怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

8月27日鶴舞公園テニスコートの後はいつもの紫禁城

2017-08-30 20:43:02 | テニス
席が空いてるので真ん中の8人掛けテーブルを5人で占拠。
とりあえず生ビールで乾杯。

でも注文を聞きに来た女の子が初めての子だったのですが、まだまだ日本語が不慣れでどうもうまく通じない。
身振り手振りで何とか生ビールは頼めたのですが、餃子は通じたかどうか。
いつものshowちゃんが来てくれてやっと通じます。
まずは焼き餃子2人前。

料理人が替わったのかいつもとちょっと変わっています。
タレはあらかじめかけてあってそのまま食べれますが、物足りない人はラー油に付けて下さい。
ヤッターマンはいつもの麻婆豆腐。

ぐつぐつ煮立っていてすぐには食べられそうもない。
まあ、私は出口方面に問題があるので辛いのはあまり食べませんけどね。
ビールを飲み終えて私は今回は越乃寒梅。最近日本酒党になった森の熊さんも一緒です。

枡の縁まで表面張力するところまで注いでくれます。showちゃん、上手い!
ヘッドは焼酎の水割りを濃い目で。
ヤッターマンとはげ親父は生ビールを追加。
料理はシュウマイを2人前。

もう1品は海鮮おこげ。

これもぐつぐつのやつを崩して食べていきます。
お酒の追加は今度は千寿にします。森の熊さんと二人分注ぐと一升瓶に中途半端に余っていたので、showちゃんにこれは一人分はないので売れないよねっというとサービスで残りはどうぞと言ってくれて、全く遠慮のないはげ親父がゴチになりますと飲みます。
ヘッドは水割りが薄いと言ってロックをお替り。ヘッドはどうも愚痴が多いみたい。水が欲しければお冷を自分で次いで飲んでください。
最後は私の好みでふわふわ明太たまご。

結構これでお腹も膨れたので、いつも食べるチャーハンとか焼きそばなどという〆はパスしてお勘定。
12830円で基金から330円出して一人2500円でした。

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8月27日鶴舞公園テニスコート

2017-08-29 07:14:58 | テニス
金曜日に毎度ながら飲みすぎたのか、夜中に足が攣ってしまい土曜日はずっと足が痛い羽目に。
どうも暴飲暴食の咎で体内バランスが狂ってしまったのでしょうか。
それでも日曜日は朝6時には起きてチャチャっと朝食を摂って、コーヒーで一息入れてから8時30分過ぎに家を出て金山に歩いていきます。
まだ足の痛みは残っているんですけどね。

9時には金山駅について何とか走り込んでホームに到着した9時3分の普通に乗り込むことが出来ました。
この日は奇跡的に2面当選していて、タケちゃんマンは娘のいるアメリカに行っていて、1059さんも毎度ながらの奥様孝行で欠席。1面はカバちゃんファミリーに提供したのですが、とにかく人数がいないといけないのです。
コートに着くとカバちゃん軍団は4人で乱打をやっています。
我がクラブもヤッターマン、はげ親父、ヨイショに森の熊さんと頼もしいいつものメンバーがいました
入れ替わって乱打をやっていくのですが、遅れて超はげ親父が登場。この超はげ親父というのは帽子をとるとはげ親父も霞む進み具合なので超です。なんでも若かりし頃は多治見のテニスサークルのヘッドをやっていたとか。それなら超では紛らわしいのでヘッドとしておきましょうか。
さらにえみちゃんも登場します。
番外でグッチーも見学に来たとかでラケットも持たずに登場。ひと先ずまあ、飲めというと車で来たということで木陰で見学しています。
Dコートではカバちゃん軍団が4人で試合を始めたので、我々も7人でじゃんけんして順番を決め試合を始めましょう。
最初の試合はヘッドと組んではげ親父、えみちゃん組と対戦。相変わらず右や左へと走り回るえみちゃんにはイラついて自滅するのがいつものパターンだったのですが、今回は上手く風が味方して3:1で勝利。
続けての試合は森の熊さんと組んでヤッターマン、ヨイショ組と対戦。この試合一進一退で長いゲームの連続でしたが、森の熊さんが頑張って何とか押し切り3:1で連続勝利。久しぶりですね。
合間に休んでいると蚊が襲来してくるので蚊取り線香を2か所で焚きます。

はげ親父とヤッターマンがいつもながらビールを持参しているのでいただきます。
いつもの熱中症計は電池切れでアウトだったんですが、雲が結構多くて直射日光ぎらぎらということはなく、木陰で休んでいるとそれなりに風もあってテニス日和?ともかくビールを飲むにはちょうどいい天気でした。
カバちゃんは蒲郡土産のチョコクッキーを持ってきてくれました。

ここらでカバちゃん軍団と交流戦にしましょう。
カバちゃんの義姉と組んでヤッターマン・クロちゃん組と対戦したのですが、今までやったことない人とやると緊張するものです。クロちゃんのボールは全部スピンをかけてくるので、へたくそが普通に打っているとどうしてもはじかれてしまって対応できずにボロボロ。結局0:4で完敗でした。
一休みして今度はカバちゃんと組んでヘッド・森の熊さん組と対戦したのですが、いつもながらの森の熊さんに翻弄されてこれまた0:4で完敗。なんだかな~
ヨイショとえみちゃんは試合をしている間に歳だからとか言いつつ、いつの間にかいなくなっていました。
まだ元気がある人は試合をして12時前にだれっも熱中症に倒れる人もなくコート整備をして無事終了。
2面取れたので人が集まるか心配でしたが、11人+見学1名と盛況で終えることが出来ました。
終ってこれからが本番の5人は高架下の紫禁城へ。

公会堂は全面工事中なのでイヴェント時には満員になって稼いでいた紫禁城も今は余裕で座ることが出来ます。
続きます。
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「アマテラスの誕生」筑紫申真

2017-08-26 08:38:02 | 
昭和46年の出版ですが、こんな考え方があるとは知りませんでした。

伊勢神宮の起源とも密接にかかわっているのですが、通説とはかなり異なった議論です。ほんまかいなと思うのですが、でも読んでいくと説得力があります。
因みに奥付を見ると書写の検印が張ってあります。

昔はちゃんとした本ならどの本にも貼ってあったのですが、今ではトンとみることもなかったので、ちょっとびっくり。
閑話休題。
ふつうは伊勢神宮と呼ばれていますが、正式には皇大神宮。今の場所にできたのは698年12月29日。そのことは「続日本紀」にはっきりと書いてあります。宮川上流の今の別宮の滝原の宮にあった多気大神宮が遷ってきたものです。
どうして今の場所、五十鈴川のほとりの宇治の地に移ったのか。
もともとは川の神をまつる聖地で土地の豪族の信仰の場所。その面では五十鈴川の手洗い場こそカミ祭りの聖地だったとか。その昔の神道の聖地では本殿などなく依り代の岩とか木を拝んでいたのですが(今でも大神神社はご神体は三輪山で、建物は拝殿。山上に依代の大岩があります)、宇治でも五十鈴川手洗い場対岸の樹叢が目標物だったのが原初の姿のはず。

壬申の乱以前ではアマテラス信仰というのは見られないのですが、そこで政権を取った天武、持統は国内をまとめ上げていくために自らの正当性を立証しなくてはならず、古事記、日本書紀の編纂を行っていきます。そこで南伊勢の豪族渡会氏に伝わる神話を乗っ取る形で皇大神宮を伊勢の始めは滝原の宮の地に、そして伊勢地方の豪族の盛衰を反映する形で宇治の地に遷ってきたのです。ちなみに渡会氏はその後代々外宮の禰宜を務めています。
皇大神宮は伊勢地方の地方豪族と民衆のカミに上書きするような形で伊勢の地に建立され、天皇家はカミの妻として斎王を派遣していったのです。
すなわちアマテラスが誕生したのは持統の時代に天皇の絶対的権威への奉仕として時の関係を祖先のつながりのある昔話に再構築する中で生まれたもの。その語り部の宮廷巫女こそ伊勢出身の猿女君だったとか。その巫女のボス的存在が稗田阿礼になります。
よく言われるように天孫降臨におけるアマテラスからニニギへの高天原への降臨は、持統から孫の文武への継承を正当化するものです。伊勢の地方神の神体は太陽で、当初はアマテルと言われ男性神。それが女性神になっていったのは持統天皇がモデルだったと考えるのが一番自然です。
そこから考えると天の岩戸の神話は、今もゲーター祭として神島に伝わる太陽神復活の行事。真冬に衰えた太陽のスピリッツ(アマテラス)の活力の復活祭を表すもの。
草薙剣は、朱鳥元年天武天皇に祟っているというので熱田神宮に送られたとあるのですが、それは単に宮廷から1本の剣を送っただけでその名前は渡会氏が越の国を征服するに天皇から賜った標剣「草薙剣」から連想して勝手につけられたもので渡会氏の地方神話を取り込んだものだろうと。そうすると熱田神宮にある三種の神器の一つという草薙剣はそれほどのものでもない…私は古くからの尾張氏の神剣だと思っていたのですけどね。
皇大神宮の神体の八咫鏡も大和から伊勢に移されたものと思われていますが、日本書紀には「アマテラスを伊勢に遷した」とは書いてあるのですが、鏡を遷したとは書いてありません。ひょっとすると伊勢のアマテルを宇治の現地でまつっていた人たちがツキサカキにかけてまつっていた鏡こそが八咫鏡かもしれないのです。
ヤマトタケルとはそもそも固有名詞ではなくてヤマトの男というほどの名前なのですが、そこに反映されているのは、朝廷に命じられ西へ東へと遠征する渡会氏などの伊勢の体験談が伊勢出身の天語部や猿女らによって宮廷説話に盛り込まれていったもの。だからこそ、「天皇すでに我死ねと思ほす所以か」というような架空の人物ではない人間ヤマトタケルの嘆きの姿が反映されているのです。
ところでなぜアマテラスは当時の都に祀ることなく伊勢の地に遷され皇大神宮に祀られるようになったかというと持統にとっては中央集権・律令制国家としての天皇制を確立する中では原始信仰を集約化した日本神話を完成させたことによってその役目は終わり、敬して遠ざけたということだったのでしょう。持統自身は仏教を信仰していて最初に火葬された天皇。皇大神宮はただの国家統治に必要な道具だったんだ。
とまあ、こうやって読んでいくと整合性もあって説得力もあるのですが、今一つ腑に落ちないのは南伊勢の力はそんなに強かったのかということ。日本神話の成立過程ではいろいろな地方の豪族の神話を組み込んでいるはずで丸ごと南伊勢の神話を取り込んだだけではないはず。大和朝廷の有力豪族は難波にも山城にもいたし、出雲もある。尾張氏も有力だったはず。語り部としての天語部とか猿女が南伊勢出身だったので色濃く織り込まれたというだけで日本神話は伊勢地方の神話を換骨奪還したものにはならないはず。語り部が伊勢出身というのはどこまで実証されているのでしょうか。
ドンドン疑問が膨らんでしまい伊勢神宮についてもっと調べてみたい気になります。
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8月19日瑞穂公園テニスコートの後はいつもながら

2017-08-23 21:26:15 | テニス
終って、カバちゃんを除く6人でいつものしげすしへ。テーブルに3人づつで2テーブルを占拠します。
まずはビールで乾杯。
とりあえずでウナギの骨煎餅。

ポリポリ齧りながらビールをお替り。
テーブル2つなのですべて注文は2つづつ。ビールはたちまちテーブルで3本飲んで計6本。
ここらで日本酒にしましょうか。
「三千盛」の大吟醸の一升瓶をお願いします。
お酒ならばここはホタテの小柱の刺身。

大吟醸に合います。
こうなると普通酒なんかを飲めないから大吟醸を飲まないと許さないという感じで贅沢がすっかり身についてしまいました。
もう一品小鮎の南蛮漬け。

これも大吟醸に合う。
グビグビ飲んでしまいます。
ついでに小鮎の甘露煮も出してもらいます。

ということで6人ということもあって一升瓶はすぐに空に。
それならばもう1本出してください。
ところがもう三千盛は最後の1本みたいで、2合ほど飲んであるのしかないとか。
それでいいから出してください。

ここで青魚がダメなタケちゃんマンには申し訳ないのですが、さんまの刺身を。

大将が気を使ってくれたのでしょうが、ハラミを焼いたものを一緒に出してくれたので、それはタケちゃんマンも食べることが出来ました。
焼き物ついでに烏賊のホイル焼きを頼んだのですが、烏賊が無くなったとかでげそ焼きならできるというのでげそ焼きをお願いします。

サービスで大将が小鯛の炙ったものを出してくれます。

どうもこれは酢漬けにしたものを炙ったみたい。
一升瓶も2本目で、いつも以上に酔いが進んでいつも以上に馬鹿話がヒートアップ。大将もこれでは危ないと思ってサービスでいろいろ出してくれたのか…
もう1品焼き物でフグの干物を。

焼きものばかり続いたのでナマコの酢の物を箸休めに出してもらいます。

コリコリ。彼は食感を食べるものですね。原型を想像してはいけません。
そうこう言っているうちにさすがの三千盛もなくなってしまいます。
〆は鉄火に太巻き。

最後にフルーツが出てきて終了。

お勘定は29200円。一人5千円と近年になく高いのですが、考えるとそのうち2万円ぐらいはお酒代かも。
一人3合にビールを飲んでいるので結構酔っぱらってしまいました。
ところが帰りに酔っぱらった勢いで惣作公園まで歩いていき「ふれあい納涼まつり」に乱入。
酔っぱらったテンションでまたまた評判を落としてしまいました。
この日は往復+惣作公園まで寄り道したのでふらふら歩いて歩数は3万歩。過ぎたるは及ばざるがごとし。健康には悪かった。





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8月19日瑞穂公園テニスコート

2017-08-21 21:06:13 | テニス
このところ天候不順で先週は突然の雷雨でずぶ濡れに。
しかし、この日はいい天気。当然ながら暑い。予想最高気温は34度。おまけにこの日は14時30分からと一番暑い時間帯。熱中症で倒れないように気を付けないと。そのせいか一番の長老のヨイショは早々と欠席のメールが来ました。
ところでテニスへ行こうとバックを出してみると中に入っていたTシャツが凄く臭っていた。先週雨に濡れたのですが、シャツを着たわけでないのでそのままにしておいたのですが、バックが濡れていて中まで沁みていたみたいです。おかげでシャツは1週間でしっかり発酵して強烈に臭ってしまったのです。慌ててバッグの中のものを出して風を通す羽目に。
気を取り直して13時40分に家を出て歩き出します。
いや~暑い。歩いていると汗が吹き出します。
瑞穂通までたどり着くとヤッターマンが先を歩いています。交差点を渡ると今度ははげ親父と遭遇。一緒にコートに到着しましたがこの日は9番コート。
既に1059さんに森の熊さん、、タケちゃんマンといました。
準備運動してから入れ替わりつつ乱打をします。
一休みしてからじゃんけんして試合に。
最初は森の熊さんと組んでヤッターマン、タケちゃんマン組と対戦。一進一退の展開でしたが最後のゲームを落として結局1:3の負け。う~ん、健闘したはずなんですけど…
暑いので水筒に入れた水をがぶがぶ飲んで、ついでに余計体の中から暑くなるのですがビールも飲む。

暑い時に飲むビールは美味いんだよね。写真の他に500缶も2本飲んでいます。
最初の試合をしている時に遅れてカバちゃんが登場
早速少し練習してから試合に入ってもらいます。
次の試合は1059さんと組んで森の熊さん、タケちゃんマン組と対戦。暑さとビールのほろ酔いでここであんまり頑張ると倒れるんではないかと思いつつ森の熊さんに振り回されて1059さんの小技も切れを欠いて0:4の完敗でした。
タケちゃんマンは肘の具合もあって2試合でお約束の早上がりとなりシャワーと着替え。
私も休憩時間にはクラブハウスで顔を洗って冷房に当たってクールダウン。
最後の試合はヤッターマンと組んではげ親父、カバちゃん組と対戦。この試合は2ゲーム連取されたのですが、ここから踏ん張り2ゲームをこちらが奪取。2:2の引き分けに何とか持ち込めました。
タケちゃんマンは早目にしげすしへ。
みんなも着替えてしげすしへ行きます。
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「偽りの保守・安倍晋三の正体」

2017-08-19 07:21:46 | 
宮城谷昌光の中国古代の春秋戦国時代を舞台にした小説の主人公、孟嘗君とか重耳、そして華元などの生きざまは、根本に道理があり礼がある。覇を求め私利に従うものは局面局面ではうまく立ち回っても徳がなく正道を外れていつの日にか滅びる。新自由主義が席巻する現代の感覚からするとまどろっこしいのだが、あの時代は天からの命を焦らず待つことも大事な才能みたいです。宮城谷の小説は校正する人も戸惑うようなやたらと難しい漢字が出てきて、ほとんどスルーしつつ大体の感覚で読んでいるとそのうちに宮城谷ワールドに浸ってくるんで読みだしたら一気に読まないと苦しいですね。
ところで今回取り上げたいのは「偽りの保守・安倍晋三」。宮城谷の小説の主人公と比べるのはいささか不公平ですが、覇道を求め私利を図り如何にも徳がないように感じられる。

岸井と佐高の対談なのでおよそそのトーンは察しが付くのだが、語られているのは戦後の保守政治家の懐の深さ。安倍のことはさておき、いくつかのエピソードには刮目します。
第二次佐藤内閣の官房長官だった保利は、全共闘各派の委員長連中を官房長官公邸に連日呼んで後藤田警察庁長官とも会わせている。もちろん両者とも極秘だったのだろうが岸井は当時の秘書官から聞いている。
丸山眞男は安保反対のデモの後自宅まで遠いので途中のある三木武夫の家に必ず寄って夜通し話し合っていたとか。三木は占領軍が次の首相はお前だという場面があったのだが、占領軍の意向で次の首相が決まるのは日本の民主主義にとってだめだと断っている。
佐高がさんざん批判した小渕恵三だがあるパーティ会場で一緒になると握手を求められて「批判する人も必要だから」と言われている。田中角栄は自分の評伝を、角栄番の記者の中で一番角栄にそっぽを向いていた人間を指名して書かせている。安倍は国会審議でもよくキレていたが「あいつだけは許さない」とか「あいつは今偉そうにしているけど、絶対に蹴落としてやる」としょっちゅう言っているそうだが、批判するものを許さず徹底的に叩こうとする人、安倍だけでなく習近平でもプーチンでもトランプも同類項なのだろうが、いかにも人間としての深みを感じない。
角栄の人心収攬術はすごくて運転手に心づけを渡すときに細心の心配りをしたとか、人の心の機微を掴んでいたというエピソードには事欠かない。佐高も評価するダーティーなハトということか。
中曽根についていえばダーティーなタカ。佐藤孝行と藤波孝生を金のろ過装置として人身御供にすることでのうのうと居座っておれたのは不沈空母にする、もっとアメリカ製品を買いましょうなどと露骨にアメリカに追従していたからと思うのですが、その中曽根にしても後藤田という煙たい存在を官房長官として使っていた。
ところで派閥の弊害がひどくて、それを解消すべきだと政治改革にまい進して結局小選挙区制になってしまったのだが、今になって派閥の効用の大きさにも気づかされる。
冷戦下社会党に政権を渡すわけにもいかず派閥による疑似政権交代を行うことによって国の進路を微妙に修正してきた。派閥は新人議員の育成機関でもあり政治が極端に行くことなくバランスを取っていた。
小泉純一郎は小選挙区制は総裁や幹事長の権限を肥大化させて独裁になるから反対。派閥はそれを防ぐと言っていた。ところで郵政選挙の時に刺客を送り込み、まさに自分が批判した独裁政治になるようなことをしていると岸井が言うと「目の前にこんないい制度があるんだ。使わない馬鹿がいるか」と言ったとか。小泉らしいというか…
直接の安倍のエピソードよりも多彩な保守政治家のエピソードと評価ばかりになってしまっているけど、同世代だからかもしれないけど人間的な深みがなくて安倍には語るべきエピソードがあまりないのではと感じる。得意げに話すアベノミクスについてもどこまで理解しているのだろうか。日本会議にはよくわからないままうまく取り込まれているのではないだろうか。為政者は追従ばかり言ってくるものに囲まれているということを心して肝に銘じておかなくてはいけないのだろうが、お友達ばかり集めてどうするでしょう。今回の内閣改造の目玉というべき河野太郎と野田聖子がどこまでそういった存在感を出すことができるのか。
フランスのルパン率いる国民戦線は日本では極右政党と言われていますが、彼らの理想は今の日本。移民に門戸を閉ざし、国籍は血統主義。よそ者に不寛容で愛国主義。実際に国民戦線幹部は言っているそうですが、そうなると今の安倍政権は極右政権?
それにしても対抗すべき勢力の情けなさですね。自民党内のリベラルは壊滅状態で民進党はいまだに鳩山、菅、野田首相のトラウマから脱していない。ポピュリズムの新興勢力が何をしたいかわからないまま一定の支持を集めている。
どうなる、この日本。
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「地球外生物 我々は孤独か」長沼毅 井田茂

2017-08-17 07:11:47 | 
久しぶりの岩波新書です。学生時代は新書と言えば岩波新書だったのですが、今では悠か彼方のこと。テーマが固いのと字が小さいので最近は手に取ることも少なくなったのですが、この本はそれなりに読みやすく理解できる範囲では知的好奇心を刺激されました。

長沼毅は生物学者、以前「死なないやつら」をレビューしたような記憶です。井田茂は天文学者で、専門は惑星系形成とか。
ところでこの本にも書いてありますが、天文学、惑星科学、物理学の研究者たちは、広い宇宙には「バクテリアなどの生命体は当然いるだろう」と思っていて、生物学者は「どこを探してもいるわけがない」と思っているとか。
地球が生まれて45億年余り、最初の生命体が出現したのは40億年前と言われています。この地球上の生物は同じような遺伝子を持っていて同じような遺伝暗号のシステムを使っているので単一の系統すなわち共通の祖先から発しているということは生物学会で意見が一致している。では最初の生命はどうやってできたのか。標準的な考えは無機物から有機物ができ、それが組み合わさって生命分子ができるというもの。条件さえ揃えば必ず声明は誕生するという「必然派」と生命は奇跡的に一回だけ誕生したという「偶然派」があって、天文学者のほとんどは必然派、生物学者は偶然派か両者の折衷派とか。
ところでどこで生命は生まれたのかというと、原始の海で無機物から有機物が合成され、そこからアミノ酸、塩基、リン酸などができ、それらが長くつながってたんぱく質や、DNAなどの核酸ができて生命に至ったという説と海底の火山周辺にある熱水噴出孔の鉱物の表面だと言う「パイライト仮説」、さらには火星から隕石に乗ってやってきたという説もあります。そんなに荒唐無稽な説でもなく40億年前の原始地球よりも当時の火星のほうが生命誕生に都合のいい環境だったとか。宇宙空間を飛んでくるのに生きていけるのかというと隕石の中心部にいれば何とかなりそうみたいです。今でもクマムシは乾燥した状態なら宇宙線でも低温でも凌いでしまうみたいですしね。
そこから誕生した生命体、バクテリアやアーキアがどのように進化してその過程はどの程度必然だったかということについて縷々書いてあります。バクテリアによって酸素が大量に大気や海洋に放出されたのならやがて酸素を消費する生物が出現し、酸素呼吸で大量のエネルギーを得る反面ラジカルが遺伝子を傷つけることから守るために、それは多細胞で神経系を持ち、有性生殖をおこなう生物が生まれるチャンスは十分にあることまでは言えるのですが、ヒトのように言語を持ち、高度な知性が発達したのは偶然の産物なのかわかっていません。
太陽系の惑星についてもいろいろ観測が進んで生命体の有無について調査されていますが、太古の火星では十分な大気もあって水もあったとみられています。生命誕生の有機物、熱源、液体という3条件はそろっていたかもしれませんが、現在の火星の状態では生命の存在はちょっと否定的みたいで痕跡も見つかっていません。
ハピタブルゾーンからは外れるのですが、潮汐加熱で内部海を作っていると思われる木星の衛星エウロパ、ガニメデではミネラルや酸素までも供給されている可能性もあるのですが有機物は見つかっていません。土星の衛星エンケドラでは全体が氷に覆われていますが、潮汐加熱が効いていて氷火山があり探査機の調査の結果、液体の水、有機物、熱源という条件がそろっていることが分かっています。知的生物は無理ですが生命誕生の手掛かりが分かるかもしれません。
ところで以前は地球のような惑星を持つ恒星はほとんどないと言われていたような気がするのですが、観測技術が進んだ今では銀河系の恒星の半分上に地球型惑星(岩石惑星)が存在することが分かってきたとか。その中で恒星からの距離とか大気の状態とか水の有無とかの条件から生命を宿しうる「ハピタブル惑星」は100億以上あるというのです。これだけあるとバクテリアぐらいはどこかにいるのではと思うのは当然でしょう。でもその生命のしるしをどうやって見つけるかというとこれまた大変なこと。
ただし、生命が誕生したとしてもそこから知的生命が誕生するのはほとんど奇跡としか言えない。知的生命がいるのかと電波を出していますが、もう50年余りの努力にもかかわらず一度たりともシグナルを受信していません。宇宙誕生からの時間の中で私たち人類がこうやって高度な文明を持ったのはほんの一瞬にすぎない。銀河系の中の星も全く同じ時間軸で生成した訳でもないので、仮に高度に発達した知的生命があったとしても宇宙的時間の中で共時的に存在するというのは奇跡としか言えない、ありえないと言ったほうがいいかも。
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8月11日はテニス無しのいきなりしげ寿司。

2017-08-14 07:11:55 | テニス
雷鳴が響く中ずぶ濡れになりながら、しげすしへ。
こんな日にはだれもお客が来ないだろうという感じでテーブルで大将と大旦那が寛いでいました。
物好きがいるという目で、来ちゃったのね仕方ないね、それならばと支度を始めます。
出された暖かいおしぼりがありがたい。
5人でテーブルを囲んでまずはビールで乾杯。
とりあえず早く出てくるものということで、ウナギの骨煎餅。

ポリポリ齧りながらビールを3本飲んでしまいます。
手早いところで小鯛の酢漬けも。

ビールはすぐになくなってしまうので、次は三千盛の大吟醸を。
このところ毎回1升瓶を入れています。贅沢にも大吟醸を飲みなれてしまうと今更普通の吟醸酒にレベルを落とすのが難しくなってしまうのですが、こんな贅沢は家で自分だけにしないと。
次は焼き物を頼むのですが、これは焼きあがるのにちょっと時間がかかる。
それならば、箸休めにナマコを。

ナマコを食べると毎回グアムの海にいる黄緑とか黒のナマコは食べられるのかという話になるのですが、毎回食べる気はしないよねということでうやむやになるのです。
ここではげ親父が私の苦手なラッキョウを頼みます。

私はにおいが嫌なので同じテーブルで食べるのだけでも嫌なのですが、全く気にせずはげ親父は頼みます。
さらにこれまた私の嫌いなナスの煮びたしも頼みます。

どうも偏食がきついのですが、これで60年以上そこそこ健康に生きてきたので文句あるかと言いたいのです。
大吟醸をグビグビ飲んで、この日は5人なので一升瓶は空けてしまいます。
ここでや着物登場。まずはアマダイの酒粕漬。

これは上品で美味しい。身が柔らかくてほろほろ崩れます。
カマも焼きあがってきます。

本マグロの30キロ物のカマとか。
これも穿ると身がどんどん出てきて美味しい。
程なく大吟醸はなくなってしまい、このところ飲んでいなかった焼酎を出してもらいます。

この日はテニス無しなので早い時間からの宴会でタケちゃんマンも帰りのバスを気にすることなく落ち着いて飲むことが出来ます。
サービスで大将がマスの甘露煮を出してくれます。

頭から食べることが出来ますが、もっぱら頭ははげ親父が担当します。
さらに食べるのには面倒くさいにし貝を。

焼酎をチビチビ飲みながら爪楊枝でイライラしながら身を出すのです。
〆はタケちゃんマンに配慮して鉄火巻きに。

フルーツが出てきてこの頃には雨も上がっていて終了。

テニスよりも飲みたい気分のお盆に家をいても邪魔になるだけの5人の宴会でした。
お勘定は16800円。一人3千円で1680円は基金から出しました。このところ基金から出すことが多いような…




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8月11日瑞穂公園テニスコートは雷雨

2017-08-12 14:55:00 | テニス
この日は朝起きるといきなり雨が降っている。
でもしばらくすると止んでどんより曇っている
お盆休みの3連休の初日で、お盆と言っても特に予定もないので今回はやりたいところ。
午前中にヨイショからは早々とお休みのメールが入りましたが、天気は如何?
天気予報の雲の動きを見ていると雲がかかったり晴れ間がでたりとどうも定まらない動き。雲の動きからは12時ごろには降るはずが降っていないし、夕方は雲が切れる感じ。雲の厚みがないみたいなので降っても小雨か。
タケちゃんマンからは14時までに判断してとのことでしたので14時前に雲の動きを見て何とかやれそうだからとにかくコートに行って雨が降ってきたら即やめてしげすしへ行きましょうとメールしました。
でもヤッターマンからは家を出ようとしたらすごい雨と雷であきらめましたとのメールが。う~ん、三重県は雨か。
雲は相変わらずどんよりと垂れこめていますが、15時30分過ぎに家を出る時には降っていない。
しかし歩いていくとポツポツと雨が降ってきた。
歩き続けていくと雨はどんどん激しくなってきます。
そのうちに雷鳴も。光と音の感覚を数えながら歩いていたのですが、最初は10秒以上あったのに、瑞穂通を超えるあたりからどんどん間隔が短くなってきて、同時に雨足も強まり傘を差していてもかなり濡れてくる。
庇で雨宿りすると光ってから1秒ですごい大きな雷鳴が。ひえ~、久しぶりの至近距離の雷です。
この状態ではテニスはできそうもないので、そのまましげすしへ行こうかと1059さんと森の熊さんに電話するも出ない。一人でしげすしへ行くわけにもいかないので仕方ないので雨の中を瑞穂公園テニスコートへ歩くしかないか…
増水はしてませんが、山崎川にもすごい勢いで水が流れ込んでいます。

川沿いの道からコートに入るところは水が溜まっていて靴がびしょびしょになって到着。
コートの管理事務所には、はげ親父、タケちゃんマン、1059さん、森の熊さんがいました。お盆休みにお酒を飲みたい面が集まっていました。
聞くと高蔵寺は晴れていたとかみんな家を出た時には降っていなかったそうです。雷雨というのは局地的にかつ突然来ることを実感。
激しい雨はやみそうもなく待機していた人たちもあきらめて徐々に帰りだします。

もう少し小やみになればと思っていましたが、中々やみそうもないので、雨中の行軍でしげ寿司を目指していきます。
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8月5日瑞穂公園テニスコートの後は7人で

2017-08-10 07:14:35 | テニス
テニスを終えて着替えていつものしげすしへ行くと既に先発隊のタケちゃんマン、はげ親父、ヤッターマンがテーブルでビールを飲んでいます。
つまみは小鯛の酢漬けと烏賊めんたい。
1059さんと森の熊さんと私は手前のテーブルに座って負けじとビールで乾杯。
つまみはこちらも小鯛の酢漬け。

ビールを飲んでいるとヨイショが遅れて登場。なんでもバスで帰るつもりだったのがちっとも来ないのでこちらに来ることにしたとか。
遅れてきたのに、お腹が空いた、寿司が食べたいとわがままを言い、おまかせコースを頼むことに。まあ、その前にビールで乾杯しましょう。
ビールが無くなると三千盛の大吟醸に切り替え。前回飲んだ一升瓶に2合ほど残っていたのですが、それでは当然足りないのでもう1本出してもらいます。やっぱり大吟醸は美味いのですが、こうなるとみんな贅沢になれてランクを落としたお酒を飲もうとしないのです。
お酒を飲んでいるうちにお任せコースのお寿司が登場。

まあ、全部ヨイショが食べたのではなくて適当にみんなでシェアしたんですけどね。
巻物もすぐに出てきました。

ここで鯵の刺身とイワシの刺身を出してもらい、アジは向こうのテーブル、イワシはこちらのテーブルに。
でもなぜか写真は忘れていました。
刺身を食べてしまうと合間の口寂しさを紛らわすのにウナギの骨煎餅を出してもらいます。

ポリポリ食べながら大吟醸をグビグビ。

折角入れた2本目もすぐになくなっていきます。
日本酒に合うつまみは、烏賊のホイル焼きとか…

勢いが止まらなくて7人いることだし、結局大吟醸は全部飲んでしまいました。
〆は太巻きとバッテラで。

お任せコースのお寿司も食べていたのでお腹いっぱいに。
お茶とフルーツをいただいてお勘定。

お勘定は22750円で一人3千円。

不足分の1750円は基金から出しておきました。
コメント
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