先進国の自給率、カナダ222%、オーストラリア187、フランス121、アメリカ120、イギリス65・・・・、日本39で一番極端に低い。世界の人口は71.6億人、2020年77億人、2070年には90億人になる予想と、ビジネス展望法政大大学院坂本光司教授のトークを聞いた。
もの作り産業の日本で、外国から農産品の期待が高まっている現実、それに高齢社会で農産品の消費が高まっている。このことから、農産品に加工された六次産業の農業が成長産業である。
しかし、自給率を上げるには、①農産品の期待が高いから農業自身が自信を持つことである。②農業経営に参入する規定が厳しいのでもっと参入しやすくすること。③教育で、わが町の高校でも水産科や家政科がなくなり普通科だけで、農業に関する教育から離れ若者が参加しにくい環境にある。
現在お茶の外国輸出51億円、リンゴでは30億円、千葉の1農家の野菜でも6億円という。今の農政、教育でも目先のことで、希望者がいないから定員削減や廃科にしてしまう。防潮堤建設しかり、目先だけで、津波を防ぐため山を削って12mの小高い堤防を造っている。自然に勝とうとする愚かな政策に税金が無駄使いされている。自然破壊で後世の汚点の語り草としてはいけない。