怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

7月26日東山公園テニスコートを終わって「浜木綿」へ

2015-07-29 07:26:21 | テニス
終わって歩いて浜木綿へ。
前からお寺の中を通って階段を下りていた方が早いんでないかと思っていたので、ここでヤッターマン、タケちゃんマンと別れて一人お寺のほうへ行きました。階段を下りて交差点まで行くとすでにヤッターマンが待っています。やっぱりこちらが大回りか。
でもお寺の境内は木陰になっていて気持ちいい。
後で地図を確認しましたがほぼ同じような距離でしたが、交差点までの距離ではちょっと大回りかな。
で、浜木綿はいつも満員なので入り口で待たされるのかなと思ったのですが、意外なことにすぐに席に案内されました。ちょうどお昼の第一陣が帰ったところだったのでグッドタイミングだったのでしょうか。
まあ、とにかく無事席に着けました。
最初に焼酎のボトルを水割りセットで。コートでビールを飲んでいなかった1059さんは生ビール
焼酎は麦の「銀座のすずめ」でした。

とにかく水割りを作って乾杯~
ひとまず餃子を2人前。

森の熊さんはいないけど八事ソーセージを2人前。

焼酎をちゃんとボトルを空けて帰れるようにどんどん行きましょう。
メニューを見るといつも紫禁城で食べている干し豆腐サラダがありました。
それではそれを2人前。

やっぱり見かけが紫禁城とはだいぶ違います。
味もこちらのほうが上品かな。
併せてザーサイとキュウリの和え物も2人前。

でもヤッターマンは漬物は食べないので手を出そうとしません。
私も漬物はあまり食べないのですが、歳を取ったせいか出れば食べるようになりました。この期に及んで人生妥協してしまっているのです。
さらにシナチクの小菜2人前。

いずれもおかずというよりは酒のつまみでした。
最後の〆はチャーハンということになり、どうせならカニレタスチャーハン2人前とぜいたくをします。
このころになるとかなり酔ってきて写真を撮るのを忘れました。
この日のお勘定はあまり食べていなかったのか飲んでいなかったのか、なぜか安くて一人2千円でした。
帰りは私は20分ほど待ってバスで帰りましたが、家にたどり着いたらそのままソファーで倒れるように爆睡
コートで倒れることなくてよかった、よかった。
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7月26日東山公園テニスコート

2015-07-27 22:15:13 | テニス
梅雨が明けて暑い日が続きます
熱中症に気を付けなければと思っているのですが、朝一番でOBさんからメール「今日のテニス暑さのせいか夏風邪をひいたみたいで体調がよくないので欠席します。」
やっぱりOBさんはストレスが多いのかな。仕事がないと体調を崩しているのは気持ちの問題…まあ、お大事に。
この日の最高気温予想は36度。朝からとにかく暑くて9時40分に家を出て池内町まで歩くだけで大汗をかいてしまいます。
バスはこんな天気だからか日曜日の午前からなのか時間より早く運航して途中で何回か時間調整待ちをして時刻表通り10時23分に妙見町へ到着。
ほぼ定刻に東山に到着したのですがこの日は2番コート。
森の熊さんがコート横のあずまやで休んでいて、タケちゃんマン、はげ親父、ヤッターマン、1059さんが乱打をしていました。

あずまやの下は風が通って結構涼しい。テニスをやる前にひとまずここで一休み。
この日は向こうのコートでは車いすテニスの大会をやっていました。
乱打を順番に代ってしばらくやりますが、コートの上に出るだけで汗が噴き出ます。チョコチョコとやってすぐに休憩。
こんな日はあまり一生懸命やると倒れるかもしれないので無理をしない…
あずまやの下ですぐにビールとなってしまいます。暑い時は本当にビールがグビグビ飲めるんですよね。
それでもあずまやの下は気温を測ると33度。

ビールを飲むにはちょうどいい気温ですかな。
まあ、このままビールばかり飲むわけにもいかずじゃんけんして試合に。
最初は森の熊さんと組んでヤッターマン、はげ親父組と対戦。向こうは2試合連続ということもあって、ここは森の熊さんとのコンビネーション良く3:1で勝利
ちなみにこの日はあまり長い試合になると健康に悪いということからタイブレークは1ポイントで決めることに。要はデュースになると次の1ポイントで勝負を決めるというローカルルールにしました。ここがこの日の勝負のポイントだったかな。
試合の間隔は十分取って、合間にビール。これでは体に悪いのですがやめられません。

タケちゃんマンは肘の銚子もいまいちでこんな天気なので1試合しかできないというのを無理やり2試合しなさいと説得。
再び森の熊さんと組んで1059、タケちゃんマン組と対戦。この試合はタイブレークを2ゲーム取って、最後私のサービスの時は3:0。ここも競ってタイブレークになったのですが、このゲームはポイントを落として結局3:1でした。もう少しで完封勝ちだったかも。
コートの上はやっぱり38度近くになっていて、ここでタケちゃんマンはリタイア。早々とシャワーを浴びに行きました。

5人でじゃんけんになったのですが私は5番で最後の試合は免除になりラッキー。
代わりに缶ビールの空き缶でもかたずけようとしたのですが、9缶あって両手で抱えて運ぶ姿はちょっとカッコ悪い。向こうでは車いすテニスの試合をしているのにこちらは酔っぱらって缶ビールの空き缶の山。なんだかな~
12時15分にはもういいですと早々と終了して、いまだ病が癒えないのかすぐに帰る森の熊さんを除いて浜木綿へ行きます。
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「英国一家 日本を食べる」マイケル・ブース

2015-07-25 07:09:13 | 
ひょんなことから夫婦に6歳と4歳の息子たちの一家が日本へ来て、東京、札幌、京都、大阪、福岡と日本料理を食べ歩く。
初めての日本で日本文化と日本食を体験してどう感じどう思ったかイギリス人の目に映った食紀行です。

取材ということもあるのですが、一家4人での3か月余りの日本旅行。最初は東京(宿泊は青山のウイークリーマンション)で3週間過ごし日本になれてから、札幌を中心に北海道で10日間、そこから京都(宿泊は最近よくある町家を改造したホテル)へ飛んで3週間、そして食い倒れの街大阪に行き、新幹線で福岡へ。さらには沖縄で2週間過ごしてまた東京に戻って数日過ごすという、これっていくら掛かるのか。取材費をたくさん貰っているのか、羨ましい限りです。
それにしても外国人それもアジア系とかアフリカ系とかでなくて西洋人というだけで日本人はいかに歓待することか。子ども連れということもあってか厨房の中とか普通の日本人では決して入れないところにも案内してもらっています。
相撲部屋に行きちゃんこ料理を食べ、スマスマの収録スタジオに行き、菊乃井の村田料理長には歓待され、さらには服部栄養専門学校長の服部幸應とか辻調理師専門学校長の辻芳樹にも歓待され施設をくまなく案内され食事にも招待されるとは、この人そんなに世界的に有名なフードライターなの?私もというかほとんどの日本人も体験したことがないようなこともたくさん触れることができていたので、ちょっと妬みが出てきますが、ラーメン、たこ焼きから懐石料理まで、初めて出会った日本料理の評価は視点が違ってなかなか面白い。外国人にどうやって日本を売り込むべきなのかヒントがたくさんあるような気もします。
日本に来た際には固く守るべき誓約リストというのもあるのですが、これは結構今の日本文化の捉え方として笑ってしまいます。
で、日本料理の評価はというと
焼そば;日本に来て最初に食べたもの。新宿歌舞伎町で食べる。冷静に判断しても癖になる味
ちゃんこ鍋;とてつもなく熱いけど、素晴らしい料理
てんぷら;絶妙な味わいでカリッとしていて衣が油で光っているのに食べてみると全然油っぽくない。子どもたちの好物のトップに躍り出る。
クジラ料理;一通り食べたけどぜひもう一度食べたいというものではなかった
札幌ラーメン;最後のスープ一口まで飲み干し、あろうことかここからカニを食べ再度ラーメンを全部食べてから餃子を頼む。相撲取りか!
カニ料理;札幌のカニは最初は物足りない感じだったけど味覚倒錯しそうになるほど官能的。何故たらふく食べておかなかったかと反省しているけどラーメン食べすぎでしょう。
流しそうめん;わざわざ貴船神社近くの店まで行き食べたのだが、子どもたちには大人気。残念なことに一番下流の父親のところにはあまり流れてこなかった。
日本酒;著者の訪れた蔵元「玉乃光」のお酒は飲んだことありますが美味しかった記憶です。
お好み焼き;パンケーキとトルティーアのハイブリッド。半分くらいキャベツなのでヘルシーで世界に進出できるのでは。ちなみにたこ焼きはタコのぶつ切りが入った小さなドーナッツとか。
ところで最後に服部幸應に連れられて銀座の「壬生」というお店に行くのですが、ここは一見さんお断りというか看板も出していなくてネットにも載っていない電話帳にも載っていない。当然ながら予約もできずに誰かメンバーの紹介で一緒に行くしかないというから「美味しんぼ」の美食倶楽部みたいなお店です。そこの料理は当然ながら日本料理を極めた味なのですが、それはつまるところ「出汁」の味。65ぐらいのおじいさんが一人で作っているみたいなのですが、本当にこんな店があるんですね。
まだまだいろいろ消化されていますが、軽妙な文章でスラスラ読めます。
どうやら好評だったみたいで、続編も出ました。
「英国一家、ますます日本を食べる」です。ちょっと安易な題名ですが、内容が前作で書ききれなかったことなのでこんなもんでしょうか。

ここで取り上げられているのは、料理に限らず文化というか風俗というかということも多いのですが
築地市場:今外国人に人気の見学場所ですが、業務に支障が出ることも多くて制限しているとか。就学前の子ども連れはちょっと非常識でしょう。日本人なら許されないことですね。でも魅力的な場所には間違いありません。特に食通を自認する人にとっては。
焼津:カツオの日本で三本の指に入る水揚げ港(あとの二つはというと枕崎に高知?かな)です。鰹節の製造工程では本当にカツオを余すところなく利用しています。ここで最高級の鰹節を買っているのですが鰹節削りがなくて冷蔵庫で眠ったまま。
わさび:天城山で本物のわさびを体験。ここで病み付きになったのでサメ皮のわさびおろしを探さないといけないとかっぱ橋の道具街を彷徨うのですが、やっとの思いで買って、それを持って帰ってもわさびは手に入らない…
枯山水:京都のお寺では子供が枯山水のお庭に入ってしまいあわてて退散。
高野山:精進料理のことよりも奥の院に無謀にも?夜に出かけたときの感じた神秘的な雰囲気が印象的。
松阪牛:今でも和田金の牛は焼酎をかけてマッサージしてビールを飲ませているのですが、著者も実際に体験。でも肉質が軟らかくなるのは、マッサージの直接的効果ではなく、リラックスさせることで牛が喜ぶからとか。著者自身はとろけるような肉よりも西洋人らしくもう少し肉らしいほうが好きみたいです。
醤油:キッコーマンの工場を訪ねていますが、それには物足らないのか四国のかめびし屋という昔ながらの製法で醤油を作っているところにも行っています。ここでは50年熟成させるという醤油も作っているそうです。ちなみに10年物で1瓶9千円とか。
フグ:下関に行って恐る恐るフグを食べていますが、フグ刺しは期待はずれだったみたいです。白身のフグの味を分かるのは難しいのかな。でもフグの唐揚げには感激していました。
牧志公設市場:わたしも家族で行ったことあります。1階で食材を選んで2階で料理してもらって食べる。写真ではテーブル一杯になっていますが、ついつい買ってしまうんだよね。
エピローグには2014年に家族で日本再訪したことが書いてありますが、その時には名古屋にも来て「河文」で食事したみたいです。高級料亭なのでなかなか行けないんですが一度だけ行ったことがあります。料理もいいのですが、あれは雰囲気を愛でる店ですね。
ということでまんまと続編まで読んでしまいました。
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7月20日鶴舞公園テニスコートの後は

2015-07-23 07:06:33 | テニス
終わってすぐに帰った森の熊さんを除いて6人でいつもの紫禁城へ。
森の熊さんはいまだ本調子ではないみたいで、テニスでも迫力がちょっとなくなってきたとの声もあり、早く前みたいにガンガン飲めるといいのですが心配です。
紫禁城は11時からやっているみたいなので12時前でも大丈夫。

みんなはとりあえずの生ビールなのですが、タケちゃんマンはコートで飲んできたからといきなり「八海山」を注文。趙ちゃんに表面張力目いっぱい注いでもらっています。まあコートで缶ビールを10本余り、4人で飲んだのですが一人1リットル近く飲んだことになりますしね。

つまみは、まずは干し豆腐サラダを2人前。

焼き餃子も2人前。ここの餃子は一つが大きいんですよね。

生ビールはあっという間に空いてしまいお替り。タケちゃんマンももう一回「八海山」でお替り。
はげ親父はタケちゃんマンに倣って「八海山」
つまみというか料理もどんどん頼みましょうか、牛肉のネギ炒めを2人前。

今度は私は「越乃寒梅」にしましょう。

チンジャオロースもお願いします。

ついでに明太ふわふわ卵も2人前。

お酒のお替りで今度は「立山」で目一杯注いでもらいます。口を近づけて啜るのですが、酔っぱらってきたこともあって、どうしてもこぼれてテーブルの上はびしょびしょに。
毎度ながらの愚にもつかない酔っ払いの会話をしつつ、お勘定に。16000円くらいだったので一人3000円でおつりは基金へ。一人2500円で足らない分を基金からでもよかったか。
帰りも中央線で金山経由で帰ったのですが、労働会館の前を通ると土俵が見えたのでちょっと回り込んでみてきましたがこの時間では浴衣が干してあるだけで誰もいない。


見るなら朝稽古の時でないとね。
家に帰るとそのままソファーで倒れるように寝てしまいました。5時ごろに汗びっしょりで目覚めたのですが、体は汗でねとねと、歯も磨いていないのでねとねと、気持ち悪い目覚めのまま夕飯へと突っ込みました。
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7月20日鶴舞公園テニスコート

2015-07-21 20:41:45 | テニス
梅雨もやっと明けていい天気。暑くなりそうです。
ミネラルウオーターのボトルに水筒に氷水を詰め熱中症対策に万全を期して8時30分過ぎには家を出て金山駅に。8時57分発の高蔵寺行に乗って9時には鶴舞に。ちょうど森の熊さんと一緒になりました。
暑いからみんな朝早くから始めたのかすでに1059さんにタケちゃんマン、OBさん、ヤッターマン、はげ親父とが座って一休みしています。
みんなはすでに飲み始めているのですがあとから来た二人は一緒に乱打を始めます。
少し動くと汗が噴き出てくるのですが、気温を図ると意外なことにまだ30度。強烈な日差しの下では頭がくらくらしてくるのですが、午前中ということもありそんなには上がっていないみたいです。

一休みして7人でじゃんけんして試合に。
最初の試合はヤッターマンと組んで森の熊さん、はげ親父組と対戦。相手がミスを重ねたこともあるのですがここはなぜかストロークの調子がよくて、3ゲームまでをすべてラブゲームで撃破。これはこのままひょっとして完全試合かと思ったのですが、最後のわたしのサービスゲームで40:0まで行ったのでそこで1ポイント落としてしまい完全試合ならず。それでもこのゲームも難なく取って4:0の圧勝。長い人生こんなこともあるんです
終わって安心してビールをいただきます。ビールがうまい!
続いてのゲームは森の熊さんと組んでタケちゃんマン、ヤッターマン組と対戦。この試合は一進一退の展開で2:2の引き分け。タケちゃんマンはこの試合で3試合となりガラスの肘が限界ということで、早々と肘をアイシングして見学に回ります。

タケちゃんマンは抜けるので、ここで組み替えて今度はOBさんと組みます。
まずは1059、はげ親父組と対戦。この試合も一進一退で2:2の引き分け。太陽が時折雲にかかる時はまだいいのですが、雲もなく真夏の日差しの下では暑くてヘロヘロになってしまいます。
引き分けなので勝ち残りをじゃんけんで決めますが、こういう時に限ってじゃんけんに勝ってしまいます。
ということで今度はヤッターマン、森の熊さん組と対戦。太陽の暑さに外からあぶられ、ビールのアルコールで中からあぶられるような感じで暑さで走り回ることもできずにそれでも1ゲームは何とかとって1:3の負け。こんなもんでしょう。
11時15分過ぎになると、そろそろ「紫禁城」もやっているかなとコート整備して終了。
このころになると気温は36度に、熱中症警報発令です。

それでは早く冷たいビールを飲みに行きましょう。
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19日は実家で夕飯

2015-07-20 20:31:45 | Weblog
たまには実家で夕飯でも食べようと、食材を用意して実家へ。
用意したのは一つは「いちご煮」の缶詰

内館牧子がエッセイで書いていましたが、この缶詰で炊き込みご飯を作ると本当に美味しい。
中身はウニにアワビなんで当たり前といえば当たり前。
この缶詰1缶にお米2合と缶には書いてありますが、それだとちょっと味が濃厚すぎるので3合のお米で炊きます。それでも十分美味しいのです。
確か3缶で5000円近くする(メーカーによって若干値段が違いますが入っているウニとアワビの量の違いかな)のですが、家族全員が食べられるので決して高くはないでしょう。
もっともこれだけでは主菜がないので、今回はローストビーフも持参していきます。
これは以前米久で買ったトライチップの塊。650グラムあります。
ソースとホースラディッシュはついていないので別に買ってきました。

さらに母が刺身を買ってきたので豪華な夕飯になりました。
普段あまり食べない母もローストビーフをたべていました。
でも、今や相当きている母が説教じみたことをくどくどと繰り返して言うのでキレそうになってしまいます。テレビを見ていてもこの番組は何チャンネルかと何度も聞くし、さすがに4~5回目となると口調も荒くなってしまいます。なんだか嫌な性格だけがどんどん前に出ていくのがまたまた一歩進んでしまったようでせっかくのご馳走でしたが切ない気分の夕飯でした。
なんだかな~
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長沼毅「死なないやつら」

2015-07-18 08:19:17 | 
題名からだけだと何かミステリーかハードボイルド小説のような気がしますが、講談社のブルーバックスの至って真面目な生命と進化を考える本です。
著者の長沼毅はテレビのコメンテータでもちょくちょく出ているのでご存知の方もいるのでは。

生命とは何かと言われれば、長沼流に答えを出すと「生命は還元端(メタン)と酸化端(二酸化炭素)の間にある不安定な炭素化合物」となります。
その生命の原理で生きている生物を見るのには極限に生きている生物を見ると生命の本質が見えてくるかも、ということで南極、北極、深海、地中、火山、高地と極限で生きている生物がどうして生きているか生態を見てみます。
最初に出てくるのが先日も取り上げた「クマムシ」。ゆっくりと乾燥していき水分をトレハロースと言う糖分に置き換えて「樽」という状態になると151度の高温でも絶対零度に近い低温でも放射線にも耐えることができます。
ところがクマムシの上を行くものもいます。「ネムリユスリカ」という昆虫。乾燥状態の幼虫は高温にも低温にも耐え、17年間乾燥状態で吸水させたら元に戻ったとか。1週間アルコール付けでも死なず、放射線への耐性はクマムシより強い。
どちらも仮死状態で耐えているのですが、極限環境で元気に活動している微生物もいます。海底火山などの噴出孔で生息している「超好熱菌」の中には122度で増殖していました。
圧力では2万気圧の環境で生きていく大腸菌もいます。これらは水深で言えば16万メートル以上の深海(現在の地球上ではありえない!)に相当する圧力に耐えられるのです。
「ハロモナス」というバクテリアは高濃度の塩分にも真水にも高温にも低温にもへっちゃらで、食べ物がないところでは従属栄養から独立栄養に切り替えて自分で栄養を作り出すことができます。どんな環境変化に耐え生息可能領域をどんどん広げている最強の生物かも。
石油の中で生きているアブラハエの幼虫とかまだまだいろいろあるのですが、こうやって極限の生物を見ていくと地球環境ではありえない環境にも耐える能力を持っていることが分かります。
ひょっとするとメタンの湖の衛星「タイタン」とかでも生きている生物がいるのではと思わせます。
ここから話は「進化」とはということになるのですが、最近では進化は代謝、増殖、細胞膜と同様に、生命が生命であるための重要な条件の一つとみなされています。
またしてもネオダーウィニズムの話になるのですが、進化は自然環境の側からの選択だけではなく変異体の側も生き方を選択していて、動物に関しては「持って生まれたカタチで何とか頑張って生きる」が基本みたいです。見てみると動物の進化パターンは実に多様で、遺伝子の突然変異はいかにランダムに起こるかが分かります。
ところで地球上には現在200万種の生物が存在していますが、遺伝子を見てみるとすべての遺伝子が同じ物質DNAでできています。生物の殻どぉつくているたんぱく質とはアミノ酸を組み合わせて作られていますが、アミノ酸の種類もすべての地球生命に共通していて、20種類のアミノ酸からできています。ここから考えて生命誕生40億年を生き延びてきたのは、DNAでできた遺伝子と20種類のアミノ酸を持つ系統だけと言えます。違う種類の生命も存在していたかもしれませんが早い段階で死に絶えていたのでしょう。
そしてこうやって地球という惑星で40億年という時間を生命が連綿と進化して存在しているということは奇跡のようなことかも。
天文学者や物理学者は太陽のような星から適度な距離に地球のような惑星がありそこに液体の水と大気と有機物さえあれば、即ち必要な条件がそろっていればいくらでも生命が誕生すると考えるようですが、生物学者は条件がそろっていても、そこに生命が誕生する確率は極めて低いと考えています。地球が誕生したのが46億年前、生命が誕生したのが40億年前。その間の6億の時間で膨大な試行錯誤が行われたはずですが、まだまだ時間が短い。宇宙誕生の138億年前から試行錯誤は行われていて、著者の仮説では彗星もこの試行錯誤に参加しているのではないかということです。それだと確率もぐんと上がります。地球上の有機物は彗星由来である可能性があり、ひょっとしたら彗星で誕生した生命そのものが地球に運び込まれたかも…極限環境に生きる生物はその可能性の存在の証明になるのでしょうか。
たしか福岡伸一も6億年で生命が誕生するにはあまりにも時間が短いということを書いていたと思います。だけどそうするとどんなに全宇宙では地球と同じような条件の星がいくつかあるとしても、地球外に生命とは何かということを考えるような進化した高等生物はほぼ存在しないということでしょうか。
分かりやすい文章で知的刺激に満ちている本です。このところどうも生物学にのめりこんでいるみたいです。
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池上彰「聞かないマスコミ 答えない政治家」

2015-07-16 07:13:20 | 
選挙の開票時の報道特番ではテレビ東京が断然面白い。
お笑いタレントを使うのではなく池上彰がMCをやっているからで、池上彰の鋭い突っ込みが縦横無尽に炸裂し、政治家が一瞬本気モードの顔とかいやなことを聞くなという顔をすることがままあります。
政権交代した2012年12月の総選挙での「池上彰の総選挙ライブ」が評判になり、再放送とかDVD化の要望がテレビ東京に殺到したとか。この本は若干自慢ぽいのですが、その裏側や池上彰の報道姿勢を書いたものです。

そもそもジャーナリストの役割とは、嫌なことをビシバシ聞いてなかなか露わにされない本音を聞き出すことですから、ちょいと見さらりとした質問に鋭い指摘が入っています。
どうやって質問を考えているのでしょうか。
答えは当たり前のことなのですが、相手をよく研究すること。過去の発言をきちんとレビューし、現在何が一番焦点になっているのか、具体的に追い込んでいくことです。
プロ野球の勝利投手にヒーローインタビューで「おめでとうございます。今のお気持ちは」と聞いても内容ある答えは期待できない。具体的に「7回のあの場面はどうでしたか?」とか聞けばしっかりした答えが出てくるものです。インタビュアーはインタビュー相手のことを考えながら同時に視聴者のことも考えるという高度な技術が必要です。当選した議員に「おめでとうございます。今のお気持ちは」と聞いても当たり前の答えしか返ってこないのです。この本でも紹介してありますが、谷亮子とのやり取りでは議員としての実力と覚悟が露わになっています。公明党の太田昭宏議員、惨敗した民主党の岡田副代表、社民党の福島瑞穂代表にも本当に聞きにくいことを聞いて本音を垣間見させています。
ここではいろいろな人のインタビューを取り上げていますが、池上さん、総理大臣の安倍さんについては最初に辞めた経緯を考えてもあまりいい印象を持っていないような気がします。今は首相官邸のチーム安倍できちんとメディア戦略を立てマスコミに対応しているのでそつなくこなしている感じですが、安倍さん自身は思いが強くて言葉が上滑りしてしまうところがあるのでは。国会での答弁を聞いていても私が総理大臣なので任せなさい、文句あるかという感じで傲慢な感じがします。対抗馬の石破さんについては臨機応変に答えながらも安定感抜群という高評価。あのゆったりとした話し方もビデオを見ながらいろいろ努力しているみたいで地方で人気なのもむべなるかです。
小泉進次郎についてはどんな質問にも動じずアドリブにも強くて対応力抜群とか。池上さんとのやり取りでは上手な演説をするにはという講座のようになっています。演説に行くときは必ずその地方、応援する人の予習をしていきます。予習もせずに行く人はいないでしょうと言っていますが、結構いるんですよね。この前「ワイドナショー」で東野幸次が小泉進次郎にインタビューしていたのですが、お笑い芸人相手でも非常にそつなくきちんと答えていたので感心した覚えがありますが、なるほどですね。メディア戦略やマスコミ対応については父親の小泉純一郎もうまかったので遺伝子でしょうか。
ところでこの本では民主党の歴代首相の鳩山、菅、野田についてはほとんど触れられていません。あえて触れるほどのこともないと思ったのか、民主党では小沢さんとのやり取りが出てきていますが、相手として不足ないのは小沢さんぐらいということでしょうか。
維新の橋下さんについては独特の逆質問があるのでよく準備して対応できるようにしておかないとやり込められるというか誤魔化されてしまいます。
これは他の人も言っていますが、今の日本の記者クラブの制度と地方の現場を知らずに政治部記者となり政治家の取り巻きのように過ごすことが経験不足と勉強不足から記者としての質問力を弱めて池上さん言うところの「いい質問ですね」という質問が出なくなってきています。
インタビューする時にはひたすら質問事項のメモを見ているのではなく、相手をよく観察する「観察力」と「聞く力」が大切です。会話のピンポンから出るいい質問が政治家を育てていくのです。
政治家のインタビューだけではないのですがテレビでやるとどうしても編集され視聴者受けするところばかりが強調して何回も放送されるのですが、鋭い質問に臨機応変に答えていく対応力をきちんと見て政治家を評価していきたいものです。
次回も池上彰がやるならテレビ東京の選挙特番がおすすめです。
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はまちの酒粕漬け

2015-07-14 21:02:22 | Weblog
日曜日イオンへ行ったら鮮魚売り場で「はまち」が一皿4切れで340円。これは安い。
そういえば半分使って冷蔵庫の奥で残っていた酒粕があったはず。

新潟の雪中梅の酒粕です。
早速酒粕をぬるま湯で温めて柔らかくします。
その間に「はまち」には塩を振ってドリップを出します。しばらくしてドリップも出た頃に水で塩を洗い落としてクッキングペーパーで水気をよくふき取ります。
酒粕には味醂と料理酒を入れてよくかき混ぜます。結構力が要りますし、手に酒粕でべとべとになり匂いが付いてしまいますが、酒かすはお肌にもいいと信じて我慢。
そのうちの半分をタッパーに敷いてクッキングペーパーを乗せて、その上に「はまち」を入れます。

その上にさらにクッキングペーパーを敷いてから残りの酒粕を上にかぶせます。

こうしてから冷蔵庫の野菜室で2日間寝かせます。
もうそろそろいいかなと今日火曜日の夜にタッパーから出してグリルで焼きます。
焼き上がりがこれ。

食べてみて美味しかったですが、もう少し漬けてもよかったかな。どちらかといえば少し優しい味に仕上がったみたいですが、酒粕の濃厚な味がいい人はもう一日漬ける必要があるかな。「はまち」でなくて「ぶり」だと脂が強いのでもう少し漬けないといけないのでしょう。
まあ、この酒粕はまだ1~2回は使えると思うので捨てずに大事に取っておきます。
次は何に挑戦しようか。
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7月11日東山の後は3人だけ

2015-07-13 07:14:01 | テニス
ガラスの肘を冷やしていたタケちゃんマンは早々に帰ってしまい、はげ親父は車で森の熊さんと一緒に帰ってしまいました。
結局3人で歩いて「浜木綿」へ。暑いと歩くだけで結構疲れてしまいます。
5時なのでまだまだ早い時間なのですが、結構お客は入っています。でもさすがに待つことはありませんでした。

席に着いたらとりあえず生ビール。ジョッキもよく冷えていて美味い。
餃子も2人前。

クラゲの和え物も。

コリコリしてこれは触感を食べるものですね。さらし玉ねぎが美味しいのですが、そんなもんが美味しいという歳になってしまいました。
ビールはすぐに空いてしまいお替り
ヤッターマンが好きな青菜炒めを追加。

その間にもお客はどんどん入ってきます。
この時間に入ってきて6時前に食べ終わって帰る人たちは夜にまた夜食を食べるのかな…
1059さんが送られてきたサービス券を出してチャーシュー饅頭を。

エビ団子も頼みます。
小皿にはいっているのはケチャップ、お好みで花椒塩でも。でも結構団子に味が付いているので何もつけなくても美味しい。

さすがに浜木綿。町の中華屋さんの味ではないですね。
さらに生ビールをお替り。
チャーシュー饅頭は結構おなかが膨れるので、締めのもう一品は昔ながらの麻婆豆腐。

6時でお勘定すると9000円ちょっと。一人3000円で足りない100円ちょっとは基金から出しました。
帰りは少し待つことになりましたがバスで帰りましたが、家に着くとちょうど「男はつらいよ」をやるところ。今回のマドンナは伊藤蘭。かわいかったですね。
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