怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

8月30日鶴舞公園テニスコート

2023-08-31 14:23:00 | テニス
この日は鶴舞公園テニスコートの午前ですが、参加予定が4人だけ。
あまり早くからやりだしてもつかれてしまうので、9時30分集合にしました。
ところが天気は曇っていて、weathernewsで時間ごとの予報を見ると9時から11時は弱い雨。
それでもまだ降っていないので一応折り畳みの晴雨兼用傘を持って8時50分過ぎに家を出て雁道バス停へ。平日は9時前だとバスは通勤客で混んでいてラケットをもって乗り込むのは申し訳ない気がするのですが、9時10分に来たバスは空いていて余裕で座れました。
鶴舞公園に着くとやっぱり雲は低くいつ雨が降ってきてもおかしくない。

それでもコートに行けば既に1059さん、えみちゃん、ちょっと見小野ヤスシさんといました。このお日はこの4人だけです。
それでは早速乱打を始めましょう。
まずは前で軽く打ち合い、その後ストロークにボレーとひと通りやって早々に休憩。
気温は太陽が隠れているのでそんなには高くないのでしょうけど蒸し暑い。
こういう日は蚊が出てくるかもと蚊取り線香を焚きます。

休んでばかりいるわけにはいかないのでおもむろに試合にします。4人だけなので組み合わせは3通りだけ。まずはちょっと見小野ヤスシさんと組んで1059,えみちゃん組と対戦します。
最初なので調子が出る間もなくゲームが進み、いつもながらデュースになっても詰めが甘くて3ゲームを連取され最後に何とか1ゲームを奪取するのが精いっぱい。
気を取り直してえみちゃんと組んで1059、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦した時は、運のみの得点もあって4:0で完封勝ち。ちょっと見小野ヤスシさんはサーブが入る時と入らない時が極端で、この時は最初のサーブが決まらないとそこからリズムが狂って修正できずに自滅でした。ビシバシ入るゲームの時もあったりして不思議です。
隣のCコートは3人でソフトテニスをしているのですが、何やらカメラを出して録画し、解説らしき文章を読んでいる。YouTubeのソフトテニス講座でも作っているのか?

休憩していると突然通り雨が降り出してきて一時屋根とか木の下に雨宿りです。でも本当に通り雨でフェース面が濡れる間もなく雲が過ぎていくとすぐにやみました。

最後の組み合わせは1059さんと組んでえみちゃん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。この試合ではちょっと見小野ヤスシさんのサーブが入る巡り会わせ。ちょっと見小野ヤスシさん本人も制御できないだけになんだかな~
そんなこんなで一進一退の展開になってこの試合は2:2の引き分け。
休憩しているとえみちゃんが1本だけ持ってきたとビールが出てきます。

車のちょっと見小野ヤスシさんを除いた3人で分け合って頂きます。
この時点で11時10分過ぎでまだ時間があるので最初に戻ってちょっと見小野ヤスシさんと組んでえみちゃん、1059組ともう1試合やることに。
最初は1:3で負けているのでリベンジと気合を入れて、2ゲーム連取したのですが、ここから反撃にあい2ゲーム連取され結果2:2の引き分けに。
まあ、こんなもんでしょう。
まだまだ1試合ぐらいはできるのですが11時30分になったのでコート整備をして終了とします。
予報が外れて大して降らなかったのでよかった、よかった。


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8月27日千代田橋緑地テニスコートの後は3人で…

2023-08-29 10:17:48 | テニス
飲めない飲むは車で来ていて、や台寿しは初めてなので、わたしが道案内がてら同乗します。まあ、車に乗るほどの距離でもなく1059さんは歩いて行きます。

相変わらずよくはやっていて、16時30分でも結構お客が入っている。場所柄か家族連れが多い印象です。
この日は隅のテーブル席に着席。
取り合えず1059さんは生ビール

私はハイボールで

飲めない飲むは車なのでお水で乾杯。
突き出しは当然二人分ですが、春雨サラダでした。
飲めない飲むは、いきなりですがお寿司9貫の盛り合わせ。

写真を撮る間もなく食べてしまったので最後に残ったタイだけです。
ここへ来たなら豪快イカ天。3人なのでハーフで十分です。

飲みつつ食べつついつもの無駄話となり、毎回似たような話をするのですが、前に話したことはほとんど覚えていないので何回聞いても「へ~」「は~」と新鮮です。
野菜も食べなくてはと海鮮サラダをレギュラーで。

写真はみんなが少しづつとった後です。
こうなると生ビールとハイボールをお替り。
それでは串カツを3本。

ソースと味噌があるのですが、名古屋人は当然みそ。
さらにこの日ははげ親父がいないので鶏のから揚げも。

私はさらにハイボールをお替り。
〆はおまかせ海鮮巻きにしました。

そこそこおなかも膨れて18時前にお勘定。

会計は6059円で一人2千円。1059さんが50円を私が10円を出しました。19時までは飲み物が半額なので生ビールが270円、ハイボールが248円なのでお値打ちです。
地下鉄で帰ったのですが、西高蔵の駅を出ると夕焼けがきれい。

先日突然の雷雨に遭遇したこともあり雷雲が近づいてきたかと早々にテニスを終えたのですが、この日は大丈夫でした。
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8月27日千代田橋緑地テニスコート

2023-08-28 17:00:36 | テニス
連日暑い日が続いていますが、この日は多少は和らぎそう。

と言っても予想最高気温は34度。もうすぐ8月も終わるのにどうなっているのか。
この暑さの日々なのでこの日は13時ではなく14時30分スタートにしようとなったのですが、カバちゃんが参加すると言うので14時からにしようと言う話があり、13時前に家を出ることに。
13時17分西高蔵発の地下鉄で30分。景色の見えない地下鉄の30分は結構乗り出があります。そこから汗をかきかき歩いてテニスコートには14時ちょっと過ぎに到着。

薄い雲があって、先週のような凶悪太陽ギラギラでななかったので、歩いても疲労困憊とはならない。そこそこ日が低くなってきて風も熱風ではなくかすかに秋の気配がしてきたか。
コートには、はげ親父とえみちゃんがいるのですが、肝心のカバちゃんはいない。
かばちゃんが来るので14時にしましょうとなったのにどういうこと?仕方ないので3人で暫く乱打をしてから1対2で試合をしていると14時30分前にようやく1059さんが登場。ほぼ同時に飲めない飲むも来ました。
5人になったのでボレーとストロークに分かれて乱打にします。そうこうしているうちに結局14時30分過ぎにかばちゃんが登場。早速乱打に入ってもらいほぼ一回りして休憩。
いつものようにじゃんけんして試合にします。
最初の試合はえみちゃんと組んで飲めない飲む、カバちゃん組と対戦。二人とも遅れて来て調整不足なのかミスが多く、カバちゃんはサーブが入らなくて4:0で撃破。
暑いので休憩時間はたっぷりとり、と言いながら、はげ親父がビールを出してくると体に悪いなどと言いつつ飲んでしまいます。汗をかいた時のビールは美味んだなあ~これが。

まあ、水もがぶがぶ飲んでいるのでだいぶ薄まっているのでしょう。
次の試合はもう一度えみちゃんと組んで1059、はげ親父組と対戦。この試合は一進一退でしたが最後のゲームをなんとか踏ん張って取り3:1で勝利。えみちゃんのいつものロブがラインぎりぎりで切れることなくよく決まりました。
早速勝利のビールでのどを潤わせ、塩分補給につまみを齧るのでした。

試合時間と休憩時間が同じくらいという緩いペースで進み、今度は組み替えてはげ親父と組んでえみちゃん、かばちゃん組と対戦。この試合は早くも疲れが出てきたのか酔いが回ってきた(ビールを飲んでいたのはこの二人)のか、デュースが延々と続く長いゲームに耐え切れず3ゲームを連取されてしまいます。3ゲームで1試合分は優に超えるほどの白熱したやり取りだったのですが、これではいけないと最後のゲームを何とか頑張ってブレーク。やっと1ゲームを取って1:3でした。長い試合となって疲労困憊。この時点で16時10分を過ぎたところ、まだ1試合やれるのですがギブアップ。
北の空には黒い雲も出ていて近づいてくると雷雨に遭遇しそうなので早めに撤収することに。

ところがこの日のサーブの出来に満足していないカバちゃんはもう少しサーブの練習をすることに。この日飲みに行かないはげ親父が付き合うと言うのでコート整備は任せて1059、飲めない飲むと3人でいつものや台すしへ行きます。
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宮城谷昌光「呉漢」

2023-08-25 21:02:14 | 
宮城谷さんの小説は、古代中国が舞台で、歴史的背景も地名も人名も正直言って高校世界史レベルの知識しかない私にとってはほとんど未知の世界。
とにかく難しい漢字がやたらと出てくるので、読み方も分からず同じ漢字に全部ルビが振ってある訳でないので最初出てきたルビが振ってあるところに戻ると言ういたってめんどくさい作業をしつつ読み進めなければいけない。それでも長編小説を読んでいくとだんだん人名地名に慣れて来て、それとともに作品世界に引き込まれていき途中でやめることが出来なくなります。この「呉漢」も一気に上下2冊を読んでしまいました。

「呉漢」という題名から呉と漢の戦いの物語かと思ったら左にあらず。呉漢というのは人名です。
時代としては前漢の末期で一度漢王朝が滅び、王莽が政権を奪取して「新」王朝となるのですが、国内の混乱は収まらず各地で乱がおき群雄割拠のようになるなかで、劉秀(光武帝)が後漢王朝を打ち立てるまでです。劉秀のもとで抜群の武功をたて光武帝の大司馬(軍のトップ)として王朝を確立するのを支えたのが呉漢です。
呉漢はそもそもは貧しい農家の次男で、雇われ人足として農場で働いていたのを見出され頭角を顕していく。漢が滅び新となる混乱期に亭長に抜擢される。
ところが腐れ縁もあって付き合ううちに後に呉漢の軍師的な役割を担う祇登の仇討に関わることによって出奔。
人生塞翁が馬で、そのことによって新しい人生が開けていく。
時代はまさに飢饉が頻発し、各地で賊が跋扈し、地方では自ら王と名乗るものが出てくる混乱期。
各地を放浪しながら大商人や馬商人の知古を得て、持ち前の人徳と才覚で県令となり、軍事的才能を開花させていく。
さらに破竹の勢いで勢力を伸長させている劉秀に接近、その配下となって異例の昇進を遂げ大将軍に任命される。
ここまで書くととんとん拍子の出世物語なのですが、そこに至るまでには、祇登をはじめとして才能を持った若者を見出し適材適所で活かしていく呉漢の人間力がある。またそこを見込まれて沢山の優位の人が集まってくる。
呉漢自身は貧しい農民の出身なので学問はなく本もほとんど読んでいない。兵書を全く読んでいないのに、敵を知り己を知り的確に兵を進退させて部下を驚かせている。貧しさの底の闇のような時間が縛られないしそう育てたからと祇登は言うが、人間力なんだろう。劉秀を尊崇することは甚だしく、千年に1人の皇帝だと思っているので、劉秀にとってはいまだ確たる政権基盤を固めていない中で、裏切られる心配なく情勢がひっ迫した各地への転戦を命じることが出来る。
それでも王朝の周りには、官僚としては有能でも大軍を動かせないものとか上の顔色ばかりうかがい、やっている感を出すだけで確たる戦果をあげられないものとか、無能だけれども取り入るのが上手いものとかもいて中々全土を平定できない。劉秀も分かってはいるのだろうがなかなかそういう輩を切り捨てることが出来ずにいて、そこが呉漢にはもどかしい。
一方実力も才能もあるのに時代の流れを見ることが出来ずに、敵対してやがては滅んで行く者も数多いる。
登場人物のそれぞれの描写から自分が出会った上司部下の姿を思い浮かべているのですが、そこでかつての上司の悪口を言って留飲を下げるのではなく、一番反省しなければいけないのは呉漢と比べて志もなく人徳も乏しい自らの至らなさかもしれません。でも本当に厳しいだけの管理者に離れても経営者にはなれない上司とか、何もしないで無責任に逃げている上司とか、平気で責任をひとに押し付けて関係ないふりをしているものとか、この古代中国の時代と変わらず醜い姿をさらす人が現代にもいるので、2千年たっても人間というのは進歩などしていないと嘆息する次第。
後漢の成立過程などほとんど知識がなく、かろうじて光武帝という名前ぐらいは高校で習ったかというぐらいの知識なので、どこまでが創作かも分かりませんが読みだすと一気でした。
光武帝について書いた小説「草原の風」がこの本の前に出ていて、この「呉漢」はいわばサイドストーリーみたいなので、今度は「草原の風」を読んでみます。
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8月20日千代田橋緑地テニスコートの後は3人で

2023-08-23 14:08:11 | テニス
終わって3人でいつものように「や台すし」へ。
16時30分にお店に入ったのですが、テーブル席は既に予約でいっぱい。靴を脱いで座敷に行きます。16時から飲んでいる人は飲んでいる。
ここは通常16時開店で土曜日曜は15時開店というテニスを早めに終わっても開店していて、なおかつ19時までは飲み物半額サービスという素晴らしいお店。
席に落ち着いて取り合えず糖質制限の私はハイボール。

1059さんとはげ親父は生ビール。

突き出しは煮物です。
ここに来たらまずは豪快イカ天ですが、3人なのでハーフで十分です。

野菜も食べなくてはいけないので、オニオンスライスを。

食べていると1059さんに箸の使い方が下手なことを指摘されてしまいました。
実は私はご幼少の頃左利きでしたが、右に直されていて、当時の感覚では右手で箸を使うことが出来れば多少持ち方が下手だろうと問題ないとされていたので、そのまま問題ありの持ち方で古希を迎えてしまいました。
右手と左手の使い方では、私は字を書くのは右手でも絵をかくときには左手。なんとなく右脳と左脳の特徴通りの気がしますが、ハサミも左手でしか使えなくてこれはどうしてだか自分でもわかりません。
閑話休題。
ここらで生ビールとハイボールをお替り。
ホワイトボードのおすすめから稚鮎の天ぷらを。

稚アユなので頭から食べられて内臓がほろ苦くて美味しい。
さらに縞ホッケを。

ここで昔の居酒屋ではホッケは大きかったとかの思い出話に花が咲き、1059さんは「いろはにほへと」のじゃがバターで巨大なバターがついてくるのですけどバター好きで全部食べてしばらくバター臭かったとか。
大きな縞ホッケを食べながら私とはげ親父はハイボールと生ビールをお替り。1059さんはお水をもらいます。座敷の隅で飲んでいた家族連れの3歳の女の子が退屈してきて私たちのテーブルまで来て盛んに話してきます。じいさんたちが適当に相手をしていると母親は恐縮しているのですが、こちらにとってはいい話し相手でした。
さらに大根スパイシーチップスを注文。
大根をチップに出来るかと思うのですが、食べてみると大根の味はほとんど感じられずにスパイシーな味だけです。
入店が早いので18時前にはお勘定に。

5639円で一人2千円。おつりは基金に入れておきました。


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8月20日千代田橋緑地テニスコート

2023-08-21 21:46:55 | テニス
連日の猛暑です。
この日も予想最高気温は36度。お昼のニュースを見ていたら12時前にすでに気温は35度だとか。

当然ながら熱中症警戒アラートが発令で、屋外の運動は避けてください。
さすがにそんな状況で13時から16時30分までテニスをする勇気がないので、一応14時過ぎから始めようと連絡しました。
そんな訳で気勢は上がらないのですが、13時になってからおもむろに出かけることに。
暑さ対策で日傘をさして首にはクールリングネッククーラー(効能書きとは違って西高蔵まで歩くと最早常温)をしていきます。

それでも西高蔵まで歩くと暑くて大汗。
茶屋ヶ坂まで地下鉄で30分。右回りでも左回りでも乗車時間は変わらないので西高蔵からは茶屋ヶ坂が環状線のちょうど中間ということです。
結局14時に茶屋ヶ坂駅について、そこからまた日差しの中を歩いて千代田橋緑地テニスコートに到着。
既にコートにはえみちゃん、はげ親父、1059さんと乱打をやっていました。この日はこの4人だけ。暑さで飲めない飲むもちょっと見小野ヤスシさんも日和ったみたいです。
軽く準備運動をしてボレーとストロークに分かれての乱打を暫し。
とにかく暑いので、休憩時間はたっぷりとって4人だけなので一回り3試合やればいいか。
一休みしてはげ親父が早速ビールを出してくる。
この暑さで最初からはビールはまずいではないかと言いつつコップを出しています。
実は家に残っていた枝豆を持ってきていてはげ親父がビールを出すのを待っていた…

最初の試合ははげ親父と組んでえみちゃん、1059組と対戦。ここは暑さで朦朧したままミスを重ねて3ゲーム連取されたのですが、最後のゲームはなんとかデュースを取って1:3としました。
ここで長い休憩。この日はAコートなのですが、午後、日が傾いて行くと木陰が増えて来て、そこは多少なりとも救われる。隣のBコートは全く日影がなくて休む時には更衣室の後ろの影に回るかコートの外へ出て木陰で休むしかなくてちょっと大変です。
次の試合は1059さんと組んでえみちゃん、はげ親父組と対戦。この日は前の試合でもそうでしたが1059さんが調子よくて踏ん張ります。結果3:1の勝利。
休憩になるとはげ親父がもう1本ビールを出してきます。

この日は500缶と350缶1本づつ。汗をかいた後は美味いのですが、後ではなくてやっている最中でこれでいいのか。
どちらかというテニスをしている時間と休んでいる時間がほぼ同じなのですが、一応2試合はこなし早くも最後の試合となり、えみちゃんと組んではげ親父、1059組と対戦。ここは一進一退だったのですが、最後のゲームではそろそろ調子のよかった1059さんも疲れてきたのか、力尽きみたいで何とか勝利して3:1に。終わり良ければ総て良しですね。
この時点で16時。日陰のない隣のコートではまだ頑張って試合をしていましたが、私たちは早々にコート整備して終了。
今日も暑かった~

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養老孟司「遺言。」

2023-08-19 15:11:43 | 
何でもこの本は養老先生が奥様に付き合って半月ほど船旅をしたのですが、船旅中はある意味ある意味軟禁状態でどこへも行けないので集中して本を読むいい機会なのだが、この機会に本でも書いてみる気になったとか。実は「バカの壁」以降は先生が色々話してそれを編集者がまとめると言う執筆スタイルだったそうで、自分で書くのは久しぶりとか。
と言うことで出来たのがこの本。

そこは養老先生のことですから遺言というには、内容がちょっと難しい。
感覚器に与えられた第1次印象を「感覚所与」というのですが、動物はこの感覚所与を使って生きている。ところが人間の意識は、多くの場合この感覚所与を直ちに意味に変換してしまう。意味のない感覚署は無視してしまう。感覚所与を意味のあるものに限定し、最小限にして世界を意味で満たすのが人の世界、文明の世界、都会社会。
最初に絶対音感について書いてあるのですが、聴覚の仕組みから見ると人間も動物も絶対音感を持っているはず。だが人間は意味のある音だけを抜き出し、多くはノイズとしてしまう。絶対音感は訓練して掴むものではなく、絶対音感がある人は消えなかったということ。絶対音感があると言う人は動物に近い文明化していない人?
養老先生によると人類社会は「イコール」からはじまると言うのですが、感覚所与を優先する動物にはこの「イコール」が分からない。人は意識の中に「同じ」という機能を獲得したのだが、それが「言葉」「お金」「民主主義」などを生み出している。う~ん、結論だけ書いているとなんのこっちゃとなるのですが、そこを分かるように縷々述べてありますので、私に拙い要約ではなくて自分で読んで納得していただく方がいいと思います。
ここらあたりから専門的な説明が入ってきて、分かったような気にはなるのですが文系脳でだいぶスカスカになってきている私には80歳を超えた養老先生について行くのがやっと。
余話としてでしょうけど、意識の有無について基本的に主体性がなく身体任せ。意識のスイッチは意識が入れるのではないので、身体系のスイッチとずれることがある。金縛りは意識が目覚めたのに身体系のスイッチが入らなくて体が動かないとなること。臨死体験は一応意識のスイッチが入っているのだけど、意識自体はまだ完全な覚醒に至っていないので状態で、こういう体験する人は意識が戻るタイミングが普通の人とはずれている。
しかし、覚醒している脳と寝ている間の脳とは消費エネルギーはほとんど変わらない。では脳は何をしているのか?
実は意識とは秩序活動であり、熱力学の第2法則にしたがい、秩序の発生に伴い無秩序が発生する。その無秩序を解消するために意識という秩序活動がない寝ている間に脳はエネルギーを消費する。
因みに熱力学の第2法則は高校の物理では教えないそうで、学校は秩序正しい限定された空間だから教えないと言うと?
しかし秩序は限定された空間でしか成立しないのであり、文明とは秩序であり、それを大規模に作れば自然には無秩序が増える。それを自然破壊と呼ぶとなると自然との共生などというSDGsついては考えさせられる。
ここからアートについてデジタル化、情報について論は進んでいくのですけど、どうも遺言という割には養老先生まだまだいろいろ言いたいことがあるみたいです。本人もまだ死ぬ予定はなくて、これは遺言1になるかもと書いていますが、続編があるのならまた長い船旅にでも出かけて早く書いてください。
一緒に写っているのは本郷和人「変わる日本史の通説と教科書」。私たちが日本史で教えられ通説と思っていることは新たな資料の発見とかもあって今やかなり否定されて、教科書の内容も変わっています。ただそのあたりのことは歴史番組などでも結構紹介されていますので初耳という訳ではない。こうして網羅的に論じてあるものはなかったんでしょうけど、読んで見て目から鱗と言うことはあまりなかったですね。
ただ高校の日本史の教科書、授業が面白くないと言うのは、「日本史」が暗記科目で、物語としての歴史は教科書には無駄となるから。その原因は大学入試にあると言う指摘は鋭いのですが、東京大学の教授である本郷先生が言うのならまず東大の受験を変えてほしいものです。なかなか変えられないので日本史を受験科目から外せと提言しているのですが、それはそれで賛否両論あるのは必定。難しいものです。
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8月13日熱田神宮公園テニスコート

2023-08-15 07:13:51 | テニス
先週は台風6号が沖縄付近を行ったり来たり。
この地方には直接の影響はなかったのですが、南の熱気とともに引き連れてきた雲の影響で不安定な天候でした。
ところが今週は台風7号が今度は直接この地方を目指して北上しています。

動きは非常にゆっくりでなかなか近づいてこないのですが、影響は日曜日ぐらいから出そうな予報でした。
ところが本当に動きがゆっくりで、どうも直撃するにしても火曜日あたりに。
金曜の予報では日曜午後は雨だったのですが、どうも雨が降るにしても18時以降になりそう。

でも昼からは何時雷が来てもおかしくないと言う非常に不安定な予報です。加えて最高気温は36度の予報(実は実際には37.9度でした)で熱中症警戒アラートが出ています。
世間ではお盆休みの真っ最中で気合が入らないことおびただしいのですが、曜日も日にちの感覚もなくしている高齢者はこの日も14時30分には家を出て熱田神宮公園へ。
管理事務所で受付しようとしたら、既に済んでいるとのこと。
コートに行けば早々とはげ親父が水撒きをしていた。

この暑さと台風接近の予報でキャンセルがあったのか15時までの枠は誰も使っていなかったみたいです。因みに隣のBコートも誰も使っていなくて、15時過ぎても使う人はいませんでした。
15時には1059さんとちょっと見小野ヤスシさんも登場
先週孫が来ているからと欠席したタケちゃんマンはこの日参加予定でしたが予想通り顔を出しませんでした。巣言えばえみちゃんも孫が来ているとかで欠席です。
それでも4人揃ったので、倒れないように休憩しつつ乱打から始めます。
15分ほどやったら休憩。最初に散水したコートはすぐにカラカラになっています。
ゆっくり休憩して試合に。4人なのでじゃんけんするまでもなく、最初はちょっと見小野ヤスシさんと組んではげ親父、1059組と対戦。ちょっと見小野ヤスシさんは試合によってサーブが入る時と全然ダメな時があり、この時はファーストサーブから入ります。一進一退の展開になるのですが、最後のゲームをなんとか取って2:2の引き分け。
休憩になる取りに寄ってはげ親父がビールを出してきます。体温より気温が高い日にビールを飲んでテニスをするなんていかがなものかと思うのですが、出されれば飲んでしまう。悲しい性です。

結局ちょっと見小野ヤスシさんを除く3人で500缶2本飲んでしまいました。
試合前には例によって散水したのですが、気休めになるぐらい。
次の試合ははげ親父と組んで1059、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。台風の影響か結構風が強くて砂埃が舞う時もあるのですが、これは散水によって多少抑えられたかも。でも風は勝負に微妙なあやを出して、何とか3:1で勝利しました。
4人だけなので休憩時間は長くとるのですが、日差しがあると頭は朦朧とします。
一回りすればいいだろうと最後の試合は1059さんと組んではげ親父、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。この試合ではなぜかちょっと見小野ヤスシさんのサーブが突然入らなくなってしまい、そんなこんなで3:1で押し切りました。
この時点で16時40分。いつもならもう1試合出来るところですが、これ以上やると危険と言うことで終了と言うことでコート整備をして帰ります。

いつもなら夕飯にでもとなるのですが、まだ17時前ですし、いつも行くおやじダイニングはお盆休み。以前行った事のある山葵もお盆休み。お盆の時はチェーン店ぐらいしかやっている店がなくて、この日はそのまま帰ることにしました。お疲れ様~
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8月11日バンテリンドーム対広島戦

2023-08-12 14:14:51 | Weblog
弟からバンテリンドームの券をもらったので、今年初めてですけどバンテリンドームへ行ってきました。

この日は対広島戦。どちらも連敗してきていて負けられない。
金山から地下鉄で行ったのですが、時間帯からか車内は応援ユニフォームの人がいっぱい。青い人だけでなく赤い人も結構います。
地下鉄の駅から通路には選手のポスターが貼ってあるのですが、既に失踪していない人とかトレードに出されてしまった人の分もあり、年度途中ではなかなか変更できないんだ。育成のまま根が出ていない大学の後輩の松田選手も堂々出ているので頑張れよと声をかけてきましたが、今のところはこんなポスターで掲示するほどの活躍は何もないのがちょっと悲しい。
地下鉄の駅からデッキを歩いて行くと久しぶりのバンテリンドームです。

席は外野のセンター上のアリーナビュー。食事つきです。
そこだけ人気のない5番ゲートから入ります。

この日はレディースディとかで女性だけには「ドラ恋ユニホーム」が無料でついてくるのですが、これは明らかな性による差別!まあ、文句言うのは私くらいかも。
席に案内されると既に一緒に観戦する1059さん、はげ親父は生ビールを飲んでいる。ちょっと見小野ヤスシさんも来ています。
それではわた足はハイボールにちょっと見小野ヤスシさんは生ビールを注文。
コロナ禍の時はサラダとスープは席に運んでくれましたが、今はサラダバーにスープバーでご自由におとりくださいになりました。ただしこれは5回終了と同時に終わります。

セットメニューではメイン料理は3種類から選択できるのですが、1059さんとはげ親父は限定40食のハンバーグステーキをなくなるといけないからと説明を聞く前からオーダー。
私とちょっと見小野ヤスシさんはローストビーフにします。
席はセンター奥ですのでバッターボックスからは遠いのですが、投げるボールの球筋とかもよく見えます。

すぐ下には外野の熱狂的ドラファンが陣取っていて、ここらは試合が始まるとほとんど立ちっぱなしの熱烈応援ですが、ガラス窓で仕切られているのでそんな喧騒はほとんど気になりません。
サラダとスープをとってきて前菜が並べられハイボールが来た頃に丁度試合が始まります。

この日の先発は中日が松葉、広島が野村。初回いきなり岡林、大島の連打でチャンスをつかみ2点先取。久しぶりの先制点で今日は中日が勝てそうか。
メインのローストビーフも出てきたので、すぐにハイボールおかわり。
その後坂倉、堂林の連打からのノーアウト満塁のピンチも1点でしのぎ、さらに細川のソロホームランも出て5回までは3:1。
5回に入るとサラダバーを慌てておかわりして、私とはげ親父は今度は芋焼酎のお湯割りに。エアコンが効きすぎていて肌寒いくらいで熱燗が欲しいくらいでしたが、熱燗はメニューになくお湯割りにした次第。
ところが松葉が予定通り5回で降板して勝野に替わったとたんに堂林に同点ツーランを打たれてしまいます。
ここからは両軍とも1イニングごとの投手交代で膠着状態に。
9回表にはマルティネスまで投入したのですが、点が取れない。毎度ながら残尿感が残るような試合展開です。
延長戦になるとすでに9時過ぎ。椅子に座り疲れ酔いも回ってきて朦朧として見ています。
12回表は田島がピンチを招き2アウトながら満塁に。ここで岡野に後退して代打野間。スリーボール・ツーストライクとなったのですが、最後はボール球を振って三振。よく防ぎました。これで勝ちがなくなった広島ファンは席を立つ人が目に付きました。
後は1点取れば勝利だったんですが、ランナーが出ても結局凡退して3:3の引き分けで試合終了。

すでに10時を回っています。
最近は11時前には寝ている(その代わり5時には目が覚める)ので、帰りの人波を縫いながら急いでJR大曽根駅に。それでも金山に着いたのは10時45分。そこから家まで歩いて風呂に入って布団に入ったのは12時近く。どうもいつもと生活時間帯がずれてしまい疲れが残りました。
それでも久しぶりに野球観戦を長時間楽しみました。

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岩瀬達哉「キツネ目」

2023-08-11 07:05:54 | 
未解決の重大事件で記憶に残るのは、「3億円強奪事件」と「グリコ森永事件」
でも社会へ与えた影響という点では「グリコ森永事件」は一年以上にわたり食品メーカー、スーパーなどの小売りまで巻き込んで圧倒的でした。
1984年3月のグリコの江崎社長拉致誘拐から始まって、1985年8月の犯人からの終結宣言までのほぼ1年半の間、社会を震撼させ続けた。
しかし、犯人は捕まることなく2000年2月にはすべての事件について時効が成立している。
時効成立から20年以上たち、足かけ12年かけてこの事件を取材しまとめた本ですが、今だからこそ話すことが出来る思いとか事実もあって圧倒的な迫力に途中でやめることも出来ずに一気呵成に読み終えました。

全部読み終えて思うのは、かい人21面相と名乗る犯人を捕まえるチャンスは何度もあったはずなのに、用意周到な犯行と偶然の幸運、それに警察のミスと判断誤りが続いて、結果として犯人に翻弄され続け未解決のままになってしまったと言うことです。不幸なことに直接的な責任はなかったのに連絡不徹底もあって最大の犯人逮捕の好機を逸した責任を負って滋賀県警本部長は自殺しています。それ以外にもこの事件に関わった人達に深い心の傷を負わせている。闇の中に消えた犯人は今どう思いどうしてるのだろう。
既に40年前の事件なのです概要を少しおさらいをしてみます。
発端は自宅で入浴中のグリコの江崎社長を銃で脅して誘拐、水防倉庫に監禁して身代金を要求することからです。この場合身代金の受け取りが犯人逮捕の一番のチャンスだったんですが、ここで犯人は無関係のアベックを脅して受け取りに向かわせて警察と犯人がすれ違っているのだが気が付かれないまま逃げのびている。
社長誘拐に際しては犯人たちは社長の住民票を取得し、自宅を張り込み、果ては庭に忍んで行動確認もしている。用意周到で資料を跋扈してだろう会社役員の氏名、住所、企業設備までを確認している。
その上でかい人21面相という名前で企業への脅迫状だけでなく、警察、マスコミへの挑戦状まで実に147通も送っている。
食品メーカーに対する脅迫はグリコにとどまらず、丸大食品、森永製菓にも及ぶ。
標的とされた企業は、青酸入りの菓子などを置かれて製品を売り場から撤去せざるを得なくなる。その被害額は実に何百億円にもなり株価は暴落、企業存続の危機にまで立される。
ところでこの事件では「キツネ目の男」が主犯格ではないかと言われているが、この似顔絵はどうやって描かれたのか?丸大食品に持ち掛けた5000万円の裏取引に大阪府警の捜査員6人が不審な動きをした男を追尾して人相を確認したことからなのだが、その時明らかに男の動きに不審なところがあったのだが職務質問はせず任意同行もしていない。駅で公衆電話をかけているのだがその発信記録も押さえていない。結果京都駅で尾行は振り切られてしまうのだが、接触してい名前だけでも確認出来ればどうなっていたのだろう。
一連の事件を後追いしていくとあの時これを調べていたらとか証拠として押さえていたらと言うことが沢山ある。当時は通信記録の照会とかは一般的でなくDNP鑑定とかはできずに警察無線もアナログで傍受されていたとかもあるのだが、犯人逮捕のチャンスは確実にあったと思える。
丸大食品については執拗な攻撃はなく次の標的森永へ行くのだが、そのため丸大は裏取引したのではと疑惑があるのだがこの真相は闇の中。
森永では最初に裏取引はせずと宣言して警察と密に連絡を取っていたので、即座に毒入り危険のシールが張られた菓子が置かれと執拗な攻撃を受けている。結果、問屋販売業者からは叩かれ、公然と私なら闇で支払うと言う国会議員まで出てくる。いつまでも犯人逮捕できないと警察の威信は地に落ちるばかり。
森永からはカネは引き出せないと思ったのか次にハウス食品が狙われる。ハウス食品は悩みに悩んだ末警察の届けるのだが、当時の顧問弁護士は届けん方がいいと言う意見だった。
届け出があった警察はハウス食品が裏取引に応じたように思わせるため報道協定を結びかん口令を敷き万全の捜査態勢を敷いて臨んだ。
現金を運んだ車の追尾には分からないようにナンバープレートを変更できるように改造し、無線はデジタルにし、デジタル無線の届かないところにはアンテナをたて高速道路付近の一般道にはパトカーを近づけないようにするとした。ところが現金を投下する地点下の一般道をパトカーが巡邏してしまい、犯人グループは慌てて車を急発進して逃げてしまった。もしパトカーが近づかなかったら現金を受け取った時点で周辺道路を封鎖して犯人逮捕できたはずなのに、大阪府警と滋賀県警の連絡不徹底で最大のチャンスを逃していしまった。この時犯人は猛スピードで車を走らせ草津市内で乗り捨てて、JRに乗って逃げ切っている。今だと防犯カメラがあちこちにあり、車の遺留品からも何か出てきそうなのですが、有力な証拠は出ていない。
その後カイ人21面相は終結宣言を行っているのだが、グリコ森永事件での企業への脅し効果は強烈で、恐れをなしてと言うか警察の捜査能力がここまで失墜しているのを見せつけられた以上、警察には言わないで裏取引をした企業のうわさは絶えず、著者は具体的企業名は明らかにしていないが実際にあったと断言している。直接現金受け渡しのような危険な手段はとらず架空口座への振り込みでされたのではと推測している。グリコにしても途中裏取引をしようとしたことはあり、ロッテについては偽のカイ人21面相と裏取引をして調子に乗った模倣犯の2回目の脅迫で警察に届け、偽物は逮捕されている。
著者は取材中にいろいろな関係者とあっているが、裏取引をしたのではと疑われていた企業関係者は一切取材拒否だったそうです。
もし、かい人21面相がそれなりの金を手に入れ、今まで無事に生活を謳歌しているとしても、彼らは何時捜査の手が及ぶのかと安穏とした気持ちではおれなかったはず。でも完全時効は成立しているのでもう余裕なのか?だとしたらどこかで手記を書いてほしいものです。許されない犯罪ですが、その企画立案能力に調査の綿密さと言い撤退の鮮やかさと言いかなりの知的能力の持ち主と思われ、この能力を別の方面に生かせば十分名を成すことが出来たと思うのですが、犯人像には興味津々です。
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