怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

9月27日名城庭球場

2009-09-28 22:42:10 | テニス
このところOBさんはメタボ対策か車でなくて公共交通機関を使ってくる。おかげで私はアッシー君がいなくなったので同じように地下鉄で行かなくてはいけない。
この日は曇り時々晴れ
11時に名城庭球場に着くとOBさん、森の熊さん、はげ親父、猫背気味のウッチー、1059さん、ヤッターマンといつものメンバーがみんな揃っていた。連休にもどこも行くところのない寂しい初老集団でした。
早速順番に乱打をやっていきます。30分ほどやって一汗かいたところで、じゃんけんしてゲームを始めます。
最初は2:2の引き分け。この日も勝つことなく終わるのでしょうか。悪い予感は当たって次は1:3の負け。少し気を引き締めてビールは控えておけばいいのだがどんどん出てくるので、この日も飲んでしまいました。結局みんなで3リットル以上は飲んだでしょうか。ゲームの合間に話すことはもっぱら年老いた親の愚痴というか苦労話。みんなそんな歳になってしまいました。森の熊さんのところはお母さんが一緒でないと夕飯を食べないということで最近飲みに行くことがないとか。そろそろ介護認定を受けてディケアも必要なのでは。
冴えない結果のゲームが続いたのですが、それでも最後はヤッターマンと組んで森の熊さん、猫背気味のウッチー組に白熱したゲームを行い、ヤッターマンの頑張りで何とか3:1で勝つことが出来ました。
このところ猫背気味のウッチーには相性が悪く負けてばかりだったので、久し振りに良かった、良かった。この日は猫背気味のウッチーが正面に来たボールを空振り顔面鼻の上にもろにボールを受けて、あまりの痛さに暫しベンチにさがっていたこともあってキレがなかったかもしれません。
13時には終わってコートサイドの売店の外に席を占拠して反省?会。ところが森の熊さんと猫背気味のウッチーは何故か二人でお昼を食べに行くと帰っていきました。何だかとても怪しい二人です。
売店のオバちゃんは要領が悪くて生ビールを頼んでもなかなか出てきません。暫し待ってやっと乾杯。枝豆とげそのから揚げとおでんを頼んで生ビールをお替りと行こうとしたら、ビールサーバーの調子が悪くて出来ないとのこと。500の缶ビールに変更してもう一度乾杯。結局500缶を7本飲みました。最後に焼きそばを頼んで締めて一人1500円で200円の余り。色気も愛想もないけど安いのでした。
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竹内宏「とげぬき地蔵経済学」

2009-09-26 09:25:14 | 
高齢化がどんどん進む中で、消費は低迷。シルバー世代を狙えとシニアマーケットを狙ったビジネスが一時ブームになったが、成功したものは少ない。
その中で大成功を収めているのが「おばあちゃんの原宿」の名で知られる「巣鴨地蔵通り商店街」です。その成功の秘密は何処にあるのか。商店街の人たちと来客に聞き取り調査をして分析しているのがこの本です。
実は私の実家のある雁道商店街もご多分に漏れずシャッター商店街と化し、活気がありません。学区は高齢化が進み(名古屋の長田区といわれていた)表通りの企業も移転していってしまい、何とかならないかと読んでみたのです。
ここには「おばあちゃんの原宿」になるにはいろいろな努力と工夫があったことが分ります。とげぬき地蔵のある高岩寺は区画整理で明治になって上野から移転してきて、当初は参拝客もなく大変苦労したそうです。縁日を増やし露天商を誘致して、門前の商店街もPRに努めた結果徐々に参拝客が増えて、今のような隆盛につながったとか。
それぞれの商店も高齢者のニーズを掴みつつ「ハレ」と「ケ」の微妙なバランスを演出して常連客を掴んでいきます。
この本には高齢者の心を掴んできたノウハウが一杯詰まっています。でもなかなかまねることは出来ないのでしょう。だからこそ「巣鴨地蔵通り商店街」が一人勝ちで賑わっているのです。でもその賑わいは、単に昔からお寺のご利益が有名で人が集まったわけでなく、殿様商売していたのではない。いろいろな工夫と努力があって高齢者のニーズをうまく掴んできた結果です。有名なお寺もないからと諦めるのではなく、どうしたら突破口があるのか考えることは大切でしょう。
ちなみに人がブラブラ歩き易い通りとは整然とした道ではなくて、ごちゃごちゃして肩が触れ合うような路地、名古屋の都市計画は整然とした道を作ったのですが、ブラブラ歩く人は地下街を歩くようになり、それが地下街の発展を招いたのです。区画整理できれいにした街は人工的で人をわくわくさせる魅力がないのでしょう。
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またもや舞台峠合宿

2009-09-26 09:17:44 | テニス
もう家に帰ったはずなのに、またもやとは、いささかくどいのですが、これで最後です。
先ずは会計報告。今回はコテージが1棟18000円。2棟借りると1割引でした。食材は蟹2キロが4千円で、その他もろもろでおおよそ1万円でした。コートは3時間1面2100円で6300円。今回特筆すべきというか高かったのはアルコール代。普段発泡酒しか飲んでないような輩が、こういうときだからとビールでスーパードライの350が24本、500が6本、さらにプレミアムモルツ350が6本、秋味350が2本、日本酒1升、生樽1.5リットル2本、締めて1万5千円くらい。エンゲル係数ならぬアルコール係数のこの高さ!この他誰かの持参してきた赤ワインも1本飲んでいます。
車を出した人には高速が千円ということもあって1台8千円としました。
ということで一人1万1千円の会費となりましたが、酒を飲まないBBさんと女性陣は3千円引いて8千円の会費としました。合計すると実は5千円ほど赤字になってボール基金から補填しておきました。今回は森の熊さんがドタキャンになり、車もpkさんの予定が急遽ヤッターマン、はげ親父と2台出すことになったことが予定外でした。まあとりあえず誰も救急病院に担ぎこまれずに良かったのでしょう。
番外でコネタを。
その1;家に帰ってパソコンのメールをチェックしたら土曜日の11時30分頃にはげ親父から今中津川インターというメールが入っていました。携帯にメールするならともかくパソコンにメールして意味あるか!
その2;テニスコートは土曜日2面日曜日2面予約してあったのですが、人数も10人だし日曜日は疲れているので1面でいいかと当日減らせるかと聞いてみたらオッケーでした。でコートはどのコートを使えばと聞いたらみんな空いているので何処でもどうぞとのこと。こんなことなら土曜日も1面にしておけばと思ったのですが、さすがにそれを聞いてから減らすことは言い出せませんでした。
追加;私は二段ベッドの上で寝たのですが、酔っぱらっていたのか夜中にトイレに行く時はしごが途中でなくなったような感じになり足をばたばたさせていました。このまま下で寝ている人の上に落っこちるかと思ったら足が引っ掛かり事なきを得ました。上で寝ていたことを知らない人は女性陣のコテージで寝ていたのではと思ったそうですが、そこまでの勇気はありませんでした。
追加2;当日テニスコートについてさあテニスを始めようとしたらボールがない。荷物になるので誰も練習用のボールを持ってこなかったみたい。かろうじて新品のボールを私が2缶ともう一人1缶持ってきていたので、その6個で何とかテニスを出来ました。でもここはボールがすぐに黒く汚れてしまいます。いつも誰か持って来ていると思ったらいけないのでした。
とりあえず思いついたのを書きましたがもっとあるという人はコメントください。
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9月23日鶴舞公園テニスコート

2009-09-24 20:39:31 | テニス
今日は曇り。でも何とか持ちそうです。
どうせお昼にビールを飲むので、自転車ではなく準備運動を兼ねて歩いていくことに。8時40分過ぎに出たら着いたのは9次15分ぐらい。準備運動を通り越して結構疲れました。
既にヤッターマン、森の熊さん、はげ親父、1059さん、猫背気味のウッチー、久し振りのoh-mt.さんと来ています。既にビールを飲んでいる輩もいます。一昨日とあまり替わらないメンバーだよね。シルバーウィークでも他にやることもない寂しい中年は集合なのです。
早速、乱打に入れていただき、暫くやるとやっぱり肩が痛い。あまり負荷がかからないように出来るだけバックで打ってました。曇っているので気温はそんなに高くなくてテニスには丁度いいぐらい。公園ではなにやらイベントの準備か音楽が鳴っています。
暫くしてじゃんけんしてゲーム開始。最初のゲームは、この間から引き続いて2:2の引き分け。どうも今日も勝てない予感と思っていたらその通りの結果でした。この後も引き分けの後1:3の負けといいところなし。
鶴舞公園テニスコートなのでオペ室のマリアさんを呼んでみたのですが、今北海道にいるとか。行くところがある人はいいですね。OBさんは仕事かとメールしたのですがこれは無視されました。そういえば昨日白ブタさんが日にちを間違えて木ヶ崎公園テニスコートは今日でしたよねと電話してきたので、やる気があるならとメールしたら11時ごろに登場。コートの位置が分らないというので公会堂の前まで迎えに行くことに。世話が焼けるのでした。
そこから体重100キロにもう少しという白ブタさんを特訓?するも、少し打つともう息が上がっていて、倒れたらいけないのでそこそこで終了。ゲームを続けます。
この日はみんながいろいろのビールを持って来ていて、と中間を捨てているので土手くらい飲んだか良く分らないのですが4リットルくらいでしょうか。11時過ぎにはoh-mt.さんが買いだしに行って、公園の屋台でたこ焼きを買って来てくれました。
最後は1059さんと組んで猫背気味のウッチー、森の熊さん組と対戦したのですが、な、なんと0:4で完敗してしまいました。どうもこのところ猫背気味のウッチーになかなか勝てないのですが0:4はないだろう。
その後11時45分過ぎてもうやめようかという声もあったのですが、このままではともう一度1059さんと組んで森の熊さん、猫背気味のウッチー組に挑戦。1ゲームでも取らないとと頑張ったのですが2:2まで何とか持ち込むことが出来ました。勝つ目もあったのにな~
終わってからはoh-mt.さんと白ブタさんを除いた6人でいつもの「紫禁城」へ。途中公会堂では、開府400年祭り子どもフォーラムをやるみたい。公会堂前には知った顔もいて、よく見ると派手なTシャツを着たエリザベスさんもいました。アイコンタクトをしてみたのですがシカトされました。こちらはもうビールを飲んでいて今からさらに飲みに行くのに向こうは仕事の動員みたいなので、声を掛けることもなく、さあビール、ビール。
紫禁城はどうもこの日は厨房も接客も人が少ないみたいで大忙し。まあともかく生ビールで乾杯。枝豆に餃子3人前、げそからアゲ、トマト卵いため、マーボー豆腐と頼んだのですが、餃子と枝豆は来たのですが後はなかなか来ない。生のお替りしつつRyuちゃんに料理が遅いといったら、すいませんと注文誤りの酢豚をサービスで持って来てくれました。はげ親父はもう注文誤りのものはないかと聞いていました。
そのうち注文したものも来て、ボトルがなかったのでお勧めと書いてあった黒糖焼酎の「徳之島」をキープ。水割りで半分ぐらい飲んで、最後にチャーハンと焼きそばを頼んで終了。
この日はスタンプカードが三千円分あったので11780円。猫背気味のウッチーにお釣りを渡して一人2000円でした。
帰りも歩いて帰ったのですが、途中白金公園でトイレに行き、家に着いたら14時15分過ぎ。そこからいつものようにウトウトと寝てしまいました



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カムイ外伝

2009-09-22 07:46:46 | 映画
シルバーウイークといえども家族では何の予定もない。多少はどこかへ行こうと思ってもあんまり混んでるところも嫌なので、日曜日の昼から映画を見に行くことに。
子供たちは松本人志の「シンボル」がいいのだが、老夫婦にはちょっと。二男も見ても分らないのではとバカにしている。
それならとほぼ同じ時間帯で上映する「カムイ外伝」を見ることに。チケット売り場で席を取る時の様子ではどちらもそこそこの人気。でも「シンボル」は120席のスクリーンで、「カムイ外伝」は250席。やっぱり「シンボル」はちょっとマニアック?。
「カムイ外伝」は白土三平のマンガを中学生から大学生にかけて断続的に読んだ記憶があり、おおよその筋は分るのですが、原作を知らない人にもわかるように最初に説明が入り、所々にナレーションが入ります。最初にちょこっと出る原作の白土三平の絵が力強くていいですね。私は「忍者武芸帳」が一番好きでしたが、無造作に書いてあるように見える眼に迫力があります。
映画はというと原作には結構忠実なんでしょうけど何と言うかアクションシーンばかりで、必然性も伝わってこなくて暗いばかりで差別に対する意識とか生きていく苦しみと喜びとかの深みがなかったのでは。見終わって何処となく疲労感が残りました。
どうも最近は折角映画館の暗いところで見るなら泣けてくるところの一つもないと満足できないみたいです。
終わってからは、いつものように東急ハンズでブラブラしてから名古屋駅で夕食。今回は回転すし「魚喜」でした。ここは機械で握って上に乗せるだけの寿司ではなくてちゃんと職人が手で握ってくれます。ねたも大きくて100円寿司とはちょっと違いますが、値段も4人で9000円とそれなりでした。生ビールと焼酎を2杯飲んでいい気持ちで帰ったのでした。
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9月21日木ヶ崎公園テニスコート

2009-09-21 22:32:32 | テニス
今日は何故かOBさんが車でなくて公共交通機関で行くというメールが来ました。アッシークンがいないので9時西高蔵の地下鉄に乗って名古屋ドームまで。地下鉄も20分乗ると結構乗り出があります。以前駅の出口を間違えてメッソで歩いていったら道なりに行くとなぜか変な方向に行ってなかなか着かなかったことがあって、今回は慎重に地図で確認して3番出口から迷わず9時30分過ぎには着きました。
既にOBさん、森の熊さん、はげ親父、ヤッターマン、猫背気味のウッチー、1059さんといてゲームをやっていました。ゲーム終了後に暫く乱打に付き合ってもらいすぐゲームに。
最初は森の熊さんと組んで、OBさん、猫背気味のウッチー組と対戦。最初の1ゲームはラブゲームで軽く粉砕してこれは幸先いいと思ったのですが、結果は2:2で引き分け。まあこんなもんでしょうか。
天気は秋晴れというか、身体を少し動かすと暑い。ビールが美味いのです。
ということでビールを飲みながらの毎度のゲームですが、今日はどういう訳か引き分けが多くて、残念ながら1試合は1:3で負けたのですが、後はすべて2:2の引き分け。ということは一度も勝てなかったということか。トホホ・・・
先週は若宮大通りテニスコートでしたが雨が断続的に降って中止にしてしまったのですが、森の熊さんと猫背気味のウッチーはやったとか。高架下で吹き込まない限りできるのですが、雨の中をラケット持って行くのが偉い。二人がやったことは知らなくて、当然雨でやれなかったのだからと利用料金の還付請求したのですが、対象でないとのこと。土木事務所に文句を言おうと思ったのですが、やった人がいるのなら無理ですね。文句言わないでよかった。
先週休んだのですが、相変わらず肩は痛くて無理して伸ばすとピリッとくる。対照的というか猫背気味のウッチーは何故か絶好調で、60代はテニスにかけているのでしょうか。
ビールも全部飲んでしまい(350が8本、500が3本の4.3リットル)、12時前には終了して、みんなで大曽根まで歩いていくことに。猫背気味のウッチーはいつものアシスト自転車で、1059さんも買ったばかりのアシスト自転車(10万円ちょっと)です。
大曽根の「嘉文」で、7人ですといって入ると店員さんが開口一番「飲みますか?」「もちろん」「お座敷なら1時20分までですけど」「テーブルでいいです」ということでイス席に。
先ずは生ビールで乾杯。猫背気味のウッチーは船盛の定食を頼み、私たちは枝豆、奴、小あじのから揚げ、どて煮と定番のつまみを頼みます。それだけでは寂しいので豪華刺身の盛り合わせ(1800円)も頼み、ビールのお替り。
結局生ビールは3杯飲んで1時30分にはお開きに。全部で16000円で一人2500円。
大曽根からJRで金山まで帰ったのですが、家に帰ったら疲れて横になった途端当然のごとく5時過ぎまで寝てしまいました。

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田中森一「反転」

2009-09-20 08:32:47 | 
貧しい生活から苦労して大学に行き司法試験にとおり、特捜検事として辣腕を奮い、弁護士に転じては「闇社会の守護神」といわれる存在になり、ついには詐欺で実刑を食らう(この本を書いているときは高裁判決でしたが、今は最高裁でも判決が下り収監されています)という有為転変の人生を告白したものです。
検察時代、弁護士時代それぞれ当事者だからこそ知りえた話が実名でバンバン出てきて、何処まで本当かと思うところもありますが、見方が一面的なところがあるにしても事実なんでしょうね。400ページあまりですが、読み出すとやめられず、一気とは行きませんでしたが、2~3日に読了しました。でも表紙に顔写真がありますがいかにも悪役顔ですよね。こんな顔の検事に取調室で机をバンバン叩かれて締め上げられたら、すぐに申し訳ありませんとあることないことしゃべっちゃいそうです。
司法試験に受かるまでの苦労話はともかく、検事になってからの内幕話は、なるほど検察の捜査はこうなっているのかと思いますし、本当か嘘か誇張はあるにしても一昔前の(と信じていますが)警察とか知事とかと裏社会とかの癒着とたかりはなかなかのものです。特捜検事になってからの主に政治家をターゲットにした捜査は実名がどんどん出てきます。
しかしこの本の白眉はやっぱり弁護士になってから「闇社会の守護神」になってからの話です。兎に角バブル経済の真っ最中なので、弁護士を開業した途端、金がどんどん入ってくる。自分で金銭感覚が狂ったといっているのですがその額は半端でありません。そうした中で許永中を始めとした闇社会のバブル紳士たち、山口組の若頭宅見勝を始めとしたやくざたち、それにもう亡くなったが竹下、安倍、まだまだ現役の森、安倍晋三とかがその周辺に登場してくる。それにしても山口敏夫の醜悪さは目を蔽う。さすがの田中も辟易としたようだ。やくざのトップたちが、トップになるだけの力量と凄みがあるだけに目立つ。社会で何をしてきたはともかく、人間としては許永中とか宅見はそこらの金と保身に走る政治家と比べても非常に魅力的にみえるのです。
それでもこういった闇社会と付き合いが深くなるにつれて検察からは狙われる。本人の言葉によると嵌められたみたいだが、社会がバブルを清算する中で、バブル紳士たちも捕まったり殺されたりしていき、こういった守護神も清算されるのが必然だったのであろう。
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島田紳助「いつも風を感じて」

2009-09-20 07:10:52 | 
島田紳助は多才の人である。口先一つでのしあがったきた芸能界での成功だけでなく、商売をやってはお店を何件か成功させ、最近では新人を募集してユニットを作り売り込んでいくというプロデューサーもやっている。
本人はこれだけ成功しても自分はただ単に運が良かっただけで本当に自分に才能があるのか、絶えず新しいことに挑戦してあれも出来るこれも出来ると確認しているみたいです。
これだけだとあんまり付き合いたくないような人になってしまうのですが、一方で非常にみずみずしい子供のような感性を持っている。そんな感性が感じられる本です。
中学生や高校生のころデートといってもただただ街を歩くだけ。好きだったこの家の近くまで行って窓の電気を確かめてそのまま帰ってくる。携帯なんかないので電話を掛けるにも家からは掛けにくく、公衆電話からかけたこと。電話に出たのがお母さんで、受話器を通した親子の声はなんて似ているのか間違えたりして、いかんいかんいつの間にか自分のことを書いてしまった。とにかくそんなことをふつふつと思い出させる本なのです。仕事に対しても友達に対してもそうだよなという思いが感じられます。
でも最後にアフォリズム集があるのですがあれはいりません。ちょっと勘違いしているのではないでしょうか。自分が身内だけに使えばいいもので、みんなに見せるものではないでしょう。
読後感はいとことで言えばさわやかで、200ページ足らずですので落ち込んだ時にでも寝ッ転がってすぐ読めますね。
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佐野洋子「シズ子さん」

2009-09-13 17:41:50 | 
これは読後感が重い本です。
読んで暫くズーッと心に引っ掛かっていましたが、なかなか文章に出来ませんでした。
子供のころ母親から愛されずに虐待されているかのように、しかしそれにも全然めげずに育っていた。当然ながら母親に対する感情も冷ややかで、呼び方も「母」となっている。
それが年老いてだんだん呆けてきて、次第に受け入れられるようになっていくと、「お母さん」と呼ぶようになる。それでも心の奥底では許しきれていない自分がいて、許しきれないところに罪悪感を感じている。そのころには「お母さん」はかつて愛してなかった子供にすっかり頼りきっているようになっている。
フロイトは母親と息子については考察している(エディプスコンプレックス!)が母親と娘については何も言っていない。しかしいろいろ聞いてみると母親と娘の関係は著者のところだけでなく語られることは少ないけれどいろいろあるみたい。そういえば児童虐待でも実母というのも結構あるんですよね。
佐野洋子といえば「百万回生きた猫」とか「おじさんのかさ」とかで知られていますが、こんな人生を送ってきて、ああいう作品を書くことができたのかと考えてしまいました。
それにしても子供たちにうちの両親は喧嘩ばかりしていたけど、外面は良くて、身体でつながっていたなんていわれる(中島らものところと全く反対なのですが)と夫婦の絆とは何かと考えてしまいます。
どうもこういう本を読むとそろそろ晩年というか老年期に差し掛かったせいか、両親のこと夫婦のこと子供のこととかいろいろ雑念が沸いてくるのか考えさせられるのです。
少しこの読後感の重さが薄れてきたら、次はこの著者の「私が妹だったころ」でも読んでみます。
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9月12日若宮大通りテニスコートは雨

2009-09-13 08:43:31 | Weblog
朝起きてみるとどんより曇っている。天気予報では前線が通過するので今日は雨。9時ごろには予報どおり雨が落ちてきた。
この日は午前中名古屋証券取引所主催のセミナーに申し込んであったので、9時30分過ぎに栄に。もうそのころには結構降っていました
セミナーは前半は企業説明でこの日は「USS」と「商船三井」。
「USS」は地場の企業だけあって社長さん自らがプレゼンターでした。在庫を持たない中古車市場の運営会社なのですが、シェアが30%を越えて日本一。事業モデルとしては一定の設備投資を出来ればリスクの少ない堅い商売に思えます。最近はオークションに中東の人もたくさん参加しているそうで、取引所にはイスラムの礼拝用の部屋もあるとか。取引所では食事も全部無料で提供しているそうですが、イスラムのお祈り済みの食事も出るとか。国内だけの中古車市場では先細りかもしれませんが、中東、アジア、ロシアまで視野に入れるとまだまだ延びる余地はあるのでしょう。
「商船三井」は、さすがに社長でなくて執行役員でしたが、今の海運ではコンテナ船ががたがた。日本郵船と川崎汽船はコンテナ船の比率が大きいせいで今期は苦しいのですが、商船三井はバランスがいいので何とか利益を確保できるみたい。世界経済は確実に底をうち、中国は堅調に成長しているのですが、それでもこれから新造船が出てくるので、なかなか市況が上向かないとか。
こういうことを聞いているときヤッターマンからメールで雨が降ってるけどどうしよう。若宮大通りテニスコートは高架下なのでやろうと思えばできるかもしれませんが、こんな雨の日には誰も来ないと思いますので中止としました。ついでにOBさんにもメールしておきました。私はいまだ肩が痛くて、ある方向へ引っ張ると激痛が走るのでちょうどいい休養です。
最後の講演では去年にも聞いたことのあるアナリストの鈴木一之サンでしたが、景気は踊り場で日経平均で言えば今の10500円から上は12000円下は8500円のボックス圏になるだろうとの御宣託。正直言うと今の水準でこの何年かの投資金額がほぼ原点。以前の7000円台の時は本当に大損でした。8500円台でも苦しいのですが、このときが買いでしょうか。12000円になってもそう儲かって売るようなものがないのが残念です。中国が大増産していて鉄は苦しいみたいですが、半導体関係(DRAMとかシリコン)が狙い目かとか。具体的には「信越化学」「トクヤマ」「住友化学」。それはグーグルのクラウド革命による買い替えとかでこれから大きな需要が見込まれるだからみたいだからですが、本人もちょっと自信なさげでした。大きな波としてこれから事業再編も再開されるのではという事で、日本最大の投資銀行として「野村ホールディング」も注目してもいいのでは。
まあなかなか余裕資金もないので当たるかどうかウオッチしているだけですが一応フォローしていきたいと思います。
さて12時過ぎに終わって出てみると雨は上がっていました。これならできるかなと思ったのですが、雲は低く、案の定2時ごろには大雨。いくら高架下といっても吹き込んでくるのでやっぱり無理だったのでしょう。合宿の疲れを取る週末になりそうです。
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