やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

スズバチ(ペア)(富山市)

2018-09-13 17:37:30 | 昆虫類

秋になって、どうなることかと気をもんできた酷暑もおさまってきました。我が家の庭では、こぼれ種から広がったシソの花に、いろいろな虫がやってきています(イチモンジセセリ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、モンシロチョウ、フタモンアシナガバチ、キイロスズメバチ、ドロバチの仲間など)。

シソの花穂のあたりを「ドサドサ」とやっとのことで飛んでいるような、黒っぽくちょっと大きめの虫がいたので、確かめようと近づくと、スズバチのペアで、♀が♂に背中に乗られながらシソの花の蜜を吸ってまわっていました。10分ほど見ていましたが、交尾には至りませんでした。

 スズバチは泥で徳利型の巣をつくるトックリバチの仲間では、いちばん大きな体をしています。しかし、体の大きさが半分以下の同じトックリバチの仲間に、シソの花から追い払われていました。気が弱いのでしょうか?

《♂を背に乗せ次々にシソの花蜜を吸ってまわるトックリバチ♀ 2018/09/12》 

《♂を背に乗せ次々にシソの花蜜を吸ってまわるトックリバチ♀ 2018/09/12》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホソオビアシブトクチバ(富山市)

2018-09-13 16:50:03 | 昆虫類

秋冬野菜を植えるため、枯れてきた夏の野菜などを整理していると、黒っぽい蛾が飛び出してシソの葉に下向きにとまりました。こげ茶色に白色の直線模様、見たことがあると思ったら、つい先日(2018/09/07)このブログで紹介したホソオビアシブトクチバでした。
https://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/bc19e6720c85e858f1dd2206ee9164d1

ホソオビアシブトクチバについてネットで調べると、「(バラの)新芽や蕾が大好物で、暑くなると一気に増えるので、沸点が低い私を夏中イライラさせます(怒)。6月以降、バラの蕾に大きな穴をあけるのはこれが多いです」との情報(ウェブサイト『庭だより』)。我が家のバラも、蕾が食べられていたのはコイツの所為だったのかと頭にきました。
https://niwatarou.info/?p=18119

前翅後方にある枯葉がカールしたような模様は、下向きにとまる方が上向きにとまるより強調されるのでしょうか?航空写真を実体視すると、平面の写真があるとき急に立体的な地形が浮かび上がってきます。ホソオビアシブトクチバのカール模様も、そういう模様があると思うといっそう立体的にみえるような気がします。ちなみに、なにも知らない家族に、「どのように見えるか」尋ねても、「枯葉がカールしたような模様」があるとは見えないと言います。 

《シソの葉に下向きにとまったホソオビアシブトクチバ  2018/09/12》 

 《シソの葉に下向きにとまったホソオビアシブトクチバ  2018/09/12》

《上の写真を180度回転させ上向きにした写真》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする