NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

茶の放射能汚染のメカニズム

2011年07月06日 | 日記
神奈川県産の茶から放射性セシウムが検出された問題については、このブログでも何回かお伝えしていますが、他の葉物野菜では暫定規制値以下なのに、なぜ茶だけから暫定規制を上回る値が検出されたのか疑問に感じていました。

それが、農林水産省の発表NHKスペシャル(7月9日放映)などで、概ね理解できるようになりました。

そのメカニズムを要約すると、次のとおりです。
①茶は、葉が密集しているので、飛散した放射性セシウムが葉の表面に付着しやすい。
②茶は、新芽が成長するときに、古い葉から栄養を吸収する性質がある。
③古い葉に付着した放射性セシウムが、新芽の成長とともに新芽に移動したため濃度が高くなったと推定される。

神奈川県は、10月の収穫期までに深刈りを実施し、放射性物質を含んだ古葉を除去し、秋冬番茶を生育させて基準値クリアを狙う方針を決めましたが、こうしたメカニズムが分かったからなのですね。

しかし、埼玉県や東京都を飛び越えて、福島原発から300㎞も離れた神奈川県の茶に最も強い影響が出ているのは、何故なのでしょうかね?

コメント
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