怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

10月28日熱田神宮公園テニスコートの後は4人で「豊盛」へ

2023-10-31 14:15:26 | テニス
終わって公園のすぐ南にある先週と同じ中華料理「豊盛」に行きます。
先週森の熊さんが帰りがけに来週も来ますとリップサービスしていたのですが、ちゃんと本当に来ました。
コートでだいぶ飲んできたのでここはとりあえずの瓶ビール2本で乾杯。

すぐに出るものとして枝豆を。

定番の餃子も忘れずに2人前ですね。

車なのでアルコールは飲めないちょっと見小野ヤスシさんは、定食に。
先週は麻婆豆腐だったので、この日の選択は焼きそば定食に。

焼きそばの量が結構多くて、なおかつご飯もしっかり盛られている。どうも炭水化物が多すぎでしょう。
これは労働者の定食です。まあ、テニスを2時間やってきたので丁度いいと言えばいいのですが、年寄りには結構きついかも。
ここでビールを追加しながら壁にずらりと並んでいるメニューを眺めていて森の熊さんが小包籠をご所望。

おかみさんに1人前でいくつ入っているのかと聞くと4個だと言うので、ちょうどいいと注文しました。でも本来ならば噛むと肉汁と言うかスープが出てくるはずなのですが、漏れてしまってのか、あまりスープは出てこなかったかな。ここで本格的な中華は望むべきもないので、贅沢は言わないことです。
飲みながら昔話を話していたのですが、私たちの若かりし頃は職場でセクハラとかパワハラとかは当たり前の世界。パワハラなんて言うのは若手を一人前にするために鍛えていると言う感覚で、本人的には正しいことをしているつもりだったのでしょうけど、今なら処分必至の過剰指導だったかな。セクハラでも相手も喜んでいるとか平気で嘯いている輩もいましたからね。それは犯罪です。そういう時代だったと言えばそれまでですが、よく昔はよかっただの都合のいいところだけ思い出して、いい時代だったなどと言う人もいますが、思えばとんでもない時代でした。それでもあまり職場はぎすぎすとしてはいなかった気もしますが、それが当たり前と思っていて全体におおらかで仕事もチンタラやっていたからなのか。
揚げ物も欲しいとゲソの唐揚げを追加。

最後にビールの追加と先週も頼んだエビチリを注文。

この店はお昼は14時までなのでおかみさんは時計を気にしている。と言うことで食べるものを食べ飲むものを飲んだここでお勘定。
コートでしっかり飲んできたので、この店では瓶ビールの大瓶が4本だけ、お値打ちにすみました。
5020円だったのでちょっと見小野ヤスシさんは900円、私たち3人は1400円でおつりの90円は基金に入れておきました。
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10月28日熱田神宮公園テニスコート

2023-10-30 16:36:45 | テニス
朝からいい天気
ところが天気予報を見ると10時過ぎにかけて弱い雨の予報。

ホンマかいな!と思っていたのですが、結局多少雲が出てきた程度で雨は降らず。
空を見ても雨の心配はなさそうなので10時30分には家を出ます。
跨線橋の工事で今はアンダーパスの1車線を削って自転車・歩行者用としています。

地下を歩いている時に隣をトラックが走っていると音が響いて閉塞感もあって気分はよくない。
10時50分に管理事務所へ着くと丁度はげ親父が受付を済ませて出てくるところでした。
11時まで時間があるので、白鳥公園に架かる橋の上から名古屋駅方面を一枚。

風が少しあって空気もひんやりしているのですが,日差しの下では暖かい。
程なく森の熊さん、ちょっと見小野ヤスシさんが来て4人揃いました。実はこの日は飲めない飲むが出席予定の4人だったのですが、飲めない飲むがドタキャン。4人集まらないのならキャンセルしようかと思っていたらはげ親父が急遽調整して出席してくれることに。おかげでキャンセルしなくて済みました。
早速4人で乱打を始めます。ストローク、ボレーとやり、さらにちょっと見小野ヤスシさんはサーブの練習。
ベンチで休んでいるといまだに蚊が襲来してくるので蚊取り線香を焚きます。

一休みしたら試合にします。
3通りの組み合わせしかないので適当に組むことにして、最初は森の熊さんと組んではげ親父、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。ここはいつもながらの森の熊さんの活躍があって3ゲーム連取。しかし最後のゲームを落としてしまい3:1で完封勝ちにはならず。
1試合済むと早速ビールが出てきます。
森の熊さんは気合が入っているのか500缶を2本、はげ親父も500缶と350缶を1本づつ持ってきていました。私は350缶ですが、プレミアムビールのスプリングバレーとおつまみの柿の種。一気に宴会モードになってきます。まあ、4人だけだしせこせこと試合をすることもないのでいいか。

続いてはちょっと見小野ヤスシさんと組んで森の熊さん、はげ親父組と対戦。一進一退の展開だったのですが、肝心な最後のゲームを落としてしまい1:3の負け。相変わらずの肝心な時にミスすると言うやつです。天気がよくて雲もないのですが、その分秋空に太陽が低くなり南を向くとボールが上にあがれば眩しくて見えない。おまけに昼頃から、だんだん風が出て来て上がったボールはかなり流される。そこをうまく味方につけないと勝てないよな。
因みに風は昼過ぎからどんどん強くなって風速5~6メートルに。テニスをやっている時にはそれほどまでではなくて不幸中の幸いと言うべきでしたか。
ビールはたくさんあるのでガシガシ飲んだところで最後の試合。
はげ親父と組んでちょっと見小野ヤスシさん、森の熊さん組と対戦。かなり酔いが回ってきつつも一進一退で五分の展開。2:2となったのですが、まだ時間は十分あったのでもう1ゲームすることに。こういう場合往々にしてもう1ゲームと言い出して方が負けるのですが、今回は言い出した私たちが勝って3:2の勝利。試合を決めた最後の得点が、ちょっと見小野ヤスシさんのダブルフォールトというのがちょっと残念でした。
丁度時間になったのでコート整備をして帰ります。

管理事務所の鍵を返しに行くと時間ぴったりの13時でした。ついでに11月19日のテニス教室にも申し込んでおきましたが、順番は先週申し込んだはげ親父のすぐ下。去年も参加したはげ親父の話では休む時がなくてかなりハードだったそうですが、お手柔らかにお願いします。
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白川密成「坊さん、父になる。」「坊さん、ぼーっとする。」

2023-10-28 09:02:41 | 
以前このブログでも紹介しましたが、白川密成さんは四国88か所霊場第57番札所「永福寺」の若き住職です。
その瑞々しい日常を「ボクは坊さん」というエッセイ集にして、好評を博し、映画化までされています。
その続編と言うべき2冊の本です。
実は図書館で見かけて前に読んだ著書を思い出して続編が出ていたんだと思わず借りたのですが、最初に「坊さん、ぼ~っとする」を読んだのですが、実はその前にもう1冊出しているのを知って慌てて「坊さん、父になる」を借りてきました。


私自身は一応実家に帰れば仏壇の灯りをともし、線香をあげ、手を合わせています。それでもほとんど付き合い程度の宗教心しかありません。
そもそも仏教では輪廻転生ですので先祖の霊を云々などと言うのはおかしい。釈迦は寂滅の時に死後の世界のことを聞かれて不知と言っています。日本に普及するに際して本地垂迹などという在来信仰との融和がなされ、さらに儒教の影響を受けて、先祖の供養をしなければいけないとなってしまった。江戸時代になっての檀家制度により支配統治のための役所機能の一部も担うようになり、お寺は純粋な信仰の場から離れて来ていた。住職は檀家制度によりかかり収入を確保して家業としてお寺を営んでいると見受けられる人も多々いる(気がする)。時折お金にまつわるスキャンダルでマスコミをにぎわす僧侶が出てくると、お寺さんも商売だから(これは母の口癖)と思ってしまう。
ところでこの白川密成さんは、高野山大学を卒業し、祖父の死により若くして(24歳!)跡を継いで永福寺の住職になり、大学で学んできたこと、学生生活、そして住職になって試行錯誤しつつ考えたこと、日々の生活を綴ったものが「ボクは坊さん」です。
そして今回レヴューする2冊はその続編。
どちらも白川住職の日常と考えたこと悩んだことを書いているのですが、この間に結婚、新しい建物の建築、心身の不調そして娘の誕生とそれなりに波乱がありました。「坊さん、父になる」の最後では娘は二人になっていました。
因みに結婚相手は同じ僧侶。普通の会社員の娘から僧侶になると発心して高野山大学に学び、会社勤めの後に出家。高野山の密教伝授会で知り合うのですが、僧侶同士の恋愛と言うのも出家の身としては葛藤というのもあったと思います。あまり詳しくは書いていないのですが、生身の等身大の人間の恋愛模様が率直に語られています。
新しい建物「演仏堂」の建立では設計事務所と協議を重ねてこだわりを持った斬新なものとなっています。建築専攻の学生が見学に来たり、この建物を起点にいろいろなイベントが行われたりします。既成概念としてのお寺の建物は江戸時代からの伝統的なものですが、最初に建った時には時代を超えた先進的なデザインだったのでは。法隆寺とか東大寺の建物は古来日本の伝統にはない唐風の異国情緒あふれたものでしょう。でもお遍路に回って突然風変りの建物が現れるとちょっとびっくりかも。

「坊さん、ぼーっとする」の書かれている時期は子どもの成長とともにそのやりとりから仏教についていろいろ考えさせられている。結構「生きる」とはとか『死』とかについて子どもは根源的な質問をすることがあって、僧侶として胡麻化そうとすることなく真剣に答えようとすると深い思索が必要になります。もっとも質問した子供には、難しいことを言っても分からないのですけどね。
この本は「みんなのミシママガジン」に連載されているものをまとめたものですが、最後は2019年10月なのでコロナ禍の時期となる。
当然ながら、葬式もごく小規模になり、法事もスルーする場合も多々あった。お寺としては大きな収入減です。永福寺は檀家の数も少なく、それを補う大きな収入源は霊場巡りの納経料だとか。でもコロナ禍以前からお遍路さんが減っ着ていて、収入減に直面。今まであまり考えていなかったお寺の経営面も考えなくてはいけないことになりました。
コロナ禍で宗教は何ができるのか、あまり活動せずにぼーっとしていなさいでは宗教の意義が問われます。今の時代に仏教は何ができるのか?若き住職としては悩ましい問題です。
その時々思ったこと、考えたことを、あまりなじみがないけど「理趣経」を始めとした仏教経典、空海の著書を引用しながら、まとめとして「密成訓」としているのですが、仏典では何千年の時を超え、空海の言葉でも千年の時を超えて、現代に生きる人への心に届くと言うことはすごいことと改めて感心します。それだけ人間というのは、深層では心とか感情は進歩していないと言うことか。
出家した僧侶として、住職として思索を深め悩みつつ試行錯誤する姿は等身大の人間としての坊さんの姿が浮かび上がってきています。
仏教経典とか空海の著書は難しくてあまり理解できなかったのですが、密成さんの訳を読みつつ何となくわかった気になって読了しました。
機会があれば四国お遍路も行きたいところですが、永福寺だけでも行ってみたくなる本です。
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10月22日熱田神宮公園テニスコートの後は4人で

2023-10-25 11:12:02 | テニス
終わって、1059さん、森の熊さん、飲めない飲む、ちょっと見小野ヤスシさんの5人で公園すぐ南の「豊盛」へ

中国人夫妻(多分?)の営んでいる中華料理屋です。
席について私はとりあえずのハイボール。

でもこのハイボールは本当にウイスキー?ちょっと微妙な味で、ウーロンハイのような感じがしないでもない。精々がトリスがハイニッカ?
森の熊さんと1059さんは生ビール。

車なので酒を飲めない飲めない飲むとちょっと見小野ヤスシさんは定食にして、ランチメニューから麻婆豆腐定食。

ビールに合う料理はとして、森の熊さんお好みの青菜炒めにします。

定番ですけど餃子も2人前。

同じ餃子でもお店によってもだいぶ違います。ここの餃子はいかにも中国人の作った餃子らしい。森の熊さんは酢と胡椒でたれを作って食べていました。それって以前見た「孤独のグルメ」でもやっていた食べ方です。
さらに一人暮らしで野菜が不足がちの森の熊さんが肉野菜炒めを注文。

量が多いのも本場中国風?
飲み食いしながら、飲めない飲むが以前失敗した投資信託の話をひとしきり。まあ、大きく下がった時こそ買い時なのですが、死ぬまでお金に困らない程度の貯えがあるみたいですので冒険する必要はないのでしょう。でも毎日株価と為替を確認してトレンドを推理することはボケ防止に最適です。自分のお金を投資していないと真剣に考えないので全部失っても困らない小遣い程度を投資して市場動向をチェックするのは頭の体操だと思えばいいのでは。
まあ、高年大学に通って毎日それなりに忙しいので要らぬ心配かも。
次のお酒は瓶ビールに。

料理も追加したいのですが、この日ははげ親父がいないので鶏のから揚げを注文。

なんかオーロラソースがかかっているような唐揚げです。
もう1品はちょっと贅沢してエビのチリソース。

エビは6尾だったのでみんなでシェアします。最後の遠慮の塊は私が頂きました。
お昼の営業は14時までなので1時間足らずで飲むものは飲み、食べるものは食べ、お勘定。
お勘定は6920円。ちょっと見小野ヤスシさんと飲めない飲むは1000円づつ。1059さんと森の熊さんに1500円づつ頂き、残りはエビを1尾余分に食べた私が支払いました。
森の熊さんはこの店が気に入ったのか、来週もまた来ますとリップサービスしていました。


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10月22日熱田神宮公園テニスコート

2023-10-24 08:39:20 | テニス
いい天気です。
朝は肌寒いのですが、風もほとんどなく日差しは温かい。
この日は11時からなのでゆっくり10時30分に家を出ます。
今は跨線橋の工事で通行止め。代りにアンダーパスの1車線を削って歩行者と自転車専用道路にしています。

10分前には事務所に着いて使用料を支払いますが、事務所入り口で飲めない飲むと出会ったのですが、野球場で中学生の大会があって駐車場がいっぱい。どうやらコート北のいつもはハローワークに使っている駐車場を開放しているそうで、場所を教えてあげました。
11時現在では雲一つない青空で、橋から北を見ると名古屋駅のビル群がきれいに見えます。

ところでコートの前には何やら看板が出ているのですが、パーゴラって何?

丁度到着したはげ親父に聞くとベンチの上の屋根みたいです。はげ親父も誰かに聞いたみたいで、後のメンバーは誰も知りませんでした。看板を立てるのならみんなに分かるようにしてほしいのですけど。
時間になると、はげ親父、飲めない飲む、えみちゃん、1059さん、ちょっと見小野ヤスシさんと集まり、ボレーとストロークに分かれて乱打を始めます。
身体を動かすと暑くなって、ポロシャツを脱いで半そでTシャツになります。
一回りして休憩。じゃんけんして試合にします。今回はなぜかスムーズにじゃんけんが決まりました。
最初の試合は1059さんと組んでえみちゃん、飲めない飲む組と対戦。調子よく3ゲーム連取したのですが、最後のゲームは落としてしまい3:1です。最後のゲームを落とすと何か勝っても負けたような気分です。
1試合終わったところで森の熊さんが登場。早速試合に入ってもらいます。
次の試合ははげ親父と組んでえみちゃん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。この試合は最初の私のサービスゲームが縺れに縺れてデュースの連続。1試合分ぐらいやったような気分でしたが結局根負けしてダウン。それもあってこの試合は1:3の負け。毎回のことですがちょっと見小野ヤスシさんはうまくギアが入るとサーブがぼんぼん入り、ボレーもストロークも決まるのですが、この試合は丁度うまくギアが入ったみたいで完敗でした。因みにちょっと見小野ヤスシさんは同じ日でも試合によってギアが入ったり入らなかったり。これでコンスタントに調子いいと脅威なんですけど今のところは安定していないのが救いです。
休憩中はえみちゃんが1本ビールを持ってきてシェアします。そうすると森の熊さんもちゃんとビールを出します。

この日はえみちゃんの350缶1本と森の熊さんの500缶2本でした。はげ親父は家にビールがなかったとかで日本酒の蓬莱300瓶を持参でした。一応私も柿ピーなどを出したのですけどね。

試合をしていると事業団のいきいきに勤めている若者が子道れで顔を出してくれました。前回にも一度顔を出してくれたのですが、今回も有難いことにお茶を差し入れてくれました。

ところが連れてきた女の子は丁度人見知りする時期だったのか、私の顔を見るといきなり大泣き。ショック、ショック。
私だけでなく知らない男の人(じいさん?)を見るとだめみたいですけど、なんだかな~
次の試合はえみちゃんと組んで森の熊さん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。ビールを飲んでそろそろ軽く酔いが回って来たんか肝心なところのイージーミスが響いて勝ちきれずに2:2の引き分けに持ち込むことがやっとでした。
休んで次の試合を見ていると飲めない飲むが派手に転倒。実はこの日の飲めない飲むは2度目の転倒。どうも気持ちは前に進んでいるのですが、足はついて行かない。一昔前の高見山を思い出すのですが、腰高で足が揃ってしまってコケる状態。しかし今回は背中から落ちてガツンと後頭部を強打。暫く起き上がれないので、これは救急車かと頭によぎったのですが、意識はしっかりしていてそのうち自分で起き上がれたので事なきを得ました。ハードコートではなくてクレーコートでよかった、よかった。人工芝でも結構硬いのですが、土は優しい。
飲めない飲むは試合途中でしたがここでリタイア。試合も3ゲームまで消化していたので、次の試合に。
あまり時間が残っていなかったのですが、時間までと言うことで1059さんと組んでえみちゃん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。一進一退でしたが3ゲーム目を取ったところで時間切れ。
コート整備をして終了にします。


 
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森 望「寿命遺伝子」

2023-10-22 18:32:42 | 
新書などで分かりやすいかと思ったのですが、bluebacksはなかなか難しい。文系頭の私には読み終えるのに一苦労しました。

日本人の平均寿命は生活環境・栄養状態の改善、乳幼児志望の減少も相まって80歳を超え、90歳間近に。世界一の長寿国と言えます。100歳超えの人が8万人以上とか。
ところで最長寿者はほぼ一定であまり伸びていない。
以前奄美大島の泉重千代さんが120歳まで生きたとされるのだが、その後戸籍の記録に疑義が出て今では亡くなった時の年齢が105歳程度だったと推計されているとか。当然ながらギネスブックの記録も取り消されたそうです。
世界最高記録としてフランスのジャンヌ・カルマンさんが122歳で亡くなったとされていましたが、この記録も疑義があって娘と入れ替わったなどとも言われ世界最高齢記録は幻となっています。
どうも人間の寿命には120歳の越えられない壁がありそうです。
双子の老化研究などによって人間の寿命に影響する度合いは概ね「遺伝3割、環境7割」だそうです。
環境は改善することが可能ですが、遺伝子レベルでは対処法があるのでしょうか。そもそも寿命に影響する遺伝子とは?
最近の遺伝子研究の進展てかなりのことが分かってきたのですが、この遺伝子が長寿に関係するかどうかを人間によって実験することはできない。ただ、遺伝子レベルであれば人間もマウスも重なる部分は多い。さらに言えばショウジョウバエとか線虫とか酵母菌でも同じような遺伝子を操作して実験をすることによって人間にもその影響を類推できる。
因みに酵母菌は真核生物であり、出芽酵母について言えば不等分裂をして母細胞は平均25回ほど娘細胞を生むとそれ以上分裂しなくなり寿命と考えられる。
線虫は寿命はほぼ2週間なので60日の観察で生存曲線を描くことが出来る。線虫の遺伝子を傷つけて長生きしている虫だけを拾い出し長寿ミュータントを探し出す。そのミュータントの遺伝子を解析して長寿遺伝子を探し出す。気の遠くなるような試行錯誤と地道な作業の繰り返しなのでしょうけどそうやって突破口が開かれていきました。
それが哺乳類でも確かめられるかというと、ここではマウスが実験動物となります。マウスの寿命は3年程度。老若の比較にも寿命測定にも時間がかかるのですが、ヒトへの応用には欠かせない作業です。
今のところおよそ12種類の寿命遺伝子が認められていて、その発見の経緯と実態を取りまとめたのがこの本です。
ところで寿命遺伝子が見つかっても、その遺伝子がどういうたんぱく質をつくり、それがどういう働きをして寿命に影響するのかを解明するのには大変な努力が必要で科学者の間でし烈な競争が行われています。その機序は、今でも完全に解明されたわけではありません。遺伝子が発動する時期も大切な要素で、発生時に発動するとその時点で生まれることが出来なくなるものもあります。そこから作られる酵素が単純に作用するのではなくてドミノ倒しのように連鎖して効果が出るものもあって、どうも寿命遺伝子が解明されれば寿命を決める因果関係が分かるわけではなく、そろそろ脳細胞の賞味期限が切れかけている私には何が何やら…寿命遺伝子の研究とその作用の解明によって人類の寿命が延びるのも夢ではないのでしょうけど、人類の不老長寿という見果てぬ夢を実現するには、まだまだクリアーしなければ関門は多そうです。
詳しく知りたい人は是非読んでいただきたいのですが、思うに遺伝子的に寿命がプログラムされていると言うことは、種の命にとっては個の命が適切な時期に消えるのが前提条件ではないでしょうか?人類にとっては個の寿命を延ばせばいいものでもないとも思うのですが、煩悩多き私としては個の命も出来るだけ伸ばしてほしいものです。
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小川洋子「からだの美」

2023-10-20 12:03:59 | 
普段何気なく見ている体の各部。それが小川洋子の手にかかるとこんなにも美しくドラマティックになってしまう。
外野手の肩では強肩イチローを取り上げつつ、強肩とは、体から発せられるあらゆる力の、滑らかで精密な連携という。イチローの姿には、たった1個のボールに奉仕する、肉体の健気な働きが満ち満ちている。一人の外野手の肩を通し、人々は記憶に刻まれた太古の肉体の美と再会する。
棋士の指先では羽生善治の7冠達成時に同時代を生きられた幸運を感謝しているが、今8冠を達成した藤井聡太の指先を小川さんならどう表現するのだろう。
卓球選手の視線では、石川佳純選手の眼差しの写真を取り上げている。これほどまでに真剣に、一点を見つめることが出来るのか、と心打たれる。石川選手の視線に捉えられたら、ボールさえ神々しく光って見える。まさにそういう写真です。水谷隼選手は卓球を究極の対人競技と表現し、相手の表情も指の動きもすべてが見えると書いているのだが、心の動きまでが視線にキャッチされ、試合が組み立てられていくと言うのは驚きです。視線の激しい肉弾戦が卓球台を挟んで繰り広げられている…
力士のふくらはぎで取り上げられているのは先代貴ノ花。昭和47年の初場所8日目。横綱北の富士対関脇貴ノ花の結びの一番。行事は貴ノ花の勝ちとしたのですが物言いがついて行事差し違いで北の富士勝ちとなった場面の写真が取り上げられています。実はこの取り組み、私はテレビで見ていて記憶に残っています。貴ノ花が死に体で、北の富士の手はかばい手とされたのですが、私も含めて納得できない人は多かったと思います。9歳の小川洋子さんもその一人。貴ノ花の残っている右脚のふくらはぎのしなやかさは、バランスを崩して当然の状況でありながら計算を超越したバランスを保っている。まさに「膝から下にもう一つの魂が宿っている」
フィギュアスケートでは高橋大輔が取り上げられているのですが、彼のもっとも魅了的な動きを見せるのは首であると。え~、そこ?と思うのですが、そう思わせるように高橋大輔の演技を解説する筆力がすごい。
文楽人形遣いの腕、ボート選手の太もも、ハードル選手の足の裏と着眼点が常人とは違うのですが、私が普段気が付かないような美しさを説得力を持って語っています。
赤ん坊の握りこぶしについての描写には、そんな時代があったのか、今やむさくるしいまでに太った息子の幼少期を思い出す。なぜ赤ん坊は指を折りたたんで握りこぶしを作っているのだろう。赤ん坊の握りこぶしの中にはいつでも、生きるに値すると思わせてくれる世界が広がっている、とは素敵です。

この本は2020年から2021年にかけて文芸春秋に連載したものをまとめたものですが、人間の体だけでなくゴリラの背中(シルバーバック)とかハダカデバネズミの皮膚とかなどもあり、その視点に感服しました。120ページほどのハードカバーなのですが、もっともっと読みたい気持ちですけど続編はでないのですかね。
一緒に写っているのは「焦眉」。今野敏のおなじみ警視庁強行犯係・樋口顕のシリーズです。
いつも通りテンポよく読みだしたら止まらない状態で一気に読了。
今回は警察対検察、それも特捜部の検察です。強引に絵をかいて殺人犯に仕立てようとする特捜検事。事件現場の状況から怨恨からと推理する樋口係長以下の警察に対して強引なガサ入れ、情報の横取り、証拠捏造、不当な身柄拘束さらには誤認逮捕と暴走する検事だが、警察と事件は検察の力関係もあり刑事部長も検察寄りの対応。捜査本部の中でも現場たたき上げの課長は反発しつつも部長には逆らえない。その中で中間管理職の樋口は苦悩しつつ捜査を進めていくのですが、検察からの横やりも。最後はお決まりの警察の見立て通り犯人逮捕して無事事件解決となるのですが、幾らなんでも検察はそこまでやらないだろうと思うのですが、検察による証拠捏造とか自白するまでの長期の身柄拘束などは実際にあったことなので現実味もある。
今野敏の樋口顕シリーズはテレビドラマにもなっていて、番組表を見ると同じ日に別の局で機動捜査隊235のシリーズもやっていて、人気のほどがうかがえます。図書館でも新刊が出ると予約が殺到してなかなか順番が回ってきません。
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10月16日鶴舞公園テニスコートの後は4人で「おらが蕎麦」

2023-10-18 15:14:33 | テニス
終わって4人でお昼を食べに行こうとなったのですが、暫くご無沙汰なので紫禁城へ行こうとなりました。
ところがこの日はなぜかお休み。

それならばガード下の蕎麦屋「おらが蕎麦」へ行くことに。

お昼時では入れるのかと危惧したのですが、余裕で奥に案内されます。店内は昼食のサラリーマンでそこそこの入り。当然ながらビールを飲んで宴会モードの人は誰もいない。
ここはお昼のメニューは夜と違って制限があるので恐る恐るビールはあるかと聞くとあります!
それならば私はハイボール。

えみちゃんは生ビール中。

三日酔いとか言っていたはげ親父は生ビール大。

車なので飲まないちょっと見小野ヤスシさんはざるそばが付いたねぎトロどんぶり定食。

お昼と言うことでメニューは限られているのですが、とりあえず冷奴。

一緒にさつま揚げも。

さらにもう1品、ピリ辛ソーセージも。

飲みながら食べながらいろいろ話すのですけど、この日はえみちゃんが通学している高年大学のことが話題の中心に。えみちゃんはクラブ活動でハイキング部に入ったそうですけど毎週どこかへ行くそうで結構忙しそうです。中にはワンゲルでならした人もいてハードな行程もありレベルの違いもあってコースが分かれるとか高年大学と言えども侮れません。週1回は南陽の農園まで行かなくてはいけないし、
授業のない時でも下調べとか報告まとめとかもあって暇人でないとできない。
ここらで酒もなくなりハイボールと生ビールをお替り。
えみちゃんはお昼なのでとアルコールではなくてざるそばに。
つまみは板わさにワサビ茎漬け。


わさびはツーンと効きます。板わさのかまぼこと一緒に食べると丁度いい。
1時間ほどで飲み終え食べ終え、お勘定。

5540円でちょっと見小野ヤスシさんは千円、後の3人は1500円で40円は私が出しました。
帰りはバスで帰ったのですが、毎度ながら帰宅してソファーに座るとそのままウトウト。年々歳々酒に弱くなってきたのかハイボール2杯でもういい気持に酔ってしまったみたいです。
目が覚めると食欲も無く頭が痛いまま夕食になって、それでも日本酒を1合飲んで、体に悪い一日でした。
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10月16日鶴舞公園テニスコート

2023-10-17 17:19:56 | テニス
朝から雲が多くてどんより曇っている。
でも天気予報では朝のうちだけでこの日は晴れますと言っている。
ところが一向に晴れてこない。まあ、雨が降ることもなさそうなのでこれでいいか。
この日は参加予定が4人だけなので、あまり早くからやりだす必要もないので9時30分過ぎに集合としました。
と言うことで家を9時に出発して金山までせかせかと歩きます。
丁度運よくと言うか列車が遅れていて9時20分に金山に着いたとたんに乗車出来ました。
鶴舞公園についても天気は相変わらずの曇り空。

日差しがないので風が吹くと肌寒いくらいですが、幸いなことに風はほとんど吹いていない。でも散策する人もほとんどいなくて公園の風景はどことなく寂しげ。

9時30分前にこの日のCコートに着くと既にちょっと見小野ヤスシさん、はげ親父、えみちゃんといるのでこれで4人全員集まりました。
早速4人で乱打を始めます。
一通りやると休憩。どうもいまだ蚊がいるみたいなので蚊取り線香を焚きます。猛暑の時は蚊も出てこないで、ちょっと涼しくなったので活動再開と言うことでしょうか。

4人なので、急いでやることもなくひとしきり駄弁ってから試合にします。組み合わせは3通りしかないのでじゃんけんもなく適当に決めます。
ここに至っても天気は曇り。天気予報はどうなったのか。

最初の試合ははげ親父と組んでえみちゃん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。ちょっと見小野ヤスシさんは日によってサーブが入ったり入らなかったりするのですが、この日はあまり入らない日のようでした。ファーストサーブは思いっきり打ってみてセカンドサーブは確実に入れればいいのですが、入らないとなると委縮するのか負の連鎖でセカンドも入らなくなってしまいます。
それやこれやで4:0の完封勝ち。
休憩中には例によってはげ親父はビールを出してきます。

はげ親父は前日奈良でしこたま飲んできたとかで三日酔いとか言っているのですが、それならばビールを持ってこなければいいのに。
でもそう言いつつがっちりお相伴に授かっている二日酔い気味の私もどうかと思いますけど、どちらも馬鹿は死ななきゃ治らないのか。
次の試合はえみちゃんと組んでちょっと見小野ヤスシさん、はげ親父組と対戦。ここは一進一退の展開でしたが最後のゲームをなんとかもぎ取って3:1で勝利。
この日は月曜の平日だからなのか隣のDコートはベテラン二人組が黙々と打ち合っています。Bコートは若い女性二人組がやっていて、森の熊さんがいれば絶対に一緒にやりませんかと声をかけているだろうな。こういう時の森の熊さんは妙に積極的なのです。
隣のベテランプレーヤーがベンチで休んでいる時に見ると、ひとりは昔病院の外科部長だったK先生。お元気です。
さて次の試合は最後の組み合わせで、ちょっと見小野ヤスシさんと組んではげ親父、えみちゃん組と対戦。この試合も一進一退でしたが最後のゲームを落として1:3の負け。
この時点で11時になったのですが、まだ時間があるのでもう一回りやることに。因みに私たちより早くからやっていたベテラン二人はこの頃には上がって酒盛りになっていました。飲み終えて帰る時に結構飲みましたねと声をかけるとこれから本番で飲むのだとのこと。衰えを知らない高齢者です。
丁度日も差してきて、気を取り直してもうひと踏ん張り。

最初に戻ってはげ親父と組んでちょっと見小野ヤスシさん、えみちゃん組と対戦。相変わらずちょっと見小野ヤスシさんのサーブが入らなくてまたしても4:0の完勝。
どうも一度狂った歯車はなかなか修正が効かないみたいです。
次はえみちゃんと組んではげ親父、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。この頃になると少しビールの酔いが回ってきたのか凡ミスを頻発するように。決めようとするとネットに引っ掛けてなんだかな~
結局ミスが響いて2:2の引き分けでした。
最後はちょっと見小野ヤスシさんと組んではげ親父、えみちゃん組と対戦。ここでも自分的にはいい感じで打っても凡ミスを頻発してしまい、1:3で負けてしまいました。
ここで丁度12時過ぎになったのでコート整備して終了。都合6ゲームやったので結構疲れました。

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「あまちゃん」の「潮騒のメモリーズ」を紅白歌合戦に

2023-10-15 20:52:04 | Weblog
このところジャニーズ騒動でワイドショーは持ちきり。
先日も記者会見があったのですが、会見は紛糾し、指名しないようにNG記者をあらかじめマークしていたとかで騒動はまだまだ続きそうです。そもそもは異常性欲者に稀代の目利きの才能とエンターティメントのプロデュース力を与えた天の意地悪には言葉がありません。
もともとジャニーズなるものに興味がなく、いろいろなグループがあるみたいですが、みんなよく似た印象で誰が誰だか区別つかないので、今後テレビ番組がどうなるか知ったことではない。
それでもジャニーズのタレントが出ないと紅白歌合戦の魅力が半減して誰を出すのかNHKは悩ましいとか。
それならば提案したいのですが、NHKは今年の紅白歌合戦には能年玲奈と橋本愛の「潮騒のメモリーズ」を出演させてほしいものです。小泉今日子と薬師丸ひろ子も一緒に歌わせれば最高です。
今年の前半ではBSで「あまちゃん」を再放送していて、私はもちろん欠かさず見ていましたが、世間でも評判になっていました。

放送終了になると10年の時を超えて「あまちゃんロス」なる言葉が流布しました。私も朝のルーティンの楽しみがなくなってしまいました。
今回の再放送で改めて宮藤官九郎の才能と能年玲奈の魅力にメロメロになってしまったのですが、「のん」が大人の事情やらで本名の能年玲奈を芸能界では名乗ることが出来ずに、朝ドラの主役をやったのなら当然のごとく各局のドラマ、バラエティに引っ張りだこになるはずが、テレビには全く出ることが出来ないと言うのは、所属していた芸能事務所とのもめごとが原因とか。そもそも本名さえも名乗ることが許されない大人の事情とは何なのか。仮にそれが契約に入っているのなら奴隷契約と同じで人権侵害ではないでしょうか。まさにジャニーズを飛び出たならば業界からは村八分にしてしまうと言うことと同じです。事務所の脅しとごり押しに屈し、言われなくても忖度してパージする構造は他にも多いと思います。放送業界も共同正犯となるのでしょうが、この機会にテレビ局は内部調査をしっかり行い、ちゃんと社長とかかわった当事者が記者会見してほしいものです。
CМのないNHKこそ芸能事務所に忖度することなく、視聴者目線で決めることが出来るはずなので、是非紅白に潮騒のメモリーズの出演をお願いします。一緒にGМT、橋幸夫と宮本信子のデュエット「いつでも夢を」でも出演すれば賑やかでジャニーズの空いた枠を埋めることが十二分に出来ると思います。ついでに駅長の「ゴーストバスターズ」もいいよね。
結構話題になって注目されるのは必至だと思うのですけど無理なんだろうな~

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