LOHASな感じ!

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入母屋|irimoya

2007-02-02 | 建築と文化
入母屋は、日本建築を代表するような屋根形状だ。
新築・建替時に入母屋にするケースは非常に少なくなってきているが、これも坪ウン万円というような住宅ばかりが増えたからであろうか。
日本建築の伝承という意味では危惧する所だ。
せめても、リフォーム工事で存続させていきたいと感じる。
実際、我々リフォーム現場でも入母屋の建築を手がけている。

入母屋は、切妻と寄棟を合体させたような形状をしており、社寺仏閣や農村部の建築に多用されている。
入母屋の破風hafuの加減で屋根全体のイメージを決めてしまうため、施工者の経験と感性が求められるところでもある。
ちなみに破風とは、三角形の外壁部分の所を言う。

入母屋の破風の形状には、数奇屋sukiya造りのように直線的なものの他に、
照り破風terihafu、起り破風mukurihafu、唐破風karahafuに分類されている。
照り破風は寺社仏閣に多く、破風の左右のがへこんだ形状もの言い、
起り破風は一般建築物に多く、破風の左右が膨らんだ形状のものを言う。

これ以上はかなり専門的な事になるので、この辺で...。