LOHASな感じ!

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琉球畳

2007-02-24 | 建築と文化
最近、琉球畳を要望されるお客様が多い。
半畳サイズで畳縁がない畳を 市松模様にして居室に敷き詰めているイメージが浸透しているのか、畳の打合わせ時には必ずと言って良いほど琉球畳の話がでる。

琉球畳は、専門的に言うと琉球の表を使用した縁なし畳でなければならない。
琉球表は、いぐさではなく七島藺(shichitoui)を使用する。
素朴で粗い風合いをもち、通常のいぐさ表よりしっかりしている。
以前は、柔道場の畳表に使用されていたほどだ。
しかし、琉球表は流通量は少なくそんなに市場に出回っていないのだ。
それなのに、これほど認知度があるのは...。

実は、一般的には目積畳を琉球畳と言っているケースが多いのだ。
目積畳は通常の表より目が積んであるのが特徴だ。
そのため通常の表より丈夫で、縁なしでも使用できるというものだ。

本格的な和室にというよりも、モダン和風をコンセプトとしているような現場に調和する。

確かに市松模様の縁なし畳は、琉球畳にしても目積畳にしても、今までにない居室の雰囲気を変えるが、
畳の角や縁の部分が、縁ありのものよりも傷みやすいという欠点はもつだろう...。