怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

12月24日東山公園テニスコートの後は3人で浜木綿

2023-12-28 08:32:20 | テニス
終わって1059sン、森の熊さんの3人でいつもの浜木綿に行くことにしたのですが、車で来たちょっと見小野ヤスシさんに乗せて行ってもらいました。
実はクリスマスイブなので浜木綿は予約で一杯では入れるかと危惧していたのですが、17時前だと言うこともあってか、すんなり丸テーブルの席に案内されました。
店員さんに聞いたらそれほど予約で一杯ではないとのこと。クリスマスイブと中華料理はミスマッチ?
とにかく乾杯しましょう。
森の熊さんと1059さんは生ビール。

私は糖質制限でハイボール。とは言ってもコートでビールを飲んでいたのですけど。

今回は二人から頼める達人セットを2人前にして、適宜追加注文しようと言うことにします。
先ず出てきたのは、蒸し鶏の胡麻ソース合え。

一緒に糸巻蒸しパンが来たのですが、これは蒸し鶏を挟んで食べるのか?

2人前なので当然2個だけなのですが、適当にちぎってシェアします。
料理はどんどん出てきます。
次は手羽先のから揚げ。

鶏がダメなはげ親父がいなくてよかった。このセットでは食べられないものがいろいろ出てきます。
コースとは別に餃子を2人前を追加。

飲み食いしながら話していると最近森の熊さんはむせることが多いとぼやいていました。一人暮らしで1日誰とも話すこともないと言うので、それでは滑舌が衰える。平日の昼間ならば安いので一人カラオケでも行けばのどを鍛えられると言うのですが、行ったことがないのでと消極的。たまに1人で行くと言う1059さんと一緒に行ってください。まあ、そういう私もコロナ禍もあってカラオケは久しくいっていないし、何となく気恥しくて一人カラオケは行ったことがない。私も最近よくむせるし今度誰か一緒に行く人がいれば挑戦してみましょうか。
料理は以前は八事ソーセージと言って森の熊さんが何時も注文していた台湾腸詰が出てきました。

ここでお酒がなくなったので瓶ビールを2本追加。

森の熊さんが大好きな青菜炒めも出てきました。

森の熊さんは腸詰も青菜炒めもセットになかったら追加注文しようとしていたぐらいです。
エビの甘酢あんかけも出てきました。

これは美味しい。値段も値段ですけど失礼ながら紫禁城とはレベルがちょっと違う。
さらに台湾玉子焼きも出てきました。

〆に出てきたのはしっとり黒チャーハン。

しっとりというだけあってパラパラではないのがチャーハンとしては違和感がある。かなりお腹が膨れていたので2人前を3人で分けても少し残してしまいました。
最後に今月のサービス品の胡麻団子を一人1個出してもらいごちそうさま。
会計は9131円でしたので、ひとり3千円。端数は小銭を持っている人が出し合いました。
ここからバスで帰るつもりでしたが山手通り5丁目をちょうど出たところ。フラフラと八事まで歩いて行き、八事でトイレに行ったから地下鉄で帰りました。


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12月24日東山公園テニスコート

2023-12-26 15:07:08 | テニス
穏やかな日になりました。
前日までの寒波はひと波去ったみたいで、南向きのリビングで日に当たっているとウトウトしてしまいます。
この日は14時30分から東山なので13時30分過ぎに家を出て熱田神宮西へ。13時49分の電車に乗って八事日赤に14時7分着。そこからコートまでは20分あまり歩いて行きます。
交差点の角のローソンではサンタの格好をした店員がクリスマスケーキを売っています。

途中の歯医者さんの気温計を見ると11度。着込んでいることもあって歩いていると汗ばむほどです。
25分にコートに着くとこの日は1番コート。既にはげ親父、えみちゃん、1059さんと待っています。タケちゃんマンも来て、ちょっと見小野ヤスシさんも到着。
時間になってコートに入ると森の熊さんも到着。この日は7人の盛況です。
この日は風もなくて雲も高い。

テニスにはちょうどいい天気です。
早速入れ替わりながら乱打を始めます。
一回りやったら人数が多いのですぐにじゃんけんして試合に。
最初の試合は1059さんと組んではげ親父、えみちゃん組との対戦。この試合はブレーク合戦だったのですが、最後のゲームを粘り切れずにキープされてしまい1:3の負け。
試合の合間にははげ親父がビールを持ってきて勧めます。ビールを飲むと戦闘力が落ちるので躊躇いつつも天気もいいし、のども乾いてきたので頂きます。

飲むのはどうのと言いつつもおつまみに家にあった柿の種を持ってきたのはどいつだ!私だよ!

次の試合はちょっと見小野ヤスシさんと組んで森の熊さん、タケちゃんマン組と対戦。この試合も最後粘れずに1:3の負け。どうも肝心な時にミスが多いのはいつものことか。
試合は続き、今度は森の熊さんと組んでちょっと見小野ヤスシさん、1059組と対戦。この試合も一進一退の展開で負けていたのを盛り返して何とか2:2の引き分けに持ち込みました。
16時になると早々にタケちゃんマンは帰ってしまいました。自動車で飲めないし、日が傾いてくると見にくくなるのでしょうか。どちらにしても我が道を行くマイペースです。
ビールは森の熊さんも持ってきていて休憩になると注がれます。

全部で500缶3本に350缶1本でしたが飲むのは3人なのでそこそこ酔いが回ります。
最後の試合ははげ親父と組んでえみちゃん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。この試合は酔っ払いコンビが予想外に頑張って4:0の完勝。終わり良ければ総て良しとしておきます。
本日は16時20分に終了してコート整備。
今年は28日が参加者が少ないのでキャンセルしましたので、この日がわが怪しい中年だったテニスクラブの最終日。一年間お世話になりました。皆さんよいお年を。
と言いつつ私と1059さんと森の熊さんは夕飯を食べに浜木綿に行くことに。
孫と一緒にクリスマスを過ごさなくてはいけないはげ親父とえみちゃんは、直帰です。そう言えば今日はクリスマスイブなんだ。ローソンでサンタがケーキを売っていたよね。
因みにですが、この1年で私のテニス参加日は47日。50日まであと少しですが雨の日もあるので仕方ないか。来年は50日を目標にケガをしないようにしたいものです。



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12月20日は白鳥寄席、株式投資ウインターセミナー、忘年会と大忙し

2023-12-24 09:56:03 | Weblog
毎日が日曜日で不善はしていないのですが閑居している小人なのですが、12月20日はたまたま行事が重なってしまいました。
先ずは午前10時30分から白鳥庭園清羽亭での白鳥寄席。毎月第3水曜日開催なのですが、木戸銭200円なので毎回参加しています。
さすがに白鳥庭園の紅葉はすっかり散ってしまっていましたが、椿は満開近しです。


この日の白鳥寄席は団体客がいるのか席はほぼ満席。
いつもは旭堂鱗林が進行するのですが、この日は登龍亭獅鉄です。どうも鱗林は営業優先でいないとか。
毎度おなじみの所長さんの挨拶の後、前座はいつもの幸吉の落語ではなくて講談。

第1席は登龍亭獅鉄の落語。どことなくおかしみがあって語り口も軽妙、導入の枕も絶妙。先日NHKの東海ローカル番組に出ていましたが、登龍亭の4人の中では若いこともあってこれから売れていくのではと思わせます。新作落語で防災とか防犯とかの分野にも取り組んでいるので、行政が住民向けにやるイベントなどで出演できるといいのですが、どうでしょう。私はAEDついての話を聞いたことがありますが、これなど消防の講演会などでは取り上げやすいのでは。ごひいきしてください。
第2席は講談で旭堂左南陵。もともと関西なのですが、阪神淡路大地震以後名古屋に居ついているようなことを言ってました。そこそこのお歳なので段に上がるのもおっかなびっくりと言う感じでベテランなのでもう少しいいところでやってほしいですね。
11時30分には終わってお昼は少し歩いて「スシロー」へ。30分ほどで食べ終わり地下鉄に乗って西高蔵から矢場町へ。株式投資ウインターセミナーに参加します。
株式投資ウインターセミナーは全部で6回あるのですが、今回が最後。私はこれで3回目の参加です。

会場はナディアパークで13時からなのですが、お昼を食べていくと結構ぎりぎり。席はかなり埋まっていて間にポツンと空いているところをやっと確保できました。
企業説明会の最初はジャパンクラフトホールディング。まったく知らない会社でしたが、手芸専門店の「藤久」の名前は聞いたことがある。そこが日本ヴォーグを子会社にして2022年10月から現在の社名になったとか。知らなかったはずです。

社長さんが淡々と説明したのですが、現在は赤字で無配。来年度には黒字化して復配する計画というのですが、こういうセミナーに出て来て説明すると言うのはよほど自身があるみたいです。復活に向けて300人の従業員のうち100人を早期退職するとか。でも投資対象としてはもう少し様子を見たいものです。
次はメイホーホールディングス。ここも知らない会社です。やり手そうな社長さんですが、2021年6月に上場した新しい会社。中小企業経営支援プラットフォームを核とした中小企業の集合体と言われてもどうも具体的姿が頭に浮かばない。М&Aによってグループを拡大して、ネットワーク、経営効率化、人材支援、業務連携という経営支援プラットフォームにより生産性を向上させ安定した職場の提供と所得の向上を実現していく会社とか。うまく中小企業を経営支援して生産性を向上させることが出来れば地域経済に大きく寄与できるかもしれません。М&Aしていく会社をどう選別していくのか、目利き力が必要なのでしょうけど、そこら辺が上手く行くのか課題なのでは。手が付けられていない分野なので将来性がありそうですけどね。
第2部の株式講演会の講師は鈴木一之さん。

登場すると割れんばかりの拍手。何でもこのセミナーの中の講師でも一番人気とか。今回も満員札止めで資料がなくなるほど。参加者が一番多かったそうです。
実は私も鈴木さんの講演を聞きたくて申し込み、午前午後夜と日程が重なっても何とか参加した次第。
講演のお題は2024年相場の行方です。

これから団塊の世代が本格的に後期高齢者となり世代交代がいよいよ進む。ソフト切り替えの2025年問題もあり老朽化したシステムダウンを防ぐために投資拡大が必要。株式市場の水準はまだまだ低いが方向性は上向き。いろいろ言われているが岸田政権はそれなりに頑張っていると。鈴木さんは宏池会ファンみたいです。
いつものように活躍期待銘柄を大型株、小型株それぞれ6銘柄づつ挙げていますが、具体的に銘柄をあげているところが人気の秘密ですかね。
この中でチャートをあげているのは、大型株では富士フィルムホールディングス、高砂熱学工業、小型株では四国電力傘下の四電工、人材派遣のアルトナー。
1530分には予定通り終わったのですけど、これから夜は忘年会。ようやくコロナ禍から忘年会が復活してきて12月になって4回目です。
久し振りに「かしこ」を貸し切りでしたが、この店は大将が一人でやっているのでコロナ禍をよくしのいできたものです。でもちゃんと美味しい料理で日本酒も緑川なのでちょっと飲みすぎてしまいました。

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高田純次「50歳を過ぎたら高田純次のように生きよう」

2023-12-23 10:26:13 | 
高田純次は「天才たけしの元気が出るテレビ」でブレークしたのですが、当時はぶっ飛んだハチャメチャさのりぽーたーとして話題になっていた。
河村市長が金メダルを齧ったと非難囂々だったのですが、高田純次は30年前に、ソウルオリンピックのレスリングの金メダリスト小林孝至の金メダルを丸ごと口に入れてしまったり、清川虹子の指輪を口に入れてしまって激怒されたりしていた。それでもそんなに嫌味なく最後はうやむやのままに許されてしまうところが時代なんでしょうけど、そこが高田純次の魅力です。
河村市長がこの番組を見ていたかどうかは分かりませんが、残念ながら市長は高田純次ではなくて市の代表たる公人で、自由気ままかつ適当人間ではなかった。
それでは高田純次はどういう肩書なんだろう。そもそもは東京乾電池にいたから役者なのだろうが、名前が売れたのは「元気が出るテレビ」そこでは役者としてではなく突撃レポーター?の役回り。
私としては元気が出るテレビは毎週欠かさず見ていた訳ではなく、上沼恵美子との二人司会の番組から。今でも「クギズケ」という番組で二人で出ていますが、高田純次の人の話をあまり聞いていなくて適当なコメントを言っているのを上沼恵美子にうまく絡まれているのだが、二人の掛け合いが絶妙なおかしみとなっている。
名古屋では定期に放送していないのだが「じゅん散歩」も長くつづいてそれなりに人気みたいですが、高田のいろいろ勝手に話していることの多くが下ネタでほとんど放送できないとか。読んでいると本当で自由気まま適当にロケをしていることが分かります。
「適当論」なんて本まで出して、適当人間が代名詞ともなっているのだが、75歳になる今でも毎日を適当かつご機嫌に生きていてある意味かっこいい。
この本はそんな高田純次的生き方にあこがれた編集者が「50歳を過ぎたら高田純次さんのように適当かつゴキゲンに生きよう」をテーマに、高田純次さんが質問に答えるものと過去の適当&ゴキゲン名言を採録して、1冊の本に仕立てた適当な書籍です。

さすがにそれだけでは申し訳ないと思ったのか高田純次をリスペクトする3人の芸人にここがすごいと言うことを語らせています。3人はアンタッチャブルの柴田英嗣、たむらけんじ、おいでやすこがのこがけんですが、メンバーとしてはそんなに一流でもなくて微妙と言えば微妙。でも3人とも元気が出るテレビの高田のリポーターは衝撃的だったみたいで、芸人としての進路に高田純次的生き方は大きな影響を与えたみたいです。
活字は大きく、強調文字も多用してあり、行間も広くて年寄りで小さな字が読みづらい身としては有り難い。
そんなこんなであっという間に読了しましたが、何が書いてあったかと言われるとそんなに心に残ったことはなかったような。でもなんだか思い悩むことなく適当に楽しく行ければいいかと思えてくるので、精神安定剤的効能がありました。
適当人間高田純次にファンは多いのかこの本も予約がそれなりに入っていて順番待ちで借りた次第。
一緒に写っているのは東野圭吾の「どちらかが彼女を殺した」。おなじみの加賀恭一郎シリーズですが、趣向として容疑者二人のどちらが殺人犯か最後まで明らかではない。もちろん最後まで読めば容易に推理できるのですが、こういう展開を良いと思うかどうかの好みの問題があります。どうもこういう展開では加賀恭一郎が刑事コロンボに寄ってきているように感じるのには好みがあります。コロンボのように単独行動で殺人かどうかも分からない事件を追うと言うのは日本ではありえないのではと思うですがどうでしょう。でも東野圭吾の本は外れはありません。
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12月18日鶴舞公園テニスコートの後は紫禁城お休みで

2023-12-21 15:35:50 | テニス
終わって1059さんもいれた6人でお昼にしようとなったのですが、月曜日だからかいつもの紫禁城はお休み。月曜定休だったんでしょうか?
それならばどうするのか、選択肢としてはガード下のおらが蕎麦か新しくできたFOODLAB.358か。おらが蕎麦は昼営業ではメニューが限られているので今回はFOODLABにしました。
ここは最初に注文して席で呼ばれるのを待つと言ういわゆるフードコート方式。
注文を受ける人が一人だけでその人が飲み物のセットとかできた料理の受け渡しもやっているので渋滞しています。もう少し担当者を増やせばいいと思うのですが、間が悪くて少しイラつきます。担当はバタつきながらもかわいらしい店員さんだったので、まあ、いいか。
最初にみんなから1500円集めてまとめて注文します。飲み物は銀座のすずめ300mlが税抜き999円。水割りで2本頼みます。はげ親父とえみちゃんは生ビールに。ちょっと見小野ヤスシさんはセットのオレンジジュースに。飲み物はすぐに出してくれるので、まずは席について乾杯して料理を待ちます。

料理はまずはピザが2枚。

最初に出てきたのはスパイシーポテトとサラミのピザ

何故かしばらくたってから出てきた生ハムとルッコラのトマトソースピザ
はげ親父は食べられないのですが、ヤンニョムチキンも頼みました。本当は5個がよかったのですが、3個か6個しかないと言うので6個699円。

ヤンニョムとは何かよく分からないのですが、韓国フライドチキン専門店のメニューなのでそう言うことなんでしょう。
サラダはマグロとアボカドのポキサラダ699円。ところでポキとはなんぞや。

一応マグロボウルというポキ専門店なのですが、食べてもよく分からない。
後で調べたらハワイ料理でひと口大に切った魚介類と醤油ごま油などの調味料と和えた料理とか。
最初に集めたお金が1500円余っていたので、それで料理を追加します。
1品目はソーセージの盛り合わせ

もう1品はオニオンリング

皿に粉チーズがついているのでそれをつけて食べるみたいです。
これで1427円となりましたのでおつり73円は基金に入れておきました。
入店した時は12時前だったので空いていたのですが、いつの間にかほぼ満席に。
フードコート的なのでベビーカーを引いたおかあさんとか子ども連れも気楽に入れるみたいです。でも座席の配置は料理を取りに行く時にまっすぐ歩けなくてもう一工夫できるのでは?
焼酎は氷と水と炭酸水は無料なのですが、お湯はないのでお湯割りが出来ない。メニューを後で見ても日本酒はないので当然熱燗もなし。冬の寒い時には暖かいものが欲しいのですが、部屋は暖かいので我慢しなさいですかね。
1時間ほどで飲み終えて、ほろ酔い気分でバスで帰りました。


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12月18日鶴舞公園テニスコート

2023-12-19 16:40:21 | テニス
突然の寒波が襲来して寒い日になりました。最高気温でも9度の予想。つい先日までは季節外れの20度になると言う日もあったのに。
北海道東北ではこの冬一番の積雪で荒れ模様。
名古屋でも昨夜遅く初雪を観測。
それでも雲は多いのですが、日の出頃は朝焼けに空が染まりました。

あまりに寒いので、この日はみんな9時30分過ぎからのスタートにします。
私もかみさんがこの日は勤務で家の掃除をしなければいけなかったので、家を出たのは9時15分。でもバス停に着くとちょうどバスが来て9時40分には鶴舞公園に到着。

公園も冬模様です。
コートではすでにはげ親父、ヤッターマン、えみちゃんといて乱打をやっている。私も体をほぐしてから入れてもらいます。
暫くやっているとちょっと見小野ヤスシさんも登場。5人でボレーとストロークに分かれて乱打を続けます。
一回りして休憩。
じゃんけんして順番を決めて試合にします。
最初はヤッターマンと組んではげ親父、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。この試合は寒さでまだ調子が出なかったのか(単なる言い訳ですけど)ミスを重ね、特にサーブの時にダブルフォールトを3回やってしまうと言う体たらく。1ゲームで3回ダボでは勝てません。結局ヤッターマンの足を引っ張り続けて勝てるゲームを落として2:2の引き分け。
この日は月曜と言うこともあり、寒いからなのか4面あるコートも使っているのは私たちともう1面だけ。予約はみんな入っていたと思うのですが自主キャンセル?

次の試合はえみちゃんと組んでちょっと見小野ヤスシさん・ヤッターマン組と対戦。ここはヤッターマンに全く歯が立たずちょっと見小野ヤスシさんにも角度のあるいいショットを決められて0:4の完封負け。週3日テニスをしているヤッターマンには動きがついて行けません。
この日は寒いのでさすがに誰もビールを持ってきていません。昔タケちゃんマンは水筒に焼酎のお湯割りを入れてきたのですが、さすがにそういう酔狂な輩はいませんでした。
この次の試合はちょっと見小野ヤスシさんと組んでえみちゃん、ヤッターマン組と対戦。最初の2ゲームはラブゲームで負けてこのまま1ポイントも取れないまま終わるのかという考えが頭をかすめたのですが、3ゲーム目には何とかポイントを取り、最後のゲームはデュースにまで縺れたのですが、何とか粘って勝ちました。1:3の負けですが最後のゲームを勝ったので「終わり良ければ総て良し」としましょう。
私はじゃんけんで1番になったので4試合休みなしとなります。疲労がかなり蓄積してきたのですがもうひと踏ん張り。身体を動かしている時には寒さは感じないのですが、風は冷たく休んでいると寒さが身に沁みます。
私の最後の試合ははげ親父と組んでえみちゃん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。一進一退の展開でしたが、デュースにまで縺れた最後のゲームを落としてしまい2:2の引き分けに。どうもこの日は一度も勝つことが出来ない出来の悪いテニスの1日でした。
11時30分になったのですが、この頃にひざを痛めてリタイアすると言っていた1059さんが登場。膝は痛くてもお昼は一緒すると言うことです。
因みにこの日当初出席予定だった飲めない飲むはコロナとインフルエンザに同時感染したそうで、自宅寝室で監禁状態となり欠席です。
の頃委の1試合が終わって11時40分過ぎ。丁度いい時間なのでコート整備して1059さんを加えた6人でお昼を食べに行きます。
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養老孟司・藻谷浩介「日本の進む道」

2023-12-17 20:56:24 | 
養老孟司さんは不思議な人です。
東大医学部教授でありながら早期退職して、昆虫採集に夢中で昆虫研究のために自宅にCTまで購入している。
その著書は「バカの壁」を始めとするベストセラーが続出。
そんな養老先生の周りには同じ昆虫採集仲間の池田清彦とか、思想家の内田樹とか一癖も二癖もありそうなどこか世をすねたような人が集まってきて年に何回か話すサロンを作っている。
藻谷浩介さんもどうやらサロンの一員みたいで、今回は藻谷浩介さんと対談しています。

今の養老先生のもっぱらの気がかりは天災、特に東南海地震。尾池先生の予言?2038年ごろに南海トラフ地震が起こると言う説を紹介しつつ、富士山も300年ほど噴火していないし、連動して噴火する可能性もありそう。大都市で大地震とか噴火の被害にあうと生活に必要な水、食料、エネルギーの確保は大変。首都圏3500万人を支えるだけの物資の在庫を持っているところはなく、輸送手段も限られてくる。地域ごとに自給していかないと生き残れないのだろうけど世の意識はなかなか変わらない。養老先生は2038年になると101歳なので、くよくよ心配しても仕方ない、まあなるようになると言うことみたいですけど。
経済についてはもっぱら藻谷さんが話して養老先生はふむふむと合いの手を挟むぐらいなのですが、藻谷さんの議論が面白い。
アベノミクスで株価は上がったけれど名目GDPは年1%台の成長で個人消費はほぼ横ばい。円ベースではなくてドルベースで考えれば2割の減少。経済成長とは株価上昇とされてきた。しかし資本主義とはお金儲けだけの話ではなくて、循環再生が不可分で、他者から収奪して儲けるとか元本を取り崩すのは資本主義ではない。
地震、火山噴火などの大災害が起きると大都会は機能不全となってしまうので、ここは藻谷さんがかねてから唱えている「里山資本主義」の出番。
ちょっと驚いたのですが、日本は田舎の隅々まで高密度で人が住んでいる国で、山林や湖沼を除いた可住地の人口密度は、過疎と言われている島根県で1平方キロメートル当たり600人。中国は180人でフランスで300人、イギリスで150人、ドイツが350人くらいでアメリカでは50人。日本の田舎は世界から見れば「適密」と言えます。これは日本の降水量が多く土が肥えているため面積当たり人口支持力が高いから。それなのに田舎を出てドンドン過密の都会へ出ていくのは如何なものか。東日本大震災は大規模集中型電源システムを自然エネルギー利用と省エネで分散型電源システムにするチャンスだったのですが、原発回帰を諦めずにいるのは愚策というしかない。今の人口動向から言えば人口減少は必至で、仮に日本の人口が半減すれば空くであろう土地を有効活用すれば食糧問題も解決への道筋が見えてくるかもしれないのですけど…
日本経済の状況を数字で見てみると、今の国の税収は史上最高。輸出も円ベースでもドルベースでも最高水準。海外投資の金利収入も好調で、円安原油高で16兆もの貿易赤字が出た22年でも経常収支は11兆円の黒字。因みに高齢者が国民の3割に迫っているにもかかわらず新型コロナの人口当たりの死者は先進国では最低水準、平均寿命は最高水準のまま。
それでも日本政府の借金は増える一方。年間100兆円以上の膨大な歳出がどこに消えているのか分からない。
日本国内の個人消費は19年に250兆円だったのが、20年には232兆円、21年も234兆円と増えいていない。国が毎年100兆円以上使っているのに個人が使っているお金が増えないのはなぜ?20年に12兆円の給付金が国民個人個人の口座に振り込まれたのに、個人消費が18兆円減っている。合理的に考えるならそこかで誰かにため込まれて死に金になっている。政府が個人にお金を出しても個人消費が増えないのなら、実態としてマイナスの乗数効果が働いているとしたら、政策として個人消費が増えるために別の手段を考えないといけないのだが、世のエコノミストはそんなことは誰も言わない。
養老先生に言わせると数字だけ見て現場を見ていない、自分の足元を見ていなくて、制度いじりはやっていても具体的なことになると動かないと。
藻谷さんの理論的な切り口鋭い議論に対して養老先生の茫洋としたような語り口が包み込んでいます。この日本これでいいのかと思いつつ大震災でも起こってリセットされるまで行くんだろうかとこの本を読んでいました。その意味では結構読むのがしんどい本でした。


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株式投資ウインターセミナー(2023/12/11)

2023-12-14 18:37:01 | Weblog
またしても当選したので、この冬2回目ですが名証主催のウインタ=セミナーに行ってきました。
13時開始なのでお昼を早めに食べて急いで地下鉄に乗り会場のナディアパークに。

10分前には会場入り出来ましたが既に席はだいぶ埋まっていました。

出来ればもう30分開始を遅らせてくれれば余裕があるのですけど、無料のセミナーに文句は言えません。
この日の企業説明は3社。3社ともプレゼンターは社長なので、会社を率いる社長の人柄と言うか社風が分かるのでこれは参考になります。

トップバッターはジャパンマテリアル。この会社はもう何回か説明会で聞いていて、もう御年80近いと思いましたがいつも元気な田中社長さんが登場。
所謂BtoBの会社なので一般にはあまりなじみがないのですが、三重県菰野町に本社があり、主力はエレクとニクス関連事業で、半導体・液晶工場に不可欠なライフライン(特殊材料ガス・バルクガス・薬液・超純水)を供給しその製造装置の保守メンテナンスを行っています。これらを全部まとめて行うことが出来るのは世界で唯一と自負しています。ある意味半導体液晶工場の小判鮫商法ですが、今や地政学的に半導体工場を日本に建設していく流れが顕著ですので、これから新工場にうまく食い込んでいければ成長が期待されます。因みに特殊ガスはほとんど輸入とか。為替は円建てなので関係ないそうですが、具体的にどういうガスでどこから輸入しているのかについては説明はありませんでした。
質疑応答でも北海道のラピタスとか熊本の新工場への動きが出されましたが、これはまだ確定していなことなので明確が答えは出ませんでしたが期待できるのでは? 
続いては東海エレクトロニクス。本社は矢場町にあり会場へは徒歩10分もかからず社長さんも歩いてきたとか。以前は東海物産と言っていましたが2011年に商号変更して東海エレクトロニクスになっています。実直な感じの社長さんです。

会社は自動車関連の車の電動化自動ブレーキの電子デバイス・半導体デバイスが主要製品でソフトウエア開発も行っています。中国にも拠点を持ち、この講演会では上海からの日本への出向しているスタッフ(日本へ来て9月の若い女性)が日本と中国の違い、感じたことを説明したのですが、日本のいいところだけでなく中国のいいところあるいは日本のダメなところも行ってほしかったのですが、その点の言及はありませんでした。
3番手はセントラルフォレストグループ。初めて聞く名前の会社なのですが、2019年にトーカンと国分中部の経営統合に伴い摂理した共同持ち株会社でした。トーカンと国分というの名前は聞いたことがあります。食品卸業でトーカンは加工食品チルド冷凍が主で、国分中部は酒類が約半分と両社得意分野があって競合が少なく統合のメリットが出やすかったのでしょう。

主な卸先ではスーパー(ピアゴ、アピタ、バロー、フィールなどでイオンは入っていない)とか飲食店、コンビニ(ローソン、ファミマ)、ドラッグストアーさらには学校給食などへ食品を卸しています。
地域密着で東海北陸地区で大きなシェアを占める最大級の食費卸売業であり、これからそれぞれの得意分野を補い合って新たな顧客を獲得し、物流についても統合の効果が期待される。因みに持ち株会社の社長はトーカンの社長で副社長は国分中部の社長です。統合のデメリットはないと言い切りこれから統合のメリットを出して攻めていく感が出ていました。
3社のそれぞれの記念品はジャパンマテリアルはサインペン、東海エレクトロニクスはボールペン。セントラルフォレストは「やきいもころころ」でした。
3社とも業績もよく株主還元にも取り組んでいるので、資料を見て投資を検討する価値はありと思っていますが、当面原資がないのでこれはしばらくは熟慮するしかない。

2部の株式講演会の講師はりそなアセットマネジメントの黒瀬浩一さん。私にとってはマーケットアナライズでおなじみの方です。
内容はレジメのように「今後の世界の経済・投資・経営環境について~地政学的リスクから地政学的チャンスへ~ということで、下段にまとめが7項目ほどにまとめてあります。

でもこのまとめではなんだかよく分からない。
講演を聞き図表を見ながら私なりに理解したことを書いてみると、米国経済は踊り場に立っているのだが、ソフトランディングになるのかハードランディングになるのか1年たっても決着つかなかったのだが、どうやらソフトランディングしそう。それを牽引するのはシリコンサイクルで工作機械受注トレンドも下げ止まっているし、個人消費の傾向線も右肩上がりのトレンドを保っている。
日本経済は景気の減速感があるが、インバウンドが期待でき、コロナ禍で積み上がった過剰貯蓄50兆円があり、TSMCのような対内直接投資、企業の国内回帰による投資増強、さらに景気対策と拡大余地があり景気回復が期待できるのだが、人出不足が制約要因。米国中国対立の地政学的チャンスを活かすには、改革を進め供給サイドを強化するとともに賃上げをして稼働率を上げて生産性をあげないといけない。地政学的チャンスから日米ともに潜在成長率が上がる可能性があり、ようやく日本は四半世紀に及んだコストカット経済から脱却しつつあるので、賃上げから景気拡大の好循環をもたらす来年の春闘に期待する。
最後に円相場については米国金融政策次第だが、日本で本当に金利が上がると何が起こるかはリスク管理として頭の体操をしておく必要はあると言われてもどうなるのか。ただ今の円水準は安すぎてIMF算出の購買力平価は約90円だそうで、輸入資源は円高でメリットを受ける面も大きいので、過度の変動による混乱は回避すべきだが、130円台ぐらいならそんなに恐れる必要はないのでは。
あくまでも個人の感想です。
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dysonバッテリー切れ

2023-12-12 18:02:50 | Weblog
実家で使っていたdysonの掃除機が突然動かなくなった。
どうやらバッテリーがいかれたみたい。充電しようとすると赤いランプが点滅してから消える。
購入して5年以上たっているのだが、説明書を引っ張り出して調べてみると赤いランプの点滅はバッテリーが寿命になったみたい。
早速お客様相談室へ電話するのだが、繋がってもオペレーターはなかなか出ずに呼び出しが長い。オペレータが少ないのだろうけど最初からちょっとイラついてしまう。
ようやく繋がったオペレーターに状況を説明すると登録情報を確認され、住所氏名を言うのだが、登録してあるのだから全部こちらに言わせるのではなくそちらから確認して言ってくれよと言いたい。部屋番号まで言わされ正解ですみたいのような言い方にますますイラつく。
ところでその診断とやらは何やらコンピューターを操作してバッテリーが交換時期ですと言うだけでそんなことは説明書を読めばわかったのですが、何を診断したのか。
バッテリーの交換は9350円ですと言うのだが、5年たつので他にも悪いところがあるかもしれないのでこの際買い替えるのなら特別割引で購入できますとのセールス。それなりに安いのだろうが家電量販店などで型落ちの安いものと比べるとどうか判断もつかず、いきなりの電話での購入はお断りする。
ところでバッテリーは在庫がないので年明けかもしれないとのことで、用意出来次第登録住所へ送りますとのこと。支払いはどうすればいいのかと聞くと代引き配達です。送料手数料は当社が負担しますと恩着せがましく言う。でもこちらとしては代引きだとその時にお金を用意して在宅していなければいけないし、いつ届くかも不明では困るのだが、代引き一択みたいです。
希望が言えるのならクレジットカード払いとか請求書で後日振込なりという方法が取れると、宅配ボックスに入れてもればらいいのに、どうも会社の都合優先で顧客本位ではない。これは日本企業のような気配りが無いのか。
年明けになるかもしれないと言うオペレーターの説明に反してバッテリーは予想外の早さで1週間もしないうちに発送しましたのメールがありました。これも発送する時に都合のいい日時を聞いてくれればありがたいのですが、そんな手間はかけられないと言うことか。結果として21時に私が入浴中に配達され家中大騒ぎになってしまいました。本当に気配りがない!
それでも届いたので実家へ持って行き、早速開封してバッテリーを取り出します。

バッテリーはどうやって取りけるのかと聞いた時に詳しい説明書がついているので簡単にできますとの返事でしたが、説明書には日本語は何も書いてなくて、イラストだけで表現してある。さすが世界企業ですが、日本で売っているので日本語の簡単な説明ぐらい付けられないのか。

どうやらバッテリーはねじ3本で固定されているのでそのねじを外して古いバッテリーを取り出します。

ゴミ取り出し口の蓋にねじが隠れているので場所が最初分かりにくかったのですが、それも日本語でこの蓋に隠れていますと書いてくれたらすぐわかるのですけど。世界中みんなこの説明でわかるのでごちゃごちゃ言うなと言うことですか。
因みに同封のお客相談室の電話番号は世界中の番号が書いてあります。日本の番号だけ書いてもらえばいいのですけど、世界で売っているいることを自慢したいのか。

なんとか新しいバッテリーを取り付けて無事動くようになりました。
少し使ってみて充電します。

それにしても日本企業が例えばアメリカで売る時にはちゃんと英語の説明書をつけるのでは。自分たちこそ世界標準で、世界中このやり方でわかるはずなので黙手従うべきだと言うのは傲慢な帝国主義的思考では。いい製品を作っているので文句あるかということなのか。
なんだかな~
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竹内宏「路地裏の経済学」と山代温泉ホテル百万石の盛衰

2023-12-09 14:41:49 | 
先日山代温泉へ行ってきました。
加賀温泉郷には、山中温泉、山中温泉、片山津温泉とあるのですが、私は片山津温泉と山中温泉は行った事があるのですが山代温泉は初めて。
山中温泉は渓谷沿いにあり、片山津温泉は柴山潟のほとりでどちらも風光明媚。対する山代温泉はどちらかと言えば田んぼの真ん中にある様な温泉でどちらかと言えば見劣りします。実際昭和30年代の年間客数では山中32万人、片山津24万人に対して山代温泉は8万人。
ところが昭和50年には山代温泉は山中、片山津を追い越し加賀温泉郷最大の温泉地になった。客数は145万人という急成長。
このあたりの詳細な事情をレポートしているのが、竹内宏のこの本の中の「温泉地の盛衰」。山代温泉に行くことになってこの本を思い出し、本棚の奥から出してきました。

この本は1979年10月に出版されていて、当時私は読んだ本にカードを挟んでおいていたのですが、それによると1979年12月に読了しているのですぐに買って読んだみたいです。今読んでも十分に通用する知見があり、面白くてすぐに全部読んでしまいました。山代温泉のホテル百万石についてだけでなく、現場の経済を熟知した議論が展開してあります。特にパチンコ業界の歴史については秀逸。ここからどういう展開が待っているのか、まだまだしぶとく生き残っている業界の現状をフォローしてみたいものですが、どうすればいいのか。
山代温泉に戻ると田舎のひなびた山代温泉の勃興をけん引してきたのは、ホテル百万石。経営者は旅館の跡継ぎの長男で彦根高商、一橋大学を出た吉田氏。父親が病に倒れて跡を継いだのだが、セールスポイントを作るために大規模な円形浴場を作り料理とサービスの向上に努める。その成功を元に山代温泉の中心から離れた田んぼの真ん中に大旅館を建設し「百万石」という屋号にした。
そこから一度火災に遭うのだが、再建に際し膨大な資金調達をして思いきったレイアウトにしている。要点は
1 廊下、広間、フロントを思い切って広げ、団体客、家族客、個人客を共に狙う。
2 個人客と団体客の棟を分け、高級客はまた別棟にする。
3 団体客を押し込んでも不満が出ないように各部屋ごとに小部屋を設け麻雀部屋にする(そう言えば先日泊まったゆのくに天翔にも麻雀部屋に最適の掘りごたつの小部屋がついていた)。
4 風呂は大きく日本一豪華に。
5 廊下沿いにところどころ小さな庭を造りリラックスできるように。
6 大庭園の中には夏の客用に大円形プールを作る。
ところで大きな失敗もあってブームが終わりつつあったボーリング場を作ってしまったのだが、そこはすぐ閉鎖となり、転んでもただでは起きないとばかりに600坪もの「お祭り広場」にしてしまう。このお祭り広場だ大ヒット。周りの屋台とかナイトクラブも繁盛して客単価を上げていく。
こうして百万石は稼働率70%を超すと言う全国有数の温泉旅館になった。稼働率も1室あたりの売り上げも全国平均の倍以上で、業界トップになった。百万石に引っ張られるように他の旅館も切磋琢磨して投資を行い、山代温泉は加賀温泉郷でトップになっていく。
この本を読んでから私も一度は「ホテル百万石」へ行ってみたいものだと思っていたのですが、生憎職場の旅行では行く機会がなく、名前が頭の片隅に残るだけで今日まで来ました。
今回どうなっていて値段は幾らぐらいかと調べてみたら、百万石は一度倒産していて経営者が変わっていました。団体旅行が減ってくる中で、成功体験が忘れられずに熱海に進出するなど強気の投資を進めたことが裏目に出たみたいです。因みに熱海に作ったホテルは今は星野リゾートの運営するリゾナーレ熱海になっています。
バブル崩壊以降、旅行は個人客が中心で、そう思うと私が働いていた頃からバスで行くような職場の団体旅行はなくなっていました。外国人観光客を取り込めればいいのでしょうけど、コロナ禍ではどこの旅館も本当に苦しかったでしょう。百万石は今の運営会社が給付金詐欺もしていたようで利用者の声には厳しい評価が並んでいました。窮すれば鈍すとしか言いようがありません。
そんなこんなでせっかく山代温泉に行ったのに「ゆのくに天翔」に泊って「百万石」には泊まらずでしたが、今はお祭り広場はどうなっているのか、どういう運営をしているのか知りたかった気もあります。
でも温泉街としては山中温泉の方が風情が合ってよさそうで、やっぱり今度行くなら山中温泉かな。今の年間客数はどういう順番になっているのでしょうか。
それにしてもバブル経済に乗って過剰融資にのめり込んでいった長銀を調査部長だった竹内さんは何ら警告を発せられなかったのか。経営陣は聞く耳もたなかったのか。経営陣には竹内さんが見ていた現場の経済が見えていなかったのでしょう。
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