ブログ仙岩

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私が音と絵本から子供に伝えたいこと

2014-11-12 06:12:21 | エッセイ
今朝4時台明日へのことば、音楽と音で子供に伝えたいことピアノ・キーボード奏者守時タツミさんのトークを聞いた。

藤井フミヤなどの演奏していたが10数年前、社会貢献をしたいことから、宮沢賢治の注文の多い料理店に収まっている「どんぐりと山猫」の感受性豊かな子どもに育ってほしい願望から親子一緒に楽しめる音絵本をプロデュースした。

日本昔話で英語版、韓国語版や世界昔話のCDを作った。いっすんぼうし、かぐやひめ、ももたろうなどの中から、お二人の女優さんのナレーションで、言霊を持った南果歩さんの巧妙な語り口「かさじぞう」の後半を聞いた。

雪の降る帰り道、雪を頭にのせ寒そうなおじぞうさんに物々交換してきたかさをかぶせ、1つ足りないので、自分のかぶっている笠をかぶせて帰宅したおじいさん、そのことをおばあさんにお話しすると、それはいいことをしたとおばあさんが褒め温かい粥を頂いて休むと、夜中にどっこいしょの音で目覚め、表を見ると俵が置いてあり、小判やお米がどっさり入っていたという・・・おしまいの優しい南さんの声であった。

もったいない運動から、2011年8月福島飯館村の中央で録音した自然の音「ひぐらし」を聞いた。蜩の声に続いてウグイスの声と音楽がぴったりと合っている。北海道でも自然の音を命がけで録音したが、車の音など邪魔が入、飯館は自然そのものだったと。私も、2011年7/31津波犠牲相馬姪の葬儀に出席のため、飯館を通って原ノ町に出て相馬に入った。この近くは車の音がするからより中へ入ったのであろうと想像した。

幼少時寝床で父のトイレから遠ざかりだんだん声が小さくなる怖い話やグリム童話を聞いて、現在の自分があることを思うと音絵本は素晴らしい企画と感動した。