怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

南直哉「前向きに生きることに疲れたら読む本」

2022-09-29 07:06:47 | 
南直哉さんは永平寺で20年近く修行して、今は恐山菩提寺の院代(住職代理)をしているとか。
先日「ブラタモリ」を見ていたら「恐山」に行っていて、恐山菩提寺の院代と言うことで、その南直哉さんが出演していました。


ブラタモリではとくに当たり前ですけど宗教的なこととか人生訓的なことを話すわけでなく、恐山のツアーガイドのような役割をタモリと掛け合いながら愛想よくこなしていました。
恐山というのは山域の総称で恐山という山がある訳ではないそうです。独特の景観は火山活動によるもので、火山としてはまだ生きているから温泉が湧き(お寺の境内に共同浴場がある)硫黄ガスが噴出しているので電化製品はすぐに壊れるとか。
その南さんの書いたほぼ正方形というちょっと変形の本が家にあったので読んでみました。

読んでみると、ちょっとシニカルな見方で単純に前向きに生きていこうという気分をアゲアゲにする本ではありません。
仏教本来の考え方に忠実なのでしょうが、何でもありの日本では仏教が世俗化していく中で神道を包含し儒教的要素を取り込み本来の形とは大きく異なってしまい、釈迦の考え方に忠実にあろうとすると異端な感じがしてしまいます。
私という存在は「記憶」と「人とのかかわり」で成り立っている存在にすぎない。人はこの世にたまたま生まれ、他人から自分にさせられた。自分で望んだわけでもないのに生まれて来て、何の根拠もない人生を生きていかなければならない、そのやるせなさや悲しさを抱えて生きていく。う~ん、理屈っぽいけど釈迦が言っていそうです。
「なりたい自分」になるとは、記憶と他人の承認の中を彷徨いながら「自分はこれでいいのだろうか」と葛藤しているだけ。人は根本的には受け身で生まれてきているので、無理することはなくたいていのことはやり過ごしてもいいのでは。死ぬ間際になれば、対s他ことは残っていなくて、今ジタバタしている問題について、思い出したりもしないと言われると楽に生きられそうです。
「置かれた場所で咲きなさい」という言葉には思わず笑ってしまっている。置かれた場所というのはたまたま置かれたに過ぎない場所なので、自分がどんな場所に置かれ、どんな状況にあろうと、それは一時的な状況と捉えるのが仏教の視点。置かれた場所がつらければ別の場所を探せばいいと。
夢や希望は持たなくても大丈夫、周りに夢や希望をかなえて理想の人生を生きている人が何人いる?そんなもの叶えなくてもみんな十分元気に生きている!
思考や感情の波が渦巻いている時は、体から感情の流れをクールダウンして切ることが必要で、僧侶としては座禅をお勧め。座禅でなくても自分なりに合った方法を探して準備しておけばいい。そのためには物理的に一人になり、あまり動かずに出来ることが押さえる点だそうです。
人が怒るのは「自分が正しい」と信じているからなのだが、怒った時点で、もう一度本当に自分が正しいのか再検討の余地あり。当座の怒りを鎮めるには、怒りの相手から物理的には慣れ床に直接座てしまうことが効果的とか。
自分の生き方やありかたを決定づける人間関係はそう多くはない。本来、人が生きていくのに必要な人間関係はごく限られていて、多すぎる友達は心を疲弊させ精神的な健康を害するだけ。友達はいらないと言っています。自分自身のやるべきことだと思うことをやっていて、それが本当にやるべきことであれば、必ず人は集まってくる。
釈迦は、死後については「無記」の姿勢をつらぬいている。「死後の世界があるかどうかは分からない、どうなるかも分からない」と言い残しているだけ。すべてはそこで無意味になる。なぜなら「意味」は生きている人間が生きている間に考えることだから。これは今の「葬式仏教」ではタブーでは。
あの世の心配など暇つぶしにすればよいだけ。死はどうせ分からないから、それくらい気楽に考えればいい話だと。こんな話は葬式の時に和尚さんは絶対に話さないと思います。
肩ひじ張らずに気楽に生きましょう。
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9月25日東山公園テニスコートの後は3人で浜木綿へ

2022-09-27 12:40:40 | テニス
終わってから、車で来ていたちょっと見小野ヤスシさんに送ってもらい、1059さん、森の熊さんと浜木綿へ。
相変わらずお客が多くて16時40分に入っても18時20分までの席でいいですかとの限定付きでご案内。
とにかく3人ではもったいないゆったりした小部屋で、すぐに飲み物を頼んで乾杯しましょう。
私はいつものように糖類制限でハイボール

森の熊さんと1059さんは生ビール

生ビールのジョッキもキンキンに冷えています。
料理は何も考えずに定番の青菜炒め。

一応ベジタブルファーストと言うことは考えていましたけどね。
もう1品はこれも定番の餃子で2人前。

今回は酢醤油にごま油を垂らしてつけてくださいとのお勧め。
ラー油ではないのというと新人さんで想定外の質問だったのか、笑ってごまかされてしまいました。
青菜炒めも餃子も日本人好みと言うか、失礼ながら紫禁城と比べると味にだいぶ差がありますね。
ここで森の熊さんは生ビール、私はハイボールの追加。
浜木綿に来ると森の熊さんは定番の台湾腸詰を食べないと許さないからねというオファーで追加。

写真は忘れましたけど四川省豆腐の小菜も追加。これは1059さんのオファーです。
飲みながらお互いの近況を話しているのですが、森の熊さんはちゃんとピアノの練習はしているとか。一人暮らしですがスーパーで買い物するとどうしてもロットが大きいので総菜を買いがちとか。確かに私も母の食事の買い物をする時、キュウリや大根などの野菜でも卵でも.母一人ではなかなか食べきれずに無駄にしてしまうことが多くて一人分だけ総菜を買った方が便利で無駄がなかった。それでも一人分だけだとちょっと割高なのでつい容量の多いのを買いがちなのは悲しい性です。1059さんは先日自転車でコケて擦りむいたとか。酔っぱらっていた訳ではないというのですが、酒も飲まずに普通にこけた方がヤバいのでは。森の熊さんは久しぶりにやったテニスでこの日も腕が痛くなったとかで、まだまだ完全復帰は遠いのか…
後ろの時間が決まっているのでそろそろ〆を考えようとなりここでも森の熊さんの定番の中華パンのオファー。

と言いつつ生ビールがなくなったので追加。飲みに行くのも久しぶりなので気合が入っているみたいです。
中華パンだけでは〆にならないので五目あんかけ焼きそばも注文。

この店もタブレットで注文するようになっているのですが、会計する時には便利です。
指定された時間より少し前の18時に店を出て今回は7887円。

1059さんと森の熊さんは2500円で残りは私が出しました。
ちょうど金山行のバスが出た後で、結局八事まで歩いて地下鉄で帰りました。
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9月25日東山公園テニスコート

2022-09-26 20:04:48 | テニス
週末ごとの台風来襲で、2回テニスが潰れたのですが、この日は台風一過、急に朝晩が涼しくなってきました。
午前中は曇っていたのですが、予報通り昼過ぎから晴れてきました。
13時30分に家を出て地下鉄西高蔵駅へ。
八事日赤駅からほぼ1キロ歩くのですが、途中の歯医者さんでいつものように気温チェック。

この日は29度で、坂道を登っていくと暑い。
コートに着くとこの日は大会の専用使用があって私たちは15番コートと山の上。さらに登って行かなくてはいけません。

既にえみちゃん、はげ親父、1059さん、カバちゃん夫妻、タケちゃんマンといます。さらに少し遅れてちょっと見小野ヤスシさんも登場して、何時にない多数の参加です。
とにかく人数が多いので時間になると早速ボレーとストロークに分かれて入れ替わりながら練習します。
15時ごろには久しぶりの森の熊さんが登場。腕の痛みでリタイアしてから実に2年以上のブランクでした。
取り合えず森の熊さんにも練習に入ってもらい、30分ほどで一休み。
管理事務所がパラソルを貸してくれて、日陰をつくってくれます。

以前は借りたはいいけど風が強くて飛びそうで使えなかった時があるのですが、この日は風もあまりなくていい感じ。指定管理になるといろいろ工夫されるのはいいことか。
人数が多いので休みはほどほどにしてじゃんけんして試合に。
私は最初はげ親父と組んでかばちゃん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。ここは試合前からビールを飲んでいた二人なのでいつもながらのミスがあったのですが、何とか3:1で勝利。
お祝いにはげ親父持参のビールをさらに飲みます。

次の試合は、ちょっと見小野ヤスシさんと組んでかばちゃん、森の熊さん組と対戦。森の熊さんはブランクが長いのですが、本人的には首をひねりながらもまだまだ腕は確かで1:3で軽くひねられてしまいました。
休んでいるとまだまだやぶ蚊がいるようで、血の気が多いのかえみちゃんはいくつも刺されたと訴えるので蚊取り線香を焚きます。

まあ、蚊にも好かれるくらい魅力があるというか枯れていないというか思えばいいのでは。
タケちゃんマンは2試合済んだらもういいと帰ります。車で来ているので帰りに飲むわけでもなく、テニスをほどほどやったので用はないということですか。
次の試合はカバちゃんと組んで森の熊さん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。お互いにラブゲームで落としてからは、一進一退の展開で結局2:2の引き分け。
この時点で16時20分、まだ1ゲームくらいはできそうですが、ここは早めに終了することに。
コート整備をして帰るのですが、パラソルを畳むのに手間取り3人がかりでした。
お疲れさまでした。

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9月23日鶴舞公園テニスコートはまたも台風接近

2022-09-23 14:18:21 | テニス
19日は鶴舞公園テニスコートの予定だったのですが、台風接近で雨は降っていなくても風が強くて中止に。
その時システムを見ていたらたまたま祝日の23日で鶴舞公園テニスコートに空きが出ていた。すでに1週間もないのでシステムで予約できずに直接事務所に行ってお金を払わないといけないのですが、エビちゃんがわざわざ出向いて手続きをしてくれて、23日午後に無事コートを確保しました。
ところがまたもや熱帯低気圧から発達した台風15号が接近。

23日は朝から一日中雨の予報。
どうも今回は雨台風のようで風は大したことなさそうなのでベランダの植木鉢は片づけないで様子見。
予報通り雨は朝から降りだしてどんどん激しくなる。
テニスの予定がまたしても家に軟禁生活になってしまう。なんだかな~
昼過ぎからはかなり激しい雨になってきて窓の外も雨でけむっている。

どうしてわざわざテニスの予定がある時に限って、それも鶴舞公園テニスコートを予約している時に雨になるのか。
天は我を見放した~
テレビを見ていると14時現在名古屋は雨雲のど真ん中。

どうも抜けるのは明日の朝?
今日は撮りだめてあるビデオでも見るしかありません。
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9月19日鶴舞公園テニスコートは台風接近で中止

2022-09-20 21:29:56 | テニス
せっかくの3連休で19日は鶴舞公園テニスコートが当選しているのに、台風14号が接近中。

沖縄付近からググっと北上しているのですが、如何せん速度が遅い。
土曜、日曜ぐらいに直撃かと思いきや日曜になってもまだ九州南。
月曜は台風が抜けて風が強いけどテニスはやれるかと思っていたのに、名古屋に最も接近するのは19日の午後に。
来るなら早く来てくれ~
前日の予報では朝から雨なのでLINEではこれはもう中止にするしかないよねと戦闘準備解除。
ところが台風のスピードが遅くて雨はどんどん後ろにずれていく。

いつの間にか19日の午前中は風は強くても雨は昼過ぎからの予報になっている。
それでも風が強くなる前にベランダの植木鉢やごみ箱を室内に避難させて台風対策の準備万端に。

果たして朝起きてみると夜中に降ったのか路面は濡れていても雨は降っていない。
時折雲の切れ間が見えることもあって、台風はどうした。
まあ、台風が接近していることは事実で風の強さは7~8メートルと、とてもテニスできるようなものではないので、無理せずに中止することに。
午前中は時折雲が流れて来て雨が降ることもあっても基本は降らずに過ぎていく。
風の強ささえ考えなければ、雨は降っていないのだからテニスをできると言えばできる。実際他のコートでやっている人もいるかもしれない…
こういう場合は還付できるのか?
エビちゃんはすごい風なのでとてもテニスできないかったと交渉次第で還付できるかもと言っていたけど、どうなることか。
せっかく抽選を勝ち抜いて鶴舞公園テニスコートを予約できたのに全く運が悪い…
因みに午後になると予報通り台風接近の影響が出て暴風雨になっていきました。
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続・小学校以来の小牧山

2022-09-19 07:25:54 | Weblog
小牧山は標高86メートル。
平野の真ん中にあるので、よく目立つ。その昔、西庁舎の11階のレストランから北を見るとポツンと小高い山があって小さな城(正確には歴史館)が見えました。
ひいこらと4階までのぼって行くと展望室へ。ちょっと曇っていて眺望が効かないのが残念ですが、それなりに四方が見渡せます。

南西には名古屋駅の高層ビル群がよく見えます。

南東を見ると東山スカイタワーのとんがりが認められます。もう少し東は長久手の古戦場ですけど、開発の進んだ市街地では面影は伺い出来ません。

西を見ると伊吹山と養老山脈が見えるのですが、曇っていて写真にははっきり写っていません。
景色を堪能したら、降りて行きましょう。
下りは違う道を通ろうとぐるっと回って行き、東自然遊歩道を降りていくことに。
ところが遊歩道というのだから勾配も緩やかかと思ったら結構急。前後に降りていく人もいないし、すれ違う人も誰もいません。
まあ、下りだから足には問題はないのですが、降りてみると東自然遊歩道の入り口は通行止めになっている。

どうやらスズメバチが出没するとかで通行止めにしてあるみたいですけど、それならば上の分岐道の入り口も通行止めにしてくれないと。
蜂には襲われなかったので結果オーライですけど、人気のない道でスズメバチの猛襲を受けたら危なかった…
下へ降りてみると祭りの準備の真っ最中。予想より台風のスピードが遅くて、曇ってはいても雨の心配は少なそうで主催者はホッとしていることです。

生け花のオブジェはほぼ完成しています。

薪能会場では椅子がずらりと並んで16時からの開場を待つばかり。盛んにマイクテストをしていました。

キッチンカーも並んでいて準備万端。

会場を抜けると小牧山城史跡情報館「れきしこまる」があり、ここは山上の歴史館と共通券なので2館で100円。歴史館の券で入れます。こちらは新しい施設で展示もたくさん映像が使われていて、それなりに充実しています。
因みに小牧山城は小牧長久手の合戦以後は廃城になったのですが、江戸時代は城域は徳川家の保護により立ち入り禁止区域になっていたとかで、堀や土塁などの遺構は非常に保存状態が良好とかで城郭の姿を知るうえで貴重なものです。これからさらに発掘調査が進むと岐阜、安土と繋がる信長の城づくりの全貌が見えてくるでしょう。
距離も標高差もそれ程でもないのですが、結構慣れない上り下りで足がヘロヘロに。
小牧のマップにある寄り道をする元気もなく、真っすぐ小牧駅まで歩いて帰りました。
この日の歩数は30500歩でした。疲れた~
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小学校以来の小牧山

2022-09-18 19:45:58 | Weblog
新聞販売店からメナード美術館の招待券をもらったので、暇に任せていくことに。
地下鉄で平安通に行き、そこから上飯田連絡線経由で名鉄小牧線で小牧へ。名鉄は平日昼間は1時間4本なので連絡はイマイチ。でも敬老パスがあるので小牧まで片道300円。
小牧駅前はさみしい風景でどうも商店がない。とりあえず駅の観光案内所に行ってち地図をもらいます。
駅からメナード美術館へは1キロもなく、ぶらぶら歩いて15分ほど。

美術館は入り口重そうな扉で自動扉でなく、手で開けなくてはいけない。中も見えず本当にここを開けてもいいかと一瞬躊躇してしまいます。

企画展は「美術の森に生きるどうぶつたち」だったのですが、所蔵品展もあって、ゴッホにゴーギャン、セザンヌ、シャガールなど日本人好みの印象派の作品があり、それを見るだけでも来た甲斐があります。
一通り見ると丁度お昼時。でも周りに店がない。仕方ないのですぐ近くのアピタに行きフードコートのラーメンを食べて腹ごしらえ。
昼からはここから小牧山城を見に行く予定です。
実は小学校の社会見学で行った記憶があるのですが、何やら山を登った記憶だけあります。まあ、山と言っても標高80メートルちょっとなんですけど。
丁度この日は薪能があるとか秋祭りみたいで、入口は準備作業で込み合っている。台風も近づいてきていて関係者は天気予報ばかり見てやきもきしているんでしょう。
混んでいるところは避けて土塁沿いに西に歩いて大手道からのぼることにします。

ところがこの大手道、信長が作ったそうですけど真っすぐ直登。道の両側に郭があるという規模は違いますが安土城とよく似た構造。

高々標高差は50メートルぐらいなのですが、石段は幅が広く一歩で行かず足に響く。
坂の途中で上から土塁が見られるのですが、高さ8メートルあり2段になっていて間に空堀があり、強力な防御機能が見とれます。

この2段の土塁は復元されたものですが、信長時代ではなく小牧長久手の戦い時に徳川方が整備したものです。
結構ヘロヘロになって、大手道を登り切り、七曲道を経て本丸の下へ。
近年の発掘調査の結果、石垣が見えてきます。当時は城と言っても土塁で、本格的な石垣としては信長の小牧山城がごく初期のものです。


敵対する相手にかなり威圧感を与えたはずです。現実に近くの城の武将は城を放棄しています。
頂上には天守を模した小牧市歴史館があります。小学校の時にもあったような記憶ですが、本当にあったのか?信長時代にはまだ天守はなかったはずで、発掘調査でも瓦が出てこないので建築物はあったとしても瓦葺の建物はなかったみたいです。

この歴史館は入場料100円。さすが市の施設です。でも改修はしてあるのでしょうけど古さは否めずバリアフリーではなく、さらに階段を昇らないと展望室には行けません。
散々登ってきた後なので足にきく~(続きます)


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永濱利廣「日本病」

2022-09-15 20:17:10 | 
最近テレビなどで経済問題のコメンテーターとして出演の多い永濱利廣さんの新刊です。

新書本で手ごろ、読みやすいということもあって結構売れているみたいです。
わたしも2022年5月出版して、評判を聞いて間もなく予約したのですが、順番が回ってきたのは今頃です。
ところでこの本をちょうど読んでいる時に名古屋証券取引所主催のIRエクスポが開催されて、その中でマーケットアナライズ公開収録として鈴木一之さんと永濱利廣さんが対談していました。

金曜日の15時30分からでしたが、少し前に行くと座席は満席。一番後ろで立ち見をしていました。
さすが人気があります。

鈴木さんと永濱さんとでは若干立ち位置と言うか視点が違うのですが、そこは調子のいい鈴木さんが適当にヨイショしつつ話を進めています。
今のアメリカ経済の現状認識では
・アメリカは長短金利差がマイナスで景気後退していく
・金利上昇は続くが、ピークは近く来年には下がるかも
・原油高は一服、物価もここへきて頭打ちに
・円安も150円ぐらいでピークだろう
日本の製造業は在庫を積み増ししているのでこれから明るい兆しの景気ウオッチとしては午前9時。非製造業もコロナの先行きが見えて来て追いついてくるのでは、という見立て
その後はこの「日本病」のPRみたいだったので途中で別のブースに行きました。
で、この本ではバブル崩壊以後30年の日本経済の陥った「低所得」「低物価」「低金利」「低成長」という「日本病」の姿を詳しく述べています。
低所得では、労働分配率が低く労働者の流動性が低く新規一括採用などの独特な雇用慣行が賃金を上げにくくしているという。労働分配率が低いのは組合の力が大幅に低下したこともあるだろうし、労働者の流動性が低いと言われても新規一括採用で終身雇用などというのは一部の大企業だけのもので中小企業では新卒の採用は難しく流動性も高い。
低物価については適切なインフレ率は2%(どうして2%が適切なのかはよく分からないのだが)として、「良いインフレ」と「悪いインフレ」はあっても「良いデフレ」はないとして物価を上げないといけないという。
低金利については、そもそも企業に資金需要がないのに政府債務残高の伸びが少なすぎて異次元の金融緩和で金がダボついているから。財政健全化等に拘りブレーキをかけることなく機動的な財政出動をすべきだ。実際民間企業の資金需要がないので日銀が金融緩和をしても使い道がなくブタ積みされるばかり。永濱さんはこの本で何度も「景気は気から」と言っていますが、アベノミクスはやっている感を出して気分高揚させていても実体経済にどれほど効果があったのかきちんと検証されていないのでは。
全般にアベノミクスを高く評価しているのですが、為替についてはリーマンショック後のギリシア危機から円が異常に買われたのであり、野田政権の頃から是正されつつあった。そういう時に解散を自分から打って出る野田の状況認識のまずさはともかく手放しでアベノミクスの成果と評価することはできない。
異次元の金融緩和についてはその時の日銀の黒田総裁の説明ではこれをやれば物価は2%に達すると自信満々だったのに結局実現しなかった。それに対して黒田総裁は説得力ある説明をしたのだろうか。永濱さんは消費税を増税したからそれがすべてをぶち壊したというスタンスだが、消費税増税の影響についてはもう少し緻密な検証が必要なのでは。金融緩和と増税ではアクセルとブレーキを同時に踏むような話なのですが、消費税増税時には増税に見合うかなりの支出増も行っている。消費税については増税するにしろ減税するにしろ小売りのシステム変更に多くの時間と手間がかかるものであり、いつも政争の具にされているので.個人的には10%で固定すればいいのではと思っている。増税が必要ならばもう少し消費に影響を与えないような富裕層の資産とか退蔵されている資金に対しての税がいいと思うのですけど…
ところで最近の急激な円安ですが、永濱さんは115円プラスマイナス15円が妥当なところという見解で、120円台までの円安は日本経済にメリットの方が大きく望ましいと。では150円台ではどう思うのかはこの本では書いてありません。
私としては企業が投資をしないのは一つにはアニマルスピリッツが減退してきたからで、これは少子高齢化の影響で仕方ない面もあるのかと思いつつ、アトキンソンさんが言うように最低賃金を上げてそれに耐えられない生産性の悪い中小企業は再編整理してマッチョ的に生産性を上げざるを得ない環境にしていくのかなと思っています。オランダを例にとって第一次産業に大きな可能性を見ていますが、まさに積極的に投資して生産性を上げる余地が大きいので、人事育成と投資の目利きが必要ですね。
いろいろ同意できない面もありますが、頭の中を整理するにはコンパクトで読みやすく、いい本だと思います。

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和田秀樹「70代で死ぬ人、80代でも元気な人}

2022-09-14 11:29:32 | 
最近早いペースで本を出している和田秀樹さん。

先日この本を読んだタケちゃんマンがいいことが書いてあると言っていたので私も読んでみました。
ところで出す本出す本が売れて注目を集めてきたからか先日和田先生が「徹子の部屋」に出演

そこで述べた4つのポイントは、うろ覚えで多少違っているかもしれませんが、ニュアンスはあっていると思います。
・生活に変化を
・肉を食べる
・好きなことだけやる
・残存能力を生かす

和田先生に言わせると黒柳徹子は毎日いろいろな人と会ってて、当然ながら衣装も替えているし、好奇心を失わない。お肉大好きで、好きなことをやっているので、理想的な高齢者。
まあ、黒柳徹子的な生き方をできる人はそんなにはいないだろうけどね。
本に戻ると、当然ながら同じようなことを書いているのですが、強く印象に残っているのは団塊の世代への熱いエール。
丁度団塊の世代が70歳を超え後期高齢者にならんとする時期なのですが、今がこれから80代を生き生きと過ごせるかどうかの正念場。団塊の世代は、厳しい受験競争を乗り越え、理屈ぽく議論好きで社会に対して物申し、高度成長を実現していった活力ある世代。妙に年寄りじみてしまい、丸くなっているのではないのかと危惧。
でも今の時代、いろいろな軛から離れて70代が一番世界が広がる時期。現役時代よりもはるかに自由な生き方ができるはず。閉じこもらずに外に出て人付き合いでも旅行でも自分が楽しめる世界を見つけてください。老け込むことなく元気に80代を迎えることが出来るはず。
カジュアルなファッションで身を包み、自分のためにボランティアを楽しみ、嫌いな人に会う必要はなく、楽しい誘いは二つ返事で受ける。
いつも夫婦二人でいる必要もなく、ランチは一人で外食を楽しんでいきましょう。店探しは脳を刺激するし、千円で楽しめる海外旅行となります…と言われても知らない店に1人で入るのは私には結構ハードル高いのですけど。
でも団塊の世代の人たちにはうれしい提言ばかりで、これは本も売れるのでしょう。団塊の世代というボリュームゾーンをうまくつかんでいます。
とは言っても肉体の老化は避けられないのですけど、和田先生曰く、日本人は圧倒的にがんで亡くなる人が多く、欧米のように循環器疾患による死亡は少ない。だからコレステロールとか血糖値にはあまりこだわることはない。コレステロールが高い方ががんになりにくいし活力がある高齢期を維持できる。
和田先生自身血圧は200を超えコレステロールも血糖値も高いとか。ある時血糖値が660まで上がったことがあって運動を始めたのですが、いきなり運動したので「心不全」になり利尿剤を飲んでこまめに水分補給しているとか。でも気にしないと言っても各種値にも限度はあるし、好きなことだけやるのもいいですが、それなりに生活習慣を注意する必要はあるのでは。
先日亡くなったがんもどき理論の近藤誠さんはタクシーの中で発作が出て亡くなったみたいですが、本当は近藤さんががんなった時にどういう生き方を選ぶのか知りたかったものです。和田先生も自分に循環器疾患で発作が起こった時に、そんなことはあまり気にする必要はないと言い続けられるのか興味があります。
新書本で活字も大きく、章にだけでなく各単元ごとに見出しがついていて、見出しをパラパラ見るだけで大体内容は想像できるのですが、それだけに読みやすい。老眼がすすみ小さな活字が見えない身としてはありがたいものです。まあ、これも本が売れる要因でしょう。
一緒に写っているもう1冊の「一喜一憂しない生き方」も同じようなことを手を変え品を変えて表現したもので、これも見出しだけ見ても大体内容は想像できます。
でも手持ちぶたさの高齢者にとっては元気が出る本です。
さあ、書を捨てて街に出よう。さしあたり今日のランチはどうしようか。一度行った事があるベトナム料理の店へでも行くか。
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9月10日熱田神宮公園テニスコート

2022-09-11 16:46:31 | テニス
明け方雨が降ったのか路面が濡れいた。
でも起きた時には降っていなくて、そこそこ晴れ間もある。
予報を見ても晴れてくるみたいでテニスはできそうです。

この日は13時から熱田神宮公園テニスコートですので12時30分に家を出て歩いて行きます。
公園に入ると赤とんぼが停まっていて秋ですね~

10分前には管理事務所で受付をしたのですが、ちょうどエビちゃん夫妻と一緒になりました。
時間になるとえみちゃんも来て4人は集まりました。
コートはどうやら明け方の雨の影響で午前中は使用できなかったみたいで、まだ部分的に湿ったところがあります。
この日はもう一人はげ親父が来るはずなのですが、時間になっても来ない。時間を間違えているかもしれないとえみちゃんがメールをしました。
まあ、4人いるのでボレーとストロークに分かれて乱打を始めローテーションします。
ここでエビちゃんがボールを入れる篭?というのでしょうか新兵器を持参してきたのでありがたく使わせていただきます。

球出しをする時にボールを屈んで拾う必要がないのでこれは楽です。
一回りして一休み。
メールをチェックすると果たしてはげ親父は時間を間違えていた。慌てて車で駆けつけたのですが結局50分遅れでした。
取り合えずはげ親父が来るまでじゃんけんして4人でゲームをしましょう。
最初はえみちゃんと組んでエビちゃん夫妻と対戦。久しぶりなのかボレーのチャンスボールをネットに引っ掛けるミスを連発して、苦戦しましたが何とか3:1で勝利。相変わらずチャンスボールだと思うとボールを見るより打ち込むところを見てしまうんですよね。分かっちゃいるけどやめられない~
試合の合間はエビちゃんがビールを出してくれて頂きます。

この日は350缶3本にえみちゃんが持参の500缶1缶でした。
まだはげ親父は来ないので今度はエビちゃんと組んでえみちゃん、エビちゃんママ組と対戦。あっさり3ゲーム連取したのですが、最後は気が緩んだのか落として3:1でした。
ここで50分遅れではげ親父が登場
早速試合に入ってもらいますが、私はいったん休憩。
風は少しありますが、減れ間が広がりいい天気です。

次の試合はエビちゃんママと組んではげ親父、エビちゃん組と対戦。デュースが続いた長いゲームの一進一退の展開でしたが、最後のゲームを押し切れずに2:2の引き分けに。
この時点で14時40分なので最後の試合と言うことで私がエビちゃんと組んでえみちゃん、はげ親父組と対戦。この試合もデュースの続く長いゲームとなり、特に第2ゲームは何回デユースを続けたやら。このゲームを最後ミスして落したので、次のゲームの気力も萎えてしまい、結局3連敗の0:3。ここで14時55分になっていて時間切れ。
コート整備をして終了にします。
たぶん午前中にもう少し雨が降っていたらコート状態不良でテニスはできなかったのでしょうけど、久し振りに何とかテニスが出来てよかった、よかった。

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