかりました。生食する葉をバクチーと呼びますが、コリアンダーというのが、植物名のようです。
バクチーは、若い葉をハーブとして利用しますが、放置すると、とう立ちして、葉も広葉から針葉となってきます。
そして、白い花を咲かせます。一個の花は、いくつかの小花から出来ていて、外側の花びらだけは、うさぎの耳みたいな
大きな花びらがついています。中心部の小花のくるんとカールした花弁は薄いピンク色に色づいているのもあります。
5本の雄しべの先端にも色があって、全体に薄いピンク色に見えます