怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

「流」東山彰良

2020-08-29 07:07:18 | 
第153回の直木賞受賞作です。

私の記憶では直木賞受賞した時の選評では、文句なしでの受賞だったはず。
作者の東山彰良は台湾生まれで9歳の時に日本に移ってきていますが、この作品では今中日新聞の夕刊に連載している小説と同じく台湾を舞台に台湾人を主人公にしています。
強引に要約すれば、1975年に17歳だった少年が祖父の殺人事件の謎を追いつつ青春を駆け抜けていく1988年までの物語、と言うと身も蓋もないのだが、テンポのいい疾走感は読みだすとやめられない止まらない。ミステリーで味付けした台湾版「青春の門」というところか。
しかし、舞台が台湾だけに人名がなかなかすっと頭に入ってこない。ルビの打ってある中国式発音では全く受け入れられない。背景にある台湾の政治状況とか社会状況も新聞やテレビで知った程度の上っ面の知識しかないので、イマイチ臨場感が出てこない。国共内戦の状況とか本省人と外省人の分断と差別の構造と支配被支配の関係とか、蒋介石の時代から戒厳令が敷かれていて徴兵制のよる兵役があったとか、暴力団がはびこり猥雑な夜市の喧騒とか、書物から読んだ知識で多少知っているつもりでも肌感覚では理解できない。
主人公は1975年に17歳なので私とは4歳の違いなのだが、感覚的には日本の昭和3~40年代の青春なのだろうか。今となっては忘れられてしまったのだが、高度成長期の日本のはち切れるばかりの猥雑なエネルギーと混沌と何事も何とかなっていくといういい加減さと希望が、台湾に場を移してこの小説の背景に見て取れるように思うのですが、私の勘違い?
ミステリーの鍵になるのは日中戦争から国共内戦、そして台湾への敗退(台湾本省人にとっては迷惑な侵略)の過程で中国人同士が争い殺し殺されと言う凄惨な事態に巻き込まれていったことなのですが、そのあたりの知識は最早現代史の一部でほとんど学んできていなかったので、原因の一端を担っている日本人として勉強不足ですというしかありません。
台湾が舞台なので細切れに読んでいると名前が分からなくなって戻って頭を整理しないといけないので暑気払いにエアコンを利かして一気に読んでください。
ついでに読んでいたのが新書本で日本史に関する2冊。

「奪われた三種の神器」は南北朝から室町幕府時代にかけて三種の神器が皇位継承の正当性の証として結構奪い奪われと言うことを繰り返してきたことを明らかにしています。安徳天皇とともに神剣は海に沈んだのですが、草薙剣はそもそも熱田神宮に鎮座しているので天皇家がもっているのは形代。それならばそんなにこだわる必要もない気がしますが、それでも由緒由来がないと神器とはならないのでしょうか。南北朝から室町にかけては皇族の系統の争いもあって権謀術策が渦巻き、何でもありの時代だったみたいです。
「古代史この7つの真実はなぜ塗り替えられたのか」は歴史作家の関裕二が大胆に古代史のなぞ解きをする。古代史は同時代の文献資料がなくて今現在発掘された考古学知見(今後まだまだ新しい発見があるかも?)とそこからの推理によるので歴史作家の推理もあながち間違いと言い切れない面があるし、それなりに面白い。神の名が付く皇族は神武天皇、崇神天皇、神功皇后、応神天皇と4人いるのだが、神功皇后は邪馬台国の卑弥呼の後を継いだ台与で、神武、崇神、応仁の3人の天皇は大和建国当時の歴史を3人に分けているものとか。8世紀に成立した日本書紀は勝者の記録であり、当時の政権を握っていたものの都合のいいように編集されているはず。この本では日本書紀は藤原氏が自らの正当性を記したものとし、都合の悪い事実は巧妙に消されている。作者の推理によれば、中臣鎌足は百済の王子豊璋であり、その正当性の邪魔になる蘇我氏を悪役にし、そのバックボーンとなっていた尾張氏、出雲,越の果たした役割を不当に消し去っている。山背大兄王の滅亡事件は蘇我入鹿を大悪人にするための虚構であり、そのため聖徳太子を必要以上に持ちあげている。通説から見れば荒唐無稽としか言いようがなく突っ込みどころはいろいろあって、古代史学者の見解を聞きたいところですが、梅原猛がほとんど学会から無視されたように、まともに取り上げられることはないでしょうね。猛暑で外出もままならぬ時はこういう頭の体操も刺激になります。関裕二、この本の後にもいろいろ本を出しているのでfollowしてみようと思います。




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8月22日瑞穂公園テニスコートの後は鶴舞へ

2020-08-24 11:14:44 | テニス
大汗かいて終わった後、この日車で来たというはげ親父に頼んでタケちゃんマンと私は鶴舞まで送ってもらうことに。
車の中ではタケちゃんマンの独壇場となり、欲望の赴くままの活躍を拝聴するしかありません。体調を整えて8月はすでに4回行ったとかで、定額給付金は使い切り、社会にお金を回すことに貢献しています。
鶴舞に着くと、この日はガード下の蕎麦屋「おらが蕎麦」に。

まだ17時前なので当然ながら空いています。
まずは生ビールで乾杯。

それからタコぶつ。

この店は突き出しがないのですが、タコぶつは素早く出てきました。まあ、タコ切るだけですからね。
それから串揚げ盛り合わせの6種。

串揚げの6種が一体何なのか見た目だけでは分からないのが玉に瑕でしょうか。
海老とレンコンとしいたけはわかりましたが、鶏肉も豚肉も見分けはつかないですよね。鶏肉がダメなはげ親父は困るでしょう。ちなみに一番下の串はもちでした。う~ん、炭水化物。
タケちゃんマンの詳細な報告を聞きつつ、私はビールがなくなったのでハイボールに。

家では暇なタケちゃんマンは、最近はスマホでお店情報とか女の子の画像を見てあれこれ作戦を練っているみたいです。今や一点突破なのか、酔った勢いで駆けつけるということはなく、素面で電話で予約を入れて15時ごろに行くとかで、ある意味健全です。
でもこれで新型コロナにでも感染したら、絶対に行動を申告しないし、できない。タケちゃんマンだと黙秘権は憲法上の権利だというかもしれません。感染経路不明はこういう人ばかりと言うと偏見ですね。
つまみが欲しくなって牛すじ豆腐を注文。

豆腐がなくなる頃にタケちゃんマンのビールが空いたので、今度は地酒で「真澄」

私もハイボールをお替りします。
季節もので小鮎の天ぷらもお願いします。

見た目はイマイチですが、熱々で、量も結構あって、腸がほろ苦く酒の肴にぴったり。これは美味しい。
ところで一つ置いたテーブルに一人で来ていたおじさんが同じく小鮎のてんぷらを頼んだのですが、品切れになったと店員が謝っていました。と言うことは私たちが全部食べてしまったということ。ちょっと申し訳ないような気持ちですが、一人だと少し量が多かったかも。
最後の〆にちょいそばを頼みます。

私は冷たいそばで、タケちゃんマンは温かいの。
会計は4490円

ハイボールを2杯飲んだ私が2490円支払いタケちゃんマンが2000円でした。
レシートを見てみるとオーダー担当は「ラン」となっていましたが、不愛想なお姉さんでしたが何人だったんだろう。
ここから私はバスで、タケちゃんマンは地下鉄で帰るのですが、タケちゃんマンは足元がしっかりしていなくて、でも気合はありそうなので、これからまたどこかへ行ったのでしょうか?
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8月22日瑞穂公園テニスコート

2020-08-24 07:05:04 | テニス
連日の猛暑です。
熱中症注意情報では外に出るのは危険!
加えてこの日は大気の状況が不安定で突然の雷雨があるかもとか。
雨が降ればリタイアできるので丁度いいと思って、朝から雲の動きとレーダーを見ていたのですが、雨の降る気配なし。市東部に雨雲が16時ごろ近づくみたいですが、テニスには支障ないみたいです。
こんな天気では誰も来ないのではと不安に思いつつ13時50分には家を出て神宮東公園バス停へ。バスは2分遅れで来たのですが、降りるまでの乗客は私を含めて8人。過密ではなく、マスクを外していてもいいくらい。
瑞穂運動場西で降りて暑い中を日傘をさして瑞穂公園テニスコートまで歩きます。
コートの掲示板を見るとこの日は9番。

掲示板に他のグループの書き込みも少なくコートも全体に空いている感じ。まあ、こんな天気なので日和った人が多いのか。
コートにはタケちゃんマンとえみちゃんが待っていました。この日は3人だけかと思っていたら欠席と言っていたはずのはげ親父が登場。なんでも時間ができたので車で駆けつけてきたとか。君はえらい!
コートの上に立つとそれだけで汗が噴き出てしまうのですが、ぼちぼちと乱打を始めます。
暫くするとゆうこりんも登場。ストロークとボレーに分かれた5人での乱打にします。
休みつつ一回りして休憩。
汗が引いたらじゃんけんして試合にしましょう。
最初の試合は、タケちゃんマンと組んでゆうこりん、えみちゃん組と対戦。全部ブレークの展開でしたが、2:1での最後のゲームは最早立っているだけでも息が上がってしまいラブ40から連続のミスで逆転負けとなって結局2:2に引き分けに。
次に試合は私は幸運なことに休憩の番。水筒の水をがぶがぶ飲んで足らずにペットボトルの麦茶も飲んで水分補給。
休んでいると東の空に不穏な雷雲が出てきました。

遠雷もゴロゴロと聞こえてきます。あの雲がこちらに来るとヤバいかも。
そうこうするうちに場内放送で「雷注意報」が発令されましたのアナウンス。でもそう言われてもどうすればいいのか。ここでやめても利用料が還付されるはずもなく、雷が落ちようが自己責任。近づいてきたら気をつけましょう。
2試合続けたタケちゃんマンはこれでもういいとクラブハウスに行き早々と着替えに行きます。
今度はゆうこりんと組んではげ親父、えみちゃん組と対戦。一進一退の展開でしたが、結局2:2の引き分け。
時間はまだあるので一休みしてゲームを続けます。
この間に雲は広がり風も出てきたのですが、雨は降ってこず、おかげで日差しは和らぎ、ちょっと過ごしやすくなってきました。

最初の1ゲームは首尾よくサーブキープしたのですが、調子に乗ってもう1ゲームと挑発したのが間違いでこのゲームは落してしまい、結局通算3:3の引き分け。
無事雨に降られることなくテニスが出来ました。
でも大汗をかいて、着替えたTシャツには塩を吹いていました。

倒れなくてよかったと言っておきましょう。
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8月16日瑞穂公園テニスコートの後はいつもの

2020-08-21 22:05:00 | テニス
終わって高齢者3人でいつもの玉よし寿司へ行くことに。
お盆期間中なのでやっているかちょっと不安だったのですが、一応入り口には営業中との看板が出ていました。
店に入ると照明も点いてなくて、大将が一人新聞を読んでいて開店休業状態。
お盆休みは取らないのかと聞くと、明日から休みを頂きますとのこと。
3人で小上がりのテーブルに座りますが、客は我々だけなので密になり様がない。
まあ、大汗かいてきたので、とりあえずビールを2本。

刺身の盛り合わせ一半とてんぷら盛り合わせ一半を頼んだのですが、料理が来る前にビールをぐびぐび飲んでしまいます。
いや~、体の中に沁みこんでいきます。
タケちゃんマンの欲望に忠実な昨今の生活をつまみに無駄話をするのがうれしい。人生、無駄も必要なのです。と言うか不要不急の高齢者にとっては無駄しかない…
ところで1059さんは前立腺がんが見つかって放射線治療を終えてから5年以上たったとかで今は半年に一度の検査だけ。
無事がんサバイバーになったと言っていいでしょう。おめでとうございます。
すぐにビールがなくなったので、もう2本追加。
ビールに追いついて刺身の盛り合わせが出てきました。

はげ親父の双子の孫は無事退院して、二卵性なので双子と言えども顔はあまり似ていなくて見分けはできるとのこと。でも想像するだに大変そうですけど、祖父さんはあまり役に立たないか・・・
ビールがなくなる頃にてんぷら盛り合わせが出てきました。

海老としし唐とゴーヤにナス、オクラとたんぱく質が少なめ。ゴーヤのてんぷらは初めてだったのですが、苦くなくて大将曰く白っぽいものは苦くないとか。本当だろうか?
今回はコロナ対策か大皿ではなくて一人分づつに分けて出ました。
ビールがなくなったので、もう1本追加。と言うかその前にもう2本追加して飲んでしまっているような気も。
ビールを飲んでいると何故か大将が、ガリを出しましょうかと言う。

ありがたく頂きましたけど、どうせなら突き出し代わりに最初のビールと一緒に出してよ。
ビールでそこそこおなかが膨れたので今回も〆の鉄火巻きはやめて、あがりを頂き、お勘定。

お勘定は8910円なので一人三千円で90円のおつりは基金に入れておきました。
田辺通4丁目から瑞穂区巡回バスで雁道まで帰ったのですが、家に帰るとエアコン効かせてソファーで昼寝
家に帰ると一気に酔いが回ってきて、ほろ酔いと言うにはもう少し酔ってそのまま昼寝は、極楽、極楽。

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8月16日瑞穂公園テニスコート

2020-08-18 07:00:32 | テニス
このところ最高気温が35度を超える日が続き、この日は何と予想最高気温39度。危険な暑さです。
コロナ禍の中ですが、熱中症の危険の方が今そこにある危機という訳で状況によってはマスクをつける必要ないとか。
こんな日ですが、10時30分からのテニス。とにかくクーラーボックスに氷水と凍らせた保冷剤と麦茶を入れて、万全を期します。
ところで14日の中日新聞の夕刊の「街に記憶」という記事に、我が家の目の前にある赤レンガ倉庫が掲載されていました。

我が家のベランダから毎日見ている建物です。

家の近くにあるというだけで私とは何ら関係ないのですが、こうして新聞に載っているとなんだか自慢したい気持ちです。
閑話休題。
家でゴロゴロしている訳にもいかないので9時50分に家を出て神宮東公園からバスで瑞穂運動場西へ。バスは乗る時には乗客は誰もいなくて降りるまでに7人ぐらい乗ったかな。過疎です。
コートに着くとえみちゃん、1059さん、はげ親父といました。えみちゃんは欠席と言っていましたがお寺さんの盂蘭盆会が人数制限あったとかでテニスの方に参加できるようになったとか。危険な暑いさなかですが4人は集まりました。
乱打を始めるとかばちゃん夫妻が登場し、さらにゆうこりんも登場。総勢7人となりました。
それにしても暑い!
コートに立っていると凶悪な太陽を遮るものが何もないので、立っているだけで眩暈がします。乱打も休み休みで、体を労りながらしなければ。
暫く乱打をしたら、休憩。日影がないので日傘をさして冷えた麦茶を飲んで、保冷剤を毛細血管一番あつまっている脇に押し当てて体を冷やします。

隣の体育館は順調に建設が進んでいよいよ外装とpaloma mizuho arinaの文字も見えてきました。

それではじゃんけんして試合にしましょう。
7人なのでなかなか決まらないかと思いきやすぐに決まって、最初はカバちゃんと組んでゆうこりん、えみちゃん組と対戦。この試合2:1で勝っていて、なおかつ最後のゲームも40:0まで行ったのですが、そこからミスを連発して連続5ポイント落として逆転負け。結局一人相撲の自滅で勝てるはずの試合を2:2の引き分けにしてしまいました。
あまりの暑さで4ゲーム目には頭がもうろうとしてまともにボールがラケットの真に当たらないというのは言い訳です。
さすがに他のコートでも人数は少なめで、倒れてはいけないので、休憩は長めにします。
次の試合はえみちゃんと組んでゆうこりん、はげ親父組と対戦。高齢者のペアは肩を痛めているはげ親父のアンダーサーブにも対応ができずに、無理をしないを合言葉にしたので、当然ながら1:3の負け。
12時になったので最後の試合にしましょうとなって、順番で行けば私の番なのですが、ここは若さのゆうこりんに譲って早々と上がることに。
とにかく熱中症と新型コロナの症状の見分けがつきにくく、ハイリスク層の私も1059さんもはげ親父も家を出るときに、この暑さで倒れないようにと家人にくぎを刺されているので、無事2試合でもできれば上出来と言うことでした。
実は私はラケットを新調して初めて使ったのですが、実感はあまり変わらない…

1万5千円の安物だったので仕方ないのでしょうが、それにしてもラケットケースは布で安っぽい。
最後の試合が終わって12時15分でしたが、カバちゃん夫婦は残り時間で練習するというので、コート整備を任せて帰ります。
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秋川滝美「居酒屋ぼったくり11」

2020-08-15 07:05:34 | 
以前2019年4月にも投稿した「居酒屋ぼったくり」
https://blog.goo.ne.jp/kenchi5429/e/9076b8db093fbbf8d0406e6276866161
ずっとこのシリーズを読んできましたが、11でいよいよ大団円。最終巻です。
結構人気シリーズみたいで、この最終巻は図書館ネットで予約して順番が回ってくるまでに3か月以上かかりました。

今回は主人公の美音がめでたく要と結婚式を挙げ新婚旅行に行って、改装なった居酒屋ぼったくりが新築開店するまで。
前にも書いたと思いますが、このシリーズでは悪人は出てきません。結婚を決めるに際せては要の祖父と兄が悪辣な手を使う悪役となりますが、それもいつの間にか和解で来て、応援団になっています。お金持ちなのですが根はいい人で、いろいろな難問も最後は金の力も使って気持ちよく解決してしまいます。
ご常連の商店街の人々はみんないい人ばかりで、癖の強いお近所の困ったさんが出て来ても、うまくいいところを引き出して、問題を解決するとぼったくりと商店街の応援団にしてしまいます。
今回は最終巻と言うこともあってみんな丸く収まり、いい人合戦と言うか、お客にも夫とその親族にもいい人に囲まれた前途に何の不安もない居酒屋ぼったくりの開店となります。
世の中いい人ばかりではなくて、何ともならない付き合い難い人と言うか悪意の人と言うのはいるのですけど、このシリーズでは出てこない。ありそうもないファンタジーなのですが、疲れている時はこういう世界もいいのか。
このシリーズのもう一つの魅力はお酒と肴に関する薀蓄。こんなにいろいろなお酒を出してくれる居酒屋はちょっと高めになりそうですけど。
今回のお酒は「九平治」とか「千寿」とか「久寿玉」とか私の飲んだことがあるものが多くて、いかにも大団円の最終巻。
ちょっとトリビアだったのはノンアルコールビールの作り方。4種類の製法があるそうで
・麦汁に味をつける方法
・麦芽エキスに味をつける方法
・発酵時にアルコール度数を抑える方法
・ビールを作ってからアルコールを抜く方法
日本では法律上ビールを作ってからアルコールを抜く方法はできず、ほとんどのメーカーは発行時にアルコール度数を抑える方法を取っているとか。ビールを作ってからアルコールを抜く方法のほうがよりビールに近いはずなので、そのためには輸入ノンアルコールビールしかない。具体的には「ヴェりスタブロイ」、輸入・卸は「パナバック」だそうですが、どこの国のかな。今度探してみます。
ここでもう1冊。本棚から取り出した半村良の「平家伝説」

半村良の伝説シリーズは「黄金伝説」「英雄伝説」からこの「平家伝説」になるのですが、やっぱり「黄金伝説」が一番ですね。「平家伝説」はすっかり忘れていて、だから再読してみたのですが、どちらかと言うと半村良が直木賞を受賞した「雨やどり」のような下町人情的なペーストが色濃くてそれはそれで面白いのですが、SFとしてのスケールはちょっと小さい。テーマとしては、半村良の初期のSF短編「収穫」と似たところがあり、そこに伝奇的要素を付け加えたものかな。
ついでにもう1冊本棚にあった「下町探偵局」も読んで見ました。

世話好きの下町の人たちが活躍するのですが、善人ばかりでもどうしようもできない社会の理不尽な苦しさと怒りがあり、みんな心に影を持っているのですが、「居酒屋ぼったくり」には、その影がないので、物語としての深みがない。
まあ、半村良と言えば私の読んだ本ではスケールの大きさ、おどろおどろしさ、エロッチクさすべてについて「妖星伝」が最高傑作だと思います処分してはいないはずなのですが、今は本棚のどこにあるのか。暇なので本棚を本格的に探して再読してみましょう。
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8月10日鶴舞公園テニスコートの後も二人でお酒を

2020-08-14 06:39:27 | テニス
タケちゃんマンの熱いオファーを受けて、この日も二人でお酒を。
行くところは「気晴亭」にしました。

12時前に入ったのですが、結構座席は埋まっています。
まずはとりあえずのビールで。

口トリに柿の種の小袋が付きます。
は~、ビールが美味い。
タケちゃんマンは、娘の出産に付き添うためアメリカに行くことが不可能になり、外出もままならず夫婦二人が24時間一緒なのは結構つらいとのこと。この日無事テニスが出来ただけでも幸せでしたとしみじみ話しています。
ビールのつまみは早い、安いのもやしのカレー炒め

健康に良さそうなオニオンスライス

野菜ばかりではなんなんで、みそ串カツを2本。

タケちゃんマンは、めでたく日赤の定期診察は卒業されたみたいで、もう来なくていいと言われたとか。これからは開業医で見てもらいなさいと言うことです。日赤の医師は前の病院の医師と違って、有難いことにビールの1缶ぐらいは構わないとの見解で、まあ、ダメと言われても1缶ぐらいは飲んでいるでしょうけど、おかげで家でも公然と飲むことができるみたいです。
ずっと家にいるのかと聞くと敬老パスを有効利用して出歩いているとも言っていました。体調を整えて駅西あたりを徘徊し、驚いたことにメンバーズカードも持っている。岡村の炎上した問題発言は当たっているというのが現場の実感だそうです。もはやベトナムにも行けないのですが、海外旅行のリスクを冒す必要はないので、名古屋で十分と言う境地です。
ちょっとそのバイタリティにはついていけそうもありません。
そんな話をしているとすぐにビールはなくなって、今度は赤ワインに。

サッポロのpolaireハーフボトルです。
ここにも柿の種が付いてくるのですが、それって必要?
追加の料理は、まんざ

焼きシュウマイみたいなものですが、この店の名物だけあって美味しい。
なんだかタケちゃんマンの毒気と赤ワインでほろ酔い気分になって、私も体調を整えなくてはと思いつつ、お勘定。
4009円だったので一人2千円でした。
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8月10日鶴舞公園テニスコート

2020-08-13 07:07:01 | テニス
連日の猛暑です。この日の最高気温も35度に。
熱中症警戒レベルは危険。
新型コロナ感染症では非常事態宣言で、これではテニスなどやっていなくてエアコン効かせて家にいるべきなんでしょう。
そのためかどうか、この日は参加者が少なくて私とナイアガラさんとタケちゃんマンぐらいだったのですが、かばちゃんが家族連れでなおかつお友達一家も誘ってくるというので何とかメンツが揃いそうです。
朝9時前に家を出て、バスで鶴舞公園へ。
9時30分過ぎにはコートについたのですが、既に日差しは強くて、汗まみれになってしまいました。

コートにはカバちゃん夫婦とカバちゃんのPTAバレー仲間だったとかの2家族がすでにいて子どもたちと一緒に乱打をやっています。
とにかくコートについてまずは一休み。
暫くしてナイアガラさんが到着。タケちゃんマンもしばらくして遅れて来ました。
私とナイアガラさんは一昨日にもテニスをしたばかりなので無理をせずチンタラ乱打をします。
適当に切り上げ休憩してからじゃんけんして試合にします。
最初はカバちゃんと組んでタケちゃんマン、たも?組。たも?さんは紹介されたのですが、よく聞き取れなかったので適当に理解した範囲で書きました。たも?さんはテニスの大会にも出ていて優勝したこともあるとかで、ドライブのかかったボールスピードはまともには対応できないもの。若さで動きもよく足も速いので適当に手を抜いてもらっていたのでしょうが、それでも対抗できるわけもなく1:3で終了。
隣のコートも見たところ高齢者ですが、2面取ってあったみたいで、でも人数もそれほど多くなくて、子どもの数が多いのを見て自由に使ってくださいと言うのでありがたく使わせてもらいます。
この暑さなのでみんな休み休みでコートも空いている時間が長くなります。

次の試合は、私とカバちゃんの友人のマルちゃんと組んでカバちゃん、タケちゃんマン組と対戦。暑くてコートの上に立っているだけで汗が噴き出てきます。立っているだけで、倒れないだけでも良しとしないと。
それでもマルちゃんがコントロールよく右へ左へ打ち、タケちゃんマンはもう走る気力もなく3:1で勝利。
これ以上やると危険かもしれないという危惧もあったのですが、最後にもう1試合しようとナイアガラさんと組んでタケちゃんマン、マルちゃん組と対戦。マルちゃんのラインぎりぎりのロブで右へ左へ走らされ、高齢者は息が切れて自滅。1:3でした。
11時45分でしたが私とタケちゃんマンはここで限界となって終了。試合をやっている残りの人たちに挨拶をして帰ることに。コート整備はお願いします。
この日はこれだけ汗をかいたし、シャワーを浴びたい気分でしたので、私はまっすぐ帰ろうかと思っていましたが、タケちゃんマンから行きましょうとの熱烈なお誘い。
それではこの日も二人でお酒にしましょうか。


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8月8日熱田神宮公園テニスコートの後は二人でお酒を

2020-08-11 06:58:55 | テニス
汗まみれの体でしたが、そのまま二人でビールを飲みに。
西高蔵周辺はあまりお店がないのですが、かねてより気になっていた「山葵」へ。
高蔵神社北の高蔵公園の通りを挟んだ西側。住宅街の真ん中のビルの1階にポツンと1軒あります。

吉田類の酒場放浪記にでも出てきそうです。
店に入るとカウンターに一人先客がいるだけ。広めのテーブル席を二人で占拠します。席はカウンター6席、テーブル2卓です。
一応二人ですので密集ではないし、向かい合って座ったテーブルも結構大きいので密接でもないし、密閉状況でもないので、これは許容範囲と勝手に自己判断。
とりあえず生ビール
行儀は悪いのですが、汗まみれなのでおしぼりで顔を拭き手を拭き足まで拭きます。
突き出しはきびなごです。

料理はまずは大人のポテトサラダ。500円です。

どこが大人のなんですけど、わさびが少しのっているから…
もう1品、アジフライ。これは780円。

2切れなので1切れづつ頂きます。
メニューを見るといろいろあるのですが、全体にちょっとお高いかな。

なんでも魚介類以外は飛騨高山の野菜を使っていますとのこと。
お酒も飛騨古川の渡辺酒造さんのもの。「蓬莱」の銘柄で有名で、外国人の杜氏がいます。私も飛騨古川に行った時には酒造所に行ってきましたし、face bookでも友達になっています。
ビールはすぐになくなったのですが、次は私は夏限定のガリガリ氷原酒。氷原酒と言っても凍らせたわけではなくてガリガリの氷のロックで飲みます。

日本酒ですが、アルコール分は19度とか。きく~。これは最早焼酎みたい。
1059さんは濁り酒に。

料理を追加して、今日のお勧めの鱧の湯引きと温野菜3種の盛り合わせ。

鱧の湯引きは4切れで梅肉と山葵がのっています。
野菜はトウモロコシにアスパラガスにブロッコリーです。
飲みながら1059さんとコロナ禍の日々の生活を語って、愚痴の言い合い。1059さんは目が悪くなったせいでボールがどこに行ったか分からなくなりゴルフは大幅に減らしているとか。二人とも図書館が使えないのが不自由で、1059さんの行く大学図書館は部外者は当面使用不可になり、私が行く市立図書館はご利用は30分までと長居ができないので、なんだかな~
最後に頼むのは何ですが、刺身の盛り合わせ2人前(1100円)を頼みます。

カツオのたたきとタコとイワシに鮪でした。1切れは小さいですが鮪が美味しかったです。
合わせるお酒は蓬莱で。

いつもはお酒は控えめの1059さんも一緒に付き合ってくれました。
結構いい気持になって、お茶をもらいお会計。
会計は7790円で一人4千円づつ支払いおつりは基金に入れておきました。
他にお客さんがいないこともあって落ち着いたいい店でしたが、ちょっとお高いかも。
まあ、コロナ禍で、引き籠り気味で小遣いを使うことがないとぼやいていたのでこれくらいはいいか。
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8月8日熱田神宮公園テニスコート

2020-08-09 10:36:15 | テニス
連日暑い日が続きます。
熱中症に厳重警戒。
家にいて一旦エアコンを入れるともう外出するには気合と覚悟が必要な日々です。
この日も予想最高気温35度。でも薄く雲がかかっていてカンカン照りではない。

天気予報では小笠原諸島の西ノ島の火山の噴煙が巡り巡った影響でPM2.5が高くなっているとか。どちらにしてもあまり屋外で活動すべきではないかも。
それでもこの日は17時からなので多少は暑さも峠を越えて風も吹いています。
気合を入れて支度をして我が家を16時15分には出て歩いて熱田神宮公園へ。早く着いたので公園を一回りして受け付け。
この日、ヤッターマンは県外移動自粛で欠席。えみちゃんも今週と来週は欠席の連絡。はげ親父は肩の痛みが取れないみたいで欠席。どうも参加者がいるのかと懸念されたので、あらかじめ問い合わせメールをしたら何とか5名は確保できました。
薄暮は目が見えないからいやだと言っていた1059さんが来てくれて、ゆうこりんはジュニアを連れて来てくれました。ジュニアはセグウエイに載っての登場でした。

続いてカバちゃんが夫婦で登場。ジュニアを誘ったら疲れたのでいやだと拒否されたとか。
ナイアガラさんも15分ぐらい遅れて登場。結局ジュニアを入れて7人となりました。
順番にみんな乱打をやってウオーミングアップ。
一休みしたらじゃんけんして試合にします。
最初の試合は、ナイアガラさんと組んでジュニア、カバちゃん組と対戦。サーブはめっちゃうまくなったと公言していたジュニアですが、やっぱりダブルフォールトはある。でも予想外の鋭いショットが来たりして1ゲームを落としてしまいました。まあ、本格的にやりだせば3年もすると力負けするかもしれません。それまでは、手を抜かずに痛めておかないと。
夕方なので気温はそこそこでしたが、湿度が高くてTシャツは汗でじっとり濡れてしまいました。
次の試合は1059さんと組んでゆうこりん、かばちゃんハズ組と対戦。かばちゃんハズは久しぶりなんでしょうが、ショットが安定せず力任せのホームランがあるので、結果は4:0で完勝。
18時過ぎになるとだんだん日が傾いてきてボールが見えにくくなってきました。
私と1059さんはそろそろ最後にしようかと試合に。私がジュニアと組んで1059、ゆうこりん組と対戦。ここでジュニアが予想外のナイスショットを連発。まさかの2ゲームの連取でしたが、そこからはミスが出てしまい、2ゲームを落として2:2の引き分け。でも大健闘だったでしょう。
この時点で18時30分過ぎ。私と1059さん、ナイアガラさんは終了としたのですが、ゆうこりん親子とカバちゃん夫婦は19時まで練習するということに。
大汗をかいたので、1059さんと二人でビールを飲みに行きましょう。

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