怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

溝口敦「暴力団」

2012-01-30 22:01:25 | 
facebookにも書いたのですが、こちらにも再掲します。

先日の中日新聞の夕刊に溝口敦のインタビューが載っていましたが、ベストセラーの「暴力団」を読みました。夕刊にも書いてありましたが、溝口は本を出すことによって後藤忠政から警告を受け(ちなみに後藤忠政の「憚りながら」は業界内輪話満載で面白かったですけど)背中を刺されるなどまさに命がけの仕事をしています。
今の暴力団は「暴対法」「排除条例」で絶滅危惧種になりつつあるとか。もはや暴力団員と言うだけで部屋も借りれず銀行口座も開設できずカードも作れず、まともな社会生活は出来ない状況なので新規に若い衆を集めるのも大変みたいです。ほんまかいな~とも思いますが、名古屋は組織的にみかじめ料が集められているみたいで、弘道会の本拠でもあり、まだまだ健在みたいです。いろいろあってもどの店もちゃんとみかじめ料は手を替え品を替え払っているんですか。やっぱりね~。でもそれも徐々に規制の網が縮まっているみたいです。
暴力団が法的に厳しい規制がかかる分だけ、半グレ集団という代替組織がのさばってくるみたいです。ちなみに市川海老蔵に怪我をさせた暴走族あがりの関東連合は、半グレ集団の典型とか。
それでも暴力団だけはよい暴力団はいなくて悪い暴力団しかいないから、特別扱いすることなく妥協せずに毅然と対応すること、当たり前ですが、著者が言うと迫力があります。
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長沼毅「世界をやりなおしても生命は生まれるか?」

2012-01-27 19:42:40 | 
う~ん、難しいですね。高校生10人との「生命は何か」を中心とした対話?の記録なんですが、もともと文系頭に加えて最近では前立腺に反比例してスカスカになってきている前頭葉ではなかなか理解できません

話は生物の進化から人工生命、ゲノム、エネルギー、エントロピーと縦横無尽に広がって行き、数式も飛び出すはで、最近の高校生の知力に足元も及ばないのを思い知らされます。
そういえば、池谷裕二の「進化しすぎた脳」も同じように高校生との対話だったけど、同じように最近の高校生の知力に脱帽してしまったね。それにしては我が家の愚息たちは何でああ知力を感じられないんだろう。
閑話休題。それでも理解できる範囲だけでも十分に知的好奇心を刺激される話題が一杯です。
鯨は「かば」が海に進出して進化したもの。生物は基本的には光を食べているのですが、光の届かない深海には海底火山のエネルギーを利用しているものもいる。
陸上と海洋の生物重量より2倍以上の生物量が光の届かない地下生活圏で存在している。ちょっと信じられないですよね。
パソコンの中のウイルスは生命といえるのか、生命っぽい動きをする油滴はどうか。DNAを人工的に合成して移植したマイコプラズマウイルスは人工生命なのか。
エネルギーの第2法則すなわち「エントロピー増大の法則」についての議論。エントロピーとは何かというと「乱雑さの指標」「無秩序の度合い」と言えばいいのか、どうもここらあたりになると私の理解力の限界に近づいてしまいます。
それでは生命とは何か、生命とは「渦巻き」のようなものだと。
私たちの体は原子、分子レベルでは絶えず入れ替わっている。物質なんて全部入れ替わっているのに私は私として同一性と連続性を保っている。
自分の本質は自分の形を成すパターンであってパターンを作っている原子が変わってもなんら問題はない。その意味では生命の本質は渦巻きのようなパターンである。
これは、そう!福岡伸一の「生物と無生物の間」の議論ですね。確か福岡伸一は生命とは「動的平衡」といっていたと思いますが、ほぼ同じことを言っているのですよね。
難しいけど理科系頭の人には、なんともないかも。私のように硬直化しつつある文系頭でほとんど理解できなくても世俗を離れてこういう議論に身を浸すのもたまにはいいんじゃないかに。
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1月22日瑞穂公園テニスコート

2012-01-25 19:59:53 | テニス
この日は曇り。風もあんまりなくて比較的暖かい。
いつものように歩いていきましたが、瑞穂通を越えたところでヤッターマンと出会い、一緒にコートへ。
寒いかもと着込んでいったのでコートに着くと下着が汗ぐっしょり。着いた途端1枚脱ぐ羽目になりました。
コートには久しぶりと言うか今年初めてと言うか猫背気味のウッチーもいました。1059さん、森の熊さん、はげ親父、OBさんといつものメンバーもいてこの日は7人
入れ替わりながら乱打をやって、一休み。私はこのところ宴会続きで漢方胃腸薬とビオフェルミンのお世話になっている身なのでテニスのときはビールを控えたのですが、当然ながらみんなは関係なく飲みます。
それからじゃんけんしてゲームに。
最初ははげ親父と組んで森の熊さん、猫背気味のウッチー組と対戦。ここでは久しぶりの猫背気味のウッチーが2試合連続の出場で疲れを見せて3:1で撃破
続いては、その猫背気味のウッチーと組んでヤッターマン、森の熊さん組と言う強敵と対戦。これは1ゲームも取れないかと思ったのですが、運良く?ヤッターマンのサービスが乱れに乱れこのゲームはブレーク。何とか1ゲーム取れて1:3、完封負けでなくて、よかった、よかった。
続いては私が連続出場で1059さんと組んではげ親父、OBさん組と対戦。この日はビールを飲んでいないので大丈夫と思ったのですが、疲れが出てきたのかミスを重ねて1:3と言う結果。なんだかな~。
隣のコートは夫婦(と思うのですが)二人で思い切りビシバシ打ち合っていて、見ているだけでこちらまで疲れてしまいそう。あれで面白いのでしょうかね。前にも隣のコートになったことがあって、やっぱり思い切り打ち合っていたよね~。
最後はOBさんと組んで森の熊さん、はげ親父組と対戦したのですが、どういう訳かはげ親父が調子よくてミスもなくがんばって、反対にこちらはミスを重ねて何と0:4の完封負け
私はここでは飲みませんでしたが、この日のビールは500缶が5本(4本かな)でした。
終わって7人みんないつものしげ寿司へ行ったのですが、丁度名女大中学の入試なのか道路一杯に親子連れが歩いています。人波をかき分けながらお店にたどり着きました。
いつものようにビールで乾杯。白身の刺身2(この日は水槽からひらめを出して捌いてくれました)

タこぶつも2つ、カンパチのかぶと焼き2、それに猫背気味のウッチーはおまかせコース。テーブル2つに分かれたのでとにかく2人前づつです。
ビールは追加、追加で計8本。先回美味しかったので酒蒸しも2。
最後に太巻きを2本頼んでお勘定。12700円でしたので一人2千円でおつりの1300円は基金に入れておきました。
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古賀茂明「官僚を国民のために働かせる法」

2012-01-21 18:23:20 | 
古賀茂明 今話題の人ですね。
しかし一読しての読後感は残念なものでした。
中学生にもすらすら読めるように書いたから余計でしょうが、もう少し人事制度に対する深い洞察(ちなみにこの字は「とうさつ」で変換すると「盗撮」としか出てこないので思わず辞書で確かめてしまいました。「どうさつ」ならでました。)が必要ではないでしょうか。
意地の悪い言い方をすると、こんなにも優秀で国民のためを思っている自分を処遇しない人事制度は全くなっていないと誰も言ってくれないので自分で言っているように聞こえます。
まず、バブル崩壊後の失われた20年まではわが国の官僚機構は総体としてみれば非常にうまく機能しており、それを支えていたのはその人事制度だった思われます。そこでは、ただ省益だけで物事を決していたわけではなく、立場、立場(省、省)の違いはあれ日本のため国民のために動いていたのではないでしょうか。
日本の年功序列は最終的にはある年齢では局長、次官と絞り込まれていくことから、競争をできるだけ長く引っ張っていくという一面もあります。次官になるためにはキャリア組の中での猛烈な競争があるのです。
中にはだめな人もいるのですが、そういう人は早々に脱落して外郭に行ったりするのですが、その人たちに現役と同じような待遇を保障するということは必要悪の側面もあるのでは。私から見ても保障しすぎという面はあるにしてもそんなにむちゃくちゃなのか冷静に見る必要があります。
そもそも筆者の言うように若手で優秀な人をどんどん引き上げ、だめな人は切り捨てればいいと言うのなら、誰がそれを評価するのでしょうか。役に立たないかどうかは局面、状況しだいで変わるものです。大石内蔵助は普段昼行灯と言われてましたが非常時には有能なリーダーでした。そのときの状況でどんどん人を切り捨てると変化に対する柔軟な対応はできなくなるでしょう。
制度が固まりすぎて過剰適応、垢がたまっている面はあるにしても、それが本質なのか根本的問題なのかというと疑問があります。
天下りが諸悪の根源みたいに言われますが、民間でも大企業では役員になれない人はある年齢で子会社なりに出向します。
ちなみに私の大学の同期で銀行に入った人たちは、ボード入りした人を除いてはみんな関連会社なりに行って、銀行に残っている人はいません。残念ながらトヨタとか東芝にいった連中も子会社なり下請け関連会社なりに出ています。
もっともその企業の命運を託すに足る人物を選別し目いっぱい働かせるためには、同じような人事制度になってくるのではないのでしょうか。どちらが先かわかりませんが、少なくとも日本の大企業も官庁も、そんなに違う労働慣行ではないみたいです。
ある制度が成り立つにはそれ相応の理由があり、それが持続しているには社会的に認められる効果と合理性があるはずです。
民主党の言う政治主導では政策判断は政治がやるにしてもそれを実現する実務は官僚機構がやるということを分かっていないことから大混乱していると思います。わが社の社長はそもそも実務があるということがわかっていないというのが残念ですが、民主党にも官僚は邪悪な存在だという先入観はぬぐってほしいものです。
永きに渉る自民党政治を支えていたのが官僚機構だから許せないというのは分かりやすいのですが、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという類ではないでしょうか。
この本に書いてあることも含めて官僚機構を改革しなければいけないことは否定しませんし、直すべき点も多いと思いますが、日本の根本的な問題とはとても思えません。
労働経済学の小池和男さんの本を読んでいただきたいのですが、地味な実証に基づく研究はなかなか取り上げられず、声高に官僚機構=悪という声が世間にもてはやされるのでしょう。そういう意味で残念な読後感です。
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1月15日瑞穂公園テニスコート

2012-01-19 19:11:12 | テニス
この日は曇り。風はあまりないからテニスにはまずまずかな。
いつものように歩いて瑞穂公園テニスコートへ
コートに着くと森の熊さん、はげ親父、OBさん、1059さん、ヤッターマンのいつものメンバーが勢ぞろい。
このところ猫背気味のウッチーは顔を出していません。ひょっとかして自宅で孤立死?森の熊さんのどうしているか聞いても知らないとつれない返事。最高気温10度以下の時は冬眠しているのでしょうか。いまだ年が明けてから見ていません。
タケちゃんマンは先日家に泥棒が入ったとのことで、海外旅行帰りのユーロとかの残りもあったのか現金で100万円余と貴金属をやられたとか。鍵を替えなくてはいけないとかカード会社や銀行へ連絡するとかいろいろ面倒なこともおおくどうもショックでしばらく立ち直れないのでしょう。でもそんなに現金を家に置いておくとはさすが金持ち。
まあ6人いるので順次乱打をやって、ビールを飲んで休憩してからじゃんけんしてから試合に。
最初は森の熊さんと組んで1059、ヤッターマン組と対戦。このところ森の熊さんと組むと不本意な結果が多かったので気を引き締めていきましょう。と意気込んだのがよかったのか3:1で勝利
この調子でもう1試合と思ったのですが、OBさん、はげ親父に思わぬ苦戦をして2:2でした。なんだかな~。
一休みしてビール。この日は350が2本に500が3本でした。
今度はヤッターマンと組んでOBさん、森の熊さん組と対戦。一進一退の死闘?凡試合?で譲らず2:2でした。ここで3試合連続の出場となりへろへろに。そのせいかはげ親父、1059組との対戦ではミスを連発してしまい、何と0:4の完敗。ビールの酔いが回ったのか疲れが出たのか、いや単なる実力不足か!
不本意なヤッターマンは組み替えてさらに試合をやるのですが、私はここでギブアップ。まあトータルでこんなもんでしょう。
終わっていつものようにしげ寿司へ。
いつものようにお客はいなかったので貸しきり状態。
まずはビール。牡蠣みそ煮2に白身の刺身(この日はひらめ)2、げそ焼き2に酒蒸し2と相変わらず代わり映えのしない定番ばかり。
ビールを追加するのですが、はげ親父、1059は熱燗2合。ガリがサービスで出てきます。
都合ビール5本に熱燗4合で、最後の〆に太巻きをみんなで1本食べて一人1800円の10800円でした。
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山崎橋からの東海道

2012-01-14 08:22:31 | Weblog
瑞穂区の東海道は今となっては見る影もなく、案内表示もないのですが、山崎川を山崎橋で渡って南区に入るとちょっと趣が変わります。
橋の袂に東海道の標識があり道も寂れた商店街となって昔の街道の感じが出ています。ここから登り道で、坂道が続きます。街路灯にも小さく東海道の表示があり途中の熊野三山神社の前には立派な石の案内表示がありました。

鳴海の宿から来て、ここらあたりで宮の渡しの船の予約をしたので「呼続」というとか。

熊野三社神社だけでなく由緒ありそうなお寺も途中あって、うなぎ屋とかのお店もあって、なんとなく東海道を歩いているのかなと思えます。
この日はお昼から新年交歓会があるので坂の上まで行くことなく途中で引き返してきましたが、気候がよくなったら宮の宿から鳴海の宿まで通しで歩いてみようと思います。
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1月8日瑞穂公園テニスコート

2012-01-10 22:31:53 | テニス
正月から1週間。寒い日が続いています。風が結構あるのですが晴れ
いつものように歩いて瑞穂公園テニスコートへ。
コートに着くとヤッターマン、森の熊さん、OBさん、はげ親父といます。早速私が持参したロゼのチンザノを出します。テニスをやる前にまず乾杯。

それからおもむろに乱打。そのうちにタケちゃんマンも登場。この日は6人です。そういえば猫背気味のウッチーは年が明けて顔を出していません。寒いと動けないのかとうわさになりました。
ビールを飲みつつ、そろそろゲームもしなくてはとじゃんけん。最初は私とはげ親父がヤッターマン、タケちゃんマン組と対戦。ゲームになると北風が結構強くて、冬の太陽が低いので南に向かってちょっと高いボールを打とうとするとまぶしくて、と言い訳しつつ順調に負けて1:3でした。
もう一度はげ親父と組んだ続く試合も森の熊さん、OBさん組に1:3。結構ジュースまでもつれ込んでいい試合だったと思うんですが、結果が伴っていません。
チンザノはすぐに飲んで、ビールも500が4本、350が2本と快調に消化していきます。
組み替えて森の熊さんと組んで最初の試合はヤッターマン、タケちゃんマン組。ここらあたりから対戦相手とか結果がいまいち朦朧となってくるのですが、多分1:3だったと思います。最後ははげ親父、OBさん組とでしたが、これは1ゲームとったのですが、次のゲームは時間が迫ってきて、それでもジュース、ジュースとなり途中でサスペンデッド。まあ負けてはいなかったと言っていいでしょう。
翌日も瑞穂公園テニスコートの予定があったのですが、参加できるメンバーが少ないと言うこともあって中止を決定。コートはキャンセルしておきました。
それではとここからいつものしげ寿司へ。まずはみんなでビールで乾杯
白身の刺身(鱸でした)2に牡蠣のみそ煮2、あら煮も2つ頼みます。森の熊さんお得意のげそ焼きも2です。ここでビールを追加。
そのうちにタケちゃんマンとはげ親父が熱燗がほしいと言うのでお銚子2合を注文。
サービスに漬物が出て、カンパチのカマ焼き2、結構頭のところに美味しい肉がありました。
最後に頼んでいないパインが出て、この日はビール5本に熱燗お銚子2合3本で、合計15600円で一人2600円でした。
帰りも当然歩いて帰ったのですが、この日の歩数は1万7千歩でした。お疲れ~。家に帰ったらいつの間にか意識が遠のき昼寝してしまいました。
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豪腕とは

2012-01-07 08:24:37 | Weblog
内田樹のブログはいつも愛読しており、なるほどと思うことが多いのだが今回も目からうろこでした。
内田はブログの記事の引用も転載も自由と言っているので、少し長いのですがお言葉に甘えて転載します。
引用は「内田樹の研究室」の記事『「腹の読めないおじさん」から「のっぺりしたリーダー」へ』からです。興味がありましたらぜひ原文を全部読んでください。
『大統領就任のときケネディは弱冠44歳だった。
前任者のアイゼンハワーは70歳、アメリカのゴールデン・エイジの8年間大統領職にあった「アメリカで最後の古いタイプのリーダー」だった。
「古いタイプのリーダー」ということは「何を考えているのか、よくわからないおじさん」だったということである。
それは彼の軍歴によく現れている。
アイゼンハワーの軍歴のきわだった特徴は平時の長期にわたる停滞と戦時における異常な速度の昇進である。
アイゼンハワーは少佐から中佐に昇進するまで16年間を要した。アメリカが相対的な平和と繁栄のうちにあった1930年代を彼は同期生が昇進するのを指をくわえて眺めながらまるまる少佐という低い階級で過ごしたのである。
第二次世界大戦勃発時にアイゼンハワーは一介の中佐に過ぎなかった。
そのような凡庸な(というより劣悪な)軍歴しかもたない軍人が、抜擢され、ノルマンディー上陸作戦を成功させ、ヨーロッパ戦線の連合軍450万人を指揮し、5年で中佐から陸軍元帥になった。
これはアメリカ陸軍における昇進スピードの最速記録であり、おそらくこのあと破られることがないだろう(ナポレオン軍にはあったと思うが)。
一介の中佐が開戦後あっいう間に元帥まで超スピード昇進したのは、彼が「想定外の事態」に遭遇したときに、例外的に手際よく最適解を選択できるだけでなく、起案した作戦計画を遅滞なく実行できる人物だということがひろく軍隊内部で知られていたからである。
頭のよい参謀なら「最適解」を選ぶことができるかも知れない。けれども、起案したその「最高の作戦」を実施するためには、連合軍内部での利害調整や思惑のすりあわせや腹の探り合いやらを手際よく片付けられなければならない。
アイゼンハワーはブラッドリーやパットン将軍といった前線指揮官の信頼を勝ち取り、チャーチルやド・ゴール将軍のような腹の底の見えない同盟者たちと巧みに連携し、ソ連軍のジューコフ元帥やスターリンとさえタフな交渉をした。
このような仕事ができる人のことを「豪腕」という。
「豪腕」というのは、前にも書いたことがあるが、暴力的に「無理を通す」人のことではない。
「あいつはもののわかった人間だから」という評価が安定している人のことである。
だから、頼まれた方は、何がどう「よほどのこと」かはわからないけれど、あいつがわざわざ頼んでくるくらいだから、「よほどのこと」なのだろう。とすれば、断るわけにはゆくまいと思う。
そういうふうに交渉相手に思わせることのできる人だけが「無理を通せる」。
アイゼンハワーは「天才的な管理能力と交渉力」があったと言われるが、それは彼があらゆる機会をとらえて、「いずれ大事なことを頼みそうな相手」には「貸し」を作っておくということを心がけていたからだと私は思う。
とくに不遇の16年間を彼はもっぱら軍隊の内部に、「いずれ大事なことを頼みそうな相手」を見出し、ケアするという仕事を丁寧にやっていたのであろう。
さまざまな部署に散らばっている「この人の頼みは断れない」と思ってくれる人のことをスパイ用語では「アセッツ」と呼ぶ。
「アセッツ」をどれほど広い範囲に多様なレベルに展開しているか、それによって、その人の「政治力」は決定される。
こういう「どこに何を隠しているのかわからない」人がひさしく国際政治の登場人物であった。』
アイゼンハワーがどうしてこんなに昇進できたのか、彼が不遇の時代にいずれ大事なことを頼みそうな相手を見出し、ケアをしていたと簡単に言いますが、まず少佐の身でいずれ大事なことを頼みそうな相手を見分けるなんてことがどうできるのか、それを見出してもどうケアしていくのか、貸しを作るなんて出来るのでしょうか。実際には、これはものすごく難しいことですよね。だからこそ空前絶後の出世を遂げることが出来たんでしょうけど。
今豪腕と言われている「小沢一郎」は、裏ではいろんな人にありとあらゆるケアをしていたと言うことでしょうか。どうも今の話からすると彼は本当の豪腕ではなかったと言えるかもしれません。今太閤と言われ首相まで上り詰めた田中角栄は十分すぎるケアをしていたみたいですけど。その意味で言えば金丸もそうだったのかな。わが社で出世している人もなんとなくこういう視点で見ると分かるみたいな気もします。
でも私にはこれだと思う人がわかってもこちらからケアするようなことは何もなかったような気がしているのですが、だからイマイチだったんでしょう。
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1月1日鶴舞公園テニスコート

2012-01-04 19:08:23 | テニス
寒さで腰が重くなるのですが、そこは空元気を奮い立たせて8時40分には家を出てせかせかと歩いて予定より早く9時20分にはコートに着きました。
コートには誰もテニスをしていなくて、コートサイドに森の熊さん、ヤッターマン、1059さんにはげ親父が既に酒盛りしていました。
私も持参したスペインのスパークリングワインを出して、正月だから飲みねえ、飲みねえ。お酒は「女城主」の4合瓶で、これもねっとりして美味しい。う~ん、テニスをやる前にこれでいいのか。

それでも折角なので乱打でも始めましょう。天気は曇りですが、風がなくて、しばらく身体を動かすとうっすら汗をかき、テニスをやるにはいい天気です。ちょこちょこやって、じゃんけんしてゲームに。
最初はヤッターマンと組んではげ親父、森の熊さん組と対戦。今年初のゲームは組んだ相手がよくて3:1で勝利
1試合終わって10時になる頃タケちゃんマンが登場。家庭菜園で取れたキウィをたくさん持ってきてくれました。
勝ち残りでヤッターマンと残り、タケちゃんマン、1059組と対戦。この試合もヤッターマンの頑張りが私のしょうもないミスを打ち消して3:1で勝利。今年は幸先いい結果です。
一休みでビールを飲んでから組み替えてゲーム。ところがここではげ親父と組んだら酔っ払い二人がお互いに足を引っ張り合って森の熊さん、1059組にいいところなしの0:4の完封負け。そうは調子よく行かないものです。ビールを2リットルぐらい飲んだところで11時近くになりBBさんが登場。この日は鶴舞公園の駐車場が全部クローズで遅くなったそうで、仕方なく向かいの某病院の駐車場にいれてました。その頃自転車に乗ったOBさんも登場。年の初めのテニスには8人の結集でした。
それではとはげ親父とBBさん、OBさん組と対戦。ところがめまいがする半病人のOBさんが妙にがんばって粘ります。こちらが根負けすることが多く、軽く鎧袖一蹴のつもりが予想外の2:2の引き分け。なんだかな~。
ここでお昼にどこの店がやっているか自転車のOBさんに斥候を命じました。事前の調査では「ライオン」はやっているはずだったのに、朝、店の前を通ったら休みとなっていたので、ではどこがやっているかと言うことでの斥候です。
OBさんを送り出している間に最後の試合で1059さんと組みBBさん、タケちゃんマン組と対戦。一進一退のゲームで2:2の引き分け。まあこんなもんでしょう。
斥候から帰ったOBさんの報告では「気晴亭」もやっていなくて。開いているのは「ガスト」だけ。と言うことで選択の余地なく「ガスト」へ。
まずは生ビール(OBさんはオールフリー)で乾杯。つまみに餃子3、シーフードサラダに寄せ豆腐サラダ、さらにお惣菜の小鉢を4種類2個づつ。ファミレスと言えどもつまむものはあるのでした。
生ビールをお替りしてトンペイ焼きにシーフードピザを各2。
店の雰囲気には違和感を振りまいていましたが、一人1500円でまあ満足でした。
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あけましておめでとうございます。

2012-01-01 07:54:49 | Weblog
あけましておめでとうございます。

少し雲が多いけど穏やかな元旦です。
我が家ではマンションが邪魔をして日の出は見えなくて、7時半頃にマンションの屋根からの日の出になってしまいます。
大晦日は子供たちは深夜までテレビを見ていたので起きだす雰囲気なし。
株主優待でもらったお節(正確には優待券で買った1万8千円の3段豪華もの)にお餅で朝食を摂り、テニスに行かなくては。

でも正月なので10時までに行けばいいかな。
皆さん今年もよろしくお願いします。
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