神通川の土手を虫を探しながらジグザグに降りていくと、コバネイナゴが飛び出してススキにとまりました。近づくと、とまっている草の反対側に回り込んで身を隠そうとします。
むかし、おそらく60年以上前のことだと思います。友達の家で(誰なのか、何処なのかまったく思い出せませんその部屋の雰囲気やにおいなどは覚えているような気がします)薬缶に沸かしてある番茶を飲みながら「イナゴを集めるとお金がもらえるんやて」などとたわいのない会話をした記憶があります。捕まえたイナゴは100匹単位で木綿糸にまとめて通しておくということで、何匹か捕まえて糸に通したことまでは覚えていますが、その後のことは…。同じように、金属を集めるとお金になるということで、紐に磁石を結び付け道を歩きながら古釘などを集めてみましたが、そこまででした。みんな、子供のころの遊びの一つでした。古稀を過ぎてもなお、『遊びをせんとや生まれけむ』‼
《ススキの葉陰に隠れるコバネイナゴ 2018/09/02》
《ススキの葉陰に隠れるコバネイナゴ 2018/09/02》