ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

十三夜の誕生花マリーゴールド

2014-11-05 10:09:03 | エッセイ
旧暦の閏月というと普通3月か5月にある。しかし、今年は182年ぶりに9月に閏月を置いたという。次回は95年後の2109年という。メトン周期から決めているようで、日本では太陽暦は定めても、旧暦は外国のものを採用しているからか、その根拠は今のところ理解していない。

旧暦は太陽暦より毎年11日早まるので、3年に一度の閏月を置いている。先回は2012年に3月が太陽暦の3/22と4/21に朔日を置いた。から例年であれば2015年に閏月を置くべきが、今年の9月になっている。そのへんのルールが私には理解できていない。先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口のルールは理解できても。

手元の暦では今日11/5は十三夜とせず、先月の10/6が十三夜としている。8月の十五夜の翌月が惜しまれる十三夜であり、2か月遅れでは十三夜も寒くて月を愛でる気にはなりにくいというもの。

また、今日の誕生花はマリーゴールド、花言葉は信頼、生きる、友情とか今朝の深夜便須磨佳津江アンカーがメキシコ原産で、明治初年に日本に入ってきた一年草であり、聖母マリアの黄金の意味であると。

4~10月に茎が伸び次々に、橙や黄色の花を咲かせ、1~2週間で終わり種子が落下、また芽をだし花を咲かせる。11月の今もきれいに咲いている。根に線虫の防除効果があるので私も畑の隅に植えている。きれいな花には毒があるの喩え、バラと同様にマリーゴールドにも毒があるようだ。

児童詩サイロの魅力を伝えて55年

2014-11-05 06:48:04 | エッセイ
今朝4時台、十勝の宝物、児童詩の魅力を伝えて55年児童詩誌「サイロ」顧問草野尋匡氏のトークを聞いた。

400年以上老舗菓子柏屋となっても160年薄皮饅頭で知られる昭和33年創刊郡山の子どもの詩集「青い窓」が贈られてきた十勝の菓子千秋庵小田豊四郎氏は二男の担任松田先生に、十勝でも児童詩誌が出来ないものかと相談されたことがきっかけで、野田、草野や8人の若い教師が小田さんの資金の元で、1960年1月創刊「サイロ」が発行され、十勝管内とその周辺に配布された。

十勝に今でも残るサイロは家畜の牧草やトウモロコシなどの醗酵熟成させる飼料保管塔で、見た目はひょろ長いドーム縦型の建物である。今は刈り取ったロール草で醗酵せるので殆んど使われていないという、がその熟成醗酵が児童詩に込められたことで名づけられたと。

草野氏曰く、発行当時ガリ版刷り、帯広は電気水道があったが、ちょっと田舎に入ると、ランプ生活で重労働の父ちゃん、母ちゃんのフナのような体の手、襦袢やモンペ姿のことばは借り物でなく児童本心から出た詩を選んで載せていたという。

そして、この作品の批評は入れず、ただ作品を載せるだけで、指導は担任の仕事としたと。表紙の挿絵は坂本直行さんが無報酬で描き、小田さんに途中止めてはいけませんよと引き受けたとか。

また、4歳の女の子が三日月を見て、バナナが空にあるとか、牛や豆、ビート作りでの父母の作業、その手伝いの感じが伝わるという。毎月発行からもう610号越えているという。地域に根付いた文学の詩心を伝えるものであった。