怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

椎名誠「遺言未満、」

2021-07-30 07:11:30 | 
印象ではハチャメチャタフで元気な椎名誠も齢75歳。後期高齢者の仲間入りです。
さすがに近しい人とか友人の死とかもあり、最近は死について考えることもままあるとか。
以前「ぼくがいま、死について思うこと」という本を書いていて、私は読んだ記憶があるのですが、このブログにレヴューは書いていない。多分椎名誠が今まで書いていたことが多くて、特に感心した新たな知見も少なくて、まあ、そんなもんかと思ったからでしょう。
今回のこの本はそれの続編のようなもの。

遺言と言うまでのものではないですけど、思うことを縷々述べてあります。
それにしても改めて椎名誠は若い時から無茶をしていて、何度か死を目前にしている。オートバイ事故で瀕死の重傷を負ったり、操作方法もよく分からないままスキューバーダイビングをやってパニックに陥ったり、パタゴニアの山中で馬に乗って斜面の途中で立ち往生したり、グレートバリアリーフでヘリコブターから海に飛び込んだり、氷河のクレパスに落っこちたりと。とにかく極寒のシベリアから灼熱の砂漠やアマゾンやメコンの熱帯雨林のジャングルへと世界中を飛び回っているのでいろいろな経験をせざるを得ない。もっともそれらの経験をちゃんと紀行文にまとめたり、小説の題材にしたりしていますけど。若い頃は人生が楽しくて仕方なく、死が間近に迫った危機に際しても、そのことを真剣に考えようとはしなかったけれど、さすがに75歳にもなり来し方行く末を思うと否が応でも考えざるを得なくなったということか。
世界各国を回っているだけに、日本人からすると想像することが難しいような葬送の在り様を見ており、取材を加えて紹介している。チベットの鳥葬とか、ゾロアスター教の鳥葬、インドのガンジス川での火葬・水葬などなど。そもそも極寒のシベリアでは凍土で埋葬することができず火葬しようにも木材もない。チベットでも森林限界を超えると木がないし、花崗岩の台地で埋めることもできない。そうなると死体をバラバラにしてハゲワシに食べさせるしかない。アマゾンのように雨季と乾季で川の水位が大きく違うところでは埋葬することができないので川に流すしかないのだろう。
どうも死体をどうやって葬るかというのは気候風土と文化、宗教も絡んでみんな苦労しているみたいです。
ところで今回日本の葬送事情も取材していて、大須の万松寺のハイテク納骨堂も出てきます。最近は墓地不足もあって各地で納骨堂が増えていて、新宿のバスターミナル「バスタ新宿」の近くにも意匠を凝らしたビルがあって、現在1500体が納骨されていてあと3500体のキャパがあるとか。
一心寺のお骨佛も取材しています。大阪天王寺区にある浄土宗のお寺で、宗派を問わない参詣や予約不要の納骨を受け入れている。一心寺がお骨佛を作るようになったのは明治20年とか。お骨を細かく砕き数万人の骨による等身大のの仏さまを作っている。10年に一体のペースでどんどん増えているそうで菅、今一番新しいお骨佛は約22万人のお骨が入っているそうです。因みに納骨の冥加量は収められるお骨の量によって1万円から3万円。年間2万人が納骨に訪れるとか。墓じまいをするならこういう方法もあるかも。
椎名誠自身はどういう葬送がいいのかというと夫婦で「特定非営利活動法人葬送の自由をすすめる会」に入会して海洋散骨を希望しているそうです。自身で東京湾浦安沖での海洋散骨を見学しているのですが、好印象を得たみたいです。
今格別急いで死にたくはないのですが、やはり時期が来たら海のモクズにしてもらうかというのが現在の遺言のようなものでしょう。人間だけが自分が何時か死ぬことを知っている動物なのだが、死についていろいろ考えても死ぬときにしか分からないので、これはあくまで今現在の椎名誠の心境。
前期高齢者になった私にとっても考えさせられます。
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河合雅司「未来の年表」

2021-07-27 14:50:34 | 
日本の人口の推移については国勢調査をもとに、国立社会保障・人口問題研究所が「日本の将来推計人口」で将来推計を報告している。
直近では2017年に改定している。
非常に衝撃な推計なのだが、研究所の報告書なので、ストレートにどう社会が変わっていくのかが一般人には見えにくい。
この人口推計の結果を分かりやすく可視化して、2065年までの人口カレンダーによって、人口減少によって日本はどういう社会になるのかを見せている。

著者は産経新聞の論説委員をしているだけあって、分かりやすく、それだけに恐ろしい日本の未来を示している。
人口は将来推計としてはかなり確度が高いもので、それは死亡率が急激に変動するものでもないし、減り続けている出産可能女性の数はすでに15歳未満の女性の数が確定しているだけにたとえ出生率を大幅に増やしたとしても今後15年間は減っていくしかないことによる。
問題となっている高齢化、少子化、生産年齢人口の減はそれぞれ原因は別なのだが、高齢化についていえば高齢者の絶対数は死亡率によって規定され、平均寿命の延びに伴い団塊の世代が高齢者となってくると、医療、介護、年金さらには火葬場まで対応出来なくなる事態に立ち至る。今は社会的流入により目立たないが、都市に流入した人たちがこれから高齢者となってくると都市部の方が問題が深刻になってくるだろう。
少子化についていえばこのブログでもレヴューしている山田昌弘教授(少子社会日本など)の本が参考になると思うのですが、世界的に見て婚外子が少ない日本では結婚しようとしない(できない)人が増えているのが大きな問題。2035年には男性の3人に1人、女性の5人に1人が生涯未婚との推計です。ちなみに1970年の生涯未婚率は男性1.7%、女性3.3%だったとか。これで婚外子が見込めないとなれば少子化は必然。山田教授によれば結婚への意欲はみんなある(90%ぐらいの人は結婚したいと思っている)のだけど、男性の所得が期待に応えていないとか。非正規だの派遣だので不安定なままではなかなか結婚に踏み切れないし、女性にとっても二の足を踏むのか。
とにかくこのまま人口減が進んでいくと自治体の半数は消滅の危機になり、無人の国土は広がっていく…日本全国ちょっと地方に出ると「ポツンと一軒家」だらけになるのか。そうなると病院も銀行も商店も高齢者施設も採算が合わずに成り立たなくなり、新聞も郵便も配達できなくなる…
何とも気が滅入るような未来で、そのうちに日本語を話し、日本文化で育った日本人は絶滅危惧種になってしまうのか。
これではいけないと「日本を救う10の処方箋」を第二部で提示しているのですが、今そこにある危機ではないので、どうも国民全体の危機感のコンセンサスが取れていないので、小さくても輝く国になるにはハードルが高いことばかり。定年を延長して年金受給を遅らせ高齢者の定義を75歳以上にするぐらいは簡単にできそうですが、それさえも抵抗はきつそうです。
どうする日本!
読みやすいですし、人口問題へ関心を是非持っていただきたいので読んでください。
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7月22日テニスの後は久しぶりの紫禁城

2021-07-25 07:03:14 | テニス
終わって3人で久しぶりの「紫禁城」へ。
3人とも2回ワクチン接種を済ませて2週間はたっているので一応90%は怖いものなし。
その紫禁城、お昼はやっていないといううわさが流れましたが、営業時間が変わったのは夜だけ。お昼は当然ながら今まで通り営業していました。

店に入ろうとしたらmicaちゃんがちょうどラケットを抱えて店に入るところ。なんでも中学1年になって、この日はクラブ活動だったとか。背も大きくなってますますお母さんに似てきましたが、こうなると酔っ払い爺さんにはテニスの歯が立たなくなってしまうのも時間の問題か。
席に着くなりとりあえず生ビール3つ。

つまみは干し豆腐サラダに。

ところが料理人が変わると味が変わるのか、ちょっと塩辛い。ビールのつまみにはいいかもしれませんが、血圧にはよくない。
ビールを飲みながら年寄りの泌尿器系の話題になるのですが、1059さんは放射線治療をして早7年たつとか。もうサバイヤーと言えるので一安心。それでも頻繁に尿量は測っているとかで、それなりの用心をしています。タケちゃんマンは最近は飲む量を制限しているのでかつてのような尿閉になることはないとか。そう言えばビールはちびちび飲んでいる。もはや泌尿器科にもかかっていないみたいです。
もう1品は牡蠣のチジミ。

う~ん、これも美味しいのですが、少し塩辛い。昼飲みしているお客に合わせているのか…
続けて頼んだ浅蜊の酒蒸しが一番おいしかったかな。

浅蜊が大きくて、これはあまり塩辛くなくスープも美味しい。
これを食べながら1059さんは生ビールを追加、私は「八海山」を。

タケちゃんマンは例によってビールをちびちび飲んでいるのですが、八海山も欲しそうなオーラを感じたので、受け枡に入った分を飲みませんかと声をかけたんですが、飲むのならば自分で頼むと八海山を頼みます。それでも全部は躊躇いがあるのかグラスをもう一つ貰って1059さんに勧めます。結局私が勧めた分と同じくらいなのですが、自分で注文したものが飲みたいみたいです。
〆にタケちゃんマンが海鮮焼きそばを頼みましたが、塩焼きそばでちょっとイメージが違ったか。
そこそこおなかも膨れたので、お勘定。端数はサービスで6500円だったので私が2500円出して、二人は2千円。
暑い中でしたが、熱中症にもならずに無事お酒も飲めていい気分で家に帰ることができました。
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7月22日鶴舞公園テニスコート

2021-07-23 15:00:53 | テニス
何やらオリンピックの関係で祝日が移動していて、カレンダーは間に合わずに変わっていないので、何時が祝日かよく分からない状況ですが、この日は海の日になっているそうです。
最早無職の身にとっては祝日は関係ないのですが、そうとも言えない人もいるので一応祝日と言うことで木曜日の午前にテニスコートを予約してあります。
梅雨明け暫くは猛暑が続くのが恒ですが、この日も予想最高気温は34度で熱中症厳重警戒。本当は早朝にやって気温が上がる前に終了がいいのでしょうが、朝は何かと忙しいとか体調が整えられないと言う人もいて、この日も集合は9時過ぎ。
私は8時40分に家を出て雁道からバスなのですが、既にバスが来ていて慌てて走って乗ります。しかしどう考えても時刻前。どうやら前のバスが5分遅れてきたみたいです。おかげで早めに着けます。
鶴舞公園では納涼祭りの看板と一緒に厳重警戒なので密を避けましょうとの看板。どうすればいいんや。

公園を抜けて9時ちょっとで鶴舞公園テニスコートに着いたのですが、既にえみちゃんが一人いました。
二人だけなので蚊取り線香を焚いて木陰で待つことに。

駄弁りながら待っていると暫くして1059さんも登場。
この日はタケちゃんマンが来る予定ですが、タケちゃんマンは早くても来るのが10時だろうと言うことで、3人で乱打をやることに。
短いラリーにボレーにストロークとローテーションで交代しながら一通りやると大汗かいて一休み。熱中症にならないように水分補給しなければ。
休んでいるとえみちゃんが家庭菜園で取れたミニトマトを持ってきていて、有難くいただきました。

まあ、私はトマトは嫌いなので食べないのですけど、家族は喜んで食べます。家庭菜園は取れる時には家族だけでは食べきれないほど収穫があるので、機会があるとこうしておすそ分けをしてくれます。
10時になってもタケちゃんマンは来ないので、休んでばかりでもいられずに、今度は順番にサーブの練習。チンタラやっていると10時30分にやっとタケちゃんマンが登場。このまま11時過ぎまで来ないで終わる頃に昼飯と言うか飲みに行こうと言うパターンかと思ったのですが、ちゃんとテニスに来てくれたので上々です。
それではさっそく4人でゲームにしましょう。
最初はタケちゃんマンと組んで1059、えみちゃん組と対戦。最初のゲームはデュースが続く長いゲームとなったのですが、最後は粘り負けしてこのゲームを落とすと気力が
なえたよう に2ゲーム連続で落としてしまいます。これではいけないと最後のゲームは何とか粘り勝ったのですが、1:3。まあ、こんなもんか。
休みの時にはえみちゃんが缶ビールとつまみを持ってきていたので、頂きます。私も缶ビールを1本と柿の種を持ってきていたので、この日は2本を4人で分け合います。

次の試合はえみちゃんと組んで1059、タケちゃんマン組との対戦。この試合は一進一退の攻防だったのですが、結局2:2の引き分け。肝心な時に力入りすぎてミスってしまい勝ちきれないんだなあ~慌てず力まず冷静に軽く打てばいいはずなんだけど、それができないんだな~
時間も11時30分になっていたので最後の試合になるのですが1059さんと組んでタケちゃんマン、えみちゃん組との対戦。この頃になると暑さで体も動かず消耗戦になるのですが、最Gのゲームを拾って何とか3:1で勝利。

大汗かいてここで終了。コート整備をして帰ります。
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7月17日鶴舞公園テニスコートの後は久しぶりに

2021-07-20 18:49:03 | テニス
大汗かいたテニスが終わり、帰り支度をしているとタケちゃんマンが紙コップはないかと言ってくる。タケちゃんマンがバッグの隅に密かに仕込んできた大吟醸の300瓶を取り出してくるので、1059さんと3人でありがたく頂きます。
そこで勢いをつけてそれでは久しぶりに昼食と言うか飲みに行きましょう。
何処へ行くかとなるのですが、紫禁城は営業時間が変わったとかのryuちゃんのメールがあってお昼はやっていないだろうとなり、ガード下の「おらが蕎麦」へ行くことに。
因みに帰りに通ったらお昼はちゃんと営業していてどうやら夜の営業時間変更だけだったみたい。

12時前だったのですが、結構満員で暫く入口で待たされ、カウンターでもいいかと言われたのでカウンターに陣取ります。
ところがここはお昼はランチメニューで一応お酒も出るのですが、つまみの品が限られている。

家では揚げ物を食べる機会が少ないタケちゃんマンは串揚げ盛り合わせと言ったら、お昼はできませんとのこと。
それはそれとして、とりあえずタケちゃんマン、1059さんは生ビール。私はハイボールで乾杯。

それではおつまみは…
面倒なのでメニューにあるものを一列全部という手もあったのだが、ここはオーソドックスにまずは枝豆にタコぶつ。


このタコは結構硬くて噛み切るのに時間がかかる。
1059さんはピリ辛ソーセージ。

串揚げ盛り合わせがダメだったタケちゃんマンはさつま揚げ。

ここで私はハイボールを1059さんは生ビールをお替り。
タケちゃんマンは飲みすぎると教育的指導がきついのか生ビールをちびちび飲んでいます。
ここでつまみに3人で分けやすくて美味しかったもう1回ピリ辛ソーセージを頼み、さらにホタルイカの沖漬けを。

最初にすきっ腹で飲んだ日本酒が効いたのか、ハイボール2杯で結構酔ってきます。久しく外で飲み会をやっていないから体が慣れていないからか…
ビールをちびちび飲んでいたタケちゃんマンは何時になく最後の〆にざるそばとかき揚げ天定食を食べます。

お勘定は5040円。

最初伝票は4300円だったので一人1500円であまりは基金にと思っていたら、どうやら伝票が1枚届いていなかったみたいで、一人1500円では足りないことに。慌てて基金から540円支出してしまいました。
久し振りのテニス帰りの飲み会で、何やら日常がやっと戻ってきたような感じも。その分雰囲気に酔ったのか家に帰ってソファーに座ると1時間ほど爆睡。目覚めると二日酔いで頭が痛くてなんだかな~
でも夕食時にはそこそこ回復してまたしても日本酒を1杯頂きました。
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7月17日鶴舞公園テニスコート

2021-07-18 17:28:47 | テニス
このところ大気が不安定で梅雨末期のゲリラ豪雨に頻繁に襲われたのですが、梅雨もこの日で明けたみたいです。
そうなると凶悪な暑さが襲ってきて、この日の予想最高気温も33度。熱中症に厳重警戒。あまり屋外で活動しない方がいいのだが。
空は最早夏の雲です。

ところでこの日は最近出席率のいいえみちゃんが法事とかで欠席。このところ高齢化の進展とともに病気ケガのメンバー続出で、参加者はどんどん減ってきており、先週はえみちゃんと二人きりだったし、この日は最悪一人でサーブの練習でもするしかないか…
それでも1059さんが出席するとメールがあり、カバちゃんはジュニアを連れてくると言うので何とかなりそうです。
8時40分に家を出て雁道8時55分発のバスに乗って鶴舞公園へ。
コートに着くとちょうど1059さんと一緒になりました。
駄弁りつつ準備運動をしてから二人で乱打。最初は短いラリーにボレー、サーブと一通りやります。
一休みするとカバちゃんがジュニアを連れて登場。ジュニアは寝ていたのでちょっと遅れたとか。
まあ、年寄りは熱中症になるといけないので休むことにして親子で特訓をしてください。

10時ごろになると想定外のタケちゃんマンが登場しました。なんでも帰国した娘さんはビザの更新が出来たらすぐにアメリカへ行ったそうで孫の世話に振り回された2週間だったとか。でも無事帰国したので腰痛も回復したみたいで、とにかく復帰おめでとうございます。聞くと生活時間が違うし、社会生活でも完全復帰していないので言われたようにはちゃんとできず孫の面倒を見るのは大変だったみたいです。コチトラにしては孫に振り回され見たい気もあるのですけど、今はその気配もない。
取り合えずタケちゃんマンと乱打をします。
そこそこやったら試合に。
最初はタケちゃんマンと組んで1059、カバちゃん組と対戦。この試合は全部のゲームがデュースになると言う長い試合になりました。久しぶりのタケちゃんマンが最初の試合と言うこともあって体が動くのか調子よくてポイントを稼いで3:1で何とか押し切りました。
次の試合は渋るジュニアを入れての試合にしました。私がジュニアと組んでタケちゃんマン、カバちゃん組と対戦。ジュニアはサーブが入らないと言っていたのですが、アンダーサーブはちゃんと入ってゲームになりました。デュースまでも連れたゲームも2ゲームあり、しかしタケちゃんマンもカバちゃんも手抜きをせずに結構厳しめのボールを出すのでなかなかポイントを取れずに結局0:4という結果。
次の試合はカバちゃんと組んで1059、タケちゃんマン組と対戦。暑さの中でそろそろへばってきて、お互いにミスをして一進一退の展開で結構長い試合に。それでも最後はカバちゃんの若さで3:1で勝利。
終わった時点で11時30分。一応3試合やったし、暑さの中で疲れ切る前にここで終了。かばちゃん親子で30分特訓するかと聞いたけどさすがにもう帰るとか。

残りの3面ではまだまだテニスをしていますが、私たちはコート整備をして11時40分に帰ります。
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有川浩「倒れるときは前のめり「有川ひろ「倒れるときは前のめり ふたたび」

2021-07-15 15:39:38 | 
私の大好きな有川浩さんのエッセイ集です。
因みに最初のエッセイが出てから、「ふたたび」を出す間に、ペンネームを有川浩から有川ひろと改名しています。
ですから「倒れるときは前のめり ふたたび」のペンネームは有川ひろです。

ところでこのエッセイ集の題名ですが、高知県人らしく土佐の英雄坂本龍馬の言葉からとったもの。でも本当に龍馬が言っていたかどうかはよく分からなくて一説には司馬遼太郎の創作ではとか。私個人の思い出としてはこの言葉は確か「巨人の星」の中で紹介されていて、「俺が死ぬ時は、例えドブの中でも前のめりになって死にたい」だったような。ちょうどNHKの大河ドラマでも「竜馬がゆく」を放送していたころでしょうが、北大路欣也が主演という以外は記憶はなくて、やっぱり「巨人の星」ですね。巨人ファンではなかったのですが、漫画もアニメを真剣に見ていました。
閑話休題。エッセイ集では有川さんの高知で育った頃の思い出とか大学で関西に出てから作家デビューするまでのこと、それぞれの作品の出来上がるまでの背景とかモデルが語られていてファンにとっては読むべき一冊、もとい2冊です。雑誌とか新聞に書いたものを集めているのですが、それぞれに「振り返って一言」という一言ではないけど短い振り返りの文が書いてあって、後日談としても面白い。
それにしても有川さん、「図書館戦争」という本を出してるだけでもわかるのですが、どんだけ本好きなんでしょうか。本そのものだけではなくて、出版業界、本屋さん、ホンを取りまくもろもろの人たちにも愛情があふれています。ちゃんと経済的にも業界が成り立つように気配り目配りも行き届いています。職業作家としての矜持と権利もきちんと主張しています。
青春時代に高知では雑誌も新刊も遅れて発売されるのがもどかしい日々を送っていたというのをエネルギーにしているのでしょうか、この2冊の本の中にも、出版業界への熱い思いとエールがあふれていますし、たくさんの本の紹介と言うか書評が出ています。
ところがそこに出てくる本を私はほとんど知らない。題名を聞いたこともないものも多くて、作家も初めて聞く名前がある。本好きで最近はめったに買うことはしないでもっぱら図書館で借りているのですが、それなりに本は読んできている自負はあったはずなのに、どうしたことか。有川さんが本に目覚め青春時代に夢中で読んでいた本は、いわゆるライトノベル。世代が違うこともあって私の視野には入っていない本ばかり。中には作家の名前とか題名くらいは知っている本もあるのですが、これには参った。新井素子は名前ぐらいは知っていますが、読んだことはないと言う記憶。浅田次郎の「草原からの使者」が出てきた時にはホッとしました。
そう思うと青春時代に心酔しきった本なり著者というのは、結構レンジが狭いかもしれません。私はというと北杜夫のどくとるマンボシリーズとか遠藤周作のぐうたらシリーズのエッセイとか星新一のショートショートとかは単行本を買うお金もなくて図書館で借りる以外は文庫本になってからか古本で読んでいましたけど、今の大学生に北杜夫とか遠藤周作とか星新一と言っても「誰それ?」と言われるだけかも。ちょっと寂しい。大江健三郎ぐらいならわかるのかな。そう思うと時代を超えて読まれている太宰治は本当にすごい。
有川さんの本は原作として映像化されることも多いのですが、それに対する毀誉褒貶も多いとか。原作者としては「面白くなるなら何をどう変えていただいても構いません」というスタンスです。でも最近はネットでの映像者に対する行き過ぎた誹謗中傷も多くて一部読者の「自覚なき加害者」に対しては強く批判をしている。匿名性に隠れて関係者を傷つけているに再考を促している。ネットでの発言に対してもまだまだ言いたいことがあって、結構なページを割いています。現在ネットでは「有川ひろと覚しき人」と名乗っているそうですが、「有川ひろ」のアカウントの発信を裏取りも本人の了解も得ずに無断引用してネット発のニュースにしていることが頻発したからだとか。本当に本人が書いたかどうかも分からないものをたれ流すネットニュースの特性で、松本人志も自分の発言を勝手にネットニュースに流され、しかもその見出しと内容が無茶苦茶だと怒っていたのですが、仕入れコストゼロで売れればいいと記事にしてしまうと言うことが跋扈しているのが現状です。でもまたそれを読んでいるので、どうもすいません。
ネットでの発言は公のものとなるだけに呪詛がまん延する世界ではなく言祝ぎに満ちている世界を望み「嫌いの主張ではなくて好きの主張を」と言うことです。匿名性に隠れて相手を目の前にしても同じ言葉が言えるか」と言うことを考えなければいけないのですが、多分酔っていれば相手を目の前にしてもっと辛辣なことを言っているかも。そうなるとネット云々という前に酒癖が悪いとなるのですが、ネットでの発言には改めて細心の注意をしなければと言うことを自戒している次第です。
ところでエッセイだからでしょうけど割合ストレートにいろいろな批判を展開しているのですが、小説ではそれを上手くソフィストケースして物語を展開しています。ノンフィクションではなく物語として自然な流れで主張された方が説得力があると言うのは感情移入しやすいだからなのでしょうか。そういうところが有川ひろという作家の筆力なのでしょうけど小説というものの力と可能性を感じます。

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7月11日熱田神宮公園テニスコートは二人だけ

2021-07-12 21:16:59 | テニス
このところ天気は不安定で、午後に突然ゲリラ豪雨になる時がままある。
金曜日はお昼過ぎからにわかに雲が厚くなって雷雨になり、慌てて洗濯物をとりこむことになったことも。
11日も予報を見ると曇りなのだが、午後には不気味に雷のマークも。
ところで高齢化の進むわがクラブでは、あちこちを痛めてリタイア状態のメンバーが多くて、最近はなかなか人が集まらない。
期待の若手のカバちゃんも前日にテニスをやりすぎたのか熱中症気味での体調不良とかで欠席の連絡がありました。
タケちゃんマンは娘がアメリカから帰国していて、孫の面倒を2週間みたら腰を痛めたとか。私にとってはできることなら孫の面倒を見て腰でも痛めたいと思うのですが、当分かなわぬ夢のようです。
さらに1059さんからは突然の腹痛で欠席とかの緊急連絡。本人曰く老人性の腹痛とかですが、老人性とはあまり聞いたことないのですけど。確たる原因が思い浮かばないのなら一度内視鏡でもやってみたら…他人事だと気軽に言えます。
と言うことでどうやらこの日はえみちゃんと二人だけみたいです。
14時35分に家を出て熱田神宮公園まで歩いて行きます。
丁度熱田愛知時計スタジアムでは高校野球の予選をやっていて試合が終わったところみたい。

選手とか応援の家族とかが出口付近に出て来てたむろしています。

管理事務所で受付をしたのですが、受付のお姉さんの口は良く動くのですが、何やらシステムがうまく動かないみたいで領収書はあとにして鍵をもらいます。
コート入口でえみちゃんと合流。
二人だけなので準備運動をして、まずはネットを挟んで軽くラリー
暫くラリーをやると二人で休み時もなく結構疲れると言うか蒸し暑いので汗が噴き出てくる。
二人だけなのでビールでも飲みながらと缶ビールを1本持ってきたのですが、えみちゃんも缶ビール2本に家庭菜園でとれた枝豆を持参してきました。

心配していた雷雨に襲われることはなく、薄い雲が出てくると日差しが遮られ風が吹くといい気持。
一休みしたら今度はロングラリーとボレーの練習。
あまり疲れる前に休憩してビールをゴクリ。美味しいんですけど、この後動くと体の中から熱くなるのが玉に瑕。
普段あまりまともに練習していないので、今度はサーブの練習。
試合にはしませんでしたが、試合形式で交互にサーブとリターン。こういう場合でもえみちゃんはロブを右に左に打って走らされます。
う~ん、もう。年寄りを走らせるな。
休みながらでしたが、ビールも3本とも飲んだので16時30分過ぎには終了に。

コート整備をして帰ります。
二人だけでも何とかテニスをできたので、まあよかった、よかった。
それにしても「無事此れ名馬」ですのでみんなお体を大切に。


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呉座勇一「日本中世への招待」

2021-07-07 07:06:23 | 
「応仁の乱」がこの手の本では異例のベストセラーになって注目を浴びた呉座勇一さん。最近はBSの歴史番組にも出演する時もちょこちょこ。
専門は日本中世史なので、今回は中世についての一般向け新書です。

3部構成で1部は朝日カルチャーセンターの講義をもとにしたもの。第2部は朝日新聞のbeに連載していたものをまとめたもの。第3部はブックガイドになっていて、このブックガイドは参考になるので、いつの日か読んでみようかとノートに書き留めておきました。
ところで日本の中世とは、いつからいつ迄なのか。平安時代後期から戦国時代までか。
中世の始まりは「家」の成立とか。平安時代の摂政関白を独占していた藤原氏は、その地位は父から子へ継承されている訳でなく、「氏」の中で競争から勝ち上がってきたものが長となっていく。
それが徐々に「氏」の下のあった「家」が自立していき、1世代1組の嫡系の夫婦が世代を超えて垂直的に連続する中世的な「家」が成立していく。そのことをもって中世の始まりとしている。もっともその「家」の成立は貴族、武士、農民という階層によって時期がずれているようなのですが。
中世というと歴史に詳しい人がとうとうと語るのはほとんどが平清盛、源頼朝、北条時宗、楠木正成、後醍醐天皇、足利尊氏、さらには戦国時代の武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などなど政治と戦争の話。権謀術策を尽くした闘いの記録は現代にも通じるところがあって、好きな人は話し出すと止まらないのですが、それではその中世に暮らしていた一般庶民、農民はどんな暮らしをしていて、どういうことを考えていたのか。公家、武士、農民の日常生活は今の私たちの生活と同じなのか違うのか。そういうことを紹介する本も少なく、日常生活はドラマにもならないので、生活はあまり変わらないだろうと何となく思っているだけでほとんど知識がない。
それならばと文献を渉猟する正統派歴史学者の呉座さんがちゃんと史料に基づいて中世人の日常生活、習慣をコラム風に分かりやすく書いているのがこの本。
中世の家族形態、結婚は嫁取婚か婿取婚かとか相続はどうしたのか、教育はどう行われたのか、戦国時代の武士の識字能力はかなの読み書きぐらい。出産と医療はどうなっていたのか。葬送はどう?
それにしてもちょっと話題はそれますが頼朝は政子にああまで尻に敷かれていたのはどうして?逼塞時代はともかく征夷大将軍になっても遠慮しているというのはよっぽどのことに思えるのですけど。ひょっとしたら私生活は気弱なおじさん?それだけ政子がすごい女傑だったということなのか。
さらには、中世の宴会はどういうものかとか寺社巡り、接待、遊戯、旅行、お正月の過ごし方などなど具体的な生活の在り様を紹介しています。
それぞれについて可能な限りの史料を読み込んで推測しているのですが、上流階級はともかく、なかなか庶民の生活を記した文献資料はない。ここで役に立つのがキリスト教宣教師の報告。キリスト教に有利になるように話が都合よく盛ってある傾向はあるのですが、貴重な中世日本の生活を記した史料となっています。
ところで正統派歴史学者としては、史料原理主義が日本の歴史学会の欠陥と言っている井沢元彦の言説は我慢ならないみたいで、他のところでも批判しているのですが、この本でも井沢が逆説の日本史などで唱えた説をトンデモ説と断定しています。まあ、小説家の物語ならいいのですけどもっともらしく歴史的真実と言われると血の気の多い若手歴史学者としては許せないのでしょう。
トリビアな話が満載ですが、そこは歴史学者としてちゃんと史料的裏付けがありますので、説得力もあって興味津々で読めます。
一緒に写っている本は今野敏の「真贋」ですが、読んだかどうか定かな記憶もなく借りたのですが、やっぱり一度読んでいました。今野敏の小説は読みだしたら止まらない面白さなのですが、一気に読んで一気に忘れてしまう。かなりの本は読了しているのですが、内容も思い出せずに二度借りて読みだしてから気が付くこともしばしば。これって褒めているんですけど。
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7月4日木が崎公園テニスコートは雨ですが

2021-07-05 07:16:57 | テニス
梅雨時の雨模様の天気が続きます。
この日の予報も曇り時々雨。
朝起きて外を見てみると雲は低く垂れこんでいるけど雨は落ちていない。

この空模様ではいつ降ってきてもおかしくない。
一応何時でもテニスに出かけれるように準備はしてあるのですが…

前日こんな天気なので8時にレーダーを見て判断して連絡しますとラインしてあります。
と言うことで、早速レーダー画像をチェックします。
どうも雲の動きを見てみると9時過ぎには雲に覆われて弱いけど雨が降り出しそう。
そこから12時までは雲が切れることがない。

残念ですけど、ここはもうあきらめて中止の連絡をします。
果たして9時過ぎになると弱いながら雨が降り出してきました。
外を見ると歩く人も傘をさしています。

どうやら判断は間違っていなかったようです。
ところでカバちゃんからはジュニアがやりたがっているので使っていいかというメール。どうせ空いているので自由に使ってください。
後でメールがあったのですが、弱い雨は降っていたものの10時30分ごろまではテニスをしたとか。隣のコートも使っていたそうです。人工芝コートなので多少の雨でもできたのでしょうけど、コートを無駄にせずによかった、よかった。
コチトラは手持ちぶたさのまま、家でテレビを見るだけで無為に午前中を過ごしたのですが、お昼はコートで飲もうと思ってビールを冷やしていたので、夕飯の残り物とビールにコンビニで買ったおにぎりで済ませました。

やっぱり1本だけと言えども昼間飲むビール(第3のビールですけど)はどことなく背徳的で美味しいんだな~
それにしても、どうも梅雨時のテニスは悩ましい。
コメント
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